・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・テストなんて知らない...テストなんて知らない......!!。
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!
「よいっしょ.........」
僕は数冊の本を風呂敷に包んで抱えた。
服装はいつもの物ではなく白玉楼の取材で人里に来たときと同じく...着物を身につけていた。
しかし、前の時と少し違っていた点があった。
「なんだか......ちょっと...派手、じゃないですか?」
僕が恥ずかしさに声を小さくして呟くように言う。
「いえいえ。女の子ですしそれくらい普通ですよ?」
文さんは顔をこちらに向けることなく手元の資料に視線を送る。
文さんの言葉に僕はもう一度よく...自分の格好を確認する。
......確かに...。文さんの言う通り、女の子なら着ていても何の不思議もないような程度の派手さだが......。
ぼ...僕には似合わないし......んん...。ええと.........。う~ん......。
僕が落ち着かない様子で着物のいろんなところを身を翻したりしてよくよく見る。
「よく似合ってると思いますが?」
文さんは気を遣うように僕に言ってくれる。
「そ...そうですか......!」
気を遣ってくれたお世辞なのだと分かってはいてもついつい表情がゆるんでしまう。
「えぇ...。やはり鞘は女の子なんですね。」
文さんはそう笑った。
「え...!ど!どういう意味ですか!?」
そんなやりとりを経て僕は人里へと向かっていった。
人里へ向かう途中。
いつものパターンならもうそろそろチルノちゃん達が現れるのかな......。
なんて考えながら僕は道を歩き続けていた。
すると.........。
「あ...あの木!。」
ふと、一つの木が目に留まる。
前...博麗神社の宴会の時にも気になった木だ。
.........やはり、何か違う。
この木だけ...。
見た目は他の木と大した違いはないけど...。
この木だけ...他のものとは明らかに違う......何か...。
「なんなんだろう。」
僕はその木へと近づいていく。
そして近くで木をじっくりと観察する。
盛り上がった根っこや、幹の隅々まで...。
「.........。」
見れば見るほど普通の木との相違点が見あたらない。
じゃぁ、この違和感の正体は......。
僕は納得行かない気分に「う~......」と唸る。
すると.........。
『誰だ。貴様?』
「え?」
思わず間抜けな声が漏れる。
明らかに声が聞こえた。
聞き間違いなんかじゃない......鮮明に...しっかりと.........。
『誰だ?』
って.........。
そして、その直後。さらに不可解な現象が起こった。
「た...多分この木からの声.........ひゃぁぁぁあああああ!!!???」
盛大な叫び声をあげたのは...べつに木が喋ったからってわけではない。
無論目の前にどこぞの烏天狗の新聞記者さんがいたからでもない。
理由は......。
「ひ...ひ......光って...る?」
何の変哲もないはずの木が光り出したからだ。
幹の真ん中あたりにぼんやりとした黄色の丸い光があった。
「な...なな......何だろうこれ.........。」
今までの僕なら数秒で逃げ出していただろうけど...今の僕はそれなりにこういうことに関しては耐性があるんだ!。
僕は自分に半ば言い聞かせるようにして光へと近づく。
意識しないうちに手に力が入る。
緊張で若干手が震えていたが気にせず僕は手で光っている幹にさわった。
どこかのお伽噺ならパカーンと割れて中から女の子が顔を出すのかもしれないが、僕の記憶が正しければこの木は竹とは違うはずだ。
案の定、そんな風になることはなく...代わりに.........。
《ヒュゥゥウン》
そんな擬音と共に...光が消えてしまった......。
思ったより安全に終わってしまいホッとしたやら残念やらで僕は暫くその場に立ち尽くしていた。
時間にしてカップラーメンが一つできあがるぐらいの間その場にいた後、僕は文さんのお使いの途中だったことを思い出し...早足で人里へと向かっていった。
「久しぶりだなぁ.......。」
僕は人里につくと一言そう呟いた。
そんなに長い月日...というか全然久しぶりじゃないんだけど......。
間に起こった出来事が濃すぎて、久しぶりに感じてしまう。
そう言えば、僕が幻想郷に来てからだってそう長い年月はたってない。
なのに...なんだろう.........。
すごく長い間幻想郷を見てきたような感覚だ。
やはり過ごしてきた内容が濃すぎるのだろう。
僕は一つ苦笑を残して貸本屋さんへと向かった。
僕は前の時の記憶を頼りに人里の道を行ったり来たりする。
「ええと......確かこの辺に...。」
僕は呟いた後に視線の先に『鈴奈庵』の看板を見つける。
それと同時に表情がパァッと明るくなる。
「あった!!」
僕は風呂敷を抱える力を一層強くして鈴奈庵ののれんへと走った。
その年季の入った貸本屋の戸に手をかけ、開ける。
ガラガラと音を立て扉が開くと、見覚えのある女の子が本を整理しているところだった。
飴色の髪に鈴の髪留めをした元気そうな女の子。
僕が「こんにちは」と挨拶しようとする。
すると......、
「いらっしゃ......うわぁ...。」
女の子が入り口の方を見て、こう言う。
僕......何かしたっけ......。
僕は女の子の思わぬ対応に凍り付く。
まるで「面倒くさい客がきた...。」と言うような反応だ。
というか、結構ハッキリと言っているようなものだ。
僕がこれまでにこの女の子に何かしてしまったか全力で記憶を手繰っていると...。
「おいおい。客にそんな反応はないだろう?」
後ろから何だか聞き覚えのある声が聞こえる。
僕が振り向くと予想通り見覚えのある人物が立っていた。
「魔!魔理沙さん!?。」
「よっ。なんだ?お使いか?」
僕が驚いて声を上げたが魔理沙さんは笑顔で答える。
そんな僕らのやりとりを見て女の子は
「あぁ、一緒に行らしたわけじゃないんですね。」
そう言うと魔理沙さんに近づいてまばゆい笑顔を作って尋ねる。
「ところで魔理沙さん?この前に貸し出した妖魔本。もう返却期限なうえに代金も後払いって言ったっきり払ってもらえてないと記憶しているんですけど?」
そんな女の子に魔理沙さんは目をそらし、
「あはは......。」
と誤魔化すように笑った後、女の子と目を合わせて「そのうちな。」そう言って逃げるように店を出て行ってしまった。
「全く......。」
女の子は溜息をついてから、すぐに僕の方へと向き直り、
「あ!いらっしゃいませ!」
そう言ってニコッと笑った。
どうやらさっきの対応は僕ではなく魔理沙さんに向けての物だったようだ。
僕はちょっとだけホッとして胸をなで下ろす。
それにしても魔理沙さんは何をしたんだろう?
僕は魔理沙さんを頭に思い浮かべる。
ま...まぁ魔理沙さんなら何をしていても不思議じゃないけど......。
そんな風に考えていると想像の中の魔理沙さんに「失礼な!」と怒られてしまった。
「あの?どうかしました?」
すると想像に浸っている僕に女の子から声がかかる。
僕は現実に引っ張り戻されて「はっはい!?」...と裏返り気味に答える。
そんな僕を不思議そうにみた後、女の子は僕の手元風呂敷を見て、
「あぁ!返却ですね!」
そう言って手を差し出す。
僕はそこに風呂敷を渡した。
何冊か本が入ってるわけだから結構馬鹿にならない重さのはずだが女の子は馴れているのか軽々と風呂敷を手元に持って行き、結び目を解いた。
僕は一連の作業をただただ見つめていた。
すると手を動かすのを止めることなく女の子が顔をこちらに向けて、
「本の状態とかを確認するのでちょっと待っててもらえますか?」
気遣うようにそう言う。
「え?あぁ...はい!」
僕はしどろもどろにこう答えると、逃げるように本棚へと向かった。
「何か...ないかなぁ...。」
そう呟き、指を本棚に沿わせながら目でタイトルを追っていく。
そして......。
「これ...でいっか.........。」
一冊の本を手に取る。
本の題名は......。
『私と天狗の取材記。』
何でだろう......どこかで聞いたことがある気が...。
僕はそんな感覚を引きづったまま椅子に腰掛け本を開く。
内容は、突如異世界へとトリップしてしまった少女がとあるライターと出会い、その助手として雇われ、大変ながらも楽しい日々を送る......。という物だった。
......何だろう...この猛烈な既視感は...。
しかも...何だか素人が書いたみたいでちょっと読みずらい...。
そんな風に思いながらも僕は本を読み進めていった。
「お客さん!!お客さん!!」
ぼやけた声が聞こえる。
それに反応して「ん...。」と唸りながらも目を開ける。
視界には女の子の顔がドアップで映っている。
それを頭が認識した瞬間に、
「ふゃぁああ!?」
いつもと同じように叫び声をあげて後ずさった。
「ひゃぁああ!?」
僕のその反応に驚いたのか女の子も悲鳴を上げて後ずさりした。
お互いに自己防御の姿勢をとる。
数秒の時間を経てゆっくりと目を開ける。
すると女の子の方も恐る恐る目を開けるところだった。
「え......ええと...。」
「あ......あの.......。」
どちらもまともに言葉を紡がないまま更に時間が流れる。
さすがに空気に耐えられなくなり僕が先に沈黙を破った。
「その...ご、ごめんなさい......大声だしちゃって...。」
蚊の鳴くような声で謝る。
「え?...いえ!そんな!その...こちらこそ...急に声かけちゃって......びっくりしましたよね...。」
「そ!そんなことないです!!」
気まずい空気の中、途切れ途切れに言葉を発する。
「あ、その...状態の確認...終わりましたよ?とても綺麗でした!大切に保存してくれたんですね!」
そんな空気を打ち壊すように女の子が笑顔で言う。
僕は山積みの本の中に埋もれていた事を言おうか一瞬だけ迷いすぐに黙っておくことに決めた。
「どうかしたんですか?」
女の子がキョトンと首を傾げながら聞いてくる。
「な!なな、何でもないです!」
僕は誤魔化すように言うと、「ありがとうございました!!」と叫ぶように言い残し、鈴奈庵を後にした。
不思議そうに僕を見る女の子の顔が見えた気がしたが、気のせいだと言い聞かせて家路を急いだ。
続く......。
小さなおまけ~鴉天狗の取材録~
「さて......。」
心音鞘を見送った射命丸文は一つ息を吐き出して、そして。
「それでは!尾行兼護衛をするとしますか!。」
いそいそと尾行の準備を始めた。
「随分とゆっくり行くんですねぇ......。」
射命丸文は、尾行...と言うには余りにも堂々と上空から心音鞘を見下ろす。
「もうちょっと急げば......ってあれ?」
ふとした瞬間に心音鞘を見失い射命丸文は辺りをすぐに見回す。
「あぁ!いたいた。ん?...何してるんでしょうか......?」
熱心に一本の木を観察する少女の姿を興味深そうに見つめる。
すると...
「ひゃぁぁああああああ!!!???」
心音鞘の悲鳴が辺り一帯に響きその木が唐突に淡い光を帯びた。
「あや?」
射命丸文は面白そうにその光景に見入る。
その後心音鞘が恐る恐るその木へと近づく。
お伽噺なら月の姫でも出て来そうだが正直幻想郷に二人もいらないのでそれはやめてほしいが...。
そんなことを考えていると、心音鞘が意を決したように木へと触れた。
そして、
《ヒュゥゥゥウウン》
そんなありきたりな擬音と共に木に宿っていた淡い光が心音鞘に吸い込まれるようにして消えた。
「やはり、なかなか面白いですねぇ......彼女は...。退屈しません!。」
射命丸文は楽しそうにそう呟くと、人里へと向かう心音鞘を引き続き尾行した。
最後まで見ていただきありがとうございます!。
彩風です!。
えぇと!今回!謝っておかなければいけないことが......。
この『僕と天狗の取材録』の警告タグについて何ですが...。
今まで『オリ主』のタグがついておりませんでした!。
先日指摘されて気づいたのですが......本当に申し訳ない。
彩風のミスで読んでいただいている皆さんに多大な迷惑をかけてしまっていたことを深くお詫びいたします。
このように至らない点も多くある作品(と作者)ではありますが...よろしければこれからも読んでいってくださいね!。
さてさて余談。はっじまっるよ~。!ンーリカッア
これは彩風が実際に体験した(事をかなり盛った)話......。
それは学校での休み時間に起きた。
友人c「暇だーー!!」
彩風 「うるさい」
友人c「彩風ー何か喋ろうぜー。話題振ってよ。」
彩風 「あ?.........んと...そうだな......ボブって可愛いと思わない?」
友人c「へ?」(ボブって...サップのことか?)
彩風 「いやぁ、ボブ...ってだけで、何かこう......イメージがフワッとしない?」
友人c「へ?おま?何いってんの?」
彩風 「いや、だからボブって萌えるよなーって......。」
友人c「萌えねぇよ!!??」
彩風 「え!?なんで?。」
友人c「なんで?ってお前......冷静になってみろ...ボブだぞ...。」
彩風 「ボブってだけで点数あがるよな~。」
友人c「はぁあ!?だ、だだ大丈夫か!?お前。」
彩風 「至って平常運転だけど?」
友人c「ボブって......黒い筋肉の結合体じゃねぇか!」
彩風 「は?おまw髪型の話してんだよ。」
友人c「(ボブの)髪型ぁ!!??」
彩風 「そうそうやっぱボブが一番可愛いよなぁ......。」
友人c「は!?そんな女子見たことねぇぞ!?」
彩風 「は!?クラスの女子にもいっぱいいるじゃん!」
友人c「いねぇよ!?日本人女性でスキンヘッドなんて見たことねぇぞ!?」
彩風 「は?」
友人c「は?」
こんな感じの会話がありました。
実際はここまで拗れることなく終わったのですが...。
こういう事ってありますよねぇ......。え?ない?
それでは!次回も是非是非ゆっくりしていってくださいね~。