ストライク・ザ・ブラッド ー暁の世代ー   作:愚者の憂鬱

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駄目だ、最近疲れ始めてます。

いや、続けるぞ!

きっと意味なんてないけど、なんとなく続ける!

せめて週一を目指そう。


異次元の真祖編Ⅱー⑥

「……お前は‼︎?」

 

 驚愕と歓喜を織り交ぜたような表情で、巨躯の鬼 フシミヒコは野太刀を構え直した。

 真っ直ぐと見据えるのは、黒髪の槍使い 暁雪菜。

 全快ではない状態であったとはいえ、彼にとって雪菜は、一度敗北を喫した相手である。

 

「くくか……暁雪菜ァ……‼︎」

 

 それ以外の周囲の人間を全て意識から消し去り、ただ眼前の因縁を断ち切らんが為。フシミヒコは全身に力を込めて屈み、今にも雪菜に飛びかかろうとしていた。

 

 されど、はじめに動いたのは意外な人物。

 

「雪菜‼︎」

 

 傍に立つ槍使いの名を呼んだのは、薄い紫のスーツに身を包んだ美女、暁紗矢華であった。

 

「私がアレを引き離すわ、あなたは萌葱ちゃんを!」

 

「! 解りました!」

 

 指示を飛ばして、肩に掛けたギターケースのような物から愛剣『煌華麟』を取り出し、紗矢華は前のめりに駆け出す。

 常人離れしたその脚力は、踏み締めた地面を叩き割り、瞬時にフシミヒコの眼前にまで彼女を運んだ。

 

「何ッ⁉︎」

 

 想定外の人物の、想定外の動きに意表を突かれたフシミヒコは、咄嗟に野太刀を振るって応戦する。

 しかし、腕を振りぬく前に水月に喰らった強烈な掌底打ちに、思わず身体を折り曲げ、体勢を崩しながら大きく後退した。

 

「ぐぬぅッ……!」

 

 その呻きに、美女は僅かに口角を吊り上げた。

 

「あら、見た目の割に頑丈では無いのかしら?」

 

「……お、のれェッ‼︎」

 

 耳を突いた挑発的な言葉に一瞬硬直したフシミヒコが、牙を剥いて上体を起こそうとするよりも前、紗矢華が力任せに振り下ろした『煌華麟』による追撃が無防備な後頭部に直撃した。

 重金属同士がぶつかり合ったかのような轟音と衝撃波が迸り、巨躯が顔面からコンクリートに叩き付けられる。

 されど。

 側から見れば確実に有効打だが、紗矢華の顔は晴れない。

 擬似的空間切断を得意とする『煌華鱗』が敵を"斬れていない"ことが、本来ならばあり得ないことであるからだ。

 

(この男、何かトリックを持ってるわね)

 

 地面に這い蹲る男の後頭部に、目立った外傷が無いことを目視した紗矢華は、突如左脚に強烈な圧迫感を感じた。

 見れば、丸太ほどの太さの剛腕が紗矢華の脚を掴んでいる。

 

「おおおおおおおおおおおおおッ‼︎‼︎」

 

「しまっ……⁉︎」

 

 まるで竹刀を振るうかのように。

 鬼の形相を湛えたフシミヒコが起き上がり、紗矢華を地面に叩き付けようと腕を振り下ろす。

 咄嗟に受け身の体勢を取った紗矢華は、間も無く自身を襲う猛烈な衝撃を想定したが、

 

 一陣の風となって突っ込んで来た黒の槍使いが繰り出す、高速の回し蹴りが、先にフシミヒコの顔面を捉えた。

 

 頭蓋を大きく揺さぶられたフシミヒコは膝から崩れ落ち、紗矢華の脚を掴む力も思わず緩んだ。

 その隙を見逃さなかった紗矢華は、空いている右脚を縦に振り抜いて、正面真下からフシミヒコの顎を蹴り上げる。

 骨を砕く音が、辺りに反響した。

 先刻から立て続いていた頭部へのダメージに、遂に耐えかねたのか。

 フシミヒコは大地を揺らし、やがてその巨体を仰向けに倒した。

 

「雪菜! 助かったわ」

 

 フシミヒコの腕を振り払い綺麗に着地した紗矢華は、無二の親友へ声を掛ける。

 

「萌葱ちゃんは古城さんに預けてきました。傷も既にほぼ塞がっています」

 

「そう……良かった……」

 

 ほっと胸を撫で下ろし、紗矢華は直ぐに武器を構え直す。

 鬼は、依然戦意を喪失していない。今にも起き上がらんと身体を震わせている。

 しかしそこで、傍の雪菜の表情がおかしい事に気付いた。

 怒り、焦燥、そして不安。

 幾つかの負の感情が綯い交ぜとなったその顔は、まるで今にも泣き出しそうな子供のように、紗矢華の瞳には映った。

 

「……この男は、結界を解除する方法を持ち得ているでしょうか……」

 

 雪菜が、血が滲まんばかりに愛槍『雪霞狼』を握りしめている。

 その視線は、すぐ側に聳え立つ漆黒のドームに向けられていた。

 意図を察するまでも無く、それは紗矢華にだって分かっていることだ。既に事のあらましは、大凡予測がついている。

 

 "あの子たちは、結界の中にいる。"

 

「一刻も早く撃破しましょう、紗矢華さん。あの子たちを……助け出す為にも」

 

「勿論。誰の娘に手を出したのか、すぐに思い知らせてあげるわ」

 

 二人の視線の先で。

 顎骨を再生させながら、フシミヒコはゆっくりと起き上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 古城は血塗れの萌葱を抱えて、人智を超えた者たちの戦闘から距離を置いていた。

 今や、金属のぶつかり合う音や爆発音は、民家を何十軒も隔てた向こうから、僅かに響いてくるだけである。

 

「……おと…さ………」

 

「あんまり喋るな、傷に障る」

 

 抱きかかえた腕の中で苦しげに呻く娘に、古城は静かに告げた。その顔は、悲痛に歪んでいる。

 傷の治りが遅い。

 無尽蔵の再生力は、吸血鬼のアイデンティティーの一つである。萌葱が仮に胸元を斬り付けられたとして、普段ならば、一瞬とまではいかずとも数分で完治するはずだ。しかし、実際に喰らったのは数分前の攻撃を、萌葱は今もなお治癒し続けている。

 

(……あのデカい男、魔術も使うのか。流石に面倒だな……)

 

 恐らく、武器に施された何らかの魔術的な力が、再生を遅延させているのであろう。直ぐにでも解呪しなければ、何が起こるか分からない。

 幸いにも、現状『危険』と断定できるものは周囲に無い。

 離脱させるなら今だ、と古城は考えた。

 

「専門家に見せたほうがいい……入江さん‼︎」

 

 名前を呼ばれた、防弾チョッキや自動小銃などの装備に身を包んだ女が、古城の後方から駆け寄ってくる。

 入江 雅。

 アイランドガード最高責任者 巻島の右腕と呼ばれる、現役の女性戦闘員である。

 

「萌葱を頼む」

 

「御命令とあらば。このままヘリまで運びますか?」

 

 古城の隣に立った入江は、ゆっくりと丁寧な動きで、萌葱の身体を受け渡された。

 

「ああ、そのまま直ぐに病院に運んでくれ。それから、解呪師の手配も」

 

「……了解しました」

 

 入江の凛とした表情に、僅かに緊張の色が浮かぶ。普段は冷静沈着、与えられた任務を黙々とこなす麗人も、皇帝の力強い依頼の意思を過敏に感じ取っていた。

 古城の言葉の通り、少し遠くにある、上空のヘリが垂らしている梯子を登ろうと、入江が踵を返した時。

 腕を組んで難しい表情をしていた古城の裾を、何かが引っ張った。

 古城と入江が、同時にそれに気付く。

 そこには、萌葱が大きく肩を上下させて、必死に古城の腕を掴んでいる姿があった。

 

「萌葱⁉︎」

 

「お嬢様‼︎」

 

 まさに、息も絶え絶えといった風貌で、口を小さく開閉している。

 あまりにか細いその声を聞き漏らさぬよう、古城は萌葱の口元にゆっくりと耳を寄せた。

 

「ごめん、おと……さん…。私…なにも、できなか…た」

 

「……‼︎」

 

「中に……れい、なたち……が、いる、の…」

 

 萌葱の指に、一層の力が入った。

 苦痛。不安。

 そして何より、悔恨。

 妹たちを守ろうとしたのに、目的を達成できず、結果として助けられてしまったのは自分であった。そんな事実への想い。

 

「やっぱり、私た…ち…、弱いのかな……」

 

 自らの非力さを悔やみ、萌葱の目には涙が浮かんでいた。

 

「おと…さ…の側に、いちゃ…ダメなのかな…」

 

 その言葉に、思わず鋭く息を飲んだ。

 憶えていたのか、と。

 古城は遠い昔の記憶、娘たちと撮った唯一の写真のことを思い出していた。

 暁 古城が吐き出した想い。

 暁 凪沙が言った言葉。

 何てことはない日常の、何てことはない一幕。

 当時五歳であった萌葱は、きっと彼女にとっては些細な出来事だったはずのそんな想い出を、未だ鮮明に記憶していたのだ。

 

『ずっと……ずっと側にいてあげて』

 

 気が付けば、古城は思わず萌葱の手を強く握り返していた。

 

「……そんなことねぇ……!」

 

 いつぶりかも分からない、温かい雫が頬を伝うのを感じていた。

 

(俺は大馬鹿野郎だ……‼︎ 傷付けるのが、傷付くのが怖かった。全て俺が招いた結果だ‼︎)

 

 きっと萌葱は強くある為に、妹たちを守るために、強大な敵に立ち向かったのだろう。

 あるいはその妹たちも、すぐ近くの漆黒の闇の中で、今なお強くあろうとしているのかもしれない。

 孤独な父の、側にいてやれるように。

 やり場の無い憤りが古城の中で暴れ回る。

 他でもない、自分自身への憤り。

 

「一緒だ! ずっと……一緒だ」

 

 叫ぶように、絞り出すように、想いを紡ぐ。

 それを聞いた萌葱は、安心したのか。ふわりと儚い笑顔を見せた後、ようやく全身から力を抜いて、気を失ったかのように眠りについた。

 

「…暁様……」

 

 消沈した声で、入江は古城を見た。

 古城は深く俯いたまま、袖で顔を拭う。

 やがて顔を上げた時、そこには泣きべその皇帝の姿など見る影もなかった。

 

「……入江」

 

「‼︎ はっ‼︎」

 

 その威厳に満ちた声色に、入江も思わず一瞬で表情を引き締めた。

 古城の顔は、強い意志を感じさせながらも、どこか穏やかな表情を浮かべていた。

 まるで、悟りを開いたかのような、晴れやかな姿である。

 

「周辺の避難状況は?」

 

「八割方完了しております!」

 

「……そうか」

 

 応えるやいなや、古城は着ていたスーツの上着を脱ぎだした。

 無造作にそこらに投げ捨てて、下に着ていたシャツの袖も捲る。

 

「……暁様?」

 

「久々に本気で戦う。早いとこあの黒い結界を破らねぇと」

 

「……は、いや、しかし……そうしますと民間の被害が……!」

 

「大丈夫だよ、もちろん此処では戦わねぇ」

 

 慌てて受け答えする入江を他所に。

 古城は腰に手を当て、すぐ側に聳え立つ黒壁を見上げる。

 

「ここでは、な」

 

 そして再び視線を戻し、入江を見た。

 

「『空隙の魔女』を呼んでくれ」

 

「……は、」

 

『空隙の魔女』南宮那月。

 一流の攻魔官にして、古城たち元彩海学園高等部の教師であった女性だ。

 彼女は暁の帝国建国にも携わり、現皇室の面々と共に多くの困難を退けたが、現在は表舞台から姿を消し、その後の行方も知れていない。

 

 以上が、一般に閲覧ができる情報に記された、『空隙の魔女』についての内容。

 深い事情を知らない入江は、古城の口から予期せぬ名前が飛び出したことに混乱していた。落ち着いた印象を与える整った顔立ちが、訳も分からず強張ってしまう。

 無理もないことであった。

 南宮那月の名前は、最早暁の帝国全土において、伝説の中にしか存在しないものなのである。

 しかし古城は、さも当たり前のような顔で言葉を続けた。

 

「浅葱か優麻、あとは結瞳か。電話番号はこの中の誰かに聞いてくれたら解る」

 

「? ⁉︎ ⁇ は、は?」

 

「なに、あの人のことだ。元教え子のお願いなら、なんだかんだ文句は言いつつも、きっと応えてくれるさ」

 

 皇帝 暁古城は、童心に帰ったかのように悪戯な笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 衝突。

 

 衝撃。

 

 轟音と共に、砕けたコンクリートの破片が飛び散る。

 

「紗矢華さんっ‼︎‼︎」

 

「解ってる‼︎」

 

 振り下ろし、突き、前蹴り、斬り払い。

 住宅街を抜けた、小さな自然公園の中。そこで、人智を越えた高速の攻防が繰り広げられていた。

 紗矢華がフシミヒコの正面左側、雪菜が正面右側から、高速で攻撃を繰り出しながら肉薄していく。

 フシミヒコはそれに合わせて段々と後退していくが、攻撃自体は全て受け切っていた。

 

「かかかかカカカ‼︎‼︎ なんと言うことはない‼︎ 二人掛かりだと言うのなら、己れが二人分の攻撃に対応したら良いだけのこと‼︎‼︎」

 

「うっさいわね、どんな、理屈、よッ‼︎」

 

 事実、フシミヒコの動きのキレは先刻の戦闘開始時よりも、何故か格段に上がっていた。

 まさか本当に"対応"したとでも言うのか、と紗矢華は苦々しげな表情で連撃を繰り出していた。

 

「嬉しい誤算だ! まさかお前たちほどの使い手が複数いるとは‼︎‼︎ 先ほどは少々面食らってしまっていたが、これよりは一切、見苦しい姿は見せんぞ‼︎‼︎」

 

「だからうるさいのよ、アンタ‼︎」

 

「……フッ‼︎」

 

 短く息を吐いて、雪菜が『雪霞狼』を突き出すも、フシミヒコは難なくそれを躱す。

 

「速い…やっぱり勘違いじゃない! 今まで手を抜いていたっていうことですか……‼︎」

 

 雪菜は戦慄した。

 顎を砕いても即再生する生命力。

 真祖の眷属二人掛かりでも仕留めきれない武術。

 前情報で知ってはいたが、かつて雪菜が一度闘った時、この鬼は万全ではなかった。

 まさか、これが真の実力だというのか。

 

「不味い…あまり戦いを長引かせたら…‼︎」

 

 "手遅れになってしまうかも知れない。"

 

 じわり、と。雪菜の額に焦燥の念が滲み出す。

 現状、雪菜と紗矢華は、彩海学園を覆う謎の結界の効力、正体を知らない。

 しかし、中の様子が全く分からない以上、何が起きていても不思議では無い。そう考えたからこそ、二人は眼前の鬼を打倒することに急いているのであった。

 

「そらッ‼︎‼︎」

 

「ッく‼︎」

 

 危うく紗矢華の脇腹を掠めかけた野太刀を、雪菜が槍で弾き飛ばした。

 

「紗矢華さんッ。気を付けて‼︎」

 

「ごめん、雪菜!」

 

「ほうほう、仲睦まじいなァ、長い付き合いなのか? 暁 雪菜」

 

「……ッ‼︎」

 

 雪菜は常に紗矢華の動きをカバーすることに重きを置いていた。紗矢華に隙が出来たら敵の攻撃を代わりに防御、余裕がある時に自身も攻撃を繰り出す。

 しかし、混戦している三人の中で割と余裕を持っていた雪菜だけが、あることに気付いていた。

 野太刀が獲物を捕らえ損ねて、地面を抉る。

 剣が逸れて、民家の生垣を破壊する。

 槍が振り回されて、電柱を切り倒す。

 ここ数分の間続いていた戦闘が、住宅街に明々と爪痕を刻み始めていたのだ。

 

(このままでは、街にも住民にも被害が拡大する……! 避難警告は既にアイランドガードに依頼済みだけど……!)

 

 国を護るべき攻魔官。しかも皇帝の妻ともあろう者二人が、揃いも揃って大量破壊行為に加担してしまったとなれば、流石に弁明の余地がなくなってしまう。

 古城が国民から圧倒的な支持率を得ているとは言え、それは反抗勢力がゼロという訳ではない。少数ながらも、彼らは確かに存在しているのだ。

 何よりも、罪のない人々が巻き添えで命を落とすなんてことがあっては、当の本人たちにも看過できることではなくなってしまう。

 

「何をつまらない事を考えておるのだ、暁 雪菜」

 

「‼︎⁉︎」

 

 考え事をしている内に集中力を削がれたのか、この時雪菜はフシミヒコが放った野太刀の一撃に、僅かに反応が遅れた。

 刃が、無防備な構えの雪菜に殺到する。

 

 避けられない。

 

 加速した思考の中で、ゆっくりと近づいてくる死を目の当たりにした雪菜はそう悟った。

 

(………零菜……、)

 

 脳裏に愛娘の姿を思い浮かべ、兇刃が首筋に飲み込まれていく様を想像。

 

「……ごめんね、零菜」

 

 普通に愛してあげられなかった。

 駄目な母親だった。

 娘を想い、体から溢れたのは、その場には居ない人間への謝罪の言葉と、一粒の雫。

 

(結局、あなたに、謝れなかった……ーー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「らしくねぇぞ、馬鹿」

 

 死の運命を切り裂いて。

 緋色の双角獣が、フシミヒコの身体を側面から吹き飛ばした。

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 




なんか新作書きたい……。

そもそも皆さんは作品を書く時どうしてますか?

やっぱり時間をかけてじっくり推敲して、そんでもって一話8000字とかの方がいいんでしょうか。


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