執務室の新人提督   作:カツカレーカツカレーライス抜き

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第62話

 冬を前にしても、窓を開ければまだ散りきらぬ金木犀の香りが部屋に漂う。

 あぁ、まだ残っているのか、と僅かに顎を上げて目を閉じると、声が飛び込んできた。

 

「あ、多摩にゃん多摩にゃんおはよー」

 

「おはようだにゃ。でも多摩にゃんじゃねぇにゃー」

 

 背後から聞こえてくる会話に、彼女は手に在る本に目を戻した。内容は古代中国春秋時代、運命に翻弄された夏姫を題材とした物だ。艦の頃から縁がある翔鶴から借りた本である。どちらかと言えば勇ましい戦国武将等の本を好む彼女は、読むまでは果たしてどうであろうか、と躊躇していたのだが目を通して見ると透き通るような心情の描写に惹かれ、時間を忘れて頁を捲っていたのである。

 その手がとまったのは、部屋の窓が開けられ金木犀の香りが彼女の鼻をくすぐったからだ。

 さて、次は楚を脱出した後はどうなるのだ、と続きに目を落とそうとするが、しかしそれは為されなかった。

 

「あ、川内ちゃん川内ちゃん、おはよー」

 

「んーー……? あぁ、おはよー……」

 

 背後から聞こえてくる挨拶の応酬に、彼女は天井を仰ぎ見た。

 その会話が気に食わない、その声が癇に障る、等という事は無い。ただ、悲劇という余りに巨大な濁流の中で、か弱い女一人が必死に耐え続け、ようやっと幸せに触れようか、という様な類の本を読むには、どうしても背後から聞こえてくる能天気な声を聞きながら、という訳にはいかないだけだ。

 

「あ、お鬼怒ちゃんお鬼怒ちゃん、おはよー」

 

「あぁ、おはよーさんだよー」

 

 そして彼女は、手に在る本にしおりを挟んでそっと机に戻し、勢い良く背後に振り返って声を上げた。

 

「姉さん……!」

 

「……なぁに?」

 

 彼女――矢矧は何か口にしようとしたが、振り返った際に目に飛び込んできた、何故か両手を上げて力瘤を作るようなポーズをとっていた姉、阿賀野の姿を見て、暫し黙った後弱弱しく首を横に振った。

 

「なに……それ?」

 

「お鬼怒ちゃんのポーズ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在、この部屋に居るのは長女阿賀野と三女矢矧だけだ。

 次女の能代と末っ子の酒匂は、阿賀野に貰った小遣いで甘味処で休憩中である。

 その二人しかいない阿賀野姉妹の部屋は、下は川内、隣は球磨と長良、上に天龍、と見事に個性豊かな姉妹達に囲まれている。

 

 この様な形で部屋に入居させたのは、元寮監の長良である。

 鎮守府の艦娘が増え、後進の育成に集中したかった彼女は後任として当時鳴り物入りで着任してきた、まだ日の浅い阿賀野を指名した。

 

 それだけ長良が阿賀野姉妹――当時はまだ酒匂着任前の、3姉妹であったが――に寄せる期待は、並々ならぬ物であったと言う事だ。

 実際、能代はしっかりと寮監補佐として任務を果たし、ともすれば無軌道ともいえる面子を軌道修正してなんとかギリギリ艦娘かな? というところに着地させる事に今のところ成功している。

 酒匂や矢矧にしても、そんな能代を助けて寮内の空気が緩みきる事をなんとか押さえ込んできた。

 

 特に矢矧の記憶の中で、収拾に梃子摺った軽巡寮で起きたワースト3と言えば、川内対阿武隈。神通対阿武隈。大井対阿武隈である。

 

 川内と阿武隈の長年の宿縁に終止符を打たんとした玉子焼き対決では、謎の大淀型三番艦瑞淀という艦娘の登場によって有耶無耶になったり、神通と阿武隈の提督護衛権をかけたクギ打ち対決では、謎の夕張型二番艦瑞張が蕎麦をすすりながら二人の釘を全部倒して有耶無耶になったり、大井対阿武隈では、寝ている提督を膝枕したあと安心しきった提督の寝顔を見て何やら感極まって布団に忍び込まんとする大井を阿武隈が阻止している間に、謎の天龍型三番艦瑞龍と謎の祥鳳型三番艦阿賀鳳が入ってきて二人の脳天を叩いて執務室から放り出し、夜の遅くに提督の眠りを妨げるとは何事か、と静かに説教して終わった。

 

 最後のそれは軽巡寮の事ではないが、軽巡寮に住まう艦娘の起こした事であるから、矢矧の中ではこの寮での一つの事件として記憶されている。

 そしてこれは、全て阿賀野に関係ない事である。

 あるのだが、どこの誰かはしらない謎の瑞なんとかはともかく、面影がそっくりな瑞鳳という軽空母は阿賀野と懇意にしている艦娘である。

 

 そう、阿賀野なのだ。

 長良に後任を任されたのは、能代ではなく矢矧でもない。

 イマイチ良く分からない、現在矢矧の前で自筆の提督日誌なる物の総集編を編纂している阿賀野姉妹の長女、阿賀野である。

 

 能代には世話されっ放し、矢矧には小言言われっ放し、酒匂とはぴゃー言いっ放しというちょっとだらしないお姉さんであるのだが、何故か大淀や初霜、長門とさらには提督にまで信頼された摩訶不思議な艦娘である。

 

 能代は飽く迄補佐だ。

 長門、初霜の決定で、後に提督もこれに賛成し否とはしなかった。

 しかも阿賀野着任から約半年後、艤装を手に入れて軽巡寮に入ってきた大淀も、阿賀野が寮監である事にまったく異を唱えなかったのだ。

 

 この個性派揃いの軽巡達の日常におけるまとめ役など、大任である。

 

 矢矧からすれば姉であるのだから高い評価は嬉しくも思うが、自身には姉の何かが見えていないのかもしれないと不安にもなるのだ。

 群盲象を評す、というが、自身もまた姉のお腹だけを触って、そのちょっとぷにっとしたところだけで姉を見てはいないか、と矢矧は思うのである。まして矢矧は群ではなく個だ。

 象牙を触って、象とは硬く冷たい物ですね、と言っているだけで意見の交換ができていない。

 

 さて、自身は何が見えていないのだ、と矢矧はじっと姉を見つめた。

 乙女の体と心を得てから共に過ごした時間は約2年程である。2013年の秋の特別海域で、姉達に遅れること三週間、といったところで矢矧はこの鎮守府に着任した。

 面白いことに、この時点で既に艦であった頃よりも、艦娘である現在の方が長い時間を共にしている。

 

 彼女達は高性能軽巡洋艦であったが為に、同じく高性能であった甲種駆逐艦――陽炎姉妹、夕雲姉妹と同じ道を辿った。

 優れた能力は当然戦う為に与えられた物である。である以上、使われる場面は勿論それに応じた場所である。

 戦局は既に終盤、それも敗戦色の濃い時代であった。結果は阿賀野型四隻中三隻沈没、だ。残った酒匂にしても、姉達と出会うことなく、燃料不足に泣かされて満足に海上を走る事も出来なかった。そんな彼女の、その最後の長い航行は異国への死出の旅であった。

 

 今でこそ同じ寮の同じ部屋で四人が笑って過ごせるが、酒匂が初めて姉達の顔を見たときの、あの泣き出しそうな笑顔は矢矧には忘れられない物である。

 

 2年。

 たった2年。されど2年だ。

 それが短い物であるか、長い物であるかは人それぞれだろう。矢矧にとっては濃く、それでいて様々な事があった2年であった。

 

 矢矧はこの年月で、もはや見飽きたとも言える姉の顔を、じっと、じっと見つめた。

 泣き出しそうな酒匂を真っ先に抱きしめて微笑んだ、慈愛の相はそこにない。明石を見るたび御礼をする律儀さも、今は見えてこない。那珂と出会うたびハイタッチをしてハグする明るさも、秋津州を見る度無理に笑う姿も、矢矧にはやはり見えない。

 提督日誌を前にして、煎餅を齧りながらうんうんと唸るだらしない姉がいるだけだ。

 

 と、阿賀野が提督日誌から顔を上げた。矢矧の探るような視線に気付いたのだろう。

 が、何を探っているかまでは理解できなかった阿賀野は、あぁ、と頷いて口を開いた。

 

「これはねー、ふふ、提督さんが鳳翔さんに耳かきされていた時のお話なのよ」

 

「……いや、そんな事は聞いて――いや、待って。耳かき?」

 

 手元にある日誌を手にして矢矧に渡そうとする阿賀野に、矢矧は首を横に振ろうとしたが、聞こえてきた内容が明確に頭へと浸透してくると阿賀野に聞き返した。

 何せ阿賀野が矢矧に渡そうとしている日誌とやらに書かれている文字は、エジプトのヒエログリフかインカのキープにしか見えないのだ。

 現代日本で普通に艦娘をやっている矢矧にはそれらの解読スキルなど無いのだから、古代阿賀野語に精通した阿賀野文明の生き残りである阿賀野氏に意訳して貰うほか無い。

 

「えーっとね、提督さんが猫とうにゃーってやってる時に、眠くなってきて、偶々通りかかった鳳翔さんが偶然で明石さんところで買ってきた耳かきで提督を近くのベンチで膝枕してこりこりーって」

 

「……あ、うん、大丈夫。なんとなく分かるわ」

 

 阿賀野語はやはり難解であったが、接する機会も多い矢矧には言わんとする事の大筋は理解できていた。が、次はさっぱりであった。

 

「で、それを見ていた雷ちゃんが突入して、提督さんをもみもみむにゅーってやり始めて、提督さんがあぁ駄目になるんじゃーって言いながらオスカーの肉球でぺちぺちされてたのよね?」

 

「いや、私に聞かれても……」

 

 最後のほうになると、何故か阿賀野は首をかしげながら不安そうな顔で矢矧に問うてきた。

 どうやら自身でも阿賀野文字は確りと解読できていないようである。果たしてそれは編纂可能なのか、と思う矢矧であったが、触れないことにした。

 手伝って欲しい、などといわれても困るからだ。彼女が習得しているのは日本語と英語だけで、他の言語はさほど詳しくない。

 

 が、悲しいかな。2年。たった2年。されど2年。

 寝食を共にした姉の、その他人が聞けば何ぞやと首を傾げて、理解しようとすればするほど頭痛がして自殺一歩前まで行くような、夢野久作の有名な迷作を読んだあとのぼさぼさ頭でどもりがきつい名探偵の生みの親の名作家の気分を追体験出来そうな意味不明な言葉も、矢矧はある程度理解できてしまうのだ。

 

 矢矧は暫し目を瞑り、腕を組んで阿賀野の言葉を脳内で咀嚼した。

 そしてゆっくりと目を開け、何か期待するような眼差しで自身を見つめる姉の双眸を確りと見て、口を開いた。

 

「……鳳翔さんが提督に耳かきをしている最中に、雷が現れて提督にマッサージを始めた。で、それをオスカーが真似て提督の頬を前足でむにむにし始めて、提督がその、なんか変な事を言い始めた……と?」

 

「それ!」

 

 目を輝かせて手を打つ阿賀野の姿に、矢矧は腕を組んだままふふんと胸を張った。

 決して胸を張れるようなことではないのだが、何故か様になっていたのはそれが矢矧という武勲艦であるからだろう。

 そしてそんな二人を突っ込む筈の次女の不在が痛かった。突っ込み不在であるのだから、矢矧のこの行動も仕方ないことであったのだ、多分。

 

 さて、実はその時、鳳翔によって耳かきされ、オスカーの肉球に頬を押され、雷にはマッサージされていた提督は、駄目になるんじゃー、等と言いながらも本気で駄目になりそうな状況に心底怯えても居たわけだが、それは誰も知らぬ事である。

 

「じゃあ、じゃあじゃあ、これ分かる?」

 

 少しばかり興奮した相で、阿賀野は次の日誌を手にしていた。これもまた矢矧から見れば解読不能な文字である。そして恐ろしいことに、書いた阿賀野にも半分程度しか理解できていないという悲しい文字でもあった。

 古代文明が現代文明から完全に消える条件とは、文字や記録が消える事であるという人もいるが、このままでは阿賀野文明も大分危ない状態である。

 消えたこところで誰も損しない駄目っぽい文明であるのだが……。

 

「えーっと…………あ、駄目だ読めない」

 

 駄目文明だ。

 阿賀野は手にしていた提督日誌を隅にやると、また新しい日誌を手にしてめくった。と、今度は目を輝かせた。どうやら読める物であったらしい。

 

「瑞鳳ちゃんがねー、提督さんに玉子焼き誉められてすごいうきうきしてた時の話ねー」

 

「……瑞なんとかではなく、瑞鳳なのね?」

 

「そうよ? やぁねぇ矢矧ー。瑞なんとかさんは瑞なんとかさんで別人じゃないのー。瑞鳳ちゃんは瑞鳳ちゃんよー?」

 

「……えぇ、そうね」

 

 阿賀野の中ではそうなっているらしい。

 偶に調理時に突如現れる阿賀野型五番艦瑞賀野も、阿賀野の中ではれっきとした妹の一人なのだろう。まぁ、矢矧自体、特に思う事もないのでそれはそれで構わないのだが、それを真剣に信じているとなると流石に姉の今後が心配にもなる。

 

「ん、こっちは秋雲ちゃんの新作の話ねぇ。提督さんをモデルにしたキャラクターを作ったら、動かない上にやたら意味不明な行動をとるようになった、とかで相談されたのよねぇ」

 

「まぁそうなるな」

 

 そうなるほか無い。あれをモデルにしようなどと、余りに無謀だ。

 矢矧の返事に、阿賀野は微笑んだ。慈愛に満ちた、酒匂を抱きしめた時と同じ相である。

 そんな表情のまま、阿賀野はまた別の日誌を取って嬉しそうに矢矧に話し出す。矢矧にとってはいつもの姉だ。

 どこか抜けて、どこか甘くて、ぼけっとした、それだけの姉だ。

 

 だから矢矧には、やっぱり分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「姉の事なのだけれど……」

 

「んー……?」

 

 後日、偶然食堂で相席になった阿武隈に、矢矧は話しかけた。

 注文した定食が来るまでの時間つぶしであり、ちょっとした謎の解明だ。

 

「なんで長良は姉を寮監したのかしら、って」

 

 矢矧は長良の寮監時代を知らないが、現在も軽巡四天王、等とも呼ばれる五人を球磨と共に纏めている長良であるから、不味いおさめ方はしていなかった筈で、後進の育成に集中したい、といっても体力自慢の長良であれば両立できたのではないか、とも思えるのだ。

 それだけに、やはり不可解なのである。であるから、相席になった長良の妹、阿武隈に問うたのだ。

 さて、矢矧に問われた阿武隈と言えば、暫しぽかんとした後、苦笑を零した。

 阿武隈の苦笑に怪訝そうな相を浮かべる矢矧に、阿武隈は応えた。

 

「候補はね、他にも居たのよ? 球磨とかー」

 

「でしょうね」

 

 当たり前である。阿武隈が口にした艦娘は、矢矧がなるほどと頷ける者である。

 あの苦労人の球磨であれば、寮の――艦娘達の管理くらい当たり前にやってみせるだろう。

 が、阿武隈は違ったようで、苦笑の色を濃くした。

 

「でも、当人はこれ以上面倒なんてみれないクマー、って」

 

「……ふむ」

 

 それもそうだ、と矢矧は頷いた。

 日常では個性派の妹達の面倒を見て、海上では武勲艦として護衛に哨戒に殲滅にと大忙しだ。それ以外でもやはり頼られる場面は多く、これ以上は無理と球磨は判断したのだろう。

 

「他にも、那珂とかー神通とかー、夜戦馬鹿とか、天龍も名前が挙がったんだけどぉ、皆阿賀野を推したのよねー」

 

「……その皆が?」

 

「そうよ?」

 

 この鎮守府における一から四までの各水雷戦隊の、そして遠征部隊を束ねる旗艦が阿賀野を推したという事実に、矢矧はなんとも言えない顔を見せた。

 姉が評価された事を喜び、その喜びを表に出すまいと抵抗し、そして日常を知るが故に何故だろうかと疑問に塗れた相の混じった、なんとも言えない顔だ。

 苦虫を噛んだ、という相であるなら、きっと矢矧は相当苦い虫を噛んだのだろう。

 

「日が浅いのに、阿賀野が一番皆の事を見ているから、阿賀野が良いって。長良姉さんも、阿賀野とよく話して決めたって」

 

「……」

 

 阿武隈の、その苦笑交じりの言葉に矢矧はやはりなんとも言えない相のまま、頷くでもなく否定するでもなく、ただ腕を組んで口をへの字に曲げた。

 矢矧が阿武隈に何か返そうとすると、食堂の扉が開かれた。自然そちらに視線を引かれた矢矧と阿武隈は、そこに笑顔の阿賀野、同じ様に笑う鬼怒、気だるげな多摩、眠たそうな川内を見た。

 彼女達も矢矧達に気付いたようで、手を上げてテーブルに歩み寄ってくる。

 鬼怒と阿賀野だけは、両手を上げて力瘤を作るようなポーズであったが。

 

 誰も彼も笑顔だ。阿賀野の顔を見たとき、矢矧はそれまでのなんとも言えない相から直ぐ笑顔になった。ただ、そんな事は当人の知らぬことである。

 

 艤装もまとわぬ日常であるなら、笑顔が一番だ。それが自然に溢れ出る、誰もが安心できるものなら尚結構だ。

 提督日誌という記録の中に、艦娘達の日常を青葉とはまた違った形で記憶する阿賀野のあり方がどういった物であるのか。

 

 近すぎて見えてない矢矧が、それらに気付ける様になるにはまだ少しばかり時間が必要であった。

 この鎮守府では、時間はまだ余るほどにある。それを幸か不幸か決めなければならないのであれば。

 艦であった頃、僅かな時間だけを共にし、末の妹とは出会う事も出来なかった彼女達には、それはきっと、間違いなく幸せなことなのだ。

 

「矢矧矢矧ー、秋雲ちゃんのポーズ!」

 

「鬼怒のポーズじゃないの!?」

 

 多分、幸せなことなのだ。




 阿賀野の駄目っぽい少しぽっちゃりしたお腹をぷにぷにしたい人生だった……

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