・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・原作とは異なる自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・最近ちょっとBLっぽい漫画を読んだのですが新しい扉を開きそう………。
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!
8章 1話~幻想郷では常識に囚われてはいけない~
目の前の光景に言葉をなくす。
耳が働かないせいか、世界から音が消え去ったように静かだ。
出来るならばもう目にしたくなかったそれは……。
清澄に……そして容赦なく。
しっかりと事実として僕の目の前にまた姿を現した。
「さて……どうしますかね………。」
「………どうするんですか……。」
鬱蒼とした森の中。
動かなくなった妖精を前にして二人は一様に唸っていた。
彼女の口元に手を寄せる。
微かだが息がかかる。
「きっとただ気絶しているだけですよ……。そうですよね。」
消え入りそうな声で文さんに尋ねる。
「………。」
それには肯定も否定も返ってこなかった。
それが無言という肯定だと理解していないフリをして俯く。
「とりあえずは彼女をどうにかしないといけないですね………。」
文さんはそう言うと軽々と大ちゃんを持ち上げた。
ヒョイと抱え上げられた大ちゃんが起きる様子はない。
思わず目を背けてしまう。
「具体的にはどうするんです……?永遠停ですか?」
なんとか視界の中心に入れないようにしながら尋ねる。
そういえば……とアンネさんのことを思い出した。
何か進展はあったんだろうか?
「そうですね………まぁ………そうするの―――」
「あぁ………やっと見つけた……。」
文さんの言葉を遮った声。
聞き慣れた声……疲れているのが一発で伝わってくるのにどこか凛としている。
博霊神社の巫女さん……。
「霊夢さん!?」
振り返るとそこには見覚えのある人が二人。
「おぉ。調子はどうだ?ブン屋の助手君よ。」
「探したのよ……ったく……………。」
魔理沙さんに霊夢さん………そして見覚えのない人が一人。
「これはまたお揃いで………。早苗さんはどうしたんです……?」
文さんに尋ねられ霊夢さん達の横に立つ、霊夢さんと同じように巫女服を着た女性が答えた。
「いえ、異変だと聞いて、いても立ってもいられなかったもので……。」
長い緑色の髪をかき分けて微笑む。
「おや、そこにいるのは霊夢さん達が言っていた文さんの助手の方ですか……!」
「え………?あ!は、はい!!助手の方です。」
いきなり声をかけられ変な回答をする。
しかし彼女はそんなことは気にせず僕の目の前まで歩み寄ると、
「私は東風谷早苗です!守矢神社の………巫女をやっています!よろしくお願いします!」
「え!?えと……?ぼ、僕は心音鞘と言います。刀を入れる鞘とかいてさやです。こちらこそ……お願いします。」
何をよろしくお願いされたのかよく分からないままに自分も自己紹介をする。
早苗さんはニコニコと笑っている。
見たところ普通の人みたいだ……いや…巫女さんって時点で普通という言葉を使うのもおかしなものだが幻想郷ではきっと『普通』の部類に入るだろう。
それより……守矢神社……って言ってたけど博霊神社とは別にもう一つ神社があるんだろうか……?
だとしたら霊夢さんと早苗さんは商売敵なのでは……?
そんな考えをすぐさま振り解く。神職ではそういうところはなんかこう………寛容……?なのかもしれない。きっとそうだ。
「っていうか……あんたは何で妖精を背負っているわけ?」
霊夢さんの尤もな疑問に魔理沙さんと早苗さんも頷く。
文さんはどう説明するか迷っているように言葉を詰まらせる。
そして、ふぅ……と文字通り一息ついた後説明を始めた。
~少女説明中~
「へぇー…………。なるほどね……エルとチールか……。」
「そりゃぁ……また露骨に怪しいな……。」
「そうですね……。」
話を聞き終わると全員が一様に考え込むように顎に手を当てる。
「とりあえずそいつらが怪しいのは確かみたいね。」
「能力も無関係とは思えませんしね……。」
そして、僕達を置いて話を盛り上げていく。
「それはいいんですけど……。」
文さんは申し訳なさそうににして三人の話に割ってはいる。
「霊夢さん…さっき確か『探したわよ……』って言ってましたよね……?何か私達に用が?」
すると霊夢さんは思い出したように声をあげて文さんに答える。
「実は人里でちょっと事件が起こってるみたいでね……それがどうも今回の事件と関係あるみたいなのよ。」
「と、言いますと?」
「人が次々抜け殻のようになってしまっているらしいわ。」
霊夢さんの言葉に僕は背筋が凍り付くのを感じた。
何度も聞いたその言葉。
もう聞きたくなかったその言葉。
「なるほど………そう……………ですか……。」
文さんは何かを考え込むようにしている。
「それで、人里に行く前にお前等と情報を交換しようと思って探してたってわけだ。」
魔理沙さんはそう言って大ちゃんの方に歩み寄った。
そして頬を少し捻る。
「で、これがその抜け殻……と。なるほどな…………。」
魔理沙さんは大ちゃんをまじまじと見つめる。
そこに早苗さんも駆け寄る。
物珍しそうに大ちゃんを観察する二人を余所に霊夢さんが文さんに話しかけた。
「で、まぁそんなわけだから今から人里に行くんだけど………来るでしょう?」
「もちろんですよ!!…………と、言いたいところですが……。」
文さんは自分の抱えた大ちゃんを見やる。
「まずは彼女を永遠停に連れて行かないといけないんですよね………。」
そして心底残念そうに嘆く。
「あぁ………まぁ、適当なところに置いてくわけにもいかないしね……。」
「それに人里となるといろいろと準備がありますし……。」
文さんはう~ん……と唸り、そしてゆっくりとこちらの方を向いた。
そして、僕と目があった瞬間にポンッと手をたたいた。
この感じは……たぶん……。
「そうです!……私は永遠停に行って人里に行くことが出来る服装になってから向かいますので、鞘だけ連れて先に向かってもらえませんか?恐らくそう時間はかかりませんから。」
やっぱりか……。
なんとなく予想していた展開にどう反応すればいいか迷う。
「そうね……分かったわ。ほら、二人ともそういうことだから行くわよ。」
霊夢さんは文さんの提案に二つ返事で了承すると魔理沙さんと早苗さんを大ちゃんから引き剥がす。
「ん?あぁ…もうちょっと。」
「駄目よ、依頼人待たせてるんだから。」
二人は渋々と大ちゃんを担いだ文さんから離れた。
「それでは!鞘は新しく聞いたことを一つ残らずメモしておいて下さい!よろしく頼みますよ。」
そう言うと文さんは風のように何処かに飛んでいってしまった。まぁ行き先は当然永遠停だろうけど。
何か言う暇もないまま飛び立たれてしまい「あ…」と漏らす。
その後に心の中で分かりました、と返事して気合いを入れると霊夢さん達の方へと向き直る。
「じゃぁ……向かいましょうか……。」
「そうだな。」
そして森の中の4人は足早に人里に向かい始めた。
「さて、それで……どこに行けばいいんだ?」
「えぇと………人里の端にある大きな屋敷に被害に遭われた方が隔離されているらしいです。皆さん流行病だと思われてるみたいですよ。」
しばらく歩くとそう時間が経たないうちに人里へとたどり着いた。
しかしそれは僕の知っている人里とは何かが違う気がした。
具体的にはよく分からないけど、なんというか……空気が淀んでいるというか、前に来たときのような活気がどこにも見あたらない。
こころなしか表を歩く人の数も前より少ない気がする。
道の端で世間話をする人たちの顔は暗く、何かを心配している様子だ。
「何というか………活気がないですね……。」
早苗さんも僕と同じ感想を漏らした。
「まぁ、人が次々あんな風になってるんだったらしょうがないでしょう。………それより早く向かうわよ。」
霊夢さんはカツカツと靴音を鳴らしながら道を歩く。
「………たく……そのエルとチールとかいうのが犯人だったらさっさと見つけだして懲らしめないとね………。」
「妖怪退治ですね!」
早苗さんが新しいおもちゃを手に入れた子供のように目を輝かせる。
頭を掻きながら溜め息をつき道の真ん中を堂々と歩く霊夢さんはパッと見大分ガラが悪いように見える。
なんかこう………煙草が似合いそうだ……。
そんな失礼なことを考えていると前の方から子供達が走ってきた。
「ほら!こっちだぞ!」
「ちょっと待ってよーー………。」
駆けっこをしている三人の子供達。
一人の女の子だけ息を切らして必死に他の二人を追いかけていた。
その子は何とか数秒かかって追いつく。
「はぁ……はぁ……ねぇ、ほんとにいいのかな………?せんせーはお家で大人しくしてろって……。」
「別に大丈夫だよ!おれは風邪なんか平気だし!!」
「そうだよ!皆恐がり過ぎなんだって!!」
恐る恐る言った女の子に二人は元気な笑いと共に返した。
女の子はどうしようかと迷うようにおどおどとしているが他の二人はしらないとばかりにまた走り出そうとしている。
すると……
「ダメですよ皆さん!先生のおっしゃることはしっかり守らないと。」
子供達を諭す声。
隣を見るとそこにいるのは霊夢さんと魔理沙さん………さっきまでいたはずの早苗さんはいない。
声のした方を見ると案の定早苗さんが子供達の目線まで屈んでいた。
「だれ?」
子供達は至極尤もな疑問を口にする。
「今はそんなことはどうでもいいんです!とにかく、よい子はお家に帰りなさ―――」
「おれは別によいこじゃないもん。」
「そうだそうだ。」
子供達はそう叫びながら早苗さんの脇をすり抜ける。
「あぁ!!ちょっと!!」
その叫びを聞いたところで子供達が止まるはずもなく、あっと言う間に早苗さんの前には誰もいなくなる。
きかん坊達は手に持つ木の棒を振り回しながら走る。
そして、彼らの先に立ちはだかる人間が一人。
「うわっ!?何だ!!」
ぶつかりそうになった子が何とか立ち止まる。
それを見習うようにして後ろの二人も走るのを止めた。
皆一様に目の前の紅白の巫女を不思議そうに見上げている。
「あんた等。いいこと教えてあげるからしっかり聞きなさい……。」
静かだが……どこか凄みの利いた声。
聞く者を黙らせる魔法でもかかっているように子供達、そして僕達も言葉を発すことなく彼女の声に耳を傾けていた。
「悪いことは言わないから早く帰った方がいいわよ………。昨日からここでおかしなことが起こってるのはしってるでしょう?」
「……あんなの平気だよ…………。」
やめておけばいいのに一番やんちゃそうな男の子がそう呟いた。
霊夢さんはその子に笑いかける。しかしその目は少しも笑っていない。
鬼や天狗も竦み上がりそうな表情。
「そう?……それなら好きにしなさい…………。」
妙に耳に鮮明に響く不思議な声。
子供達は背筋を伸ばしながらただ一点霊夢さんの方を向いている。
聞いているだけで姿勢が良くなりそうだ……目の前で聞いている子供達なら尚更だろう。
そして霊夢さんはこう続けた。
「死んでもしらないわよ。」
「………」「……っ!」「ひっ…!?」
三人の子供達は蜘蛛の子を散らすようにそれぞれ違う方向へと走っていく。
行き先は言うまでもないだろう。
「………はぁ…………。」
霊夢さんは一仕事終えたというように大きく呼吸をすると僕達の方へ向き、
「それじゃ、向かうわよ。」
僕は霊夢さんの意外……というほど意外でもない一面にぽかんとする。
しかしそんなことは気にせずに霊夢さん達は先へと進む。
「あ……ま、待って下さい!!」
そんな声をあげながら三人を追いかけて一歩踏み出した。
続く……。
どうも!無人島に一つだけ持って行くとしたらサバイバルナイフを選ぶ彩風です。
まぁ、それだけ持って行ってどうにかできるほどサバイバル能力は持ち合わせていませんが。
さてさて!今回もここまで見ていただきありがとうございます!!
今回からは8章突入!本編へと戻って参りました!
更に更に!今回でこの僕と天狗の取材録!
《50話に達してしまいました》
いやぁ………早いですねぇ……本当に早いです。
50話ですか……ここまで付き合って下さっている皆様には本当に感謝感謝です!!
これからもまったりのんびりやっていけたらなと思っております。
よければこれからもおつきあい下さい!
【悲報】まだまだ続きますよ!
【速報】後書きの途中ですが速報及び余談が始まります。
チャンネルはそのまま!
彩風は60年以上胸の内に秘めていたことがあります。
唐突ですいません………ですがもう耐えられないのです。
なんで………なんで……………
彩風「周りに眼鏡属性理解できる奴がいねぇんだよぉぉぉぉぉおお!!!」
友人B「うわ!?びっくりした……。」
彩風「何でだよ……いいじゃねぇかよ眼鏡……。」
友人D「いやぁ………?よくわかんねぇわ。」
彩風「なんでやぁ………眼鏡!眼鏡!」
友人B「いや……だって邪魔じゃない?裸眼の方がかわいいって。」
友人D「ちょっと理解しかねるな。」
彩風「畜生!眼鏡の良さが分からないなんておかしいぞお前等!?」
友人D「はいはいおかしいおかしい。」
彩風「くそぅ!くそぅ!」
友人C「おー?どした彩風。」
彩風「お前は裏切らないよな?な?」
友人C「お……おう?……よく分からんがたぶん裏切らねぇと思う……けど?」
彩風「眼鏡っ娘っていいよな!?」
友人C「いや。それはない。」
彩風「×××××××」
友人C「うぉい!?」
彩風「何故だ何故誰も理解しないんだ。Aは分かってくれるよな?な?」
友人A「何が?」
彩風「眼鏡。」
友人A「あぁ、いいよね。4割増ぐらい?」
彩風「うぉぉおおお!!!やっときた理解者。」
友人A「……?(状況が分からん)」
友人A「あれだよね。なにより溜まんないのは普段かけてる子が外すのがかわいいよね。」
彩風「…………。」
友人A「あれ?」
彩風「かけてない娘がかけるからこそいいんだろうが!!」
友人A「うぉ!?なんだこいつ面倒くさい!!」
もちろんかけてる娘が外すのも好きです。
でも普段かけてない娘がかけてたり、もともとかけてる娘が好きです。
眼鏡取り上げてあわあわさせたい………。
それでは!次回も是非是非ゆっくりしていって下さいね!!