執務室の新人提督   作:カツカレーカツカレーライス抜き

49 / 72
第49話

「黒潮ー、そっちの玉子とってー」

 

「んー……はいな」

 

「サーンキュ」

 

 妹から差し出された玉子を受け取って、陽炎はにこりと笑った。手に在る玉子を片手で器用に割り、ボウルへ落とすとそれをかき回し始めた。手早く手を動かす姿には躊躇がなく、慣れがはっきりと見て取れた。

 

「んー……で、塩はこれくらいで」

 

 塩を小さじ一杯ほど入れて、陽炎はまた箸を回し始める。それを見ていた隣の少女、陽炎の妹である磯風が声をかけた。

 

「司令はだし巻きに塩だったか?」

 

「うん? そうよ。司令はこっちの方が好みだって。ねぇ、初風?」

 

 磯風の隣に立ち、しっかりと見張る初風に陽炎は声をかけた。問われた初風は磯風の手元から目を離さず、応じた。

 

「えぇ、前に食べた時も美味しいって言ってたわ」

 

「ほらほら、さっすが私よねー」

 

「流石だよな俺ら」

 

 答える初風と胸を張る陽炎とは少し離れたところで、何故か雪風が椅子に座りながらノートPCを開いており、その隣では秋雲がテーブルに片手をついて、フーンとした顔で何かを言っていた。

 と、その二人の頭を叩いた者が居た。

 

「遊んでいる場合ですか、今私たちが従事している作戦の重要さを理解しなさい」

 

 ぎろり、と眼光鋭く妹二人をにらむのは不知火である。不知火は二人を叩いた後直ぐに自身の従事している作戦へと戻っていた。つまり、から揚げをあげていた。

 菜箸で衣に包まれた鶏肉をつつく不知火の相は、ただただ真剣その物であった。

 

「はいはい、秋雲作戦行動に戻りまーす」

 

「雪風も戻ります!」

 

 そう言って、秋雲と雪風の二人は自身達に与えられた作戦内容、味噌汁作りに戻った。そしてそんな二人を見てから、磯風が声を上げた。

 

「そうか、司令は塩が好きなのか……よし、こっちの秋刀魚も塩をもっと振れば」

 

「馬鹿、振り過ぎよ! 提督が高血圧になるでしょ!」

 

「浜風ー、浦風ー、手が空いてたら磯風を確り見たげてかー」

 

「分かりました」

 

「まかしときー」

 

 秋刀魚の塩焼きを任されている磯風に、浜風と浦風が黒潮の言葉に頷いて返した。初風一人では荷が勝ちすぎだと彼女達も判断したからだろう。

 

「というか、何故初風はいつも私の料理に駄目だしするんだ?」

 

「……良いでしょ、別に。いいから塩から手を放しなさい、はーなーしーなーさーい!」

 

 磯風の疑問に答えぬ初風の姿を見ながら、陽炎は肩をすくめた。今日も大仕事だ、と考えながら彼女は今自身達――陽炎姉妹達が集まる調理場を見た。

 

 場所は、間宮食堂の厨房である。姉妹の少ない艦娘達なら、鎮守府司令棟にある給湯室でも十分調理できるのだが、流石に陽炎姉妹程数が多い艦娘達になると、広さが必要になる。

 姉妹の多い艦娘達が、さてどうした物か、と頭を悩ませていたところ間宮の好意で厨房の貸し出しが決まったのだ。

 今朝の提督の弁当番は陽炎達であり、不知火曰くの遂行している重要な任務とは、それを美味しく作り上げる事である。

 

「よし、あとはこれを焼いて……」

 

 と陽炎が玉子焼き用のフライパンを探していると、彼女の鼻をふんわりとした甘い匂いがくすぐった。陽炎は、はっとした顔でにおいの先、コンロへ目を向けた。

 そこにはエプロン姿の少女が一人、玉子焼きを作っていた。

 

「まーたーかー!」

 

 陽炎は音もなくその少女の背後に立つと、肩をがっしりと掴んだ。掴まれた方は身じろぎしながら、それでも一切のミスなく玉子焼きを作りながら声を上げた。

 

「放して! 放して! 私は陽炎型20番艦、瑞風! やっと会えた、ご指導ご鞭撻よろしゅうな!」

 

「私にそんな妹いないわよ! もう毎回毎回玉子焼き作って! 知らぬ間に弁当に入れようとして! というかその雑な挨拶はなに!?」

 

 陽炎に肩を抑えられて身じろぎする自称瑞風は、どこで調達したのか陽炎姉妹達と同じ制服姿である。違和感がないどころか、これが彼女の正式衣装ではないのか、と思えるほどの着こなしだ。

 

「司令の出汁巻きは私が作るから、あんたは出なさい。っていうか、軽空母の当番は夜でしょ! ちゃんと守りなさい!」

 

「大丈夫、陽炎が出汁巻き作る、私玉子焼き作る。問題ないじゃない?」

 

「なぁに、演習で夜戦やりたいって?」

 

「やめて! やめて! 夜戦とか私達置物だから、置物だからやーめーてー!」

 

 マジ泣きし始めた瑞鳳に、陽炎は額を押さえて溜息を零した。陽炎の前で泣きつつもしっかりと玉子焼きを作るこの自称駆逐艦陽炎型20番艦瑞風、他称玉子焼き型軽空母1番艦瑞鳳は、何故か他の姉妹達の弁当当番でも、どこからか入ってきて玉子焼きを作ってしまう変な癖を持っていた。

 こうして陽炎姉妹、いや、他の姉妹達の調理に混じって玉子焼きを作った回数は、優に両手を超える。両手どころか、陽炎が知る限り皆勤賞であるから相当な数の筈だ。

 陽炎は本気で泣いている瑞鳳の姿に、心を鬼にして眉に力を込めてにらみ続けた。

 

 ――もう、瑞風ったら、ちゃんと理由さえ教えてくれたらお姉ちゃんだって邪険に扱わないのに。末っ子だからって甘やかした私も悪いのかしら。

 

 と、陽炎姉妹の制服をがっつり着こなした軽空母に確り侵食されつつ、陽炎は瑞鳳に問うた。

 

「で、瑞風。あんたどうしてこんな事ばっかりするの?」

 

「だって、提督の玉子焼きは私の当番だから……」

 

 陽炎に応じる瑞かz瑞鳳の相は、泣いてこそいるが真剣その物だ。何を馬鹿げた事を、と思うのが普通だろうが、その馬鹿げた事に真剣であるのが瑞鳳だ。

 彼女はそこに他者の理解を求めていない。ただ自身と提督だけが分かっていればいいとしか考えていない。それは、わがままでもあり、一途でもあった。

 陽炎はその姉妹の多さから、姉という立場上そういった物を否定しない。しないからこそ、再び彼女は問う。

 

「今日はお姉ちゃんが出汁巻き当番でしょう、瑞風? じゃあ、瑞風はどうしたらいいと思う?」

 

「じゃ、じゃあせめてムサッカアを」

 

「今更作る時間ないでしょう? っていうか、なんで中東料理なの?」

 

「いや、ムサッカアってなんやねんな?」

 

 陽炎は当然の様に返したが、普通は黒潮の様に知らない料理である。ムサッカアとは中東、レバノンの料理で、野菜を使ったグラタンの様な物である。多分瑞風なる駆逐艦は、艦時代その辺りでの任務が多かった為にそういった料理を得意としているのだろう。

 

「ほら、しょうがないから一緒に作るわよ」

 

「か、陽炎お姉ちゃん……!」

 

 泣いた顔に笑みを浮かべ、瑞風は姉である陽炎に抱きついた。抱きつかれた陽炎は、優しい顔で妹の背を何度も叩いた。

 

「ふむ……ところで陽炎」

 

「なによ、磯風」

 

「うちに瑞風という妹はいないぞ?」

 

「……」

 

「……」

 

 磯風の言葉に、抱き合っていた二人は互いに目を合わせた。

 

「あんた何自然にうちの妹になってるのよ!?」

 

「くっ……あともう少しで切り抜けられたのに……磯風、流石武勲艦ね!」

 

「なんだろうな、それは誉められているのか?」

 

 各々が口を開く調理場で、秋雲がテーブルに片手をつき、雪風がノートパソコンを開いて椅子に座っていた。

 

「流石だよな、うちの姉者」

 

「OK、ブラクラゲット」

 

 個性的な姉妹達である。

 

 

 

 

 

 

 

 

「んー……終わった終わった」

 

「こっちも終わったわよ」

 

「こっちもオッケイだぜーい」

 

 陽炎はどうにか追い出した瑞風なる妹分の事を脳裏に隅に追いやりながら背を伸ばした。

 先ほどまで広げられていた調理器具は元に戻され、汚れたところなども確りと綺麗に拭われていた。少なくとも、陽炎達が来る以前の調理場には戻っていた。

 

「うん、そっちもお疲れ」

 

「いえ、これくらいは」

 

「そうじゃよー」

 

 自身の言葉に返事を返す妹達に、陽炎は微笑んだ。そのまま、浜風と浦風に目を向けて口を開いた。

 

「で――大丈夫だった?」

 

「……どうでしょうか。見た限りでは十分に封じ込めたと思うのですが」

 

「磯風の料理は、時間が経つと進化する事も在るけん、なんとも言えんよ……」

 

 探る陽炎に、浜風は困り顔で、浦風は溜息混じりで返した。浦風は進化、と口にしたがそれを笑う者はここには居なかった。普段茶化す事が多い秋雲も、黙って聞いているだけだ。

 陽炎は一番近くで磯風を見ていたであろう艦娘、初風に目を向けた。

 陽炎の視線を受けた初風は腕を組んだまま頷き、その唇を動かし始めた。

 

「少なくとも、前みたいに動いたり喋ったりはしなかったわ。でも、それでも提督と食べてる最中に進化したこともあったから、なんとも……」

 

「そう、ね……それはもう、黒潮に期待しましょう」

 

 陽炎はここに居ない妹、黒潮に万感の思いを込めて目を閉じた。

 各時間の弁当当番になって最も得な事と言えば、出来上がった弁当を提督へ届け、一緒に朝食を食べられるという事であろう。この鎮守府の艦娘達にとっては、喉から手が出るほどに欲しい権利である。

 

 今回その権利を得たのは、陽炎姉妹の三女黒潮と、12女である磯風であった。

 通常弁当を届ける艦娘は1人と決まっているのだが、陽炎姉妹は特に数が多いことから、一度に二人までの特権が認められたのだ。もっとも、これは彼女達だけではなく、睦月姉妹と夕雲姉妹にも認められた権利であるので、彼女達だけの特権とは言い難い。

 ちなみに、こちらも大家族の吹雪型は当初から特Ⅰ型、特Ⅱ型、特Ⅲ型と別々に弁当当番を担当していたので、この話には特に絡まない。

 

「しかし、何故磯風の料理はあぁなってしまうのでしょう? 不知火にはとても不思議です」

 

 眼光鋭く周囲を見る不知火の言葉は、皆の疑問でもある。ただ、それに的確な答えを持つ艦娘はここにはいない。いや、どこにもそんな存在はいない。

 恐らく磯風の料理の真理に一番近いのは比叡だろうが、比叡も疑問に答えられるだけの物は持っていないだろう。いや、持っていたとしても答えないに違いない。人の触れて良いものではないと比叡は理解し、何も語りはしないだろう。

 そう、名状し難き冒涜的な外宇宙の神々の眠りを、徒に妨げるべきではないのだ。

 

「磯風の料理がどうこうって辺りは、谷風さんにはさっぱりだよ。助けてあげるにも限度ってモンもあるってもんさ。あとは黒潮が上手く提督を助けるのを期待するだけだねぃ」

 

 それまで黙っていた谷風が、自分の肩を揉みながら皆に言った。意外に面倒見がいい、と言われる谷風でもそこまでは助けられないのだろう。

 ここにいない黒潮と磯風は提督との朝食権を得たのだ。二人は少し前に、清潔な布に包まれた弁当箱と、味噌汁を入れた魔法瓶をもって執務室へと向かった。であれば、もう黒潮に縋るしかないのである。

 

「しかし提督さんと一緒にご飯かい……かぁーっ、谷風さんも一緒したいもんだねぇー」

 

「あれまぁ、意外っちゃ意外ねぇ。谷風はそういうの興味無さそうだけれどさぁ?」

 

 からからと笑って言う谷風に、秋雲が軽く絡んだ。が、それは陽炎なども思った事である。谷風という艦娘から出た言葉にしては、先ほどの言は少々乙女的だ。谷風の普段の行いや言葉遣いからは想像できない類の物である。

 ゆえに、今谷風をさす姉妹達の視線は少々鋭い。

 

「なんだいなんだい、皆してさぁ。谷風さんだって乙女だってんだよ? 想う人と一緒にご飯も食べたいもんさ。皆だってそうだろう?」

 

 自身の心情をあっさりと喋る谷風に、皆は俯き、目を閉じ、或いはそっぽ向いた。各々バラバラの行動であるが、共通点は一つだ。頬が朱に染まっていた。

 

「そりゃ……まぁ……自分が作った物とか、美味しいって言って食べてる姿とか見れたら、いいと思うけど……」

 

 陽炎の言葉は、姉妹達を代表した言葉でもあった。その為に皆朝の早くから準備し、皆気持ちを込めて料理を作っている。全ては提督、司令と呼ばれる男の為だ。

 そこには日ごろの感謝と、無垢な想いと、純粋な愛があった。

 

「でも……まずは料理をもっと上手にならないとね」

 

「ですよね……戦うのはともかく、料理というのは……少し難しいです」

 

「とかいって、浜風なんてバレンタインデーとか凄い気合入ってたのにねぇー」

 

「そうじゃのー」

 

 とりとめもない会話で、彼女達は黒潮達が帰ってくるのを待っていた。弁当箱と魔法瓶を流しで洗わなければならないからだ。

 黒潮と磯風に任せればいい、という事でもあるがそれをしないのが陽炎達だ。いや、多くの姉妹達も同じだろう。

 

 そうやって会話を交わしていると、磯風と黒潮が戻ってきた。

 手に在るのは空の弁当箱と、魔法瓶だ。二人に声をかけようとして、陽炎は眉を顰めた。

 磯風は常より仏頂面で、黒潮は満面の笑みだ。さて、何があったと陽炎が問う前に、初風が磯風に声をかけた。

 

「どうしたの……? 二人ともそれぞれ顔色が違うけれど?」

 

「司令だ」

 

 短く答えて、磯風は手に在る弁当箱を流しに置いた。が、磯風の返事は返事になっていない。彼女自身もそれを理解しているのだろう。磯風は弁当箱を包んでいる布を少々乱暴に解きながら続けた。

 

「三人で朝食をとっていると、司令が黒潮にプロポーズした」

 

「黒潮、詳しくお願いします」

 

「ぐは……っ!」

 

 磯風の言葉が終えるより先に、不知火が黒潮の襟首を締め上げていた。苦しさに顔を歪める黒潮を見下ろす不知火の顔は、姫級を殴る前の霧島と同じ物であった。完全に敵を見る相である。

 

「いや……ちょ、息が……!」

 

「不知火、放さないと喋れないと谷風さんぁ思うんだけどねぃ?」

 

「……そうですね」

 

 谷風の言葉に頷き、不知火は黒潮を放した。解放された黒潮は数度咳き込み、息を整えてから口を開いた。その相はやはり、上機嫌である。先ほどの事があったのに、だ。

 

「い、いやぁ、なんか一緒にご飯食べてたらな? 司令はんが、黒潮と一緒に朝御飯を食べたい人生だった……とか言い出して、な?」

 

「それだけじゃない。司令は、黒潮と一緒に登下校したい人生だった、とまで言い出したんだぞ」

 

 磯風は仏頂面のままぶっきらぼうに言い放ち、乱暴に洗い物を始めた。黒潮は頬を染めて照れ笑いだ。陽炎はそんな二人を見ながら溜息を零した。ついでに、神通直伝の突撃準備を始めた不知火を押し留めていた。

 

「司令の事だから、いつもの良く分からない言葉でしょ? その後、黒潮に司令が何かした?」

 

 陽炎の言葉に、磯風と黒潮は同時に目を瞬かせた。そして、暫しの後それぞれ別の動きを見せた。磯風は納得と頷き、黒潮は長い溜息を吐きながら肩を落とし始めたのだ。

 

「ほら、何も無かったんでしょう? だから不知火も戻って。今日は皆訓練とか演習があるんだから、早く終わらせて準備するわよ」

 

 手を叩いて皆を纏める。個性的な姉妹達を持つ長女の貫禄が、今の陽炎にはあった。

 

「でも、黒潮はあとで詳しく話聞くから覚悟しておいてね?」

 

「えー……」

 

 それでも、やはり彼女もまた乙女であった。姉として納得できても、一乙女として納得行かぬ事もあるのだろう。

 もっとも、個性的な姉妹のまとめ役、長女である彼女なのだからこんな物だろう。

 

「あぁそうそう磯風、尋問用に一品作っておいてね!」

 

「えぇええええええええええええ!?」

 

 ……こんな物だろう。




駆逐艦 陽炎型20番艦 瑞風

耐久45 火力0  装甲39 雷装0
回避25 対空18 搭載48 対潜0
甲種駆逐艦陽炎型の20番艦。
ドロップや建造時に、やっと会えた、ご指導ご鞭撻よろしゅうな! と一部提督達のトラウマを抉ってくる事で有名な駆逐艦娘。
駆逐艦でありながら軽空母並みの艦載機運用能力を持つが、反面夜戦ではまったく活躍出来ない。癖の強い駆逐艦なので使う提督達は要注意だ。
遠征などでも何故か失敗することが多いが、逆に何故か成功する遠征も在る。
空母系遠征とは非常に相性が良いので、積極的に使うと良いだろう。
ただし駆逐艦にしては燃費が悪いので使う場面を間違えないようにしないといけない。なかなかに考えさせられる駆逐艦である。

史実では単独で中東エリアを担当。
同じ駆逐艦の朝潮型の龍驤、Z1型の大鳳と共に第72駆逐隊を編成したが、作戦行動を共にした記録は一切無い。
第二次世界大戦勃発時には既に中東で玉子焼きを焼いていた。
その後ミッドウェー海戦時も中東で玉子焼きを焼いていた。
全てのソロモン海戦時も中東で玉子焼きを焼いていた。
ブーゲンビル島沖海戦時には中東で玉子焼きを焼いている最中に失敗。これが元で大破し、長い間修理に入ることになる。(注 ブーゲンビルの悲劇を参照)
その後トラック島空襲に中東で玉子焼きを焼いて戦線復帰した。
しかしレイテ沖海戦時に中東で間違って目玉焼きを作り沈没。
彼女は日本に帰る事なく、遠い異国で眠りについた。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。