風邪なんでご勘弁ください。
今回は短めです。
「ん〜、いい天気だな〜。こんな日は
暇ならすぐにでも修行に行くんだけど。」
晴れた日の朝、私は一楽の横で
大きく背伸びして相変わらずなことを呟いていた。
「サヨリちゃんじゃねぇか。
こんなとこで何してんだ?」
「あ、テウチさん。おはようございます。
友達と待ち合わせですよ〜。
そちらはスープの仕込みですか?」
「おう、ラーメンはスープが命だからな。
かといって麺も疎かにはできねぇが。」
「そうなんですか。あ、来たみたい。
じゃあテウチさん、また今度食べにきます!」
「気をつけて行ってこいよ〜!」
「はーい!行ってきまーす!」
テウチさんに挨拶してから
向こうから歩いてくるヨミちゃんに走っていった。
「おっはよー!ヨミちゃん!」
「…ん、おはようサヨリ。」
「今日はヨミちゃんの希望だけど
どこにお買い物行くの?」
「本屋と武器屋…」
「ああ、うん、何のためかは把握したよ。」
絶対に罠関係だ。うん。
ヨミちゃんだもん。仕方ないよね。
「なんか最近新しく
使えそうなの見つかった?」
「…傀儡とか…おもしろそう。」
…うーん…傀儡?…なんだっけ?
「…忍を目指しているなら
道具の名前ぐらい覚えておくべき…」
「あー…うん、おいおいね。
それで、それってなんなの?」
「…わかりやすく言うなら操り人形。」
「人形?それで戦えるの?」
「…色んなところに武器を仕込める。
それに操り方が特殊だから糸を切られる
心配もあまりない…」
「糸で操るのに切られる心配がないの?」
「使うのはチャクラ…
だから張り直しも簡単…その分疲れるけど…」
「へぇ…ヨミちゃんが好きそうだね。
その本も探しに行くの?」
「…そのつもり…だけど期待はしてない。
傀儡の術は砂隠れの里の
秘術のようなものだから…木の葉の里には
それについての本はほぼ無いはず…」
「へぇ…なんでヨミちゃんは知ってたの?」
「…昔のことが書かれた本に書いてた…
1人で城を落としたとか…傀儡を
何体も操っていたらしい…」
「うわ、それすごいね。」
城主だけとかならまだしも
城そのものを落としたってことだよね…
…うん、想像したくないね。
「…でまかせかどうかもわからないけど…
隠れ里そのものを落としたらしい話もある…」
「そんな話まであるんだね…
それで、武器屋にはなにを見に行くの?」
「…値段調査…そのうち自分で用意するなら
知っておいたほうがいいと思って…
それと仕入れ…それから…サヨリも暇でしょう?
…色々見てみるといい…珍しいのがある。」
「ヨミちゃん…ありがとう!」
…仕入れ?なんのことだろ?
ーーーーーー
本屋の前に来たんだけどさっきの
顔を隠した銀髪の人はどうしたんだろ?
複雑な顔して本を買ってったけど…
なんだろ、あの残念なような安心したような顔。
…なにを買ってったんだろ?
あの本と同じ色の本ってこれかな?
….イチャイチャパラダイス……?
……見なかったことにしよう。あの人のためにも…
確かずいぶん前の本のはずだった…かな?
今頃どうしたんだろう?忍者の人だったみたいだし
破れでもしたのかな?…それにしても
なにが面白いんだろう…あの本。人気らしいけど。
女子の私としてはああいうのは少しね…
それにしても暇だな〜。ヨミちゃんは本に
夢中みたいだし。私は最近欲しいのは
買ったから今はいらないんだよね。
「…ん?」
なんだこれ?襲撃連舞?
なんか他の本と雰囲気違うなぁ…
なんとなく買ってみようかな?
「…あれ?これって…」
もしかして私、少し知ってる?
私の中の記憶にこんなのあった気がする…
でもどっちにしろ詳しく書いてるし買っておこう。
…なんでこんなとこにこんなのあったんだろ?
ーーーーーー
まあ気にせずに本屋から出て武器屋に
来てみたんだけど、こんな裏路地にあるもんだね…
ヨミちゃんはなんでこんなとこを知って…
「…店主、麻痺薬…」
「…あいよ。ばれんなよ。」
ヨミちゃんなにやってんの…
…アカデミー生が手に入れられそうにない
麻痺薬とかはここから手に入れてたのか…
こんな本格的…?な所の薬を
何回も盛られてるアキラくんって
生半可な薬品ならもう効かないんじゃないの…?
ヨミちゃんがムカつくたびに
入れられてるみたいだし…でもこれって問題が…
いや、あれこそ見なかったことにしよう。
さ、さぁて、気を取り直して見てみようかな。
薬品が裏で売られてるっぽいけど
表は普通に武器を売ってるみたいだしね。
人が寄り付かない所だけあって
売り方を工夫してるせいか、ヨミちゃんの
言ってた通り珍しいのとかが多いね。形とか。
…なんだコレ…
柄の部分まで刃の刀とかまであるんだけど…
奇を狙いすぎてるっていうかなんていうか…
半分は趣味で作ったでしょ…ここにあるの…
…ん?これってもしかして
前に小屋で見つけたよくわからなかったやつかな…
あれは壊れてたみたいでただのナイフに
見えてたけどこれってメリケンサックも兼ねてる?
「ねぇヨミちゃん、この武器ってなんなの?
壊れたのなら見たことあるんだけど…」
「…ん?…それはアイアンナックル…
見た目の通りメリケンサック、そして
ナイフの機能を持つ…さらにもう一つ…」
「え?まだあるの?
二つ兼ねてるなら十分だと思うけど…」
「むしろこっちがメイン…
…チャクラを込めて使える…」
「チャクラを?それでどうなるの?」
「…チャクラで切れ味を増すことができたり…
その時は使い手によっては岩でも切れる…」
「へぇ…増すことができたりってことは
他にもできるの?」
「…それぞれのチャクラの属性…
性質変化によって効果が変わる…
さっきのは風の性質変化…性質変化には
5大性質変化と呼ばれるものがあって…」
…あれ?なんだか勉強に
なってきてるような気がする。
まあいいや。興味はあるからね。
「私でも使えるかな?」
ヨミちゃんが話を遮られて少し
不機嫌そうにほっぺを膨らますけど
かわいいから気にしない。
「…今のサヨリじゃ無理。」
「え、無理なの?」
「…かなり緻密なチャクラコントロールが必要…
サヨリは元からチャクラを練るのから苦手だから
余計に無理…使うならサヨリの大好きな…
そう、大好きな修行で頑張ればいい…」
「…なんで二回も言うの…」
「…サヨリにとっては大事なことだから…」
…うん、私=修行ってのは確定だよね…
「…とにかく私の買い物はこれで終わり…
サヨリはいつものでしょ?」
「ああ、うん、まあいつも通りかな。」
「…私も行く…木陰もあって読書にぴったり…」
そういえば私といる時はだいたい本を読んでたね。
私は夢中でやってるからあんまり見てなかったけど
見た時はいつも本を読んでるしたぶん
ヨミちゃんはヨミちゃんで
本を読むのに夢中になってるんだろうな。
ーーーーーー
…どうしてこうなった…いや、おかしな目で
見られるのならまだわかる。でもさぁ、
いくら話題になることがあるって言っても…
『キャー!カッコいいー!』
いつの間にこんなことになってたの⁉︎
私いっつも修行(笑)をしてただけだよね⁉︎
こんなの絶対おかしいよ!10人ぐらい、
それも女子からなんで黄色い声援を送られてるの⁉︎
しかも見た目的には年上っぽい人ばっかだし!
ヨミちゃんは読書に夢中であれだけ
騒がしくても気づいてないし…
「あ、あの!」
「へ?」
いつの間にか集まってたギャラリーを
混乱しながら見つめてたら声をかけられた。
「あ、握手してもらってもいいですか?」
「…ほぇ?」
…なんか変な声が出た…
遠くからかわいいとか聞こえてくるし…
え?なんで?私ってそんなことになってるの?
だって七不思議とか言われるくらいには
普通じゃないって思ってるんだけど…
「ずっと前からファンでした!」
…ずっと前って…七不思議のことを
私が知ったのは最近なんだけど…
「えっと…え?なんで、ですか?」
「七不思議が気になって見にきたら
すごくカッコよかったんです!
今まではこっちを見てくれてなかったから
声をかけれなくて…」
夢中になりすぎてて私ってこの騒ぎに
気がついてなかったの…?え?いつから?
「ずっと前って…いつからなの?
その…こんなことをしてるの…」
「私が一番初めで5ヶ月前からです!」
「はい⁉︎」
七不思議ってそんな前からあったの⁉︎
しかも私はそんな前から気がついてなかったの⁉︎
うわっ、なんかすごい恥ずかしいし!
ってかまた向こうからかわいいって聞こえる!
私が赤くなるたびに聞こえてきてる!
だめだこれ!修行(笑)どころじゃないよ!
明日から別のところでやろう!
その後、修行する場所を変えたりしたけど
なぜかすぐに特定されるので私は考えるのをやめた。
それと見に来てた人はみんな年下だったって。
…私の背って…
そういえば読む人からするとどれぐらいの
文字数が読みやすいんでしょうか?
自分はどっちかといえば長い方ですが…
まあ長くなんて書けませんけどね…