僕と天狗の取材録   作:彩風 鶴

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注意
・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・今回はかなりの説明回となっております。そんなもんみたくねぇんだよ○ね!!。って方は後書きで簡単に説明しますので全力で下にスクロールしてください。
・あややを食べたいです。はい。性的な意(殴打
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!


5章 5話~進展~

「で、.........なんであんた等までついてきてるのよ.....。」

咲夜さんの冷たい視線が刺さる。

僕は申し訳ない気持ちで苦笑いを浮かべる。

文さんはクスクスと笑いながら、

「まぁまぁ、良いじゃないですか。こっちの方が面白そうですし。」

「基本原動力はそこなんですね。」

僕が呆れたように文さんに言うと、文さんはふざけるように

「そんな褒めないで下さい。」

そう言った。

咲夜さんは無言で鋭い視線を送り続ける。

しかし文さんには無駄だと悟ったのかため息を一つつき、パチュリーさんのもとへと歩を進めた。

 

 

「悪いわね、仕事中に。」

「いえ、とんでもない。それで......分かったのですか?」

「えぇ...まぁそれらしい情報は見つかったわ。」

お決まりの会話の後パチュリーさんが手に持っていた本へと視線を移す。

そしてその後に僕たちを訝しげに睨んで。

「で、この天狗とその助手はなんなの?」

そう冷たく呟く。

文さんはどうも。とヒラヒラと手を振る。

僕は.........天狗の助手は...どうすればいいか分からず、もはやお得意の苦笑いを浮かべた。

パチュリーさんは不満そうに顔をしかめると咲夜さんに

「続けて良いかしら?」

そう訊いた。

「はい。気にせずお願いします。」

咲夜さんの答えにパチュリーさんは短く頷くと続けて話し始めた。

 

「魂ですか.........。」

咲夜さんが手を顎に当てながら呟く。

なんだか展開についていけなかったがここでどうにか理解が追いつく。

どうやら咲夜さんはパチュリーさんにアンネさんのことについて調べてもらっていたらしい。

そしてパチュリーさんが言うには彼女のあの状態は、

 

『魂』が抜けてしまった状態。

 

だそうだ。

魂。最近一度聞いたことあるような...ないような......。

僕は必死で思い出そうと頭を抑えるがどうしても思い出すことはできなかった。

聞いた気はするんだけど.........。

 

僕が悶々と悩んでいるのを気にせず文さんはパチュリーさんに質問をぶつけた。

「そういえば......古い文献で見たことがあるような気がしますね...。それでも詳しくは書いてなかったんですが具体的にはどういう状態なんですか?」

文さんにしては珍しく真面目な質問だった。

 

「......。まぁ、どちらにせよ話さなきゃいけないでしょうし...。」

パチュリーさんは面倒くさそうにため息を一つつくと、僕たちをしっかりと見据えて説明を始めた。

「いい?生物は二つの概念でできあがってるの。一つは体。そしてもう一つは魂よ。この二つが在ることによって始めて『生きる』ことができるの。ただ、この二つの概念の重さは等しいわけではないわ。一般的に言われる『死ぬ』というのは概念のうちの体が壊れてしまうことを指しているのよ。」

 

パチュリーさんはなおも話し続ける。

 

「この概念の、体というのはいわば料理という名の魂をのせる器のようなもの......。器が壊れればそこに料理をのせておくことはできないわ。こぼれた料理はそう時間を経ることなくダメになってしまう。つまり、体が壊れてしまえば、それは魂が壊れるのと同じことなの。」

 

もう暫く前から頭が着いていけていないがなおもパチュリーさんは続ける。

 

「ただ、壊れるのが魂ならそれは、『死ぬ』ということではないの。まぁ、限りなく死んでいる状態に近いけれど...。魂のみが壊れたならばそれは理論上はただの人形になってしまう、ってこと。生物の記憶や能力なんかは魂が司っているわ。だから一度魂が壊れてしまえば恐らく、その人が還ってくることはない。といえるわね。」

 

頭の中で色々なワードが飛び回る。

もう正直なところ僕にはちんぷんかんぷんだった。

文さんと咲夜さんも似たようなものなのか渋い表情を作っている。

文さんが眉をひそめながら苦しそうに言葉をひねり出す。

 

「あー......。とてもわかりやすい説明感謝します。ただ...、読んでくれてる人が8割減りましたよコレ。」

読んでいる人とか聞こえたけどちょっと何言ってるか分からないのでスルーしておこう。

「わかりやすく3行にまとめてもらえます?」

文さんがかなりきつい注文をする。

パチュリーさんは数秒間をおいて、

 

「・人は魂と体で形成されてる。

 ・体が壊れると魂も壊れる。

 ・魂のみが壊れれば生物は人形のようになる。

 ・大まかに言うとこんな感じね。     」

 

文さんは少しだけ黙って、

「最後の行は要ります?」

呆れたようにそう言う。

その後、「はぁ...。最初からそう言ってくれれば楽だったのに。」

そうボヤいた。

 

「それで、それが件の彼女と何の関係があるんですか?」

続けて言った文さんにパチュリーさんが明らかにげっそりした様子で

「あなたねぇ......話聞いてなかったの?」

顔をしかめる。

 

「すいません。どうにも難しい話は苦手なもので...。」

文さんが笑うとパチュリーさんはため息を一つつく。

そしてまた仕方なく話し始めた。

 

「まず、さっきの3行の説明は分かったわね?」

4行でしたけど...。という文さんのつっこみを無視してパチュリーさんは続ける。

「それで、件の彼女はおそらく、説明で言うところの、魂が抜けた状態。つまり人形のようになっていると思われるわ。」

人形......。

その単語とアンネさんの姿を思い出し僕は身震いをした。

 

「.........。」

文さんが考え込む。

やがて、口を開く。

「先程もそうでしたけど、『魂のみが壊れる』ことに関しては《おそらく》とか《思われる》とか《理論上》と、なんだかハッキリしないしゃべり方なのは何故です。」

パチュリーさんは文さんの指摘に黙り込む。

そしてたっぷりと数秒の間を経て、

「あり得ないからよ。」

そう短く、暗く呟いた。

「あり得ない......とは?」

咲夜さんがどこか不安げに尋ねる。

 

「先程から言ってるように生物は二つの概念、魂、体。によって形成されているの。そのうち体が壊れてしまうことを、一般的に《死》と表現されるわ。死ねばそうしないうちに魂も土に還ってしまう。ただ、生物の体は脆いからとても簡単に壊れてしまう。逆に魂は宿った体と強く結びついているわ。物理的に引き離すことは不可能といえる。」

「じゃぁ、何故人形のようになってしまうと?」

文さんのもっともな疑問にパチュリーさんはふぅ。と一息を着くと。

「古い文献に......こうあったわ。」

手元にある本を一冊開いて僕たちに見えるように向きを変える。

 

文さんは真っ先に本をのぞき込み眼で文章をサラサラと追うと、

「なるほど............。」

顎に手を当て呟いた。

続けて咲夜さんが本をのぞき込む。

「.........。」

咲夜さんも文さんと似たような反応を示した。

続けて僕も.........。

「............。」

にこやかな表情を浮かべ額に冷や汗を浮かべる。

目の前の本には僕の人生では一回も目にしたことのない様な文字がズラズラと列をなしていた。

 

「まぁ、こんな感じね.......。」

「え!?」

全員が見終わったからかパチュリーさんが本を元の位置に戻す。

「長年記者として活動してきましたけどこんな話を聞いたのは初めてですね......。」

文さんが、神妙な面持ちで呟く。

咲夜さんは依然として黙っている。

「あ!あの......。」

「まぁ...実際にこんな事例があったみたいなのよこの本以外にも数件...。」

僕の呟きを無視してパチュリーさんが言う。

「で、原因は判明していないのですか?」

「えぇ。どの文献にも。」

文さんの質問にパチュリーさんは首を振った。

「う~ん......。」

文さんが唸る。

「き!聞いてください!。」

さっきよりも少しだけ口調を強めて僕が言う。

それに驚いたように三人が僕の方へ振り向いた。

「何?」

パチュリーさんが尋ねる。

しどろもどろになりながら僕は答えた。

「あぁ...ええと。その.......。さっきの本なんですけど.........。」

「さっきの本が?」

文さんが続きを言うように促す。

そして促されるままに僕は

「その......なんて書いてあったんです?」

そう尋ねた。

 

 

「まぁ、確かにかなり前に使われてた文字だし鞘が分からないのも無理はないわね。」

落ち込む僕に咲夜さんがフォローするように言ってくれた。

「正確には古い時代の吸血鬼の言語ですがね...。」

文さんがそう補足する。

そう言えば紅魔館の主の女の子は吸血鬼だったっけな......。

僕がのんきに考えているとパチュリーさんが簡単に説明してくれた。

「さっきの記事は大昔の新聞みたいな物なんだけど、それによると。数十年前にも今回と似たようなことが起こってるのよ。妖怪が急に呻き声を上げはじめたかと思うと『魂が...。』と呟きながら人形のようになり動かなくなってしまった。ってね。」

「......なるほど。」

僕がこう呟く。

「他にも同じような事例がいくつかあったわ。でもいずれも解決には至ってない......。」

パチュリーさんはこう締めくくった。

やはり僕の頭の中では『魂』という単語が引っかかる。

どこかで聞いたような......。

 

「う~ん......彼女の状態は分かっても状況は良くはならないですね.........。」

文さんが考え込むように自分のこめかみをペンで抑える。

「なにか......ほんの些細なことでも手掛かりになるようなことは?」

咲夜さんも似たような仕草をしながら尋ねる。

パチュリーさんは少し間をあけて。

「そう言えば......!」

そう呟いたかと思うと、机の上に連なる本をかき分けて一冊の本を探し始めた。

その光景を僕は呆然と見つめる。

数秒後......。

「あったわ!」

パチュリーさんが一冊の本を取りだした。

そしてページをぱらぱらとめくって、机の上にバンッと置いた。

 

「この本によると、約130年前の事件では一種の病として処理されているようよ。......まぁ、根拠のないこじつけだとは思うけど......。」

パチュリーさんは本の一文を指さして言う。

相変わらず書いてある文字は全く読めない。

「こじつけだとしても何の行動もしないよりはましです。病......となると...。やはりあそこでしょうか......。」

文さんが楽しそうに言う。

咲夜さんは疲れたように、

「まぁ......あそこでしょうね......。」

文さんに肯定する。

 

かくして僕たちは《あそこ》に向かうことになった。

 

 

 

 

 

.........どこ?。

 

 

 

 

      続く......

 

 

 




どうも!!彩風です!最後まで見て下った方ありがとうございます!!

さてさて!5章も終わり......。
異変に向けて踏み出しましたが.........。
シリアス展開はいったんお休みし、次のおまけはまったり回にしようと思っています。

さて!いつも通り、ここから余談となります。

これは大分前の話なのですが......。

引きこもり彩風が久しぶりに外出。
雑貨屋をぼっちでぶらぶらしていると......←結構不審者

「眠...。」
肩トントン
「?」
振り向くと、
「お兄ちゃん......。」
「え?」(歓k...困惑)
その後ちょっとだけ固まるとすぐに
「ご、ごめんなさい!......。」
タッタッタッタ。


おわかりいただけただろうか?

彩風はどうやら幼女にお兄ちゃんとして認めらr......。

待って!110番はやめて!冗談ですから!!。

ふぅ。まぁとにかく人違いとはいえ幼女に話しかけられました。
......うへへ~。

しかも彩風好みの短めの黒髪で癖っ毛という......。

こんなこと思い出してたらあの子のお兄ちゃんに嫉妬してきました...。
裏山しい......。
彩風にも妹がいたらなぁ...。


うへへ~........。




......次回もゆっくりしていってくださいね!


忘れてました......。
後書きで説明入れるんでしたね......。
ええと...、それでは簡単なまとめを...。

・抜け殻になった紅魔館のメイドはパチュリーの推測によれば『魂』が抜けてしまった状態。
・生きている物は『魂』『体』の二つの概念で構成されている。
・一般的に『死』と呼ばれるのは二つの概念のうち『体』が壊れてしまうことを指す。
・体が壊れれば魂もすぐに壊れてしまう。
・『魂』のみが壊れることは死とは少し違い、『体』は壊れないため人形のようになってしまう。
・しかし『魂』と『体』は強く結びついており『体』だけ壊れることはあっても『魂』のみが壊れることは理論上あり得ないといえる。
・しかし過去に『魂』のみが壊れる事例がいくつかあった。
・あややが可愛い。

多分こんな感じだと思われます。
正直自分でも混乱しております!(大問題)
と、とにかく!次回もゆっくりしていってくださいね!。
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