・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・原作とは異なる自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・今年ももう半月かぁ……………今年の思い出がいくら探しても見あたらない
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!
「あはは。少しだけ種明かししてあげても良いかな……。」
そう言うとエルさんは人差し指を立てて「まず一つ…」と続ける。
「私の能力は『魂を宿らせる程度の能力』これは宿らせるとはいっても、0から1を作る能力じゃない。」
緊迫した雰囲気の中、僕達の周りをゆっくりと歩く。
「私が出来るのは存在している魂を存在している体に取り込ませること。魂と体を結びつかせることが出来るのが私の能力。そんでチーの方の能力は『魂を奪う程度の能力』こっちは名前通りだね。魂を体から無理矢理引き剥がすことができるってわけだよ。」
「これは親切にどうも……。そうやって体を入れ換えているってわけですか……。」
「う~ん……まぁそんなとこだね。あ、因みに前の姿が本当の姿だからね?本来ならもっとピチピチの女の子だから。」
どうでもいい補足をしながらエルさんは笑った。
でも今の説明と状況を比べると魂を体から引き剥がすまでは分かるけどその魂はどこに行ってしまったかが分からない。
チールさんが人々から魂を『奪った』後にエルさんが何かに魂を『宿らせる』という流れではないのだろうか?
今のエルさんとチールさんは何故かは知らないけど、自分から情報を僕達に伝えている……思考するよりも訊いた方が早いと口を開けかけるがそれを慎重な声が遮った。
「それなら私達も危険なんじゃ……。」
早苗さんが一歩後ずさる。
言われて初めて気づいた。確かに魂を奪うことが出来るならいくら文さんや霊夢さんでもどうにも出来ないんじゃ……。
「あはは。安心してよ。私達にお姉さん等の魂は扱えない。勿論皆に試してみたけど……すごいよね君達の中の誰も私等の能力じゃどうにも出来なかったんだから。」
エルさんがクスクスと笑う。まぁ確かにそれが出来たら僕達から逃げる必要もなかっただろう。
その言葉に嘘はない……と思う。
「どうしてわざわざそんなことを私達に教えるんですか?あなた方にメリットがあるとは思えませんけど……。」
尚も警戒する僕達にエルさんは楽しげに答える。
「そうだよね。不思議だよね……。えっと……簡単にいうと『ゲーム』がしたいんだよ。」
そしてありきたりな理由を示した。ありきたりとは言ってもそれはB級映画や小説の中の話だ。
現実でこんな事件に発展していながら理由がそんなものだなんてにわかには信じられない……。
「そこのお兄さんは不満があるみたいだけど私等がこの事件を起こしたのは単なる『暇つぶし』なんだ。それ以上でも以下でもない。」
エルさんは手を後ろで組んでニコニコと話す。
「欲しかったのは刺激。ただそれだけだから。」
すると黙っていたチールさんも口を開いた。
エルさんは浮かべていた笑みを一層深める。そして「でもさ……」と続ける。
「ただ一方的に自分よりも弱い人や妖怪の魂を奪うだけじゃ物足りないでしょ?だから君等に私等を止めて欲しいんだ。妨害があればちょっとは楽しめるでしょ?」
あははと無邪気な笑みを浮かべる裏には計り知れない悪意のようなものが窺えた。
「それでも止める側になんのハンデも無しじゃアンフェアだからね。ヒントをあげたってわけさ。どう?納得いったかな?」
「いくはずないじゃないですか!!」
思わず声を荒げた。
記憶が戻ってから今まで……そしてきっとその前も感情的になることなんて殆どなかったけど、今はならざるを得なかった。
プルプルと震える僕を見てエルさんは少し驚いたようにきょとんとして、それからすぐに、
「あはは、どうもお兄さんは正義感が強いらしいね……。良いと思うよ。こちらとしてもそういう人が相手の方が燃えるしさ。」
いつも通りの笑みを浮かべる。
「そんなこと言ってるけど私達が相手にしなかったらどうするの?」
「う~ん……そんなこと考えたなかったな……。だって無視なんて出来ないでしょ?」
エルさんはわざとらしくとぼけ、いやらしい笑みを浮かべる。
霊夢さんはピクッと眉を震わすと今にも額に青筋を浮かべそうな笑顔をつくる。
「そんな怖い顏しないでよ。綺麗な顔が台無しじゃない。」
その場に一人分の笑い声が響いた。それは場を呑み込んでしまうような不思議な雰囲気をかもし出している。
「笑っていられる内に笑っておきなさい……。」
すると負けじとエルさんと同じように場を呑み込むような笑い声が響く。
思わずぞくぞくと背筋を悪寒が走る。隣を向くと声の主が笑みのような何かを浮かべていた。
もし表情に色があるとするならば今の霊夢さんの表情は間違いなく黒だろう。
そんな霊夢さんに怯んだのか、それともたんに不気味がっているだけなのかエルさんとチールさん。それに魔理沙さんや早苗さんもひきつった顔で霊夢さんを見つめている。
「なにそれ……?どういう意味―――。」
怪訝そうに恐る恐る口にするエルさんの表情が一瞬で凍った。
チールさんも目を見開いてエルさんと顔を合わせている。
霊夢さんがにやぁと嫌な笑みを浮かべ、二人に話しかける。
「どう?身動きできない気分は?」
二人が地面に跪いて霊夢さんを睨んでいるところからすると霊夢さんの言葉通り身動きがとれないのだろう。
「あんたらが言う…ゲームだか何だか知らないけど……そんなもん知ったこっちゃないわ……。よくあんた等みたいな間抜けが私を利用しようだなんて考えたわね。」
正直なところ今、目の前で何が行われているか全く分からないけど、とりあえず分かるのは霊夢さんが相当頭にキているってことだけだ。
「さぁ洗いざらい喋ってもらうわよ……その前に一回痛い目見た方が良いかしら……?」
エルさんやチールさんの悔しげな様子を見て霊夢さんの表情の色がどんどん爽やかな空色へと変化していく。
一歩一歩、二人の反応を愉しむようにゆっくりと距離を縮めていっている。
僕がもし二人の立場だったら怖さで失神していたかもしれない。
「ほら、何か言いなさいよ。」
霊夢さんの冷たく言いはなった言葉に答える声はない。
「チール………だったかしら?黙ってないでなんとか―――」
バタッ……。
はかなく響いたそんな音。
目の前ではチールさんの体がエルさんに寄りかかるように横たわっていた。
「………?」
そして横のエルさんが俯いた状態で微かに笑みをこぼす。
「チールは私の方だよ。」
続いてこう言った。
そう。エルさんが「チールは私の方だよ。」と言ったのだ。
その声は確かに先ほどまでのエルさんの声………しかし、妙な説得力のあるその言葉に僕は息を呑んだ。
「………ハッ…。一個教えてやる。魂に実体はない……体を拘束したところで意味なんてないんだよ。」
つり上がった口角の端から嘲笑が漏れる。
そして、
「あはは。ま、そういうことだね。」
倒れていたチールさんがゆっくりと起きあがった。
………ええと?これはどういうことだろう………?
エルさんとチールさんが入れ替わった?
それともお互いにお互いを演じているだけ?
もともと分かっていたわけでもないけど、もう訳が分からない
「にしてもお姉さんは結界を使うのが上手だね………。鬱陶しいんだよね、これ。」
僕達の理解が追いつくのを待たずにチールさん……いや、エルさんがスッと立ちあがる。
「なっ!?」
エルさんの動きが予想外だったのか霊夢さんが驚きの声をあげた。
そしてすかさずエルさんを捕まえようと一歩踏み込んだ。
闘牛の如く突進してきた霊夢さんに怯むこともなくエルさんは闘牛士のようにヒラリとかわす。
勢い余って体制を崩し、なんとか踏み出した一寸先にはチールさんの足………。
見事にひっかかった霊夢さんは派手な音をならしながらすっ転んだ。
「おーきれいだね。」
クスクスと霊夢さんの転び方に短く拍手を送った後、エルさんが視線を移した先は…横で腰を抜かしている女性。
僕と同じでもう何がなにやらといった様子だ。
「そうだね……あなたがこの辺の仕上げ……ってことでどうだろう?」
エルさんの言葉も耳に届いていないのか呆然と目の前に立つ二人組を眺めている。
「ま、いいんじゃないか?」
座っていたチールさんも立ち上がり女性の方を向く。
女性は逃げることすらせずにただ黙って不安げな表情を浮かべている。
「大丈夫大丈夫。別に痛くも何ともないからね……たぶん。」
エルさんの手が女性へと伸ばされる。
『まずい』
考えるより先に体が動いていた。
エルさんと女性の間に割り込むようにして突っ込んでいく。
世界がスローモーションで流れて見えた。
エルさんの手が女性の手に触れる瞬間。
それを割くようにして僕の体がぶつかる。
瞑った目に映る暗闇の中でガンッガンッと鈍い音が鳴り響く。
そして、静寂が流れる。
ゆっくりと瞼を上げる。ぼやけた視界に映る曖昧な景色を眺めた。
さっきと同じ、腰を抜かした状態で動けていない女性。
その奥に立っている文さん、魔理沙さん、早苗さん。
横には頭を抑えながら体を起こす霊夢さん。
そして……彼女達は………?
姿が見あたらず数秒ほどせわしなく頭を動かす。
見つかったのは座り込んでいる女性の目の前、床に倒れている状態でだった。
「この……よくも…………って何よこれ。」
リベンジをしようと駆け寄った霊夢さんが呟く。
「意識があるようには見えませんね………恐らくこの二人はもう抜け殻なのでしょう。」
文さんが冷静に二人を観察し、溜め息をついた。
それにならうようにして霊夢さんや、魔理沙さんも倒れた二人の顔をのぞく。
「全く……さっきから何が何だか訳が分からないぜ………。」
魔理沙さんは頭を抱え、皆が思っていることを言葉にしてその場に吐き出した。
「確か魂には実体がない……とか言ってましたよね………。」
「あぁ……確かに言ってたわね……。じゃぁ何?体だけ置いてどっかに飛んでったとかいうわけ?」
「彼女達の本来の体は他にあるみたいですしあながち間違っていないかもしれませんね………。」
「はぁ………冗談でしょ………どうやって退治すりゃいいのよそんなの………。」
霊夢さんは一気に力を抜いたのかドスンとその場に腰を下ろす。
そして盛大に溜め息をついた。
「それで………これからどうするんですか?」
早苗さんの一言に皆が黙り込む。
本当に実体がないのであれば捕まえようがないような………。
それに手がかりも何もないし追いようもない………。
行き詰まった状態に空気はどんどんと重くなっていく。
「とりあえず……もうちょっと里を回ってみましょう。何か見つかるかもしれないし。」
霊夢さんが何とか発したこの言葉も何だか力ないものに思えた。
「それじゃ………私達は一旦離れるけど………何かあったらすぐに助けを呼びなさい。」
「は、はい!ありがとうございます!」
頭を下げる女性を背にして僕達は屋敷を後にした。
続く……。
小さなおまけ~hide and seek~
「あははは……いいねいいね。面白くなってきた!!」
愉しそうに笑う声。
「相手としては十分だな。」
もう一つの声も心なしかいつもよりトーンが上がっている。
「しっかし……やっぱり使い慣れた体が一番だねぇ………。体が軽いよ。」
「そりゃそうだろ………。」
ぴょんぴょんと跳ねるように歩く二人が抱えているのは一人の女性。
彼女は抵抗することなく、まるで抜け殻だというようにピクリとも動かない。
二人組は周りにいる十数名と同じように彼女の体を布団にそっと置いた。
「安心しなよ。別にお世話なんてしなくても大丈夫だからさ。」
聞こえているはずがない耳にそう呟くと、二人組はそそくさとその場から離れた。
辺りに静寂だけを残して。
はい!今夜の飲み物を麦茶とオレンジジュースで迷い結果選ばれたのは○鷹でした。
嘘ですインスタントコーヒー飲んでます。
気を取り直しまして!今回も、ここまで見ていただきありがとうございます!!
近頃毎週日曜更新に努め始めました……。時間はバラバラですが………。
もしかすると時間は変動するかもですが悪しからず………。
気づけば今年ももう終わりですね……皆さんはピコハラ大丈夫ですか?
自分は恋ダンス強要させられてノリノリで……はなく赤面しながら仕方なく踊っていました。
ドラマの方は見ていないんですけどね。
そう言えば………年末の更新はどうしよう………。
早めに仕上げて予約投稿で……という方法もありますが………彩風の体力がもつ気がしないし。
そもそも年末年始にこんなもん見に来てくださる方がいるとは当然思っていませんが、ついつい気にしちゃうのが人間の性と言いますか知らず知らずの内に方法を模索してしまっています………。
まぁ、最終的には恐らく気合いで……ってことに落ち着くと思いますが………。
さ~て今週の余談ですよ。
いいですか?
僕は余談がみたい。僕は余談がみたい。僕の余談は痛い。僕は余談がみたい。
※御唱和ください
先日……とある本をよんでいた彩風………。
『最近の人はどうも周りを気にしすぎていて自分自身の考えを持っていない』
彩風「………(煎餅ボリッ)」
『ブログなどをやる人も大変多いですが知らず知らずの内にブログに自分の暮らしをコントロールされていっている』
彩風(コントロールねぇ………)
『いつの間にか日常の中でブログに書けるようなことを探しているんですね……』
彩風(あぁ………)
『それならまだ良いですがひどいとブログにかくネタのために自分の趣味を自分の好み関係なく変えてしまう人もいる』
彩風(別にそれはそれでいいと思うけど)
『そういう人は自分の書いたものが不特定多数の目に入るという前提で生活しているんですよね』
彩風「……ピクッ」
『実際は数人ぐらいしか見てないことの方が遙かに多いわけですけど』
彩風「………。」
『自分は人気者であるという妄想のせいで自らの生活を狂わせる人がとても多いんですよね。』
彩風「私のことですかねぇ!!??」
いやぁ……確かにそうでないと言うと嘘になるのですが………。
だって多くの人が見てるって妄想した方がモチベーション上がるじゃないですかぁ(涙目)
え?何?小説情報?お気に入りの数?UA?
…………。
あぁ~聞こえないし見えないわ~何も見えないわ~真っ暗だわ~
それでは!次回も是非ゆっくりしていってくださいね!!