なんとなく入れたくなったことがあり、
サヨリにほんの少しだけ言ってもらいました。
なので、ここで一言。
*濃霧注意報発令*
除湿剤の準備を推奨します。
できれば本文を初見でスキップは
しないで欲しいですが…
え?ネタが古いですか?
でも、今はそんなこと
どうだっていいんだ。重要なことじゃない。
いやあ、屋台の的当ては強敵だったね…
…アキラ君に一回やってみろよって
言われてやったけど、あやうく
店主さんに当てるとこだったよ…
どんなのでも、投げるのは私には無理みたい…
まあ、屋台の食べ物とか、美味しかったから
楽しかったけどね。
ヨミちゃんはふらふらしてるけど…
「…ううん…」
「おいおい、大丈夫か?」
「やっぱり無理させちゃった…?」
「…気に、しないで…楽しかったから…」
「部屋までもう少しだから頑張って、ヨミちゃん。」
ヨミちゃんは騒がしいとこ苦手だからな…
頭が痛くなるとか言ってたっけ…
「ほら、着いたぞ。今障子を開ける。」
シャッ
「くー…くー…」
「…先生、まだ寝てたんだ…」
午前中は起きてたんだけどな…
今から寝て夜寝れるのかな?
「…畳の上でいい…」
「座布団を頭の下においとけよ。
多分その方がいいだろ。」
「…ありがと…」
「…ヨミが俺に礼を言うのって
けっこう珍しいな。」
「お礼はちゃんと言えるし…」
……………
「アキラ君はこれからどうするの?」
「先生もヨミも寝てるが、
まぁ、普通に飯食って風呂入るぐらいだ。
やることは変わんねぇな。」
「そういえばここの宿って大きなお風呂が
売りだって言ってたっけ。」
「ああ、ここの主がこだわったところらしいな。
まあ、かなり広いらしいが
俺だったら泊まるかは微妙だな。」
そういえば、今回は
シスさんのおかげでタダだけど、
お風呂のこともあって、
この宿は他のとこに比べたら
少しだけ高くなるみたいだ。
だから自分から泊まるのは嫌なんだろうな。
「まあ、せっかくとってもらったんだ。
存分に満喫させてもらうとするかね。」
「任務とはいえ、今日は休暇のつもりでいいって
言ってくれたしね。」
「さて、あの二人は起きないだろうし、
先に飯を食いに行くか。
サヨリはどうする?」
「あ、私も行くよ。
ここってご飯とかおかわりできるかな?」
「それはどうだろうな。
…できたとしても三杯までで止めておけよ。」
「…なんで?」
「宿の人がかわいそうだ。」
「…いや、その理由はおかしくない?」
「ほっといたらめちゃくちゃ食うだろ…
前に猪獲った時に食ったの、
半分はサヨリだったろ…
他のやつは腹が膨れたのによ。…そのうち太るぞ?」
「確かに運動できなかったこの一週間で
少しだけ太った気はするけどさ。
でも、これから運動するし、大丈夫だよ。」
「サヨリはそれで大丈夫でも
宿の飯がなくなるだろ…
いいから自重しとけ。」
…まあ、他の人のがなくなると大変かな。
うん、一応食べ過ぎないようにしよう。
……………
「…食べ足りないよ〜…」
「いや、けっこう量あったろ…」
「…何があったの?」
「ううん、まだ寝足りないわ…」
「いや、二人とも寝てたから先に
晩飯に行ったんだよ。けっこう豪勢だったんだが
サヨリが足りないって駄々をこねててな…
俺の余ったもんまで食べといて…
腹八分目という言葉を知らんのか。」
「だって、食べれる時に食べとかないと
次にいつ食べれるかわからないじゃない。」
「こんな所で
サバイバル理論を突っ込んでくるなよ…
町にいればそんなことには基本ならんだろ?
食い物買えるんだし。」
確かにそうだけど、この生活に
慣れてるからお腹いっぱいになるまでは
普通に空腹感が残っちゃうんだよなぁ…
「…そうだな〜…かってこようかな?」
「うん?なんかイントネーションおかしくね?
俺の聞き間違いか?」
「…アキラ、現実を見て…
サヨリは獲物を狩ってくるつもり…」
「…みんな元気ねー…
もう一眠りしようかしら〜。」
「いや、寝る前に先生も止めて…」
「…まあいいんじゃないかしら〜。」
「ほら、先生もこう言ってるし。」
「眠いからって適当に答えないでくれませんか…
というか、今から出かけたら寝る時間が
短くなるだろ。明日の警備、きつくなるぞ?」
「確かにそうかもしれないね。
でも今は、そんなこと、どうだっていいんだ。
重要なことじゃないよ。」
「…アキラ、もうこれは無理…
おとなしく野に放つしかない…」
…その言い方おかしくない?
動物か何かに言うことだと思うんだけど…
ーーーーーー
「うーん、よく寝たなぁ。」
綺麗な青空だなぁ。
それにこの布団、ふわふわで寝やすかったし。
「いや、そんな寝てたかっただろうに…
帰ってきたの俺たちが寝てから
かなりたったあとだったろ。」
「あ、おはよう。アキラ君起きてたんだ。
昨日はごめんね?」
「全くだよ…
いい加減常識を覚えろよな。」
●
「…ん?目が覚めちまったな…
…ってかサヨリはまだ帰ってきてねぇのかよ…」
ガラッ
「ふー、食べた食べた。
あれ?アキラ君起こしちゃった?」
「あ、帰ってきたのか。
いや、サヨリのせいじゃな…って、
お前なんて格好してんだ…」
「ほぇ?」
「ほぇ?じゃねぇよ。服が血まみれじゃねぇか…」
「あ、しまった。落とすの忘れてた。」
「そんなんで町中歩いたらしょっ引かれるだろ…
ここの風呂はもう開いてねぇから
せめて町の外の小川に行って洗ってこい。」
「う、うん、わかったよ…
…そんなに気になるかな…?」
「気になるから言ってんだよ!
あ、待て、替えの服忘れてるぞ!」
●
「全く、この野生児め…
そっちの感覚を持ってこないでくれよな…
んで、あの後俺が寝る前に帰ってこなかったし、
結局あまり寝てなくないか?」
「いや、これでも寝たほうだよ。
だって、普段ならアキラ君より
早く起きてランニングだとか素振りだとか
色々してるし。」
「ああ、そういやそうだったか。
日が昇るぐらいには外で走ってるって言ってたな。
しんどくないのか?」
「え、楽しいよ?」
「ああ…そうか。そりゃよかったな。」
…なんか気のない答えだな…
「…二人とも起きた?朝食、できてる。」
「あ、もうそんな時間なのか。
ヨミちゃん、大丈夫?もうしんどくない?」
「…大丈夫。迷惑かけた。」
「まあ気にすんなよ。俺たちの仲だろ。」
「はいはい、そうね。…サヨリ、行こう。」
「辛辣なのも元どおりってか。
ヨミらしいか。…あ、先生を忘れてた。」
「…ムニャ……」
「ルルト先生、起きてるのかな?」
「…聞いてるわ〜…サヨリちゃん…」
「起きてるっぽい…のか?これは。」
「…これは起きてない…」
いや、ヨミちゃんは否定してるけど、
これ起きてない?だって私の名前言ってるし…
「…もちろん、おやつはシュークリーム…」
「あ、ダメだね。じゃあ行こうか。」
「…先生ってどんだけ寝てんだよ…
一日の半分は寝てないか?」
「…一応昼前までに起きてくれば問題ない…」
「ルルト先生って一人暮らしだったよね?
いっつもはどうやって起きてるんだろう。」
「さあなぁ…寝溜めとかできたりすんのかね。
サヨリの食い溜めみたいに。」
…食い溜めっていうか
食べたいだけ食べてるだけなんだけどな…
ーーーーーー
「みんなおはよう〜。」
「いや、もうすぐお昼なんですけど…」
「なんでこんなギリギリまで寝てんすか…」
「寝たかったからよー。」
「…一番しっかりしないといけない…
先生には監督責任があるはず…」
「だって、みんなしっかりしてるしー、
私はダラダラしててもいいかな〜って。」
「「「ダメですよ。」」」
ルルト先生は何を言ってるの…
私たちだけじゃどうにもならないことに
なるかもしれないのに…
「とにかく、一度シスさんに
会いに行くべきだな。
依頼主本人には伝えといたほうがいいだろ。」
「倉に向かう途中にあったから、
寄って行っても時間は間に合うね。」
「…私は少し先に行ってる。
…来る時は気をつけて。」
「ああ、うん、わかったよ。
…近くにいる人とかにも言っといてあげてね?」
「…わかってる…じゃあまた後で。」
…あ、子供の言うこと聞いてくれるのかな?
そういえばもう立ち入り禁止みたいな看板、
シスさん達が立ててたりしてるのかな?
「あ、ストルさんどうすんだ?
ヨミがもし倉に向かいながら
罠を設置して行ったら交代ん時に危なくないか?」
「ああ、どうなんだろ…」
「その時は、ストルさんが無理だと判断したら
私たちの誰かがついていけば
いいんじゃないかしらー。まあ、あの人なら
その心配はないと思うけどね〜。」
そういえば先生はストルさんのこと、
ずいぶん評価してるよね。
「先生、あの人のこと知ってるんですか?」
「すごい人がいるっていう風の噂よー。
確証はないしずいぶん前の話だけど、
あの人だって、なんとなくそんな気がするのよ〜。
実際、とっても強そうだしねー。」
「風の噂…いったいどんな?」
「刀の達人だそうよー。
もしストルさんがその人だったら、
サヨリちゃん、教えてもらいに行ったら
どうかしら〜?二刀使ってたけど、
一本ですることも多かったでしょ?」
「うーん…もしその人がストルさんなら
教えてほしいですけど
時間とか合わないから無理なんじゃないですか?」
「少し話を聞きに行くぐらいなら
抜けても大丈夫よ〜。」
いや、私にとっては助かるかもしれないけど
今、私たちって任務を受けてここにいるんだよね?
そんな適当で大丈夫なの?
「とにかく、シスさん家に着いたし
一旦入りません?」
「あ、もう着いてたのか。」
……………
「…では、これから向かってくれるのですね。」
「一人は先に行って準備を
始めてますけどね〜。」
「…どうか、アレを守り切ってくださいね…
ああ、それとストルさんにこの手紙を
渡していただいてもいいでしょうか?」
「ええ、もちろん。それでは、
これから任務を始めますね〜。」
あ、そうだ。今のうちに聞いとこう。
「シスさん、ストルさんって
普段は何してますか?」
「ストルさんですか?
たしか暇なときは町を
見回っていると言っていましたかね。
部下が優秀だから必要ないかもしれないと
言っていたような気もしますが。」
それならもしかしたら
お願いしたら大丈夫かもしれない。
決まったわけじゃないけど、
刀を持ってたみたいだし、違っても
教えてもらうことはできるかも。
我流じゃいいのか悪いのかわかんないしね。
刀の達人か…巧すぎて、
参考にならないとかだったらどうしよ…
ま、まあその時は基礎を教えてもらおう。
…まず教えてもらえるか聞いてからだけどね。
ストルさん、優しそうだったし
教えてくれそうだけどどうだろな?