孤独が嫌いな修行馬鹿   作:ヴァニフィア

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投稿が遅れたうえに
かなり短めです。



Cランク任務

「え?今日は演習はしないんですか?」

 

珍しいなぁ…というか初めてかな?

最近やっと水の上に立てるようになって、

本格的に戦闘訓練するのかと思ってたけど。

 

「ええ、今日は家に帰ってすこーし遠出

する準備をしてもらってから〜、

ゆっくり休んでちょうだいなー。」

 

「遠出?どっかに行くのか?」

 

「…任務?」

 

「ええ、そろそろCランク任務を

経験するのもいいかしらと思ったのよ〜。」

 

おお、初めてのCランク任務か…

でも、遠出ってどこに行くんだろ?

 

「どこに行くんで?」

 

「この里と友好関係の所があるんだけど、

そこにある倉庫の警備かなー。

半月ぐらいお願いされてるみたいなんだ。

あ、でも警備の時だけじゃなくて

そこにいる間は財布とか注意してね〜。」

 

「え?どうしてですか?」

 

「うーん、そこは少し貧乏な人が

多い地域でねー…スリとか泥棒とかが

おおいらしいんだ〜。」

 

それは困るかも…スリなんかにあったら

巻物が盗られちゃうかもしれない…

 

「…先生…今からそんな遠征に行ったら…

来週からの中忍試験の観戦ができなくなる…」

 

「あ、そういえばそうだった。

その時もしかしたら店が忙しくなるかも

知れないんだがな…」

 

「ああ〜、ゴメンなんだけど、

それは諦めてもらうことになっちゃうねー…」

 

「そんな…色々なものが

見れると思っていたのに…」

 

「大入り時だってのに…

人手が減っちまったら…うわ、やべー…

親父たちになんて言おう…」

 

二人とも思うところがあるみたいだなぁ…

 

「ルルト先生、その任務って断ったりは

できないんですか?」

 

「それがね〜…あっちの国の偉い人らしくて、

どうしても断るわけにはいかないみたいなのー…

動けるのがほとんどこの班だけなんだよね…」

 

「この班だけって…どうしてですか?」

 

「みんな中忍試験を受けるみたいなの…」

 

みんなって…私たちの同期の人も?

 

「じゃあ、どうして私たちは?」

 

「みんなにはまだ受けさせたくなくてね…

中忍試験には命の危険もあるから、

慎重にいきたいと思ってるの〜。」

 

なるほどね…先生は絶対に私たちを

死なせないためにいっつも

訓練してくれてるんだもんね。

挑戦してみたいのは山々だけど…

 

「ハァ…言っても仕方ねぇか。

それで先生、明日に出発ってことで?」

 

「うん、明日はみんなで朝に集合ね。

今回は初めてのCランク任務だし〜、

詳細の説明も聞かないといけないからね〜。」

 

「…むぅ、仕方ない…

先生、盗人等と戦闘が起こる可能性は?」

 

「残念ながらあるわねー…

でも安心してね。私が守るから。」

 

「…サヨリ、任せる…」

 

「はーい…罠ね…3番から14番ぐらい?」

 

「…18番までお願い。」

 

「え…?18番も…?それにかなりの量持ってくね…

私の予想でも盛りすぎたと思ったのに…」

 

「ああ、荷物なら心配いらないわ〜。

行くだけで何日ともかかるから、向こうからの

迎えがあるらしいの〜。

貧乏な国と言っても、偉い人は

馬車を持ってるみたいで、それに

乗せてくれるみたいよー。」

 

「そりゃまた豪華なことで…

その偉いさんが下々から搾り取って

贅沢してるとかじゃなきゃいいがな。」

 

「確かにそれなら問題だけど、

ちゃんと慕われてる人みたい〜。

本人も贅沢なんてできないらしいわ。

ただ、国の顔とまではいかなくても、

それに近しい人だから少し無理してでも

そういうのを使わないとー、

国の威信に関わっちゃうからとか〜。」

 

「国の威信って…

そんなに偉い人からの依頼なんですか?」

 

「そうみたいねー。

私はあんまり興味ないから知らないけどね〜。」

 

「堅苦しいのは苦手なんだがな…

どうしてそんな肩肘張るような任務なんだか…」

 

「まぁまぁ、仕方ないよアキラ君。

ルルト先生、荷物の積み込みは

任務の詳細を聞いてからで大丈夫ですか?」

 

「ええ、それで大丈夫なはずよ〜。

じゃあ、しっかり準備するようにねー。」

 

ーーーーーー

 

うーん…武器を持ってくにしても

どれぐらい持って行こう…Cランク任務って、

確か相手は猛獣とか泥棒で、忍者は

相手にしないレベルとは言ってたけど…

やっぱり出来るだけ持って行ったほうがいいかな…

ヨミちゃんが18番まで持っていくって

言ってたんだよね…この番号まで行くと

完全に実戦用だったはず…

うん、私もそれぐらい持って行こう。

…それにしてもお腹すいたな…

いっつもは任務終わりで軽くみんなで

食べてたから今日はまだなんだよね…

あ、ちょうど近くにあるし明日から

しばらく来れなくなるから一楽に行こう。

うん、それがいい。

そうと決まれば早く行こう。

お昼過ぎてるからそんなに人はいないと思うけど。

 

「おっちゃん、替え玉!」

 

「あいよ!」

 

「あ、ナルト君だ。」

 

「ん?あ、サヨリじゃねぇか!

元気してたか?」

 

「うん、私は大丈夫だよ。

そっちも元気そうでよかった。

それにしても久しぶりだね!任務で遠くまで

行ってたんだって?波の国って言ってたっけ。

あ、テウチさん、ラーメン大で。」

 

「そうそう、波の国に行ってたんだってばよ。」

 

「初めてのCランク任務、どうだった?」

 

「いや、それがさぁ…」

 

……………

 

「んでさ、んでさ、

その橋の名前に俺の名前をつけるって

言ってくれてすげぇ嬉しかったんだ。」

 

「うわぁ…すっごい色々あったんだね…」

 

すごい忍者の人に襲われたり

同じくらいの歳のすごく強い人と

戦ったり本当に色々あったんだなぁ…

 

「ナルト君の話を聞いて思ったけど、

やっぱり上忍ともなるとどんな人でも

すごいんだね…うちの先生も

普段はぽやーってしてるけど、

戦う時とか怒った時はすごく強いんだ。

それに怖くなるんだよ…私、

下忍になるときのテストみたいなので

10メートルは蹴り飛ばされたもん…」

 

「…それシャレになってないってばよ…」

 

「何をされたかわかんないってことが

本当にあるんだなって思ったよ…

そういえばもうすぐ中忍試験が始まるんだってね。

やっぱりナルト君は出たいの?」

 

「ああ、当然だってばよ。

火影になる近道なら参加するに

決まってるってばよ!サヨリはどうすんだ?」

 

「ああ、任務が入っちゃって

中忍試験の間はほとんど帰ってこれないんだ。

帰ってこれても、最後の本戦ぐらいだと思うよ。

でも、初めてのCランク任務なんだ。」

 

「そうなのか?サヨリってば、

なんていうか、すげえ強いと思うのに。」

 

「まぁ任務があるんじゃ仕方ないよ。

…さっきのナルト君の話を聞いて

すっごい不安になってきたけどね…

先生が貧乏な国から依頼だっていってたから

本当に同じことになるかも…」

 

…あれ?これってフラグじゃない?

言ったらまずかったんじゃ…

い、いや、でもただの警備だし…

…って言ってもナルト君の任務も

警備みたいなのだっけ…

…もしかしてヨミちゃんが罠を過剰なぐらい

持ち込もうとしてるのって…

 

「サ、サヨリ?

なんか冷や汗がすごいんだってばよ…」

 

「…私も大変なことに巻き込まれるかも

しれないと思って…そう考えると、ね…

まあ、なるようにしかなんないし、

気にしても仕方ないか。

あ、もう出るの?じゃあ、明日には私は

出発だからナルト君に今から言っとくけど、

中忍試験、気をつけてね?応援してるよ!」

 

「おう、そっちもな!じゃあおっちゃん、

ここにお金は置いとくな!ご馳走様!」

 

あー…試合がどんなかんじなのか見てみたいけど、

任務だしなぁ…他の里の忍の人とか

中忍試験なんだから、

中忍レベルの人もいるんだろうし、

後学のためにも見てみたかったなぁ…

それにしても任務内容に嘘か…

まあ忍の任務の報酬は確かに高いからねぇ…

上の方なんてとんでもないし…

 

「サヨリが考え事なんて似合わねぇな。」

 

「む、テウチさん、それ失礼だよ。

私だって考えることぐらいあるもん。」

 

「そんなに膨れるな。

ほら、替え玉のサービスだ!

ご贔屓にしてもらってるし、

明日から任務でしばらく来れないらしいしな。

頑張ってこいよ!」

 

「あ!ありがと!テウチさん!

…あれ?私って何に怒ってたっけ?」

 

「うんうん、サヨリは

そうじゃないとな。」

 

あれ?本当になんで怒ってたっけ…

まあいっか。替え玉替え玉〜♪

 

ーーーーーー

 

少し…そう、ほんの少し楽しみだったから

あんまり寝れなかったや…

でも、もう始まるんだよね。

初めてのCランク任務。

気合い、入れて行こう。

 

「じゃあ依頼主の人に入ってもらいます。

どうぞ、お入りください。」

 

「おはようございます。

あなた方が私の依頼を

受けていただける方々ですね。

よろしくお願いいたします。」

 

礼儀正しい男の人だな。落ち着いたかんじの。

 

「私が依頼人の八影シスと申します。

今回皆様にお願いしたいのは私が国に帰るまでの

積荷の護衛、及びそれをしばらく保管する

倉の警備となります。本来ならば、

我々の国自身で行うことなのですが、

恥ずかしながら人手が足りず、あなた方に

お願いすることになりました。

そういうことですので、お願いいたしますね。

では里の入り口で待っていますので、

二時間後ほど後でお願いします。

荷物は馬車に積み込みますので、

必要な物があるならば

遠慮なく積み込んで下さい。

それでは、お待ちしていますね。」

 

「では、全員準備して八影さんの言っていた

時間と場所に集合し、任務にあたってくれ。」

 

「じゃあ、行きましょうか〜。」

 

はあ、緊張してきたや。

 

「…サヨリ。」

 

「え?何?イルカさん。」

 

「気をつけてな。頑張るんだぞ。」

 

「…うん、分かったよ。行ってきます!」

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