今回は内容が薄く、主にヒナちゃんを強化させよう回です。
さて、ユイ君の事ですが幼すぎるため仙術はおろか風遁螺旋手裏剣も無理だろうと思い、DBの精神と時の部屋らしきものを作ろうかと考えてます(主にキキョウの輪廻眼で)
自室に戻ると、やはりというかヒナが膨れていた。
「ヒナ?」
「むぅー、お父さん? 私は怒っているんだからね?」
ヒナは年相応に拗ねていた。
「……おらっ」
「きゃあっ!?」
ヒナの膨らんだほっぺを摘む。それは当然のように柔らかい。
「いひゃいれすっ!」
キキョウはヒナのほっぺをぐいぐいと引っ張り、満足したのか離す。
ヒナは赤くなったほっぺをさすり、涙目で睨む。
「もぅ…赤くなっちゃったじゃないですか……」
「悪い悪い。じゃあこれからどこか行くか?」
「本当ですかっ!?」
さっきまで怒っていたのを忘れたかのように、ヒナは飛びついてきた。
「ああ、ヒナのしたいことを言ってみろ」
「はいっ!じゃあ私に稽古をつけてください!」
「おう……ってなんだって?」
「稽古です!お兄ちゃんだって今しているんですよね?私だってお父さんに稽古をつけてほしいです!」
途端に苦い表情になるキキョウ。
「…あのな?ユイがやっているのは修行であって稽古ではないぞ。今もあいつの身体は傷だらけで大変なんだ。それに俺は厳しいぞ。泣き言を言えばすぐにやめる」
「大丈夫ですっ!お父さんの隣に立てるようになるまで決して泣き言は言いません!」
「……はぁ、仕方ないな」
先に折れたのはキキョウだった。
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「ヒナ、お前には当分の間体術だけを覚えてもらうぞ。何か質問はあるか?」
「はいっ!何で体術なんですか?」
直角に手を上げ、ハキハキと答えるヒナ。
「前に説明した通り、ヒナの眼は三大瞳術の一つ、俺の眼よりも策敵能力に優れた白眼だ。およそ360度の視界に透視眼、そして相手の点穴、言わば生命線すら見通せる」
「そ、そんなにすごかったんですか……」
「ああ、一説では世界最古の血継限界とも言われている」
「血継限界?」
「今は知らなくていいことだから説明はせん。当分は白眼を使いながらの俺との組手だ」
足を引き、構えをとるキキョウ。戦場を駆けまわってきたキキョウの構えに、
「………っ!?」
ヒナは思わず擦り足で三歩ほど下がる。
「さて……まずは柔拳の基礎だ。俺が手本を見せるからその通りにやるんだぞ」
そう言って凄まじい速度で体術を繰り出していく。
余談だが、キキョウは生前に日向や猿飛などの一族の秘伝忍術や体術を
「す、凄い……何やってるか全然わからないけど…」
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日が落ち、あたりが暗くなってきた。
「よし、そろそろ終わりにするか」
「…はぁ……はぁ……っ、はい!」
髪は乱れ、呼吸もままならないほどに疲れ切ったヒナ。対称にキキョウは汗はおろか、息一つ乱していなかった。
「じゃあ俺の手に掴まれ」
「えっ?…はい、掴まりました」
瞬間、キキョウとヒナはその空間から消えた。
飛雷神の術
マーキングした地点へと瞬時に移動する高等忍術。
キキョウはノーネームの拠点内のあらゆるところにマーキング用のクナイをセットしておいたため、長距離を一瞬で移動できたのだ。