hells school idol   作:みーずー

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第14話 「別れの時」

マナ「・・・まだ、生きているんだね僕は・・・」

 

ハンターを退きクエストをクリアしたホノ達、そして扉の先にはあの薄暗い森に入る前の明るい荒野のフィールドに出た。マナの姿はもう気のせいでは済まないくらいに薄くなっていた

 

ホノ「マナ・・・・」

 

ホノは悲しげにマナの名前を呼んだ

 

マナ「そんな顔をしないでください・・あなた達のお陰で僕はまだ生きているんですから」

 

ヤシャ「そうだけど・・このまま消えちゃうのは寂しいよね」

 

そう呟いたヤシャにホノは何かを思いついたような顔をしていった

 

ホノ「そうだ!!マナ!」

 

突然呼びかけられ驚くマナ

 

マナ「は、はい?」

 

ホノ「マナはまだこのゲームに入ってきて遊んだことないよね!?」

 

目をキラキラさせて聞いてくるホノに戸惑いつつもマナは頷いた

 

マナ「ええ、僕には縁がないと思ってましたから・・・」

 

ホノ「よーし!それじゃあマナが消えちゃう前にたくさん遊ぶぞー!」

 

ガシっとマナの腕を掴むとホノは勢いよく走り出した。ヤシャもそれに続くヤシャは走りながら

 

ヤシャ「マナ・・君に人間の楽しみを教えてあげるよ!後ホノー!そんなに走ると危ないよー」

 

と、ヤシャが言う前にホノは歩いていた女性プレイヤーに肩がぶつかった

女性プレイヤーは体勢を崩し地面に尻餅をついた

 

「きゃ!いたた・・」

 

ホノ「うわわ!ごめんなさい!」

 

ヤシャ「・・・」

 

さすがに黙ったヤシャ、ホノは手を差し伸べその女性プレイヤーを起こすと再度謝る

 

ホノ「あの、本当にごめんなさい!私前しか見ていなくて」

 

ヤシャ(前しか見ていなくてもぶつかるのか)

 

「いえいえ大丈夫です。お気になさらず。それでは!」

 

そう言うと女性プレイヤーは足早に去って行った

 

ホノ「急いでいるのかな?・・・ん?ヤシャ?どうかしたの」

 

ヤシャ「・・・いや・・なんでもない」

 

もはや指摘もしなかったヤシャだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい何やってるんだー?サチ。置いてくぞー」

 

サチ「あ、ごめーんちょっとぶつかっちゃって今行くねー!」

 

足早に仲間のところへ向かいながらサチは思った

 

サチ(さっきの人、凄く明るくて元気な人だった、私もあの人くらい明るかったらキリトも振り向いてくれるかな?)

 

サチ「なんてね」

 

サチはふふっと笑った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移門を使いホノ達はとある場所へ向かった

 

マナ「ここは・・・?」

 

ホノの案内の元着いた場所は転移門前広場である。だがそこにはたくさんの出店が立ち並ぶかなり賑やかな場所だった。ふふーんと鼻を鳴らしホノは言った

 

ホノ「やっぱりSAOでの楽しみと言ったら食事でしょ!というわけでここに来てみました!」

 

マナは周りを見渡しながら呆然としていた

 

ヤシャ「美味しいんだよねここのホットドッグ、他にもいっぱい食べよ」

 

なんだかんだでヤシャもノリノリである。

 

ホノ「さぁ行こう!」

 

マナの手を掴み歩き出す

 

マナ「・・・はい!」

 

ヤシャはホットドッグ、ホノはクレープ、マナはサンドイッチを購入し、もぐもぐ食べるホノとヤシャ、だがマナはジッと見つたまま食べようとしない

 

ホノ「ろうひたのマナ?おいひいよ?」

 

クレープを頬張りながらマナを気にするホノ

 

ヤシャ「そんな警戒しなくても大丈夫だよ?」

 

マナ「は、はい。では・・・・・・はむ」

 

瞬間マナの目が見開かれた

 

マナ「すごく・・・美味しいです」

 

言い終わると同時にぱくぱく食べるマナ

 

ホノ「うんうん!それはよかった〜、」

 

満足気な様子でホノ言った

 

―――――――――――――――――――――

その後はとても楽しかった。下層のモンスターと戦う時に相手が虫系のモンスターだった時にはホノがキャー!と悲鳴をあげながら片手剣をブンブン振り回した時にはヤシャと一緒に笑ったり、2人が新しいソードスキルを覚えた時には僕も自分の事のように喜んだり、本当に楽しかった……そして今は……木の影の下でホノと昼寝をしている……

ヤシャは見張りをしている。…………その時僕はいよいよ時が来たと感じた

 

 

ホノ「すー……すー……」

 

マナ「くー……くー………ん…」

 

仲良さそうに向い合せで眠っているホノとマナ、こうやって見ると本当の姉弟に見えるなぁ、とマナの横に座るヤシャは思った。ただマナの姿がもう目を凝らさないと見えなくなるほどに薄くなっていた。ヤシャは表情を曇らせたが気持ち良さそうに眠っているマナの頭を優しく撫でてこう言った

 

ヤシャ「ごめんね……君を助けることができなかった…本当に……ごめん……」

 

マナ「ん……う〜ん……」

 

目が覚めたマナはまだ意識がはっきりしない中、自分の姿を見てそろそろ限界が近い事を感じた。夕方の空が寂しさを更に増幅させた気がした。起き上がったマナに、ヤシャがおはようと言った。ホノはまだ眠っている。無言で見つめ合うマナとヤシャは互いに一言づつ言った

 

ヤシャ「もう……行くんだね」

 

マナ「……………………はい」




この度は長期間に渡る未更新大変申し訳ありません。今後もこう言った更新できない日が続くと思いますがどうか作者に優しくお願いしますm(*_ _)m時間は掛かりますが必ず更新致します
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