艦隊これくしょん〜ブラック提督(笑)の奮闘   作:SKYアイス

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なんということでしょう、アーケード版のむちゅきがあざとすぎて辛いという事が判明しました。
駆逐艦だけでもやっていけるのがアーケード版の強み。ウチの時雨ちゃんが夜戦じゃないのに戦艦を落としたぜ!
春イベ?き、聞かないで…うち弱小鎮守府だから!

今回は息抜きに番外編を書きました。



番外編其の二

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その感娘は一言だけ言い放つ

 

 

 

 

 

たべりゅ?

 

 

 

 

 

それだけで幾多の提督は堕落した。

 

 

 

 

 

 

その感娘は言い放つ

 

 

 

私がいるじゃない!

 

 

 

 

その一言だけで数多の提督は子供になった。

 

 

 

 

 

また、ある提督は言った。

 

 

 

 

 

世に文月のあらん事を、ドジっ子可愛い、MNBは神からの啓示である等訳のわからない事を。

 

 

少なくとも我らが提督はそう思っていた。

 

 

 

そう…思っていた。

 

 

 

これは、鎮守府の長い長い騒動、その始まりの1日であった。

 

 

 

まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝手に話を書くんじゃない」

 

「えぇ?良いじゃん!提督と秋雲の仲でしょ?」

 

秋雲は提督が業務を行っている最中に遠征の報告、そして今日の訓練の成果を報告しに来たのだが、何を考えたのか少し休憩して鎮守府を見回らないかと言ってきた。

無論提督は一度断ったが、秋雲からある提案を出されたので、止むを得ずに提案を呑むことにしたのだ。

 

「秋雲…本当なのか?」

 

「もちもち、信頼できる人からの情報だよ!今鎮守府で内乱が起こりかけてるんだ!」

 

内乱。それを聞いて提督は頭を抱えそうになってしまう。

日々内乱が起こりえる要因は取り除いてきたと思っていたが、見通しが甘かったようだ。

提督は自分の管理能力を徹底する事を新たに決めて、秋雲に詳細を聞いた。

 

「内容?提督ペロペロ派と提督クンカー派の戦争と、ぽいぽい教とにゃしぃ教の争い、後ビルドストライク二式大艇ちゃんフルパッケージとか言って飛んでいった、かもかも教のー」

 

「待て待て待て!何だその内乱は!」

 

提督が思わずツッコミを入れる程にぶっ飛んでいた内容だった、何だ提督ペロペロ派とクンカー派は、ぽいぽいとにゃしぃ?挙げ句の果てには飛んでいった?何だこれは

 

「提督」

 

すると秋雲が真面目な表情をして提督を見つめる。漣と同じように何時もはふざけてるが、やる時はやるのが彼女。

もしかしたらこれは本当に危険な状況なのかもしれない…そう考えた。

 

「秋雲は真面目。このままじゃ本当に内乱が起こっちゃう。だから明日の鎮守府の運営は休みにして?大規模作戦も無いし、1日だけなら休みを取れるでしょ?」

 

「し、しかし」

 

確かに秋雲の言う通り、取れない事も無い。近頃の海域は大人しく、目立った戦闘も無い…必要最低限の警戒をしておけば鎮守府内限定とはいえ、出撃や遠征、演習も無い基本的なパトロールで終わるだろう。

現に他の鎮守府の休みはそうしているらしい。らしいというのはこの鎮守府ではそういった休暇を取ったことは無かったからだ。

 

「提督の方針は秋雲も理解してるし、納得もしてるけど…詰め込み過ぎも良く無い、何処かでおっきく休まないとまいっちゃうし、今回みたいな事も…」

 

秋雲の言う事も一理ある。そう考えた提督は、考え抜いた末に

 

 

「…………そうだな、お前の言う事も一理ある…その提案は呑もう」

 

休暇を許可した。

 

「うんっ、ありがとうね提督!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(計画通り………)

 

 

提督は秋雲の黒い笑顔を見抜く事は出来なかったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

大本営に許可について連絡したら、何故か喜んで許可をくれた。むしろ1日だけで良いのかと言われる始末だ。

 

「足手まといになってるのだろうか?」

 

思わずそう呟いてしまった。とりあえず提督は今日と明日、大規模な休暇を取り部下をリフレッシュさせる事を決意した。

秋雲が提案してきたのはヒトゴーマルマルだったのもあるが、提督自身も行きたい場所があると思ったからだ。

 

「久々に親方のラーメンでも食べに行くかな…」

 

思い出すのは少年時代から通っていたラーメン屋のラーメン。このラーメンが美味く、余ったスープを半ライスにかけてのりと一緒に食べるのがまた美味い。

 

女性と行く店では無いが、今回の休暇で久々に一人で行ってみようかと思っていた。

 

「いや…この際親方の味を布教するのも良いかもな」

 

だが彼女達は部下でもある。雰囲気も何も無いがラーメン屋に誘ってみても良いかもしれないと思った。ラーメン屋なら雰囲気もぶち壊せると考えたからだ。

これがおしゃれな店なら嫌でも意識せざるを得ないだろうし、ラーメン屋なら大丈夫だろうと思った。

 

「やあ、提督」

 

そう考えていると、日向に呼び止められた。

 

「日向か…放送で聞いての通りだが」

 

「分かってるさ、まさか休暇を取るとはな…最近話題になってる抗争と関係があるのか?」

 

「ま、全く無いって訳じゃないな」

 

やはり内乱は起きている、改めて確信した提督は日向にそれについて聞こうと思った。

内乱…抗争についてを

 

「ふむ、私も詳しくは分からないが…まぁ分かりたくもないが、霧島と私以外の10強も参加するらしいぞ」

 

「…冗談」

 

思わずそう呟いてしまった。

 

「ふむ、提督の冗談…も聞くのは久し振りだな。この休暇で肩の力を抜く事にしたのか?」

 

「まぁ…程々に…全く、誰か誘って食事にもと思ったのだが」

 

「なっ!?だ、駄目だ!新たな争いを生むつもりか!」

 

「ひ、日向?落ち着け!」

 

「す、すまない…兎に角それは他言無用だ!行くならせめて男と行け!」

 

「お、おう」

 

 

日向の慌てように怯みながらも、取り敢えず了承した。

そして二人は暫く会話した後に別れた。

 

 

 

 

 

 

 

「久々にプラモでも作るかな…ビルドフ○イターズよろしく改造でもするか…作るのはやっぱり個人的に好きなA○Eとユニ○ーンを基盤に…」

 

 

 

これから何をするかを考えながら提督は私室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その姿を見ていた者がいたとも知らずに

 

 

 

 

 

 

「青葉、見ちゃいました!聞いちゃいました!」


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