・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・原作とは異なる自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・ブイズ揃えたと思ったら何故か八匹……一匹足りない…………。あ、イ○ブイいないわ※SMではない
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!
「さてと………それじゃぁ先を急ぐとしますか……!」
魔理沙さんが手を頭の後ろで組み、足を投げ出すようにしながら進んでいく。
対する霊夢さんは溜め息混じりにとぼとぼと歩く。
「ったく……最近の子供は生意気ったらありゃしない………無駄に時間食ってる暇なんてないっていうのに……。」
そしてそう言って歩みを速めた。
「…………。」
『おい!大変だ!!まただ、また人が倒れたぞ!』
『おいおい……嘘だろ……何人そうなっちまうんだ……。』
『あぁ!あんまり近づきすぎるな!』
「…………さて、向かいましょうか。」
霊夢さんは騒ぎを横目にスタスタとその場をとおり過ぎようとする。
「うぉぉおおい!!??いやいやいやいや……ダメだろ!明らかに何かあっただろあれ!」
「うっさいわね……いちいち騒ぎに付き合ってらんないわよ!こっちも依頼人待たせてるんだから!」
一触即発の雰囲気を漂わせながら二人がにらみ合う。
そんな二人にどう声をかければいいのか分からずあわあわとその場に立ち尽くす。
僕たちの向かう先とは別の方向、大通りのような場所を外れた一本道の先では人だかりが出来ていてなんだかあまり明るくない声がちらほらと聞こえてくる。
「ここは少しだけでも見に行ってみるべきだろ!」
「だ、か、ら。人待たせてるって言ってるでしょうが!」
尚も続く口論を割くようにして人だかりの方から声が響いた。
『おい!見ろ!この女昨日のときもいたはずだぞ!!』
『本当だ!!俺も見たぞ!この女!』
『やめて!近づかないで!あんたが元凶なんでしょう!?』
「…………。」
「…………。」
二人共、声の方向を向いて黙り込む。
あがった罵声は醜く、鋭利な刃物となる。
魔理沙さんには見慣れない半眼で、霊夢さんを見る。
「………はぁぁ。分かったわよ………さっさと済ませるわよ。」
霊夢さんは肺の空気を全て出し切ったんじゃないかというほど大きな溜め息を吐き、けだるそうに人だかりの方へと足を向けた。
「こ、これは!!巫女様じゃないですか!!」
「大変なことが起こっているのです!どうかお力をお貸し下さい!」
進むに連れて霊夢さんや早苗さんの周りを取り囲む人の数が増える。
皆同じように二人を拝むようにして乞う。
こうしてみると二人が凄い人なんだと理解せざるを得なかった。
「分かったから……何があったのか説明して頂戴。」
食いつくようにして取り囲む人々を退けるようにして手を広げると霊夢さんが尋ねた。
すると人混みの中から一人、年配の女性が前へと歩み出る。
「実は昨日から何人も人が倒れていってね………今もまた一人倒れたんだよ。気絶しているみたいなんだがこう続けてだとさすがに偶然なんてことはないだろうし…………。」
「………!」
お婆さんの言葉に思わず霊夢さん達と顔を見合わせた。
間違いなく人が抜け殻のようになっていったことを言っている。
魔理沙さんが「やっぱり来て良かっただろ?」というように笑みをつくると霊夢さんは眉をピクッと震わせ、お婆さんの方に向き直った。
「それで今、倒れた人達は里の端の屋敷に移されているんだけど………聞いたところじゃまだ起きる様子はないらしい。老若男女関係なく倒れていっちまって原因なんぞ分かったもんじゃない………。病か何かだとは思うが……。」
「原因なんて決まってる!全部こいつのせいだ!!」
話を続けるお婆さんを割ってはいり、若い男性がこう叫んだ。
「俺は見たんだ!昨日の何回かの騒ぎの時もずっとこいつがいたところを……!俺が騒ぎを聞きつけたときには毎回な……そんで倒れた奴を最初に見つけた人に訊いたら人が集まる前にいつの間にかそこにいたって皆が口を揃えて言いやがる……。だからこいつが元凶に決まってる!どんな手を使ったかは知らないがな………。」
男性の言葉で一気にその場がどよめいた。
『本当……?』
『そういえば私もあの人見た気がする……。』
ざわざわと不安の波は広がり、やがて一人の女性への罵声へと変化していった。
しかしそれを受ける女性は表情を一つも変えずに虚ろな目で立ち尽くしている。
「あぁ……!ちょっといいかしら……?」
霊夢さんが控えめに上げた声に集団は静まりかえった。
「えっと………ひどい言われようだけど………実際のところどうなの……?あなたは何か知ってる?」
「知らない。」
余りにもストレートな質問に余りにもストレートな回答が返ってくる。
「たまたま通りかかったところでたまたま人が倒れていて、それがたまたま10回ぐらい続いただけ。」
そして、あまりにも現実味のない補足をした。
「…………そ、それみろ!!やっぱりこいつが犯人だ!」
若干ひきつった笑みを浮かべながら男性が言った。
女性をみる周りの人たちの目も冷たい。
しかし、さっきと同じように女性はそれらを特に気にも留めない様子できょとんと首を傾げている。
見たところ、年齢は10代後半ぐらいのようだ。
身長が高いせいか霊夢さんより少し年上に見える。
きれいな長い黒髪を後ろで束ねていてなんだか上品な感じがする見た目だが、着物が少しくたびれてしまっているのが残念だ。
「………とりあえず……今回のことは私達がどうにかするまで何もしないこと………外にでるのも必要最低限以外は控えた方が良いわね。ほらほら!野次馬は帰りなさい。」
霊夢さんがそう言うと周りの人たちはがやがやと散っていく。
最終的にそこに残ったのは僕達4人に最初に状況を説明してくれたお婆さん、そして疑いを向けられたスラッとした女性だけだった。
いや、もう一人……塀を背にして座り俯いている僕と同じぐらいの歳に見える女の子。
彼女がこの騒ぎを作った原因なのだろう。
大ちゃんやアンネさんと同じ、魂が無くなり抜け殻となってしまった人。
だが不思議と見ていて軽くえずいたりすることは無かった。
それが《慣れ》であると告げる思考を振り払い女の子から目を逸らす。
「この子も屋敷に連れて行かんとな………。全く……まだ若いっていうのに可哀想に………。」
「あぁ……それだったら私達が連れて行ったらどうだ……?どうせ目的地なんだからついでにさ。」
魔理沙さんは言うと同時に女の子を抱え上げる。
「おや……?いいのかい……?」
申し訳なさそうにするお婆さんに「いいっていいって」と笑みを作る魔理沙さんはなんだかかっこよく見えた。
「そうかい……?じゃぁお願いしようか……。」
お婆さんはペコリと一礼するとスローペースに去っていく。
それを見送った後霊夢さんは一つ、大きく溜め息を吐いた。
そして…
「それで………あんたは何で残ってんのよ……。」
目の前に立ち尽くす女性に半眼を向けた。
「言ったでしょ……?私達が何とかするから解決するまで――――。」
「私もついて行く………。」
霊夢さんの言葉を遮るようにして彼女が言った。
その場にいる本人以外の全員が口を開けてぽかんとする。
しかし女性は垂れ目をキリッとさせてなんだかこう……やる気まんまんといった感じだ。
「いや……何があるか分かりませんし………。」
遠回しにやめておくように早苗さんが言い聞かせるが聞き入れる様子はない。
鼻をスンッと鳴らしながら霊夢さんの目の前にたっている。
「あぁ………まだほとんど何も分かっていない状態だしハッキリいって危険よ……だから早くあなたも……。」
早苗さんと同じように霊夢さんも彼女を諭すがやはり動く様子はない。
「まぁ、別にいいんじゃないか?何も減るわけじゃないんだから………。」
すると魔理沙さんが苦笑いとともにそう言った。
「いや、でもっ………―――」
反論しようとした霊夢さんを掴み魔理沙さんは僕と早苗さんの方へと駆け寄った。
そして4人で輪を作るようにしてコソコソと話し始める。
「大丈夫だよ。何もずっと着いてこさせるわけじゃない。人里にいる間だけ一緒に行動してその後は何でも良いから適当な理由付けて逃げればいいだろ?」
「………何でそんな面倒なことしなくちゃいけないのよ………。」
「だって、あいつ何言っても着いてきそうだぞ?」
改めて女性を見ると僕らの行動を不思議に思ったのか首を傾げていた。
確かにさっきの様子からして適当な理由を付けて「はい。そうですか。」で済みそうな感じではなかった。
「はぁ…………。」
霊夢さんが本日何度目かの溜め息を吐いた。
そしてお利口に待っている女性の方を向く。
「しょうがないわね取り敢えずは着いてきてもいいわよ………ただし、勝手な行動は控えること。いいわね?」
霊夢さんの言葉に子供のようにパァッと表情を輝かせると彼女はこっちに駆け寄ってきた。
そして、霊夢さんの右手に触れた。
「……え?………何?」
突然の行動に戸惑いながら霊夢さんはやんわりと手を離した。
しかしそれにショックを受ける様子もなく女性はニッコリと笑みを浮かべている。
「……………じゃぁ……向かうわよ……?」
霊夢さんはどこかその女性を警戒するようにして言った。
「えっと………名前はなんて言うんですか?」
屋敷へと向かう途中。
なんだかさっきからただでさえ少なかった人通りがもうほとんどないような状態になり、不安を紛らわせるのも兼ねて女性に尋ねる。
女性は最初不思議そうにしていたがすぐにやわらかい笑みを浮かべて
「ちえ……一十百千の千に恵みって書いて千恵。」
優しい声でそう言った。
「千恵さんですね!よろしくお願いします!」
そこに早苗さんがぴょこっと顔を出した。続けて自己紹介をし始める。
僕や魔理沙さんも早苗さんにならって自己紹介をする。
最後に霊夢さんが、
「博霊霊夢。巫女よ。」
そうぶっきらぼうに言った。
「早苗、魔理沙、霊夢、鞘………よろしく。」
千恵さんは僕たち一人一人を見ながら確認し、握手を求めたのか右手を差し出す。
それを魔理沙さん、早苗さんの順に握り、次は僕だというように千恵さんの右手がこちらを向く。
「あ……!ええとよ、よろしくお願いしま――」
「ひゃっ!?…………。」
何故か慌てながら僕が手を触れた瞬間………弾けるようにして千恵さんは手を離した。
その反応についつい戸惑いを顔に出してしまう。
しかし、当の千恵さんも似たような表情をしていて左手で右手を覆うようにしていた。
何かにひどく驚いた様子だった。
「え?あ、あの………えぇと?」
僕がどうしていいか分からずに霊夢さん達に視線で助けを求めたりしていると千恵さんはハッと我に返り、
「あ、ご………ごめん!………なさい……。」
消え入りそうな声で呟いた。
「だ、大丈夫です!……よ?こ、こちらこそごめんなさい………。」
よく分からないままに頭を下げる。
正直なところ大分精神的なダメージを負ったけど………大丈夫。……………大丈夫………。
「………ちょっといいかしら?」
すると霊夢さんが声を上げる。一斉にその場の皆が霊夢さんの方を向く。
「見えてきたわ。たぶんあれよ。」
霊夢さんの指さす方向には一軒の大きな屋敷があった。
その周りに建物はなく孤立しているようにも見えた。
「さぁ………ぱっぱと行って、さっさと終わらせましょう。」
霊夢さんは軽く伸びをしながらそう口にする。
そういえば霊夢さんだけが握手をしないまま終わってしまった。
千恵さんを見てみるとさほど気にしていない様子だ。のほほんとした表情で霊夢さんの後を着いて行っている。
そして、やっと僕たちは目的地である人里の端の屋敷へとたどり着いた。
続く……。
はい!ポケ○ンSMが変な意味に聞こえてしょうがない変態です。
思春期だからね。仕方ないね。
さてさて、今回もこんなところまで見に来ていただきありがとうございますね!
いやぁ、またやらかしてしまいました。
「千恵ちゃん」お察しの通り原作には登場しないオリジナルキャラとなりますので悪しからず。
黒髪ロングの不思議ちゃん…………彩風の趣味がバレてしまう!!
さあて、ここから余談ですわよ!
べ、別に見ていって欲しいなんておもってないんだからぁぁあああああ!?待って!嘘です!!
彩風「最近思うんだよ………平仮名ってすごいなって。」
友人B「唐突だな。」
友人C「どうしたんだよ。」
彩風「いや、だって平仮名ってだけで文に色気が生まれるじゃん?」
友人B「………今日はいい天気だな。」
友人C「そうだな、土砂降りだけど……。」
彩風「そんな無理に話かえなくても………。だって考えても見ろよ平仮名だぜ。」
友人B「平仮名だからだよ。この変態が。」
彩風「いや、なんかこう平仮名って艶めかしい感じがするんだよな。」
友人c「しねぇよ。」
友人D「うぃーっす。」
彩風「お。来た。」
友人D「ん?どうした?」
彩風「平仮名ってなんか色気があるよな。」
友人D「あぁ、わかる『てふてふ』とかやばいよな。」
彩風「そうそうそう!!てふてふはやばい!!」
友人D「あれは未成年に見せてはいけないわ……。」
友人BD「ダメだこいつら…………。」
平仮名ってなんか色っぽくないですか?
え?分からない?
次回も是非是非ゆっくりしていって下さいね!!