僕と天狗の取材録   作:彩風 鶴

64 / 70
注意
・この作品は東方projectの二次創作です
・準定期更新
・原作とは異なる自分設定←今回特に
・妄想過多←今回特に
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分←今回特に
・受験終わったああ!よっしゃやりたいことやろう!やりたいことやろう!やりたいこと…………。ゲームするか……。
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!






魔法の森の取材
10章 1話~なりすましにご注意を~


「なんだか外が騒がしいな。」

そう呟くと魔理沙さんは玄関の扉を開く。

開かれたドアから覗けたのは太いツタが壁を作っているというなかなか珍しい光景だった。

 

「「「なっ……!?」」」

 

その場の全員が驚きの声を上げる。

優雅なティータイムはそこで幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

「お邪魔するわよー。」

 

ドゴォォオン

 

少年マンガのような擬音を響かせながら霊夢さんは永遠亭の扉を開ける。

いや、開けると言うよりも倒すという方が正しいだろうか。

「だ、大丈夫なんですか?」

「私達は永遠亭のお客様よ?お客様にあんな出迎えだなんてなかなか素敵な根性してるじゃない?」

僕の心配は答えになってない答えで一蹴される。

 

 

「あら、随分乱暴なお客が来たわね。」

 

 

「あ、永琳さん……。」

永遠亭にのりこめー^^わーい^^した僕たちを迎える声は特に怒っている様子はなく平然としているようだった。

「そちらからお出ましとは探す手間が省けて助かったわ。」

「悪いけれど今来てもらっても伝えるようなことはなにもないわよ。」

「何もしらばっくれる必要はないでしょう。何で私達を追い返そうとしたりしたのよ?」

威圧的に笑みを浮かべる霊夢さんを見ても永琳さんは何も言わない。

僕には何だか困惑しているように見えた。

 

「それでもまだしらばっくれるって言うなら力ずくで―――」

 

「さっきから何か勘違いしているようだけど私は何もしてないわよ?」

永琳さんの言葉に霊夢さんは「はあ?」と声を上げる。

「何言ってんのよ。ここにくる途中鈴仙に襲われたわよ。まぁ、返り討ちにしてやったけど……そのときあんたに侵入者は追い返すように言われたって…………。」

「確かに鈴仙は今朝から見あたらないけれど……そんなこと言った覚えはないわよ。」

「はぁ……?」

永琳さんの態度をみる限り嘘を吐いているという感じじゃない。

霊夢さんや他の三人も同じように感じたのか不思議そうに首を傾げている。

「私は別に追い返すつもりはないから安心していいわよ。でも、さっき言ったとおり今伝えるようなことは何もないわ。」

「まだ何も分かっていないってことか?」

「そういうことになるわね。とりあえず立ち話も何だし場所を変えましょう。」

何だかスッキリしないまま話が移り変わっていく。

そして僕達はアンネさん……そして大ちゃんが寝かせられている部屋へと向かった。

 

 

「やっぱり、一見するとただ眠っているだけのようにしか見えませんね……。本当に深刻な状態なんですか?」

「私も思いつく限りのことは調べてみたけれど、どれも空振りだったわ。でも普通の気絶した状態何かとは違うのは確かよ。」

横にされた二人はピクリとも動く様子はなく、目を瞑っている綺麗な顔は何だかシンデレラを思わせる。

あれ?それを言うなら白雪姫だろうか?

「まぁ、とにかく引き続き調べてちょうだい。それより私達の方でちょっと面白いことがあったのよ。」

「面白いこと?」

「えぇ……。」

 

 

~少女説明中~

 

 

「なるほどね……魂を奪う、それに宿らせる、ねえ……。」

「文、あんた前ここに来たとき二人のこと話さなかったの?」

「そういえば話してませんでしたね……急いでましたからうっかり……。」

文さんはそう言うとアンネさんの顔の上で手をヒラヒラとさせる。

「その二人は妖怪なの?」

「まだ確実なことはいえないけど多分そうでしょうね。ただ付喪神でもなさそうだし人の姿形をしてるけど私はあんな妖怪は見たこと無いわね。」

「ま、見た目だけでは化けている可能性もありますし分かりませんね。」

永琳さんは顎に手を当てて何か考え込むようにポーズをとる。

「なに?なにか引っかかるの?」

「いや、特に何も無いわ。」

誤魔化すような笑みを浮かべた後、それより……と襖の方に体を向ける。

「鈴仙……バレてるわよ。」

襖の奥でビクッと体を震わせたのが何となく分かった。

「し、師匠……すいません私の力不足で……。」

襖を開きウサギ耳の女性が頭を下げる。

どうやら襖の向こうで話を盗み聞きしていたようだ。

「鈴仙……あなた私に霊夢達を追い返すように言われたのよね?」

「え?は、はい!し、師匠言いましたよね?」

永琳さんからの質問に鈴仙さんは戸惑いながらも時間を置かずに答える。

「言ってないわよ。」

「え?」

そして返ってきた返答に目を丸くする。

でも……やあのとき確かに……と呟きながら必死に記憶を辿っているようだ。

「幻覚でも見たんじゃないか?」

 

「昨日試した薬がマズかったのかしらね?」

 

魔理沙さんがおそらく冗談で言ったであろう言葉に永琳さんが深刻な顔で呟くのを僕は聞き逃さなかった。

…………。

聞き逃せば良かった……。

「って……そんなことどうでもいいのよ。新しい発見が無かったなら私達は魔法の森に向かわないと……。」

霊夢さん達は聞こえていなかったのか永琳さんの言葉に反応することは無く話を続ける。

「そういえば言ってたわね。手紙が届いたとかなんとか……。」

「届いたんじゃなくて見つけたのよ。全く、誰が拾うかわからないでしょうに……。」

「行き先を悟られてたってことだな。」

「舐めたマネしてくれるわ……。」

霊夢さんが今にも舌打ちしそうな雰囲気で拳を固める。

「とにかく私達は魔法の森に向かうわ。」

「そう……。くれぐれも気を付けてね。」

「言われなくても分かってるわよ。」

霊夢さんはお祓い棒で肩をポンポンと叩きながら部屋を後にする。

お祓い棒をそういう使い方しても良いものなのだろうか……。

 

ダメなんだろうな……。

 

そんなふうに考えているといつの間にか部屋には永琳さん、鈴仙さん、そして横になった二人と僕だけになっている事に気づいた。

「おーい、鞘ー?」

「は、はい!!」

部屋の外からの声に永琳さんと鈴仙さんに短く礼をして襖の方へと走る。

僕が部屋を出た後永琳さん達が何か話しているような気がしたが内容は聞き取れなかった。

 

 

「あの……文さん。」

「?……どうしましたか?」

前を歩く文さんの服の裾を引っ張る。

「いえ、あの…………その……さっきは考えなしにひどいこと言ってしまってごめんなさい……。」

視線を何処に向けたらいいのか分からず右やら左やら斜め下やら色々なところに目を移しながら小さな声で呟くように話す。

さっきの今で調子がいいかもしれないけれど言っておかないと話しづらくなりそうだし……何より自分の中でモヤモヤが消えそうにない。

「え?……あぁ……うん。はい大丈夫ですよ。はい、気にしていませんから……はい。」

何と言われるだろうかと身構えていた割には文さんの返事が妙に軽く拍子抜けしてしまう。

というか何を謝罪されたのか分かっているのだろうか?

何ともいえない表情のまま歩みを進める。

「そういえば今は《魔法の森》に向かっているんですよね?どんな場所なんですか?」

気を取り直して訊こう訊こうと思っていた質問を口にする。

「どんな場所……ですか?」

「うーん……とりあえず暗いな、それにジメジメしてるし茸が多いぜ。」

「とにかく居心地が悪いわ。」

楽しそうに言う魔理沙さんと対照的に霊夢さんの声のトーンは低い。

「慣れてない内は森の中にいるだけで体調を崩すこともあるようですよ。」

「そうですね……。」

とりあえずろくな場所じゃないことは伝わってきた。

そんなところに家があるなんて……アリスさんという人はいったいどんな人なのだろうか?

確かあの手紙には人形遣いだって書いてあった気がするけど……。

僕の頭の中で暗い部屋で黙々と藁人形を作成する濃いくまのある女の人の画ができあがっていく。

「随分貧しい想像力ね……。」

…………幻想郷の人達は皆が皆、人の考えていることを覚れるのだろうか?

それとも僕の考えていることなど全部すべてまるっとスリッとゴリッとエブリシングお見通しなのだろうか?

 

「そういえばあの手紙って誰が持っているんですか?」

すると急に文さんが全員に尋ねた。

「それは勿論霊夢が持ってるんだろ?」「それは勿論魔理沙が持ってるんでしょ?」

霊夢さんと魔理沙さんがほぼ同時に答える。

そして目と目を合わせる。

「「…………」」

気まずい沈黙が流れる。

「私、魔理沙に渡したはずだけど?」

「いやいや、その後すぐ返したはずだぜ?」

そしてお互いに責任のなすりつけあいを始める。

ああだこうだと言葉が飛び交うのを文さん、早苗さんと共に傍観する。

言い合いは徐々にヒートアップしていき声のトーンもどんどんとあがっていく。

なんだかこう……もう口喧嘩に近くなっているのではないだろうか?

「あの……この状況で言い出しにくいんですけど……。」

控えめに手を挙げた早苗さんを気にも留めずに二人はぎゃあぎゃあと口論を続けている。

「手紙私が預かっていたんですよね。」

そういうと早苗さんは懐から手紙を取り出す。

 

「「…………」」

「だいたいあんたはいつもいつも……!」

「それを言うなら霊夢だって……!」

霊夢さんと魔理沙さんは自分達の声で聞こえていなかったらしい。

今にも掴みかかりそうな雰囲気でお互いにらみ合っている。

「あー…………ちょっと拝見してもいいですか?」

仕方なく文さんが二人を無視して早苗さんから手紙を受け取る。

僕も文さんの横から背伸びをして手紙を覗いた。

 

 

《前略 親愛なる新聞記者とその助手のお二方。あとなんか3人ぐらい。

この度は勝手ながら我々の遊びに付き合わせてしまったことを深くお詫びいたします。

今回、文という何とも面倒な方法を取らせていただいたのにはいくつか理由があるのですが……省きましょう。

さて、本題に入りますが……恐らく次に何処に向かえばいいか迷っていると思います。

ということで、私達が次に向かう場所をお教えします。私達が次に向かうのは光の射さない深い森。

その中、人形遣いの小さな家にてお茶を淹れて待っております。

草々 エルとチール》

 

 

当然ながら前に見たときと変わりはない。

「…………」

文さんは真剣な表情で手紙を舐めるように観察する。

「なにかあるんですか?」

「いえ、この『文という何とも面倒な方法をとらせていただいたのにはいくつか理由があるのですが』というのが少し気になったんですが……。」

「『文』さんだけにですか?」

「わざわざこんな意味深な言葉を残す必要があったのか……と。まぁ特に理由はないのかもしれませんね。」

そう言うと文さんは手紙を早苗さんに渡す。

スルーされたことは別に気にしてなどいない。

 

「あの、二人とも……手紙はもう見つかりましたよ。」

額に青筋を走らせる二人を宥めるように早苗さんが声をかける。

「「あ?」」

恐ろしい表情のまま同時に睨まれ早苗さんが少し怯んだ。

「い、いや……手紙はもう見つかったんで――」

「「は?」」

「…………。」

 

 

 

その後、霊夢さんと魔理沙さんを落ち着かせるまでにかなり多くの時間を要した。

 

 

 

 

 

 

 

    続く……。

 




はい!どうもなんとか高校入試を終えました彩風です!

無事合格いたしました。

さて、そんなことは置いておきまして、まずは何度目かの謝罪から始めようと思います。
今回、2週間も更新を遅らせてしまい申し訳ありませんでした!!
前回遅れるかもしれない的なことは一応後書きにちょっこりと書いたのですが2週間も消えることになるとは思いもしませんでござんした。
深くお詫び申し上げます。


それではお詫びの意味も込めて余談を始めましょうか。
これは彩風が受験を終え、結果発表も聞いた後に友人と遊びに出かけたときの話。

友人C「バスケたのしかったなー!!」
彩風「おまえは初心者をバカにできるんだからさぞかし楽しかっただろうな。」
友人C「ご、ごめん……。」
彩風「いや、まあいいけど。」

友人C「あ、ごめんM(Cの元カノ)からLI○E来たわ」
彩風「何て?」
友人C「《今Iと一緒にファ○マにいてファミ○キ2個もらえるし、一個やるから来い》だってさ。」
彩風「随分と仲がよろしいんですわね。」
友人C「別にふつうだろ。」
彩風「じゃあ、俺帰るわ。」
友人C「え、来てよ。」
彩風「は?気まずすぎるだろ。やだよ。」
友人C「アイス奢ってやるから。」
彩風「じゃ、行く。」

ふぁみふぁみふぁみー○ふぁみふぁみ○ー

M「おぉ、来た来た。って彩風もいんの?」
I「ファ○チキ足りないよ?」
彩風「俺ソフ○バンクだからさっきもらったしいいよ。」
M「あ、そうなの。それよりC金持ってきた?」
友人C「持ってきたよー」
M.I「じゃ、これ奢ってーー♪」
友人C「…………。」

ふぁみふぁみふぁみー○ふぁみふぁみ○ー

M.I「ありがとねー。」
友人C「あ、うん。」
M.I「じゃ、私ら帰るねー。」
友人C「送ろうか?」
M「え、キモい止めて。」
友人C「あ、はい。すいません。」

3分後

友人C「あ、ファミ○キもらってない。」
彩風「おまえも苦労してんだね。」


それでは次回も是非是非ゆっくりしていって下さいね!!


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。