「…………ぅん………む?……ここどこだ?――俺はいったいなにして………………………あぁ~、転生したんだっけ~。ふむ、どうやら、転生?成功したの~かな?」
俺はひとりブツブツと何処かの部屋で呟きながら、部屋の中を見渡していた。
…………ん?なんか、声が女の子の様な高い声が聞こえたんだけども…気のせいか?
「あぁ~♪あ~♪」
……ふむ。どおやら気のせいではないようだ。てか、おれはいったいどんな姿に……
すると、部屋の隅に大きな長方形の鏡があったので、俺はその鏡を見た。すると、そこに写っていたものは―――
あの、“C3-シーキューブ-”にでてくるヒロインのひとり、フィア・イン・キューブその人だった。
「…………ん?……んん!?……ど、どういう事ですかぁぁ!?な、なんでフィアが鏡に!…………いや、まてよ…まさかぁ………」
俺は両腕を上げてバンザイした。すると、鏡の中にうつっているフィアもバンザイする。今度は違うポーズをとると、同じポーズをとった。更に、いろいろ体を動かしながら、いろんなポーズをやってみたが、どれもまったく同じ動きで同じポーズをしていた。
………………うん。
「まさかの、姿がこの人なのねぇ………」 ガクッ orz
俺がひとり嘆いていると、ふと目の前に、一枚の半分に折り畳まれた紙があるのに気がついた。
俺はそれをとり開いた。
『やぁやぁ、久しぶりじゃのう。オーディンじゃ。この手紙を読んでいるということは、転生は無事に成功したようじゃの!……たまに失敗して次元の狭間に落ちる時があるから心配したのじゃが、よかったぞい。
どうじゃ?その姿は驚いたかのう♪
お主はそのキャラが好きなようじゃったから、その姿をチョイスしたぞい。
あ、因みにその姿ではわからないじゃろうが、男の子じゃぞ。――いや、男の娘じゃな!
男の娘の仲間入り、おめでとう!!』
ここで手紙?の内容は終わっていた。それも、最後の行の文字だけ出かでかと太字で書いていたのだ。
死ね!オーディン!!何が男の娘の仲間入りじゃい!どうせなら、何故いっそのこと普通の女の子にしなかったし、男の娘じゃないていいじゃないか!
すると、その手紙の下にもう一枚の手紙らしきものが落ちていた。
「えぇ~と、次はなに?」
『まぁ、冗談はさておき……、お主には“トランス能力”があるからのう。この能力は、原作同様、体をいろんな武器に変えることも、サイコダイブすることも、別の姿になることもできる。それに、自身の体を変換することも、別人に変身することも可能じゃが、性別や種族そのものも、変換することができるようになっておるぞい。ざっくり説明すると、どんな姿にでもどんな物でも変身することができるってわけじゃな。
次に、呪われた武具や伝説の武具に関しては、お主の脳内に情報をいれておるので、脳内検索の能力を使い探してみておくのじゃ。更に、お主の身体能力じゃが、この世界にいる“シュタイン博士”という人物のレベルまで上げたぞい。因みに鍛えれば鍛えるほど強くなるから、世界最強も簡単になるじゃろうな。
更に特別に、お主が前世でハマっていた“東方project”というゲームの登場人物の“程度の能力”を全て使えるようにしておいたから、存分に使うがよい。
あと、その“程度の能力”のひとつであるスキマにはお主の知っている、呪われた武具と伝説の武具を幾つか入れておるので、存分に使うがよいぞい。因みに其々の武具にある“呪い”や“デメリット”はお主には効かぬし、“制限”もないので完璧にその武具の力や能力を引き出し扱える事ができるぞい。因みにこれは呪いや伝説の武具だけではなく、この世に存在する全ての武具に当てはまるぞい。 ちなみにじゃが、呪われた武具を含めた伝説の武具に関しては、お主の記憶にあるアニメやゲームやライトノベルといった、二次元の世界に存在する武具じゃから、もし造りたいものがあれば、部屋の中にある本棚に武具を造るレシピ本があるから、それを見ながら、“ドラクエ”に出てくる“錬金釜”が部屋の中にあるので、それを使いいろいろ造ってみるとよいぞ。
最後に、狂気に関してじゃが………この世界に狂気を与え、恐怖のドン底に叩き落とした“阿修羅”という人物がいるじゃろう?その人物が持っている狂気を調べたのじゃがのう………。実は、お主の今の姿である“フィア・イン・キューブ”と比べると、桁違いに狂気が少ないのじゃ。つまり、別に狂気事態はお主の方が上じゃから阿修羅の狂気は効かないのじゃよ。
それでも、一応、狂気の共鳴をしては面倒なので狂気の無効化を付けたが、付けても付けなくても、呪われた武具であるお主事態に効かぬの思っておるが、用心はすることじゃな。
ちなみに何故、“阿修羅”の狂気と“フィア・イン・キューブ”の狂気がそれほどまでに差がひらいておるのかと言うとな? まぁ、理由は至極簡単でのう…生きて狂気を含んだ数が、たったの数十年と数百年という歴史の差が一番の勝因なのじゃな。そもそも、フィアという呪われた武具 事態は、阿修羅と違い人の手によって呪われた武器と化した物じゃ。そもそも最初から生きた人ではなかったから阿修羅の様に退治され封印される事がなく、更にその者が持っておる“呪い”のせいで、フィアに触れた所持者達はひたすら人を無差別に殺しており、その殺された者の怨念が数百年も溜まれば、イヤでも“阿修羅”程度の狂気を超えるわい。たったひとりが生んだ狂気と数えきれない程の多くの人々の怨念から出来た狂気と比べれば、そりゃ~勿論、後者が勝つだろうのぅ…。
まぁ、そんぐらいじゃな。あと、いまは原作開始から十年前じゃから、その間に鍛えるとよいぞい。
お主には血の繋がった家族がその家におるからのう。あとで見に行くとよい。これを読めば生まれてから今の時までの記憶を思い出すぞい。
あぁ~、あと、お主の両親は武器職人と相棒の武器でそんな二人の間に生まれたお主は武器職人であり武器でもある、ハイブリットじゃからな。ちなみにじゃがお主の事を転生者だということは知っておるぞい。
ちなみにお主の両親は“死武専”におる“死神”とは旧知の仲じゃから、死神とお主は知り合いじゃな。
それでわのぅ~。いい忘れておったが、ここはお主が見たことのある“ソウルイーター”だが、原作とは関係のない、“ソウルイーター”と似たような世界じゃからのう。……といっても、まったく同じじゃが、さっきも言ったが原作とは関係がないので、お主の好きなようにしてよいぞい。それでは、第2の人生存分に楽しむのじゃ!
ちなみにじゃが、手紙を全て読み終えると消えるぞい!』
ボウッ!
俺が読み終わると、手紙が燃えた。…………てか、チートだぁ~。超チートだぁ~。……怖ぇ~。
まぁ、オーディン様。本当にありがとうございます!
そんな事を思っていると、いままでの記憶が甦ってきた。
「……さてと、取りあえず自由に家のなかをうろちょろしておこうかな~♪」
こうして、俺の新たな人生(転生後)がいま始まるのだった。
てか、次元の狭間に落ちるとか…、怖いなおい!?