僕と天狗の取材録   作:彩風 鶴

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注意
・この作品は東方projectの二次創作です
・準定期更新
・原作とは異なる自分設定←今回特に
・妄想過多←今回特に
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分←今回特に
・今回は彩風の妄想に妄想を重ねて妄想をコーティングしたお話となります。
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!






おまけ編 9
おまけ編 1話~用法・用量をお守り下さい~


「で、どうすればいいんですか…………?」

 

文は人を殺す目で静かに誰かを見つめる。

 

「あぁ、えーっと……それはね―――」

 

「みつけましたよ~~~あ~や~さ~ん……。」

誰かの言葉がゆらゆらと安定しない声に遮られる。

……ダッ

ガシッ

目にも留まらぬ速さで走り出した文の裾が掴まれた……。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…………。終わった~~~~~~。」

「お疲れさまです。」

机にかじりついていてガチガチに凝ってしまっているであろう師の肩を揉みほぐしながら労をねぎらう為に言葉をかける。

彼女に自分のマッサージしている肩が凝っているかどうかなど分かりはしないのだがこういうことはやること自体に意義があるものだ。

「お。ありがとうございます。悪いですね……こんなに遅くまでつきあわせてしまって。」

「いえ!むしろ手伝わせてもらえるだけありがたいですよ!」

たった今書き終わらせた原稿をトントンと揃える彼女は射命丸文。ここ、幻想郷の新聞記者であり妖怪の山に住まう烏天狗である。

そしてその横で柔らかい笑みを浮かべる少女……心音鞘。一見すると少年に見間違えるほどの控えめな――――失礼。暫く前に幻想郷へと迷い込んで倒れていたところを文に介抱されたのだ。どうやら記憶を失っているようである。

 

「今更改めて紹介する必要があるでしょうか。」

「……?どうしたんですか?」

文はヒラヒラと手を振ると原稿を引き出しへとしまった。

「何でもありませんよ。それより、鞘も疲れたでしょう?しっかり休んでください。」

「はい。それじゃあ先に失礼しますね。おやすみなさい。」

鞘は軽く一礼すると布団の敷いてある部屋へと入っていった。

「さて、それでは私も今日は休んで……。あや?」

大きな伸びを終えた文の目に何かが映り込む。

玄関の隅にちょこんと置いてある小包。身に覚えのない届け物に顔をしかめながら文はそれを手に取った。

 

『親愛なる新聞記者とその助手のお二人へ。これはちょっとしたプレゼントです。ネタにでもしてください。』

 

癖のある字でそう書かれたメモはあるものの肝心の差出人の名前が見あたらなかった。

これ以上怪しいものというのもなかなか思い浮かばないが、この新聞記者より強い好奇心を持つ人物もなかなか思い浮かばない。

文は小包を机の上に移すと慎重に包装紙を剥がしていく。すると中から小さな白い箱が顔を出した。

ゆっくりとそれを持ち上げると細かく左右に振る。

――が、音はしない。

つまり、その箱のサイズにぴったりのものが入っているか、もしくはクッション材のようなものが一緒に入っているということになる。

重さは特に重くも軽くもない。

これだけでは何が入っているのか想像のしようもない。

仕方なくその不気味な箱を開けることにする。

 

そっと開かれた蓋からのぞいたのはクッションに収まる小瓶が一つとそこに添えられた一枚の手紙だった。

『これはすてきなおくすりです。疲れがとれるので是非一度ご賞味あれ。』

先ほどのメモにあるものと同じ字でこう書かれている。

薬とは本来決して賞味するものではないだろう。文は苦笑を漏らしつつ丁寧に小瓶を手に取った。

飴色の瓶にはラベルのようなものは見あたらず薄く中の液体のみが目に映る。

大きさはちょうど手のひらに収まるぐらいの小さなものだ。

おもむろに蓋を取り、仰いで中の液体のにおいを確認する。特に異臭がするわけでもなく無臭のようだ。

「…………どうしますかね。」

くすりの送り主は何となく予想がつく。

だからこそ何の警戒もなく口にすればどうなるか分かったものではない。くすりの効能は……まあ、アブナイ類のものだろう。

そこまで、考えて文は一つの案を導き出した。

自分が飲めないなら誰かに飲ませればいいじゃない!

小瓶を丁寧に箱に戻すと部屋の隅へと移動させる。

文は満足げに頷くと明朝に備え、休息をとることにした。

 

 

 

 

「おはようございます…………。」

 

寝ぼけ眼をこすりながら頭をこくりこくりと揺らす。

日の入りから暫く経っただろうか。鞘はあくびをかみ殺して小さく頭を下げる。

「あぁ、おはようございます。よく眠れましたか?」

「はい。それなりには……。」

まだハッキリとしない意識を引っ張りながら椅子へと腰掛ける。

「ん~~……!!」一度大きく伸びをしていくらか視界が明瞭になった。

極めつけにキリッという擬音を想像しながら目を見開く。意外にもこれだけで結構目が覚めるものだ。

「目は覚めましたか?」

「はい!ばっちりです!あ、ありがとうございます!」

机に置かれた湯飲みを見て鞘は振り向き、お礼を言った。

文はニコッと笑うと

「いつもとは少し違う淹れ方をしてみたんですよ。どうぞ。」

そう言って早くソレを飲むように促す。

「へえ、そうなんですか?じゃあいただきますね。」

そんなことに気付く様子もなく鞘は湯飲みを手に取る。そして一口啜った。

「…………どう……ですか?」

「はい!おいしいです……けど、僕には味の違いは分からないですね……。」

鞘の様子に特にいつもと違ったものはない。申し訳なさそうに頭を垂れている。

「いえ、変えたといっても本当に些細なことですから気付かなくて当然ですよ。」

そう。その通りだ。あの小瓶の中身を垂らしただけなのだから。

 

「そうなんですか……?何だかすいません……。」

尚も暗い表情をしたままお茶(おくすり入り)を口に運ぶ。

「でも、いつも通りとてもおいしいですよ!」

気を遣うように鞘が笑う。可愛らしいが文が今求めているのはそれではない。

いったいこのくすりの効果は何なのだろうか?

わざわざ何でもないくすりを送りつけてくるなどは考えにくい、効果が出るのが遅いだけだろうか?

アレが送ってくるくすりだ。ほぼ確実にそういうくすりだろう。ネタにするしないは別にしてくすりが効いてこなくては面白味がない…………。

そこまで考えて初めて変化が現れ始めた。

 

「すー……すー……。」

 

さっき「ばっちりです!」とか言っていた気がするが目の前の鞘は幸せそうに寝息を立てている。

「これは……睡眠薬…………?ですかね……。」

鞘を起こさないように注意して呟く。

ただの睡眠薬……そんなことがあるだろうか?それにそうだとしたら何のためにこんなものを送りつけてきたのだろうか?

もしそんなものでネタになると思っているならアレには一言言っておいたほうがいいだろう。

期待していたようにならず、文は残念そうにため息をつくと鞘の背中に毛布をかける。

「まぁ、まだ睡眠薬と決まった訳じゃないですしこれから何か起こることも十分あり得ますからね!」

空気を取り戻すように再び呟くと、いつ何が起こっても大丈夫なように鞘が見える位置で原稿の見直しでも…………。

 

ギュッ

 

不意に服の裾を捕まれた。

当然、掴んだのは鞘だ。先ほどまで寝息をたてていたのにいつの間に……。

「文……さん?」

鞘は眠そうな表情で文を見上げていた。

しかし、何だか様子がおかしい。顔は妙に紅潮しているし目もトロンと垂れ下がっている。

これはもしや……。

「……?どうかしましたか?」

文はいつも通りの表情で尋ねる。

「ええと…………僕……何だか熱があるみたいれ……。えっと……それで、体が熱いので…………。」

「…………。パシャッ」

ついつい無意識にシャッターをきっていた。

「…………?」

しかし、いつもの鞘なら涙目で慌てて何か言いそうなものだが今回は違った。虚ろ目で小首を傾げている。

…………どうやらくすりの効果は催眠作用だけでは無かったようだ。

「大丈夫ですか?どこかに横になった方が…………。」

「だいじょうぶ……れす。はい。だいじょうぶ……。」

ろれつが回っていない上虚空を見つめて笑っていることから察するに絶対大丈夫ではないだろう。

 

まぁ、面白ければ何の問題もない。

 

どうやって記事に繋げるかは少し難しいところではあるが、方法ならいくらでもある。まずはこのくすりの効能の詳細を知るのが先だろう。

「鞘、私の顔が分かりますか?」

「……?文さんですよー?」

さすがに今話しているのが誰か分からないほど意識が朦朧としているわけではないらしい。

では、これはどうだろうと鞘の目の前で人差し指を立てる。

「じゃあ、これは何本ですか?」

「……?ええと……。」

…………どうやら、思った以上にまずいらしい。人の判別よりこっちの方が簡単な気もするが……。

そのときだった。

 

はむっ

 

「ひぃゃ!?」

不意にそんな声があがった。しかも鞘のものではない。文のものだ。

文自身、相当長く生きてきているがそんな声をあげたのはいつ以来か思い出せない。

自分が上げた声に戸惑いつつもそれよりも鞘のとった行動に大きく動揺する。

鞘の口から解放された右手の人差し指は鞘の唇と艶めかしく光る細い糸で繋がっていた。

相も変わらず鞘は虚ろな目で文を見上げている。口元は微かに緩んでおり鞘らしくない色気のようなものが窺えた。

いつの間にか鞘の腕は文の腹部に回されており、耳を澄ますと吐息が聞こえてくる。

「えへへ…………あ~や~さ~ん。」

……とりあえずこのくすりの効能に関してはある程度分かった。

考えたとおり、まぁそういった類の《おくすり》だったようだ。

しかし……この状況はちょっとマズい。

 

まぁ、面白そうだから良しとしよう。

 

「どうかしましたか?鞘?」

「何らか、暑くって……変な気分で……。」

だんだんと息が荒くなっている。さっきから紅潮していた鞘の顔はもうきれいな紅色に染まりきっていた。

何というかこう……ゾクゾクとした何かが身体中を這い回る。

バレないように気をつけながら写真に収めていった。

「あやや?そんなこと言ってたら襲っちゃいますよ?」

冗談で鞘の顔をこちらに向けて囁いてみる。いつもの鞘なら爆発して卒倒しそうなものだが……。

その瞬間視界がグラッと揺らぐ。背中に軽い痛みを感じ床に押し倒されたことを理解した。

 

「そうですよね。そうです!そうしましょう!大丈夫です何の問題もありません!女の子同士だからノーカウントです。文さんは何の心配もしなくて大丈夫ですよ。僕に任しておけば大丈夫です、文さんは天井のシミでも数えていてください。あ、でも僕から目を離しちゃ駄目ですよ。ずっと見ていて下さいね。ずっと…………。」

 

先ほどとは違う獣のような息の荒さに思わず怯む。

一息でそうまくし立てると鞘はゆっくりと妖艶な笑みを浮かべた。

そんな中文が上げることができた声と言えば…………

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

    続きますごめんなさい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!どうも!ロシアの女の子が何であんなにかわいいのか不思議でならない彩風です!

目の保養ですね。はい。

そんなことはさておきまして今回もここまで読んでいただきありがとうございます!!
まずは一言……

『申し訳ございません!!』

いやぁ……あの…………はい。深夜テンションって怖いですよね。痛感しております…………。
だって男って皆こういう展開好きでしょ?
薬より《くすり》ってしたほうがいいんでしょ?
スク水には平仮名で名前を書くでしょ?
…………。
…………すいませんでした。



反省の直後ですが余談ですよ!←まるで成長していない

皆さん、今週の火曜日……どうでしたか?
今年一番幸せだった人もいれば一番不幸だった人もいるでしょう。
そう2月14日……。男なら皆がそわそわするであろう一日。

《リゼちゃんの誕生(殴

え?何?14日?あれ?何かあったっけ?14日?ちょっと待ってちょっと待って今ここまで来てるここまで来てる。え?バレンタイン?あ~それだそれだ。喉まで来てたわ~今ちょうど喉まで来てたわ~っていうかお前に言われなかったら気付かなかったわ~。全く気づけなかったわ~危なかったわ~。これっぽっちも意識してなかったわ~。つうかお前今日髪型決まってね?え?俺?何言ってんの?これ寝癖だから、朝時間無かっただけだから。にしてもバレンタインか~うわ~全く気付いてなかったわ~ていうか俺甘いもの苦手なんだよなー。うわ~困っちゃうな~参ったな~あっちゃーそれにしても参ったなあっちゃー。
こんな風になっていた男子諸君!念願のchocoleteは貰えたかい?(イケヴォ)
え?彩風はどうかって?

あっはっはっはっはっは。





コトバヨクワカンナイ。






次回も是非ゆっくりしていってくださいね!!
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