艦隊これくしょん〜ブラック提督(笑)の奮闘   作:SKYアイス

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艦これアーケードの秘書艦は吹雪、名前もこの作品の主人公でやってますよ、やってますとも。

なのに10強が誰もこないってどういう事なの…?漣とか時雨とか響とかは来ても良いよね…?あ、朝潮は来ました。



第20話

食堂での一件が終わった後、提督と横須賀提督は二人で作戦を立てていた。

側には横須賀提督の秘書艦である長門もいる。

 

「相変わらず君は秘書艦はいないんだね」

 

「ああ、言うことは後にしよう…何せ時間がない」

 

「そこなんだけど、時間稼ぎについて聞きたい事があるんだ、私は吹雪ちゃんとは何度も戦ったから分かるけど…君の切り札の子については殆ど知らない」

 

「何だ?呉の提督と付き合いが長い提督にも分からないことがあるのか?」

 

長門が意外そうな顔をして聞くが、実は横須賀提督は提督の切り札と演習を行った事は一度も無い。提督から聞いている事しかしらないのだ。

横須賀の提督は長門にそれを伝えると、納得したように頷く。

 

「今回のような事にしかあいつは使わない…あいつを運用するとこっちの神経が削れるからな」

 

「リスクがあるって事…?」

 

「まぁな、響よりもキツイ…」

 

「あの響よりだと?あいつの動きは味方を混乱させ、作戦に支障が出ると思うのだが…」

 

「だからあいつと朝潮を同じ編成には入れなかった。朝潮にはフォローが得意な神通と木曾を入れてるからな」

 

響ーーその名前を聞いて横須賀の提督は彼女の戦い方を思い出していた。

 

常識が通用しない…言葉にするのは簡単だが、相手にするのは難しい。

中でも思い出す戦い方はー

 

 

「あの子、ランダムシュート簡単に使えるからなぁ」

 

「ランダムシュート?何なのだそれは」

 

「長門は見た事なかったっけ?」

 

「私が見たのは艦載機や砲弾を踏み台にして飛ぶ、夕張に改造してもらった錨を射出して絡みつかせる…他には…自分の魚雷を砲弾に向けて投げて囮にして、撃墜したと誤認させる…後は思い出したく無いな」

 

響の動きはトリッキーな物が多い。他にも魚雷を深海棲艦の口内に放り込んだり、突撃してくる艦載機や仲間の艦載機を踏み台にして、空中戦を繰り広げる等…感娘という存在では考えられない立体的な攻防を可能にしている。

 

これは彼女が他の艦種より小さく素早い駆逐艦だからこそできる芸当でもあり、それを可能にする身体能力の高さが彼女の売りだからだ。

 

ただ強いだけではなく豊富な戦術を駆使して相手を混乱させ、此方にはその動きから多数生まれる戦術を駆使できる事が主な利点となる。

 

勿論他の感娘が彼女についてこられればの話であるが…

 

「ランダムシュートってのは…簡単に言えば回りながら砲撃を放つ技。回るってのは側転の事だよ?何で出来るかは不思議だけどね…」

 

「響が言うには夕張から借りた漫画の戦法らしい。二次文化も馬鹿にはできんからな」

 

「ふむ、という事は呉の提督も嗜んでいるのか?二次文化を」

 

「戦争物のな。偶に参考になる戦術もある…まぁ参考程度だがな」

 

「馬鹿にできないよねー、ロボット系のアニメとか漫画って」

 

「まぁ必要であればそういった物を感娘にも見せてる、漣に教えてもらったあれは価値観が変わったよ。今までは訓練にならないと思ったからな」

 

提督はこういったように感娘から意見を聞いて訓練を効率よく回そうと常に努力してはいるが…

 

(騙されてるよ海色君…だから初雪ちゃんとか望月ちゃんには何も言わないんだね…)

 

休みはない(提督曰く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

 

 

「話を戻そう、問題は奴をどの位置で追撃するかだが…」

 

「うん、偵察はナシ…時間が限られてるからね、君の時間稼ぎは?」

 

「何とも言えないな…あいつに関しては…運が良ければ、だからな」

 

「ん?もしや呉の提督の時間稼ぎは運が良ければ相手は足止めを食らっている…そう言いたいのか?それはどうかと思うのだが」

 

「そうだ、まぁこれに関しては信用して良い、あいつの運は誰にも勝てないからな」

 

「な、何その自信…どこぞのアカ○とか宮永○さんじゃないんだから…」

 

「○風に言うならネ○ー並だが…まぁこの際はどうでも良い。必要なのはどう追撃するかだ」

 

「ちょっ!?ネ○ーってそれ運命変えちゃってんじゃん!何者なのその子!」

 

「………話について行けない…」

 

「と、とにかく作戦はこうだ!」

 

 

そう言って提督は海図を広げる。そこにはとある海域が赤く塗られている。それは例の作戦海域だ

 

「ここにたどり着くのを妨害するのが今作戦の目的だ、長門にも改めて伝えておく…勝とうと思うな。下手をすると轟沈の危険も考えられる」

 

「ああ…確かにそうだ、レ級のフラグシップ…強さは想像できないが…鎮守府を二つ壊滅させたのだからな」

 

「そうだ、その鎮守府は決して戦力が並以下の鎮守府では無かった。にも関わらずだ」

 

ゴクリ、と固唾を呑む音が聞こえた。

 

 

「改めて此方からは第一艦隊に時雨、響、瑞鶴、大井、金剛、日向を。第二艦隊には神通、木曾、島風、朝潮、比叡、○○を」

 

「私からは第一艦隊には長門、大和、武蔵、グラーフ、蒼龍、飛龍。第二艦隊には嵐、叢雲、白露、綾波、熊野、那智を」

 

それぞれの連合艦隊が今、明かされた。

それを聞いて提督は意外な顔をする。第二艦隊には横須賀提督にとっては珍しく駆逐艦が多かったからだ

 

「駆逐艦が多いのが気になる?まぁダメージソースは第一艦隊だし…君には逆立ちしたって駆逐艦の性能は敵わない。だから第二艦隊はサポート用。

火力は低いけど動きは早いよ?熊野と那智も駆逐艦について行けるしね」

 

そう横須賀の提督はニヤリと意地の悪い表情を見せた。

それを見て提督はやれやれ…と内心で思って、簡単な作戦を立て始めた

 

「なら遠慮なく第二艦隊は使わせてもらうぞ?主に牽制役としてな」

 

火力が心許ない駆逐艦には、牽制役の砲撃を放ってもらう事に決めた。ただ威嚇射撃を行いだけでも意味はある。本命の砲撃の命中精度を少しでも高めるために。

加えて此方の第二艦隊もサポート寄りだ、これなら両方の第二艦隊をサポートとして立ち回らせれば向こうのレ級への牽制になるし、艦載機もある程度落とせる筈。

 

 

「よし、簡単だが作戦を立てた…繰り返すが今回は撃退が目的だ。無理はしないでくれよ?二人共」

 

「当然だよ」

 

「当然だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、提督は簡単な作戦を二人に伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

場面は変わり、海域。ここではレ級率いる艦隊がが足止めを食らって立ち往生していた。

 

「ウンガナイナァ…イヤマジデドーナッテンノ?」

 

それは全員の舵が軽い故障。足を止めて修理すれば治るレベルだが、それだけでは無かった。

 

それは、海域の突然の嵐。先に向かっていた同胞が運悪く巻き込まれたのを見た。

強すぎて此方からは様子が少ししか伺えないが、あの強さでは恐らく帰らぬ者となっているだろう

 

「シニガミニデモトリツカレタカナァ?ムコウニトッテハ、コウウンノメガミナンダロウケドサ…コッチニトッテハシニガミダヨ…」

 

レ級は考える。故障してから感じるこの嫌な予感についてを…死神が此方に鎌を向けて、今にも首を狩りそうな感覚を。だがレ級は笑う

 

 

死線なら何度も潜り抜けた。

感娘とも、何度も交戦した。

無論艦娘とも殺りあった。その度に生き残ってきた。

 

そして、今の自分がいる

 

 

 

 

「クルナラキナ、カンムスドモ…ウミノソコガテンゴクダトオモウクライノ………………

 

 

 

ジゴクヲミセテヤルヨ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてレ級は、獰猛な笑みを浮かべた。




多分バレバレだろうなぁ…隠す意味あるかなぁ…
最強の感娘…一体誰なんだろ〜な〜
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