時間は少し戻り、時は穗乃果がナーヴギアを被りゲームを起動させ、少したったくらい。海未がその情報を知ったのもそれくらいの頃である。
海未の家
海未はいつもの鍛練を終え一息ついた。
海未「ふぅ…今日はこれくらいにしておきましょうか、それにしても穗乃果に貸したあのゲーム、一体どう言った物なのでしょうか」
やはり気になる海未は明日穗乃果に感想を聞こうと、思いながら眠る準備をしていた。その時
海未ママ「海未!」
海未「はい!?なんでしょうか」
海未の母が異様に大きな声で読んだため驚く海未、何事かと母を見るとなにやら慌てた様子である
海未ママ「海未、あのゲーム機今持ってる?」
海未「ナーヴギアのことですか?今は手元にはありませんが、なぜ?」
海未ママ「実はさっきイトコから電話があってね、そのナーヴギア?を回収したいそうなの」
海未「回収?一体どうして」
海未はそう質問しながら、変な感覚がよぎった。なんだかとても嫌な予感がする
海未ママ「うん…実はあのゲーム機はね……」
そして海未は知った、知ってしまった。自分が貸したナーヴギアが実はデスゲームの入口だったと言うことを。そして今それを使っているのが穗乃果だと言うことを思い出した海未は、家を飛び出した。途中ことりにも連絡をし、穗乃果の家に来てほしいと、お願いした。ことりは状況が分かっているのか二つ返事で了解した。
ことりはどうやらテレビでSAOの今の状況を知ったらしい。穗乃果の家に着くなり、すぐにインターホンをおす
海未「穗乃果!いますか!居たら出てきてください!」
ことり「穗乃果ちゃん!大丈夫!?」
必死に呼び掛けるが穗乃果どころか家の人も出ない。それほど遅い時間では無い筈だからみんな眠った何てことは無いはず。どうやら留守のようだ。
海未「留守?」
ことり「いないの…?どうしよう海未ちゃん」
海未「…」
とりあえずその日はあたりも暗いので明日また穗乃果の家に行く事にした。
海未「ことり、すみません。もう外は暗いのに急に呼び出してしまいまして」
ことり「ううん、それは大丈夫だよ。それよりも穗乃果ちゃんだよね…」
海未「ええ…」
次の日
海未とことりは一応制服を着て穗乃果の家に行った。和菓子屋『穂むら』の玄関には休業日とかかれていた。手をかけると開いた。
ほのママ「あ、すいません。今日はおやすみ…って海未ちゃんとことりちゃんじゃない」
穗乃果の母が迎えてくれたがその顔は、どこか顔色が悪い。海未の嫌な予感がどんどん近づいてるのが怖かった。
海未「あ、あの…穗乃果はいますでしょうか?」
ことり「……」
海未とことりは祈るように聞いた。だが穗乃果の母はこう言った
ほのママ「そうね…あなたたちにはお話しなくちゃいけないわね。穗乃果の幼なじみですもの」
穗乃果の母は隠さずに言った。穗乃果はナーヴギアを装着しSAOを起動し、デスゲームの中にいると。昨日留守だったのは穗乃果を病院まで運んでいたからで、家族全員で行ったらしい。
海未は絶句し、ことりはうなだれた
海未「そ、そんな…」
ことり「うそ…穗乃果…ちゃん」
その日二人は学校を休み、穗乃果のお見舞いに行くことにした。
病院
病院の中を走るのさすがに気が引けたので早歩きで二人は穗乃果の病室を目指した。そしてその部屋を見つける。海未がドアを開けるとそこには。海未が貸したナーヴギアを頭に被り、ベッドに横たわる穗乃果がいた。
海未「穗乃果…!あ…あ…」
とっさに言葉が出ない海未、そのとなりで
ことり「穗乃果ちゃん…!どうして…!うあああん!」
泣き崩れることり
海未「私は…何て事を…」
海未は自分を攻めた、私が貸さなければ!せめて私があのゲームを使っていれば!と、
海未「私の……私のせいです。こんなことになったのは…」
海未は溢れてくる罪悪感と不安で頭がおかしくなりそうになった。それに耐えながら海未は涙をこぼした。
海未「うぅ…うっ…すいま…せん…ほの…かぁ」
ことり「海未…ちゃん…」
「あまり自分を攻めないで下さい」
海未とことりは少しビクッとし、声のする方へ目を向けるとドアの方に穗乃果の妹の雪穂がいた。
雪穂「お姉ちゃんがこのゲームを始めたのは、あくまでお姉ちゃんの意思ですから…。海未さんが気に病むこと無いですよ」
冷静な雪穂だがその表情は暗く目元は泣き腫らしたのか涙の跡がついている。
海未「ですが…あのゲームは私が―――」
雪穂「はい、知っています。お姉ちゃんがゲームを始める前に言ってましたから」
喋りながら病室の穗乃果のベッドの横にある椅子に腰かける雪穂
雪穂「でも、それでも海未さんを攻める気にはならないんです。」
そう言いながら雪穂は穗乃果の手をぎゅっと握る
ことり「じゃあ雪穂ちゃんは海未ちゃんのこと怒ってないの?」
ようやく涙が止まったことりは、鼻を啜りながら雪穂に質問をした
雪穂「はい。強いて言えば自分に怒っています。自分がもっとちゃんとしてればって。……だけど私は信じてますから」
海未「信じてる…?」
ことり「一体…何を?」
すうっと息を吸いふぅっと吐いた雪穂、そして二人の問いに答えた
雪穂「お姉ちゃんが帰ってくることを」
雪穂のそのときの顔はやはり不安もある、それでも希望を捨てない。そんな感じの………笑顔だった
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海未とことりの二人は病室を出ると、まず涙を拭いた。そして病院内のベンチに座る、すると海未が口を開いた
海未「そうですよね……まだ穗乃果が死んだわけではありません」
ことり「うん!穗乃果ちゃんならきっと帰ってくる!」
海未「先程の雪穂さんの顔には驚かせされました。あんなにも人を信じることが出来るなんて」
ことり「海未ちゃん…私も待ってる、きっと帰ってくることを信じて待ってる!」
海未「ことり…!はい、もちろん私もです!」
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翌日 部室
μ'sのみんなに穗乃果の今の状況を伝えた、みんなそれぞれの反応を見せたが、みんなに共通したのは、全員が泣いたこと…。
絵里「そんな…穗乃果が…うっ…うっ…」
希「嘘…だったらええのにな…」
にこ「穗乃果……」
真姫「そんな…そんなのって…」
花陽「うっ…うっ…」
凜「かよち~ん…うわーん!」
でもみんな泣いたあとはちゃんと涙をぬぐい、希望を見せた、きっと帰ってくることを。ここで死ぬなんてふざけてる、なんてにこが言ったりもした。海未が一度自分のせいだとも言ったが、みんなが海未のせいじゃないと言ってくれた。
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その日の病院
海未とことりは再び穗乃果の病室を訪れていた。依然として穗乃果に変化はない
海未「穗乃果…μ'sのみんなは優しいです。こんな私を許してくれた。あなたは私を許してくれるでしょうか…」
海未が穗乃果に語りかける
ことり「海未ちゃん…」
海未「今の穗乃果には答えることができない、だから私たちは待っています、あなたの帰りを」
ことり「うん!」
海未とことりは精一杯の笑顔を作った。そんな二人に答えるように眠っている穗乃果が少し笑った気がした
次回から本格的にオリジナルです