ソードアートオンラインのサービス開始から2ヶ月以上がたった今、なんとかモンスターを狩りつつお金を稼ぎ生きていたホノとヤシャ。だが、このデスゲームの本質を忘れたらいけない。それはゲームをクリアしないと脱出できないことである。だからその第一歩であるアインクラッド第一層を攻略できていないと言うのはかなりの問題なのである
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ホノ「そーなんだよね…まだ第一層すら攻略されてないんだよね…」
ヤシャ「うん…」
張り紙を見つめたまま立ち尽くすホノとヤシャ
ヤシャ「でも、こうやって動き出そうとしている。やっと色んなプレイヤーがゲームクリアを視界に入れてきたってことなんだよね」
ホノ「うん!」
ヤシャ「それで、ホノはどうするの?」
紙を見つめた状態でホノに訪ねるヤシャ
ホノ「へ?なにが?」
ポカーンとするホノ
ヤシャ「なにがって…参加するの?この第一層攻略会議に」
ホノ「もっちろんだよ!私も第一層攻略に参加したい!」
ヤシャ「あはは…どうやら聞くまでも無いみたいだね」
半分呆れているのか頭を抱えるヤシャ
ホノ「だって、この層のボスってことはすごく強いんだよね!?だったらもっと強くなるじゃん!」
ヤシャ「うーん。そうなんだけど」
少し真面目な顔になるヤシャ
ヤシャ「でもね、相手がすごく強いってことはそれだけ死ぬ確率が高くなるってことなんだよ?」
うっ…とうなるホノ
ヤシャ「だからとても危険な戦いになるはずなんだ」
ホノ「そう、だよね。でも、じゃあヤシャは参加しないの?」
暗い表情になるホノ
ヤシャ「ううん、僕はホノにとても危険だって事を分かって欲しいんだ」
ホノ(!)
やはり真剣な眼差しのヤシャ。そこでホノは思った
ホノ(私は考えが軽かった。2ヶ月も生きていて忘れていたけど、私達は今命のやり取りをしているんだ)
暗い表情から決意の表情に変わるホノ。それを感じとるヤシャ
ヤシャ「うん…いい表情だね」
ホノ「ごめんヤシャ。私簡単に考えていた。私死ぬのは怖いけど、でも!このゲームから早く出て現実世界の人達に会いたい!それに他のプレイヤーの人達のためにも!これに参加する!」
頭を下げるホノ。それを見てフフっと笑うヤシャ
ヤシャ「うん!ならよし!僕も参加するよ。ホノをできるだけ守れるようにするよ」
頭を上げホノも笑う
ホノ「ありがとう!」
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会議の会場は今ホノ達がいる村の広場らしい。日時は今日の昼過ぎである。
ホノ「う~んあんまり集まってないねー」
昼過ぎくらいに広場に着いたホノとヤシャは、とりあえず石段に座る
ヤシャ「これから集まるのかな?じゃないとこの人数じゃ少し厳しいぞ」
怪訝な顔になるヤシャ。確かにちらほら人がいるだけでとても第一層攻略に必要な人数ではない。と、そんなことを思って始まるのを待っていたらだんだんと、人が集まってくる。とりあえずホッとした
ヤシャ「良かった、これだけいたらなんとかなりそうだね」
ヤシャ安堵しているようだ
ホノ「そうだね!あっ、始まるみたい」
広場の真ん中に1人の男性プレイヤーが立ち、話を始めた
ディアベル「それじゃあ、人も集まって来たのでそろそろ第一層攻略会議を始めたいと思う。俺はディアベル気持ち的にナイトやってます!」
ホノ「あはは!面白いねあの人」
ヤシャ「ホノ。同感だけど今会議中だよ」
あ、ごめんと口パクで伝える。それからディアベルの説明は淡々と進み、
ディアベル「説明はこれで終わりだ、何か質問はあるかい?……なければこれにて解散!準備が整ったら転移門前に集合してくれ!」
第一層攻略会議はこんな感じで終わった
ホノ「ふぅー終わったね~」
ヤシャ「ホノなんか居眠りしそうだったよ、しっかりしなよー」
ホノ「えへへ、ごめん。話を聞くのはリアルでも苦手なんだよね…」
ヤシャ「まぁ僕が聞いてるから大丈夫だよ。それよりホノ」
ホノ「なに?ヤシャ」
なに?とは言うがどんな質問が来るかは予想はついていた
ヤシャ「心の準備はできてる?」
ホノ「うん!装備も心の準備も大丈夫!」
即答し、ヤシャは微笑む。
ヤシャ「そっか!じゃあ行こっか」
ホノ「うん!」
そして二人は歩きだす第一層攻略へ向かう転移門の前へ……