hells school idol   作:みーずー

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やっぱり学生と部活とバイトをしてたら書く時間全然ないですね♪っていう言い訳をしつつ。更新遅れてすいやせんした!


第5話「戦う決意」

 アインクラッド第一層 ボス部屋の前

 

複数のプレイヤーを前にディアベルが言った

 

ディアベル「みんな…俺から言うことは一つだ。勝って、生きて帰ろうぜ!」

 

おぉーー!とプレイヤー達は腕を上げ叫ぶ。そしてその場にはあの二人もいた

 

ホノ「おおー!!」

 

ヤシャ「うん!」

 

右腕を高々に上げホノも気合いを入れる。いよいよ始まるんだ。そう考えると少し緊張する。けどもう恐怖は無かった

 

よし!とディアベルが言うとボス部屋の扉に手を当て押す。扉が開かれる。扉の先は真っ暗で何も見えなかった。だが次の瞬間ボス部屋が白い灯りに照らされ、壁の模様等も出てくる。部屋が完全に明るくなると、部屋の一番奥にボスとその取り巻きは現れた。

 

イルファング・ザ・コボルドロード

「グオオオオオオオ!!!!!」

 

イルファング・ザ・センチネル

「キイイイイイイ!!」

 

そのボスを目の当たりにしたプレイヤー達は、一瞬怯んだが、すぐに気持ちを持ち直し、剣を構えた。

 

ホノ「あれが…ボス…」

 

ヤシャ「まさにボスって感じの雰囲気だね…ねぇホノ忘れないでね、僕達が戦うのはあくまでも取り巻きのセンチネルの方だからね」

 

ホノ「うん、分かってる!」

 

元気に答えるホノ。そしてディアベルが叫んだ

 

ディアベル「いくぞ!全員突撃ー!!」

 

うおおおお!!と叫びながら突撃するプレイヤー達それにホノとヤシャも続く。

 

プレイヤーの先頭とコボルドがぶつかる、するとたちまち剣を打ち合う音が聞こえる。

 

一方センチネルと対峙したホノ、センチネルは容赦なく棍棒を振り上げる。だがホノはもうこの程度では臆することはなくなった。

 

ホノ「遅いよ!……やぁ!」

 

短剣のソードスキルをセンチネルの胸元に斜めに切りつける。センチネルは後ろにのけぞるがすぐに立て直し、また攻めてくる。

 

ホノ「よし!どんどんこーーい!」

 

ホノは気合い十分に剣を構え直した

 

ヤシャ「ホノは相変わらず、戦ってるときでさえ元気だなー。…ん?…おっと危ないっ」

 

ホノからそんなに遠くない位置こちらも同じくセンチネルと対峙していたが、ヤシャは余裕の表情でセンチネルと戦っていた。

 

ヤシャ「ふっ!」

 

センチネルの横に振られた棍棒を避けたヤシャ、そしてそこにできた隙に、ヤシャはソードスキルを繰り出した

 

ヤシャ「そろそろ終わらせる!てやぁ!」

 

短剣二連撃ソードスキル『サイド・バイト』しかもクリティカルヒットしたことによりセンチネルの体は四散した。

 

ヤシャ「ふぅ……さて、ホノは大丈夫かな?」

 

チラッとホノを見る、すると。

 

ホノ「とりゃーー!!」

 

センチネル「キイイーー!!」

 

双方必死に剣をぶつけ合っていた

それを見てヤシャは

 

ヤシャ(ありゃりゃ、最初はソードスキル決まって、さい先良いと思ったんだけどね…やっぱりもう少し教えないといけないね!)

 

ホノ「くっ!なかなかソードスキルを出すタイミングがつかめない…」

 

負けてさえいないがやはりホノは苦戦していた。見かねたヤシャがホノの元に駆け寄った、そして

 

ヤシャ「ホノー、ソードスキルは相手から距離を取るか、相手の隙を作らないとだよ!」

 

ホノ「ヤシャ!」

 

ヤシャに気付いたホノが少しセンチネルから距離を取り、ヤシャに驚いた

 

ホノ「え!?ヤシャもう倒したの!?」

 

ヤシャ「まあね♪…ってそんなことより、ホノ」

 

ホノ「なーに?」

 

センチネルが棍棒を持ったままこちらに攻めてくるのを確認しながらヤシャは言った

 

ヤシャ「あのモンスターは棍棒を弾くと大きな隙ができるから、それを意識してみて」

 

ホノ「そうなの!?ありがとう!やってみる!」

 

ヤシャ「うん、ほらもう来てるよ」

 

と言ってセンチネルが走って来てる事を指差して伝えた

 

ホノ「うわわっ!よし!こーい!」

 

センチネルが振り下げた棍棒を短剣で受け止めるホノ。キィン!と音が鳴り響く。その瞬間

 

ホノ「これで、どうだー!」

 

ホノは一度体を引き、体制が曖昧になったセンチネルの体を強く押した、再びのけぞるセンチネル。そしてホノは短剣をセンチネルの棍棒めがけて横に振った。

 

ホノ「てや!」

 

キン!と音がなり、吹っ飛ばされた棍棒が宙をまう

 

ホノ「やった!できた!」

 

センチネルは一瞬怯む、しかしその一瞬を逃さない。ホノはすぐさまソードスキルのモーションをとる

 

ホノ「今度は外さないよ!はぁ!!」

 

ホノは短剣一撃ソードスキル『アーマー・ピアス』をセンチネルの体の中心部に突っ込んだ。センチネルはキィ!と悲鳴を挙げその胴体を四散させた。

 

ホノ「やったー!」

 

ジャンプしながら喜ぶホノ。ヤシャも少しほっとするが、すぐに冷静になった

 

ヤシャ「ホノ、喜ぶのもいいけど、まだクリアしたわけではないから油断は禁物だよ。」

 

ホノ「うん!」

 

ホノとヤシャは周囲を確認する、どうやらセンチネルの方は片付いたようだ。しかしコボルドはいまだに健在である。だが前のプレイヤーが頑張って戦ってるお陰で善戦しているようだ。

 

ヤシャ「…もしかしてこれ、行けるかも!」

 

ホノ「だね!よーし私たちも前のサポートにいくぞー!」

 

ホノが意気込み一歩踏み出そうとした瞬間ヤシャがホノの腕を掴んだ

 

ヤシャ「………!!待ってホノ!」

 

ホノ「わわっ!」

 

急に腕を掴まれ転びそうになるホノ。

 

ホノ「ど、どうしたの!?ヤシャ」

 

ヤシャ「なんか…様子が…変だあのボス…」

 

へ?と言いながらボスを見ると、HPがもうすぐ3分の1を切ろうとしていた、と言うか切った。その瞬間コボルドが自分の武器を斧から曲刀に持ち替えたのだ。するとたちまち素早い速さで動き始めた。

 

コボルド「グオオオオオオオ!!!」

 

前線プレイヤー1「なんだ!?急に早くなったぞ!?クソッ!これじゃ近づけない!」

 

前線プレイヤー2「こんなの聴いてねぇぞ!素早すぎて見切れねぇよ!」

 

次々と戸惑いの声が上がる、しかし一人だけ戸惑いを感じさせない前線のプレイヤーがいた。

 

ディアベル「みんな!落ち着け!これじゃ勝てるものも勝てないぞ!」

 

ディアベルだった彼は動揺するどころか冷静に状況を把握していた。そこに他のプレイヤーが、

 

前線プレイヤー3「でもなディアベル、こんな奴どうすりゃいいんだよ…」

 

ディアベル「まだ…まだ負けた訳じゃ無いんだ、だから諦めるな!みんなで生きて帰ろうぜ!」

 

高速で動くコボルドを前にディアベルが言う、それぞれのプレイヤーに伝わったディアベルの言葉は前線プレイヤー全員の心に火をつけた。

 

前線プレイヤー1「そうだよな!やってやろうじゃねえか!」

 

前線プレイヤー2「おぉ!!」

 

素早く動くコボルドとプレイヤーの攻防が始まった。しかしやはりかなりの高速のため苦戦を強いられていた。

 

ホノ「……」

 

それを遠くから見ていたホノとヤシャ。

 

ヤシャ「やっぱり、こうなるのか…このままじゃ人が死んでしまう…」

 

ホノ「ヤシャ…」

 

震えているホノ、愕然と項垂れるヤシャ。前線のプレイヤー達は大丈夫だが、ホノ達後方のプレイヤーはコボルドの変わりように茫然自失していた。

 

ホノ「どうしよう…ヤシャ…私、怖くて動けないよ…」

 

ヤシャ「…ホノ」

 

薄れていく戦意に必死に抗おうとするが、まず体が言うことを聞かないホノ。その隣でヤシャは一度うつむき、そして決意の籠った表情で顔を上げた。

 

ヤシャ「……ホノ、僕いくよ!」

 

ホノ「え…?」

 

ヤシャ「僕…前線にいってくる」

 

ヤシャは高速化したコボルドと戦う決意を決めた。

 

ホノ「え!?…でも危ないよ!」

 

ヤシャ「分かってる、でも僕は戦わなければいけないんだ」

 

ホノ「何で!…ヤシャが無理をしなくてもいいでしょ!」

 

泣きそうになりながらヤシャに訴えるホノの両肩にヤシャが手をおいた。そして告げた。

 

ヤシャ「だって、僕は………」

 

「ベータテスターだから」

 

そう言うとヤシャはコボルドのもとへ走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 





次回第一層攻略後半戦!
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