孤独が嫌いな修行馬鹿   作:ヴァニフィア

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更新がそこまで早くなくて
文字数も多くない…正直これでいいのか
すごく不安です。読んでくれてる人は
今のペースでも満足してくれるのでしょうか…


よかった…

いきなりだけど私は14歳、他のみんなは

だいたい12歳になって、

もうすぐアカデミーも卒業だ。

え?私の成長期?ねぇよんなもん…

しかし私は焦っていた。

 

「…はい、もう一度。」

 

「うん…分身の術!」ボフン!ヘロ-ン…

 

「…駄目…全然駄目…」

 

最後のチャンスの試験の課題、分身の術が

ほぼできないのだ。ちなみに今のは

白っぽい何かが出てきた音だ。

今まですでに二回試験が

あったが私は両方落ちていた。

一回目は体力テストとペーパーテストだった。

点数が無制限のテストで、

2つの総合点で上から何人かが

合格になるやつだったんだけど、

ペーパーは当たり前に駄目だったとして、

体力テストに投擲の項目があったのが

運がなかった…一投目でいきなり先生に向かって

クナイが飛んでった時は

本気で冷や汗をかいたよ…

先生はほぼ真横に立ってたはずなんだけどなぁ…

ついでにヨミちゃんとアキラ君はこの時に

試験に受かっていた。ヨミちゃんは

ペーパーテスト、アキラ君は投擲の一点突破だ。

ペーパーテストは制限時間内なら

何枚でも問題を解けるんだけど、

少しずつ難しくなっていく。最後の方は

それこそ重要な書類に使われる暗号の

解読だとかも入ってきてたらしい。

でもヨミちゃんはそういうのも解いていたようで、

テストの点を教えてもらったら桁が違った。

…平均100点ぐらいのテストで500点超えたって…

え?私?…20点だよ…誰か文句ある…?

体力テストの投擲は連続で的に当てれた

回数で判定するんだけど、アキラ君がクナイを

的に直接当てたのは一回だけだった。

それなのにどうして通ったのかって?

ど真ん中に刺さったクナイにその後に

投げたクナイを全部当ててたからだよ…

あれはどうなってるんだろう…

いつまでたってもその状態で時間が

過ぎてったから先生が途中で止めてたし…

2回目の試験は変化の術だった。

まあ、難しい術ではないんだけど…

ないはず、なんだけど…

私、本当にチャクラコントロールができないな…

とにかく、卒業もできないなんてことになれば

イルカさんにも悪いし、とりあえず

ヨミちゃんに教えてはもらってるけど

全然できなかった…いや、

最初よりはましなんだよ?それであれだけど…

 

「おーい、飯買ってきたぞー。」

 

「…一旦休憩…」

 

「…はーい…」

 

教えてもらってる身としては

なかなか上達しないのは心苦しい…

アキラ君にもいろいろ手伝ってもらってるし。

あれ?パシリじゃね?これ。とは本人談だ。

 

「うーん…どうしてできないんだろう…」

 

「…コントロール…」

 

「えー…一応頑張ってはいるんだけど…

アキラ君、コツとかない?」

 

「あ?うーん…シャッとやってシュッとなって

ボワワって感じだと…」

 

「あ、やっぱいいや。」

 

アキラ君の感覚的なものの説明は

よくわからないんだった。

 

「私のチャクラが少なかったりするのかなぁ…」

 

「…それはないはず…元は多いぐらいかも…」

 

「まあ、そうだろうな。」

 

「え、そうなの?」

 

「サヨリ、チャクラってのは

身体エネルギーと精神エネルギーを

練って作るのは覚えてるか?」

 

「うーん…たぶん。」

 

「…身体エネルギーは置いておくけど…

修行や経験で得られる精神エネルギーなら…」

 

「まあ、多いんじゃないか?

あの修行はやり方があってるかは知らんが。

身体エネルギーは細胞がどうとか言ってたけど

あんま人によって変わったりしねぇだろ。

知らんけど。」

 

かなり曖昧だなぁ…

ええっと…まあ、量は問題ないかもってことは…

 

「…サヨリはコントロールの才能が…

うん…かなりないかも…」

 

「ぐはっ!」

 

…面と向かって言われるとかなりショックだ…

 

「そういえばなんか向こうの木陰に

人が居たんだが知り合いか?」

 

「え?」

 

振り返って少し向こうの木の下を見た。

そこには人がいたんだけど…

…例のファン一号の人だった…

表情からすると私の練習を

心配しながら見てたっぽいね…

ヨミちゃんとアキラ君がいるから

こっちには来にくいみたいだけど…

…あ、そういえばナルト君は大丈夫なのかな…

私と同じくらいまずかったと思うんだけど

練習に誘ってみてもなんか来なかったし…

…また落書きの計画だったらどうしよ…

イルカさんの機嫌が悪くなるとまでは言わないけど

ちょっと愚痴を聞かなくちゃならなくなるんだよ…

やるタイミングが授業中だったりするから

止めることもできないしなぁ…

まあ愚痴を言ったり怒るってことは

気にかけてるってことなんだけど。

まあなんにせよ私たちにもとばっちりが

くるからできればやめてほしい。

この前の変化の術の復習テスト、イルカさんに

そっくりになるようにって言われたけど

背が変わらなかったんだよなぁ…

イルカさんが微妙な顔してたよ…

 

ーーーーーー

 

「…ほら、頑張って…」

 

「ううん…頑張りはするけど…」

 

「自信持てよ。半分はいけるようには

なってただろ?」

 

試験当日、一人、また一人と呼び出されていく中、

私は軽く震えて順番を待っていた。

なんだろう…プレッシャーってすごい…

 

「でも、でも、半分は失敗するって…」

 

「…大丈夫、私が保証する…サヨリならできる。」

 

「ヨミちゃん…」

 

「もちろん、俺も保証す」

 

「…アキラの言葉はいらない。」

 

「なんだとぅ!」

 

私の目の前で、ヨミちゃんとアキラ君が

そんなやりとりを始めた。

 

「…あはは、なんだか

悩んでるのが馬鹿らしくなってきたよ!

うん、絶対受かってくるよ!」

 

「次、うみのサヨリ。」

 

ちょうど呼ばれたし頑張ろう!

さってと、試験の教室は…

 

(またお前か!上の子たちが今日はテストだから

迷惑にならないうちに早く来るんだ!)

 

(お願いです先生!せめてあの人に一言だけでも!

一言だけでもー!)

 

(誰のことだか知らんが早く来るんだ!)

 

(ああああぁぁぁぁ………)

 

……………うん、私は何も聞かなかった。

気にしないでおこう。

とにかく集中だ。この教室だね…

イルカさんともう一人、優しそうな先生だ。

…けど、なんか…こう、あるような…

いやいや、さっき集中だって

言ったばかりなんだから…

 

「よし、では、試験を始めてくれ。」

 

イルカさんが神妙に言った。

…一発勝負の分身の術…

まだ安定はしないけどできたときはあったんだ!

今、それをすればいいだけ!

前に置いてる額当てを私もつけるんだ!

間違えないように印を組んで、

 

「分身の術!」ボフン!

 

………できたの、かな…?それとも………

うう、怖くて目を開けられない…

 

ーーポンーー

 

「サヨリ、目を開けて周りを見てみろ。」

 

私が目を開けられないでいると、イルカさんに

肩を叩かれ、優しく声をかけられた。

 

「…ぁ」

 

言われるままに目を開けると、まず、

笑顔のイルカさんが目に入った。そして、

周りを見回してみると、私が4人、

しっかりと立っていた。

 

「あぁ…!」

 

「サヨリ、合格だ。頑張ったな。」

 

そう言ってイルカさんは頭を撫でながら、

もう片方の手で額当てを渡してくれた。

私は感極まって泣きながらそれを受け取って、

待機する教室に帰っていった。

 

「…!サヨリっ…!」

 

「おい、まさか…」

 

「ううん、違う…違うんだ…ほら、これ。」

 

泣きながら教室に入ってきた私を心配して、

近づいてきたヨミちゃんとアキラ君に、

額当てを見せると、二人とも安心していた。

 

「ふぅ…まったく、驚かせんなよ。」

 

「……………」グリグリ

 

「い、痛いってヨミちゃん!やめてやめて!」

 

「……心配した。」

 

「あ、うん…ごめんね、嬉しくって…」

 

ヨミちゃんは私の番が来る前に合格していて、

アキラ君は最後の方の順番だったけど、

普通に通ったようだ。

でも…ナルト君が…落ちたって聞いた………

 

ーーーーーー

 

「…遅いなぁ…」

 

私は家に帰って、

イルカさんが帰ってくるのを待っていた。

成績処理とかなんとか、そんなやつの関係で

少し遅くなるとは言われてたけど

夕方には帰ってこれるとも言ってた。

だけどもう真っ暗になってしまった。

 

「…探しに行こうかな…うん、こういうときは

まず行動するべきだよね。」

 

そう考えた私はアカデミーの方に向けて

歩き出した。もしイルカさんが終わってても

途中ですれ違うと思ったからだ。

だから、いつもと同じようにひとつの巻物と

クナイを数本入れて出かけた。

武器を持つ理由はあまりない。強いて言うなら

落ち着かないから。手元に何かないと

すごく不安になってくるんだよなぁ…

そうして夜道を少女一人、トコトコと歩いた。

そこで私はどことなく、いつもと里の様子、

というか何か、違うような気がした。

家の上とかを、何人か、それとも十何人かの

忍者の人が跳んでいたからだ。

たまに見かけることはあっても、

ここまでの大人数が一度に何かをしてるのは

あまりないことだったと思う。

 

(…ぃ、見つかったか?)

 

あれ?なんだろ。

 

(いや、まだだ。)

 

近くで今起こってることの話をしてるのかな?

少し聞いてみよう。気づかれないようにね…

大丈夫、例のあの子に見つからないように

今まで忍び足とかは磨いてきてる。

あの子は本当に私が絡むととんでもない

身体能力を発揮するし…

よく担任の先生が捕まえられるなぁ…

っと、今は話を聞かないと。

 

「何か手がかりはあったのか?」

 

「いや、まだない。

イルカにも声がかかって追いかけたらしいが…」

 

え?イルカさんが誰かを追いかけてった?

 

「クソッ!あの九尾のガキが…

手間をかけさせやがって…」

 

九尾の…ってナルト君が…⁉︎

でも、ナルト君がここまで追われるようなこと

しないはずだし…イタズラはするけど、

根は悪いわけじゃないから…

とにかく私も追いかけよう!

あ、でもどこにいるんだろう…いや、

考える前にまず行動だ!

 

ーーーーーー

 

それからしばらく探して、今は森に来ていた。

というのも、しばらく走り続けて森に入った所で

不自然に木が切れていたからだ。

しかも樹液が微妙に出てたのがわかったから

ついさっき切られたのもわかる。

その上近くにクナイがいくつか落ちてたから

これはもう誰かがクナイを使ったってことは

ほぼ確定だね。今起きてる騒動はナルト君の

ことぐらいだろうからきっとこの辺りに…

でもなんで武器が使われてるんだろう?

 

「…とにかく、探さないと。」

 

(ぃって…よ…それ…こっちから…ぜ!)

 

「あれ?この声ってナルト君?

でもなんかたくさん聞こえてきた?

いや、とにかく行ってみよう。」

 

……………

 

そうして声が聞こえた所に着くと、

ボロボロのボロ雑巾のようになるまで

殴られた男の人が倒れていた。

あれ?この人って試験の時イルカさんの

隣にいた人だったかな?

まあいいや。近くにいるイルカさんとナルト君を

見る限りでは悪者はこっちの人みたいだし。

 

「イルカさん!ナルト君!大丈夫?」

 

「あれ、サヨリ?」

 

「どうして、こんなところへ?

家で待ってたんじゃないのか?」

 

「だって心配で…あれ?ナルト君、その額当て…」

 

「へへーん、俺も卒業できたんだってばよ!」

 

あれ?それって大丈夫かな?

いや、大丈夫だね。

イルカさんが試験官だったんだから

イルカさんが認めたなら大丈夫。

 

「じゃあ帰ろう、二人とも!」

 

「おう!」

 

「ああ…っ痛…」

 

「イルカ先生!」

 

「イルカさん!」

 

立とうとしたイルカさんはバランスを崩して

しまって、前のめりになった。って、さっきまで

木が背中にあったから見えなかったけど

大怪我してる!それによく見たらあちこちに

血の跡も…あわわ…どうすれば…

 

「そ、そうだ!とにかく一度病院に…!

ナルト君も手伝ってよ!」

 

「あ、ああ!わかったってばよ!」

 

そうして、私とナルト君でイルカさんを

里の病院まで運んでいった。

里の中は、もう忍者の人もいなくなっていて、

いつものような静かな夜になっていた。

誰かが解決したのを知ったのかな?

その後、ナルト君は夜も遅かったから

家に帰らされたので、私一人でイルカさんの

ことを聞くために待っていた。不安はあったが、

そこまで深い傷ではなかったようで、

激しい運動はさすがにきついが、入院までは

する必要はないと言われた。

…よかった…何事もなくって…




アニナルとか原作と少し違うとこは
あるけどできるだけ不自然にならない
ようにしたつもりではあります…
とりあえずアカデミー編はこれで終わりです。
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