ヤシャ「HPが0になると、本当に死ぬ?何を言っているんだ……?」
赤ローブの男、いや、茅場晶彦はそう言った
ホノ「そんな…私、ゲームの中に閉じ込められたの?それに…こんな…酷いよ…」
泣きそうな顔になるホノ
赤ローブの男「最後に私からささやかなプレゼントだ、受けとりたまえ」
手元をピッピッといじる茅場晶彦そして
ヤシャ「……ん?アイテム欄に何か追加されてる?」
ホノ「へ?…本当だ。……これって、手鏡?………うわ!」
ヤシャ「どうした、ホノ!?って、わぁ!」
シュワーンと体が光に包まれるホノとヤシャ何事かとホノが慌てていると光はすぐに晴れるが
ホノ「う~ん。なんだったの。大丈夫ヤシャ?……ヤシャ?」
ヤシャ「うん、大丈夫。……ってあなたホノ?」
ホノ「え?…あなたヤシャ?」
もしかしてと思いホノは自分の姿を手鏡で確認する。そして気付くこの顔、この髪、明らかにリアルの高坂穂乃果の姿だった。対するヤシャはさっきまでの美しい姿から一転今度は身長もホノより低く、しかもどこか小動物を思わせる可愛い系の見た目に変わっていた
っていうか
ホノ・ヤシャ「えーーーーーーーーー!!!!!」
茅場晶彦「それでは諸君らの健闘を祈る」
そういうと茅場は消えた
ヤシャ「待ってよ!うそだよね?こんな…僕はどうすれば……」
ヤシャは崩れ落ちた。…いやヤシャだけではない始まりの街全体が怒号や悲鳴で埋めつくされた。そんな中ホノは冷静だった
ホノ「ゲームオーバーになったら死んじゃう。だったらせめて弱いモンスターでも倒せる位にならないとね…」
ヤシャ「ホノ…?」
不思議そうな視線をホノに送るヤシャ
ホノ「ヤシャ、レベルあげなきゃね…」
ヤシャ「ホノは…どうしてそんな冷静なの?」
今にも泣きそうな顔のヤシャはそう言った、でも
ホノ「それは…わかんない。けど、泣いていたって始まらないもん!だったら私たちがやるべき事をしないとね♪」
ホノの言葉を聞いたヤシャは少し驚いた顔になったが、すぐに表情を変え、
ヤシャ「…ふふふ、ホノ、まるで君は太陽のようだね。絶望の中でもみんなを照らす太陽」
泣きそうなヤシャの顔は少しだけ笑顔に変わった
ホノ「えへへ、ありがと♪じゃあ早く街からでようか」
ヤシャ「うん!」
二人は悲鳴合唱の始まりの街を後にした。
フィールドへ向かう途中
ホノ「だって~可能性感じたんだ、そうだ…ススメ~」
幼馴染みの二人と歌っていた曲を口ずさむホノ
ヤシャ「ホノ?それは何の歌?」
ホノ「私の大好きな歌!後でヤシャに教えてあげる!」
ヤシャ「そう、こんな状況で歌えるなんてね、君はやっぱりすごいよ」
そういってヤシャはまた笑った