つけておいてなんですが、
小説のタイトルではないですよね…これ。
なんか何度も言ってる気が
しないでもないなぁ…まあいいや。
今日から本格的に
忍者として活動することになるんだけど、
任務を受けに行ったルルト先生が
かれこれ一時間は帰ってこないんだよね…
…また道に迷ったのかな…
「みんな〜、これが今日の任務だよ〜。」
あ、その前に任務のランクについて
ちゃんと知ってる〜?」
あ、帰ってきた。
任務のランク?…えっと…なんだっけ?
えっと…えっと…
分けられてるのは覚えてるけど
あんまり細かくは…う〜ん…
「…」プシュー…
「…」ゲシッ
「痛っ!」
「…それぐらい覚えていて…」
「おいおい、俺でも覚えてるぐらいだぞ?」
…常識が欠落してるのはいつものことです…はい…
「じゃあ説明しておくね〜。
大体だけど、Dランクは日常レベルの雑用で〜、
Cランクから上は戦闘する可能性があるけど、
Cランクの任務はせいぜい猛獣とか、
泥棒さんの捕縛とかかな〜。
それでBランクになると、忍者の人と
戦ったりするけど、ここからは
下忍の子に回ることはほとんどないから
今は気にしないでね〜。」
ほむほむ。なるほど。
「それで、今日はDランクのを受けてきたよ〜。」
まあ順当だよね。
「…内容は?」
「はい、これー。」
えっと…畑を耕す手伝い?
「なんか忍者らしくないような…」
「あら、何か言ったかしらー?何もしたことが
ないのに何か文句でもあるのかしら〜?」ゴゴゴ…
「い、いえ!何もありません!」
こわぁ…ルルト先生は怒らせちゃダメだ…
「…苦手…」
「基礎体力作りも兼ねてるから
頑張ってね〜。私は横で見てるから。
…サボったりしたら
怒っちゃうかもしれないからね〜。」
「「「はいっ!」」」
うん、従わざるをえないね。
ーーーーーー
いやぁ、やっぱり一仕事終えた後の
ご飯って美味しいね。
…畑仕事って足腰を使うよなぁ…あんまり最近は
こういうことしなかったから割と堪えるよ…
サバイバルしてた時は何か生えないかなーって
思って適当に耕して種みたいなのを
埋めてみたりはしてたけど。
…結局何も出てこなかったけどね!
「みんな食べ終わったみたいだから
演習場に行くよ〜。」
「あれ?許可とかとってました?」
「大丈夫ー。ちゃんと
任務を受けるときに寄ってきたから〜。」
ああ、だから遅かったのか。
「先生、何するんだ?」
「向こうについてから実演するから
もう少し待ってて?じゃあ出発〜」
……………
「じゃあー、今からやってもらいたいことは
チャクラコントロールの練習なんだけど、
これができないと困るから頑張ってね〜。」
う…コントロールかぁ…一番苦手だなぁ…
「ええっと…それで何をするんですか?」
「歩いて木登り〜。」
…え?
「そんなのどうするんですか?」
「ほら、こうやって普通に…」スタスタ
「え⁉︎」
どうして木から足が離れないの⁉︎
「大丈夫、足にチャクラをうまく集中させれば
普通に歩けるから〜。」
「いや、そうは言っても…」
「そんなすぐできるもんか?」
「まあできる人はできると思うよ〜。
安定するかはわからないから
走ってやってみるのがいいと思うけど、」
…とにかくやってみよう。
できるかできないは考えなくていいから
やるだけやるんだ!
タタタ…ツルッ!ゴンッ!
「ふぎゃぁ!」
「落ちないように気をつけ…あら?」
「おいおい…大丈夫かよ。」
「…先生の話は最後まで聞くこと。」
「サヨリちゃん大丈夫ー?」
「うう…」
思いっきり後頭部を打ったよ…
「やる気があるのはいいけど、
もうちょっと話を聞いてね〜?」
「…はい。」
「えっと〜、これができないと困るっていうのは、
これができると水の上も歩けるんだけど〜、
もし戦ってるときに相手は水の上で
歩けるのにこっちは泳がないといけないのって、
大変だと思うんだよね〜。」
あ、そりゃダメだ。
水の中の動きにくさで戦うなんてほぼ無理だよ。
「水を自由に操れるぐらいの
人じゃないと戦うのは無理だと思うんだ〜。」
「そんなやついるのかよ…」
「まあそうはいないだろうね〜。
二代目様なら確実にできただろうけどね〜。
まあまずは木登りできないと始まらないし、
頑張っていこ〜。」
ううん…また頭打ったら嫌だな…
今度はゆっくりしてみようかな?
ダダダッ!バキッ!
「うわっ、木が折れた⁉︎」
「込めるチャクラ量が多すぎたね〜。
多すぎると木のほうが耐えられなくなるから
もう少し抑えて〜。」
「加減すんのって苦手なんだがなぁ…」
「あ、さっきのサヨリちゃんみたいに
滑るのはー、チャクラ量が少なくて、そもそも
くっつかなかったーってことだから
もっと込めるように意識してね〜。」
なんていうか形のないものを
体から発するって意識するのって
難しいなぁ…イメージなら得意なんだけど、
実際にするのは難しいよ。
「…ん…このくらいの……それなら…」
「ん?ヨミちゃん、どうしたの?」
「…」スタ…スタ…ブラーン
「あ!」
すごい!一回で登れるなんて!
「あら、これはすごいわね〜。
一回で逆さまになるくらいのコントロールが
できるなんてー。練習でもしてたの〜?」
「…興味があることにコントロールが
必要みたいで…」
「じゃあ、ヨミちゃんはサヨリちゃんを
見てあげてくれるかな〜。マンツーマンのほうが
わかりやすいと思うしね〜。
ただし、ヨミちゃんは向こうの川の上で
立ちながら教えてね〜。」
「…え?」
「はい、いってらっしゃーい。」
…割と鬼だね…そういえば…
「ルルト先生、戦い方とかは
教えてくれないんですか?」
「ええ、教えるつもりはないわ〜。」
「⁉︎」
「今はね。みんなには、まずは
どんな時でも走ったりできるように
なって欲しいんだ〜。」
「どうしてですか?」
「もちろん逃げるためだよ〜。」
「え?逃げるため?
なんだってそんなことをしないといけないんだ?」
「もしも敵地で動けなくなってー、
助けに来てもらったとして、
動けなくなった自分をかばってその人が
死んでしまったら…悲しい、でしょ…」
…あれ、先生?
いつもより元気がない?
もしかして…ううん、辛いことかもしれないから
聞かないでおこう。
「だからー、みんなにはいつでも
走って逃げれるようになって欲しいんだ〜。
もし死んだら、お父さんやお母さんとかも
悲しんだりするよ〜。」
「…でも、私には悲しむ親なんてもう…」
ヨミちゃん…
そっか、お父さんとお母さんは…
「ヨミちゃん、周りを見てー?
今ここに三人の人がいるでしょ?
少なくとも、ここにいるみんな、
ヨミちゃんを大事に思ってるよー。」
「まあ、言うまでもねぇよ。
そっちから俺は知らんが…」
「そうそう、お母さんとかお父さんが
いなくても私たちがいるじゃない!それに、
ある意味イルカさんも親みたいなかんじだしね。
本当の親がいないって意味だったなら、
私だってどんな人かもわからないんだから。
…独りとか言わないでね?
私、ヨミちゃんがいないと悲しいよ。」
「…サ、サヨリ、早く行く…
…川の近くの木で練習する…!」
「あ、待ってよヨミちゃん!」
(あらあら、微笑ましいわね〜。)
(まったく、ヨミのやつは素直じゃねぇんだから。)
まあ、とにかく練習しないと。
ヨミちゃんと一対一で教えてもらうのも
ずいぶん久しぶりな気がす…
「…あれ?ヨミちゃん?」
「…たす…け…!」ブクブク…
「ああ!ヨミちゃんが!
ルルト先生、アキラ君!手伝って!」
……………
「まったく、手間をかけるよな…
ヨミは冷静じゃなくなると、
途端に何かをやらかすからなぁ…」
「…うるさい…あっちいけ…!
……………クチュン!」
「ルルト先生、何か羽織るものとか
持ってたりしません?」
「う〜ん、今はないわねぇ…
仕方ないから一度戻りましょうか〜。」
…ん?この演習場の位置なら…
「そうだ!みんなついてきて!」
「え?どこ行くんだよ。」
「ある意味私の実家?」
……………
「こんな森の奥まで来て
どこに行くんだよ?」
「…サヨリ、もしかしてあそこ?」
「うん、私がいたところ。」
「そういえばサヨリちゃんは、
イルカさんに拾われたって
言ってたかしら〜。」
「はい、その時まで住んでたところです。
あの演習場からなら、里の外だけど
こっちの方が近いと思って…」
あ、見えてきた。…ハッ、猛獣の気配!
「口寄せ!イの巻!」
「うおっ⁉︎サヨリ、いきなり何すんだよ!
あぶねぇじゃねぇか!」
「…ちょっと待って…ああ、猪か。」
「あら、なかなか鋭いのね〜。」
「え?…うわ、千本だらけじゃねぇか。」
「…まあ、気を抜いたら死にそうな
サバイバルを生き抜いてましたし…」
「…なんか、サヨリ自身の雰囲気が
そうでもないから思わないけど、
かなりヤバイ暮らしをしてたんだな…」
む、雰囲気がそうでもないってどういうこと?
まあ、いいや。とにかく、
「…せっかく猪がとれたし
鍋でも作ろうかな…」
「…食べるんだな。」
「殺しちゃった動物は感謝して
いただくべきだと思うんだ。」
「…クチュン!」
「とにかく、早く行かないと
いい加減にヨミちゃんが
風邪ひいちゃうわ〜。あの小屋で
いいのかしら〜?」
「あ、はい。そうです。」
いやぁ…相変わらずオンボロだなぁ…
まあ、なぜか囲炉裏とかあるから
今回はかなりたすかってるけど。
「へぇ…ここがそうなのか。
ヨミを暖めるのとかあるのか?」
「囲炉裏があるし
火を起こせばいいじゃない。」
「起こせるもんもってたか?俺たち。」
「その辺から探してくればいいんだよ。」
「本当にサバイバルね〜。
戦争とか起こってても
割と生き残れるんじゃないかしら。」
「人間、割とどこでも
生きていられるものですよ。」
……………
「ハァ…ハァ…ハァ…」
なんとか、火は、起こせた、ね…
あー…やっぱこのやり方しんどいや…
「マジで原始的なやり方なのな…」
「…よくやるわね…」
「今時、ここまで原始的に
火をつける人はいないんじゃないかな〜。
いたとしても、火打石使う人ぐらいしか
いないだろうね〜。」
「ま、まあ火はつきましたし
大丈夫ですって。さてと…鍋とか食器は
この床の下に…うん、あった。」
「おいおい…マジであの猪食うのか。
さっき昼食べたばっかじゃねえか。」
「食べれるときに食べとかないと、
いざって時に力でないよ?
それに私はまだお腹空いてるし…」
「…サヨリはよく食べる…引くぐらいは…」
引くぐらいはって…
でもなぜだか私は食べようと思えば
割とどこまでもいけるんだよね。
なんでだろ?
「とりあえずそこの川で
いろいろと洗ってくるよ。」
……………
ってことで、猪鍋(サヨリ作)完成!
「…ワイルドだな…」
「…ほぼ切り取ってそのまま…」
「わぁ〜、美味しそうだね〜。
いただきま〜す。」
「ってか、野菜とかあったか?
緑色もしっかりと入ってるけどよ。」
「ううん、その辺の野草を入れたの。」
「…食べれる野草?」
「さあ?でも死なないはずだから大丈夫!」
「おお〜、これは美味しいね〜。」
「いや、さあって…どういうことだよ。」
「だって調べたこともないし…
でも、五歳の時の私が食べても
特になんともなかったし大丈夫だよ。」
「…適当ね…」
「まあ、とりあえず食べようよ。
いただきま…あれ?半分ぐらいに…」
「…」ウマウマ
「あ、ルルト先生?いつの間にこんなに…」
ーーーーーー
「ハァ…ハァ…先生ったら…」
「まさか腹一杯になって寝るとはなぁ…
子供じゃねえんだからもう少し
耐えてほしかったなぁ。」
「…先生もきっと疲れてる…
震えてた私を背負ってくれたし…」
「スー…スー…ふふっ…ひれ伏しなさい…」
「「「⁉︎」」」
「…一つだけ約束決めよう…
絶対に先生を怒らせない。オーケー?」
「「もちろん(だ)」」
原作と少し設定が
違ったかも知れませんが、
二次創作だから…と
見逃していただせれば…