僕と天狗の取材録   作:彩風 鶴

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注意
・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・原作とは異なる自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・スカートの下に体操服は残念って言うけど本当にそうだろうか?
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!






異変の取材 3
9章 1話~(笑)~


「師匠に侵入者を追い返すように言われてるんですよ。お帰り願えますか?」

霊夢さんが首を横に傾けて小気味良い音を響かせる。

恐らくNOだと言いたいのだろう。

鈴仙さんは一つ大きな溜め息をつくとその鋭い眼をこちらに向けた。

 

 

 

 

 

「全く………これはまた厄介なのが現れたわね………。」

霊夢さんが椅子に深く腰掛け盛大な溜め息と共に空……というか天井を仰ぐ。

「大事になる前に何か手を打たないとまずいですよね………。」

「手を打つったってどうするのよ。」

辺りを気まずい沈黙が覆う。

誰もが誰とも目を合わせようとしない。気のせいか空気がどんよりと重い感じがする。

 

「とりあえず……人里であったことをまとめてみませんか……?何だか頭の中がいっぱいいっぱいで……。整理してみたら何か分かることがあるかもしれないじゃないですか。」

「………そうですね……確かに鞘の言うとおりでしょう。」

恐る恐る口にすると文さんが同意してくれた。

とにかく少しだけ嫌な空気は払拭できただろう。詰まっていた息がまた流れ出したのかのように安堵の息を吐いた。

「まぁ、そうだな……何かしなきゃ始まらない。まずは人里に来たときの騒ぎについて思い返して見ようぜ。」

魔理沙さんは話よりも先にそこにいる皆をまとめるかのように明るく声を上げた。

「さして上手くないですよ。」

「人の心読まないでくださいよ……。」

赤面して俯いた僕を置いて話し合いが始まった。

 

 

「まず、私、霊夢、早苗、鞘で……人里に来たわけだよな。そんで、館に着くまでの道の途中に騒ぎを見つけた。霊夢は関わることを反対したがどうも見過ごせない様子だったんで結局騒ぎの方に向かったわけだ。結果的にはそれが良かったんだよな。」

「悪かったわね。」

ムスッとした霊夢さんを無視して話は続けられる。

「それでその騒ぎというのが人里で起こっている『人が次々と抜け殻のようになってしまう事件』の新しい犠牲者を囲むようにして出来ていたわけですよね。今度の犠牲者は女の子……ちょうど鞘さんと同じくらいの年齢でしたよね?」

質問に無言で頷く。

「そして騒ぎに駆けつけた人達の中の一人の男性が千恵さんのことを……あ………。」

「面倒ですからとりあえずは千恵さんにしておきましょう。」

彼女達のことをなんて呼ぶか迷ったように言葉を切った早苗さんに文さんが話を続けるように促す。

「……ええと。騒ぎの中の一人の男性が千恵さんを『彼女が犯人だ。元凶だ。』と騒ぎ立てました。」

「あの男性が言っていたことは間違ってなかったんですね。」

「そうですね………。その男性によると千恵さんはそれより以前の事件でも同じようにその場に最初から居合わせていたようです。彼らに責め立てられても気にしないように彼女はケロッとしていました。」

「どうせ実証が無けりゃ何もされないとか考えてたんでしょ………。あぁ……もう!腹立ってきた……。」

拗ねたり怒ったり霊夢さんの表情を変えるのに忙しそうだ。

「と、とりあえず落ち着いてください!!」

今にも飛び出していきそうな暴れ馬を早苗さんが宥める。

「これ以上ないくらい落ち着いてるわよ。大丈夫。」

今にも舌打ちしそうな表情で霊夢さんはボソボソと呟く。

多分平静を装っているんだろうけど………すごく分かりやすい。僕もこんなに分かりやすいのだろうか?

「そ、それで……霊夢さんが集まった人たちを散らせて、倒れた女の子を連れて館に向かおうとしていたんですが、千恵さんが『着いてくる』と駄々をこねました。」

「で、まぁ別に減るもんでもないし人里にいる間だけってことで着いてこさせたんだよな。」

「その後に……えっと………館に向かう途中に自己紹介を済ませて、僕達は館にたどり着きました。倒れていた人たちの看病をしていた女性に来る途中に拾った女の子を預けて僕達は館へと上がり込むと、悲惨な状況を目の当たりにしたんです………。」

思い出さないようにしていた記憶が一瞬だけ脳裏に映る。

自分の中でわき上がる感情を全て抑えつけ、話を続ける。

「そして看病をしていた女性に、運ばれてきた人たちのことを詳しく聞いて回ったんですが……特に収穫はなく分かったことと言えば『倒れていた人たちに関連性はなく無差別に被害を被ったらしい』ことぐらいでした。」

「ま、何も分からないことが分かった訳だけどな。」

「……そうして行き詰まって悩んでいたところで千恵さんが倒れていた一人の女性に近寄ります。千恵さんがその女性の手を握ったかと思うとその女性が当たり前のように体を起こしました。彼女に話を聞こうと思ったんですがあいにく、倒れたときの記憶が飛んでしまっていたようでまともに話が聞けそうになかったんですよね………。」

「何だか最近記憶喪失の患者を多く見る気がするんですけど偶然ですかね?」

「さぁ……?とにかく今は状況をまとめるのが先でしょ。」

「失敬。」

「そ、それで………どうしようもなくなっていると文さんが現れたわけです………。」

「なるほど………。そして私が鞘から軽く状況を説明してもらい、さてどうしよう……?ってところで千恵さんが倒れていた女性に近づき今度は彼女が糸が切れたように元の状態に戻ってしまったと………。」

「何がしたいのか全く訳が分からないですよね………。」

「あー………。頭痛くなってきた……。」

「そしてそこで千恵さんは本性を現します。どう姿を変えたのかは分かりませんが彼女は私と鞘が知る《チール》であると言い放ちました。雰囲気や言ってることからそれは嘘ではないと思われます。」

「何で姿を変える必要があったんでしょうか?」

「あんた達に見つかるとマズいからじゃないの?」

「あぁ………。なるほど………。」

霊夢さんの尤もな意見に思わず手をポンッと叩いた。

「急に正体をバラしたチールさんに続けてエルさんも《先ほどまで倒れていた女性》となって姿を現します。」

「もう……何が何だか………。」

「二人の話によると彼女らは《魂を奪う程度の能力》と《魂を宿らせる程度の能力》を駆使して千恵さんの体を乗っ取り、人里でこれらの事件を起こしていたそうでした………。動機についてはこれは《ゲーム》だと。刺激が欲しいだけだと言っていましたね。」

「だぁーもう!!………何がゲームよ!?そんなんで秩序破られたらこっちの身が持たないっての………。」

霊夢さんが頭を抱えて愚痴をこぼす。

「そのゲームにおいて少しでも楽しめるように私達に妨害をして欲しいとも言っていましたね。まぁ、見逃せないのが分かっていて言ってるんでしょうが………。」

「あいつ等天狗より性格悪いんじゃないの?」

「聞き捨てならない言葉が聞こえた気がしますが今はあえて触れないことにしておきます。」

文さんに半眼を向けられても霊夢さんはそれどころじゃないと言った様子で溜め息をついている。

「それでまぁ……我らが博霊の巫女様(笑)が結界を使って彼女達を物理的に拘束します。」

「おい。」

「一瞬優勢に見えた巫女様(笑)でしたが、ここで驚いたことに先ほどまでエルさんを名乗っていた女性が『私がチールだ』と言い放ちます。まぁ、嘘である可能性もありますが私にはそういう風には見えませんでしたね。」

「おいコラ……。」

「そしてチールさんだったはずの千恵さんが今度はエルさんへと変身します。しかもあろうことか彼女は博霊の巫女(笑)の結界に拘束されていたはずであるにも関わらずスッと立ち上がります。驚いた巫女(笑)はすぐに彼女に突進攻撃を仕掛けますが簡単に避けられた上に足をかけられ大袈裟に転びます(笑)」

「よっさすが貧乏巫女(笑)!!」

「…………。」

悪ふざけが過ぎる文さんに乗っかって魔理沙さんも挑発を始める。霊夢さんの表情が怖い………。ものすごく怖い。

「そして二人は『ここら辺の仕上げ』と何だか意味深な発言をしながら倒れた方々の看病をしていた女性に歩み寄ります。そんな状況にも関わらず彼女は何が起こっているのか理解できていないのか立ち上がることすら難しいようでした。」

「………。」

尚も霊夢さんの目つきは緩まない。

「鞘が身を挺して守ろうとしたからなのか彼女は無事なようで、チールさんエルさんは一瞬で体の力が抜けたように倒れてしまいました。そして貧乏(笑)が人里を見て回ろうと提案したことで今に至る………というわけですが。」

「腋(笑)の提案だったな。」

 

「上等よコラその締まりのないだらしない口二度と開けないようにしてやるわよ…………。」

 

「何でそんなに怒ってるんですか?」

「いやぁ、皆目見当もつかない。」

まるで打ち合わせをしていたかのように息ピッタリにとぼける二人に霊夢さんの拳が振り下ろす。

前に控えめに声が響いた。

 

「あの………店の中で暴れないでくださいね?」

 

「…………分かったわよ。悪かったわね急に大人数で押し掛けて。」

「いえ…!それは大丈夫ですよ!」

笑顔で答えた小鈴さんは小さく一礼した後カウンターの奥へ移動する。

「あ!!そう言えば!!」

視界の外へと移動する寸前、バッと振り返るとビシッと真っ直ぐに魔理沙さんを指さすと

「延滞料金とんでもないことになってますからね!!」

「分かってる、分かってるから。」

指された張本人は冷や汗を垂れ流し、噛みつきそうな勢いで迫ってきた小鈴さんを仰け反って避けながら早口にそう言った。

「お願いしますよ?」

「あぁ、分かってる分かってる。」

小鈴さんは大きな溜め息をつきながらカウンターの奥へと消えていった。

 

「まだ返してないんですか?」

「いやぁ………そもそもまだ1冊も読んでないんだけど……。」

「………。」

「だから鈴奈庵はやめとこうって言ったんだけどな。」

へへっとはにかみながら言う魔理沙さんの顔に反省の色は見られなかった。

 

「なに話を逸らしてんのよ。店内が駄目なら表に出りゃいいじゃない」

どこかの国の女王様みたいなことを良いながら霊夢さんは親指でビッと出入り口を示した。

ポーズだけ見ればヤンキー以外の何でもない。

「別に良いですよ?」「霊夢もさっきの勇姿(笑)をみる限り鈍っているみたいだしな。」

しかもこの二人は売られた喧嘩は漏れなく買い占めるようだ………。

「あ……あの……。」

 

「今はそんなことしてる場合じゃないでしょう!!」

 

僕の声を遮って代わりに遙かに凛とした声が響く。

「こんなことになっているんですから事件の原因解明の方が先です!!喧嘩してる時間なんて無いんですよ!!」

「「「……。」」」

早苗先生に諭されて三人はトボトボと席に戻る。

早苗さんが満足げに頷き対照的に霊夢さんは不機嫌そうに頬杖をつく。

 

そして特大の溜め息を吐き出す。

 

「じゃぁ……まとめてみた上で何か気づいたこととかある?」

 

 

 

 

 

      続く……。

 

 




はい!どうも!お年玉は貯金派の彩風です!!

まぁ、夏には底をついてると思いますが。

というわけで!今回もこんなところまで閲覧ありがとうございます!!
皆さんはお正月はゆっくり過ごせましたか?
お年玉はたくさんもらえましたか?もしくはあげましたか?

それぞれお正月を楽しく過ごしたことでしょう。

え?彩風?勿論寝正月ですよ。



さてさて、今回は余談と言うほど余談でもありません。
まぁまぁ、そんな顔せず見ていってくださいな。

いやぁ………。もう年も明けてはや8日。
受験生にとっては大忙しの時期でございます。
しかし彩風と言えば怠けて怠けて怠け通しておりました。

成績については第一志望は再検討をするほど危なくもなく、しかし余裕ぶっこいてられるほどでもない。というものです。
さすがの彩風も「このままではイカン……!!」と気を改め――――
た訳でもなく、別に第二志望でもいいかなーー。と軽い考えで過ごしています。
高校の実績については第一志望の方が高いのですが、高校の環境的には第二志望の方が行きたかったりするんです。

とと………。
「んなこと聞いてもしょうがないんだよ帰れロリコン××××ぞ!この××××××××。」
という声が聞こえてきそうなので本題に入ります!

えぇ、まぁ要するにさすがにちょっとは(かなり)勉強せねばならんわけですよ。
それによってハーメルンの方の更新がやや遅れるかもです。
「何だそんなことかどうでもいいわ×××××××。」
なんか聞こえてきた気がしますが気のせいでしょう。

現在は一応《毎週日曜日か月曜日(時間は未定)》で更新するように心がけてはいるのですが勉強の方に精を出すことになると平均7日ごとペースだった更新が8日9日と落ちるかもしれないのです。
勿論更新ペースを落とさないように心がけます!!
30%ぐらいの確率で遅れるでしょうか………?こんな作品でも読んでくれる方々がいらっしゃるので彩風も最大限努力しようと思います!!


それでは!是非次回もゆっくりしていってくださいね!!




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