孤独が嫌いな修行馬鹿   作:ヴァニフィア

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少し短めです。


班分け

「ふぁ……ぁ……っと…朝か…」

 

まあ、まだ外はほとんど真っ暗だけどね。

とはいえ私にとってこれは日常だ。

いつものように運動をしに外に出よう。

朝のランニングと刀の素振りに居合などなど…

そんなことを3時間ぐらいしてから家に帰って軽く

水を浴びてから出かける準備をしていた。

ここまで時間がたっても、まだちらほらとみんなが

目覚め始めるころかな?

…毎朝、誰かの影がチラチラ見えるけど

気にしないことにしている。

気にしても仕方ないこともあると思うんだ…

 

「お、おはようサヨリ。」

 

「あ、イルカさん。おはよう!もう出かけるの?」

 

「ああ、準備もあるからな。

サヨリ、遅刻するんじゃないぞ。」

 

「うん、大丈夫だよ。いってらっしゃい!」

 

「ああ、行ってくるよ。」

 

イルカさんはそうして先に家を出ていった。

あの怪我もすっかりよくなったみたいでよかった…

私は…とりあえずカップラーメンでも食べとこ。

二つぐらい。テキトーに作れるし。

朝から重いとか言われそうだけど

正直な話これくらい食べないと力が出ないよ。

朝ごはんの前にそこそこ(?)運動してるしね。

 

ーーーーーー

 

今日は大事な日、班分けの日だ。

三人組で一人の上忍の人とチームを組むそうだ。

イルカさんはその準備もあって早く出たらしい。

私はそこまでいつもとは変わらない時間だけど、

気持ちだけ早足で目的の教室に向かって

歩いて行った。まだ時間が早いから

あんまり人もいないけど、すれちがったりした

卒業できたらしい人は、やっぱりどの人と

同じ班になるのか楽しみであり心配みたいだ。

もちろん私も心配だけど。班分けは

成績で平均的になるようにされるって

イルカさんが言ってたけど、どうなるんだろう?

相性とかも考えてくれたりするかな?

…私の成績って中の下ってとこだったよなぁ。

体を動かす(投擲は除く)ことしかできないから

まあそのぐらいになるよね。

気にしても仕方ないか。もう決まってるだろうし。

 

「よう、元気か?」

 

「…おはよう。」

 

「あ、ヨミちゃんにアキラ君。

二人が一緒なんて珍しいね。」

 

「チッ…本当は会いたくなかった…」

 

「なんでヨミは

俺の扱いがそんななんだよ…」

 

「…うるさい。以上。」

 

「二人は緊張感とかないんだね。」

 

「…だいたい誰と組むかはわかってる…」

 

「全然わかんねーから気にしても仕方ない。」

 

全く真逆のこと考えてるのに、

その結果振る舞い方が同じになるって

ある意味すごいんじゃないのかな…

 

「だいたいわかってるってなんで?」

 

「…全員の成績とか、色々考えれば

予想を立てるのはなんてことない…」

 

「へぇ…私たちはどうなるのかな?」

 

「…まだ言わない。あくまで予想だから。」

 

そっか〜。ヨミちゃんは

確定情報以外はあまり言わないからね。

不安にさせてもあれだからとか。

 

(サスケクンカラハナレナサイヨ!)ギャーギャー

 

ん?なんか騒がしいな〜。

あ、ナルト君とサスケ君が中心かな…?

サスケ君の近くにナルト君がいるのが

女子は気に入らないみたいだね。

 

ドン、ブチュー

 

………あ………

 

…あれはトラウマになるね…

何が起きたかはもう言わないけど…

あ、ナルト君が女子にボコられ始めた…

うわ、いいパンチ入ってるな…あれは痛

 

(見守る…私は優しく見守る…)

 

「⁉︎」ガタッ

 

(…)スッ

 

き、気のせいかな?

アカデミーの中だけどもう

授業が始まる時間だしまさかね…

 

……………

 

そんなこんなで色々あったけど、

イルカさんが入ってきて騒動は落ち着いた。

後にはボロボロのナルト君が残ってたけど…

イルカさんが軽く説明をして、

班分けの発表を始めた。

友達と組めたりして嬉しがってる人や

そこまでの人とで残念にしてる人、色々いた。

 

「…の三人が10班だ。」

 

って、まだ呼ばれないなぁ…

というか最後の班だよね。

えっと、呼ばれてないのは…

 

「次、11班は風見ヨミ、道野アキラ、

うみのサヨリ、この三人だ。」

 

やった!二人と一緒だ!ヨミちゃんは

頷いてるから予想が当たってたみたいだね。

 

「班ごとに紙を並べておくから

取りに来てくれ。今日はそれで解散だ。」

 

取りに行こうとしたけど

アキラ君が近くにいたから私たちのも

持ってきてくれたみたいだ。

 

「これからよろしくな!」

 

「…よろしく。」

 

「うん!二人と組めてよかったよ!

あ、そういえば予想通りだったの?」

 

「…私たち、成績は全員真ん中ぐらい…

相性とかも考えれば可能性は高いと思ってた…」

 

「へぇ。そうなのか。

あ、これがさっきのやつだ。

明日この書いてる教室に集まるんだと。

担当の上忍の先生が来るらしい。」

 

いよいよ忍者として生活することになるのかぁ…

よし、気合い入れていこう!

 

ーーーーーー

 

そう思ってたのに…

先生が来ないんだけど…?

もう一時間は過ぎてるよ…

あ、やばい。ヨミちゃんが不機嫌だ。

 

ガララッ

 

「みんなごめんね〜。

少し道に迷っちゃって〜…」

 

あ、来たみたいだ。

すっごいのほほんとした人だな…

いや、それにしても…

 

「…先生…ですよね?

道に迷って一時間かかるのって

おかしくないですか?」

 

「え〜?うーん…そう言われても

かかったものは仕方ないし…」

 

「…先生、自己紹介ぐらいは…」

 

「あー、そうだね〜。

私の名前は、二裏(にり)ルルトっていうのー。

少し男の人っぽい名前だって言われることも

あるけど私は女だから気を付け…」

 

「「「わかってます。」」」

 

いや、見ればわかるよ…かなり美人だし、

その…胸とかも羨ましいぐらいはあるし…

なんかこの人天然だなぁ…

ていうか机に寄りかかって少し

うつらうつらしてるような…いや、

さすがにそこまでじゃないか。…たぶん。

 

「そっか〜…じゃあこっちから順番に

紹介して〜。趣味とか夢とかもお願いねー。」

 

「あ、はい。俺は道野アキラ。

趣味は…うーん…あんまり

思い浮かばねえけど、まあ普段は家で

親の手伝いしてるんだ。

店番とか配達とかいろいろと。

夢は明確には決めてないけど、

両親が俺を誇れるくらいの忍に

なりたいと思ってる。先生、よろしく頼みます。」

 

「…名前、風見ヨミ。

趣味は読書と人間観察。

夢…目標は色々なことを知ること。…よろしく…」

 

「えっと、私はうみのサヨリって言います。

趣味は修行…のようなものをすることで、夢は…」

 

夢、かぁ…あんまり考えたことなかったかも。

イルカさんへの恩返しとか、

友達とずっと一緒にいたいとかかなぁ?

…そうだね、私にはたくさん大切な人や、

場所がある。だから、私の夢は…

 

「私の夢は、すべてを守れるようになることです。

ルルト先生、よろしくお願いします。」

 

「ん、わかった〜。それから、

えっと、少し言いにくいんだけど〜、

実はまだテストみたいなのがあって〜、

それに合格しないと、忍者にはなれないんだ。」

 

「え?そうなのか?」

 

「…あ、卒業テスト…

あくまでアカデミー卒業、忍者になる

試験じゃないということ…?」

 

「じゃあ、まだ正式には

忍者じゃないってこと?」

 

なんか気合いをいれてたのって

まだ早とちりだったかな…

 

「うん、そういうことー。

それで、テスト内容だけど、ルールは簡単、

担当上忍、つまり私が認めればおっけー。」

 

あ、それだけなのかな。

それならそこまで焦らなくても大丈夫なのかな?

 

「ただしー、統計的には三分の一ぐらいしか

このテストで合格できてないから

みんな頑張って〜。」

 

前言撤回。やっぱり焦らないと…

 

「…何をするの?」

 

「んー、ホントは明日言うことになってるけど

まあいいや〜。私のテストは、みんなの

特技とかをみせてもらおうかな〜って

考えてるよ〜。そういうことだから、

ある程度の用意とかは持ってきてね〜。

それじゃ、今日は解散〜、また明日ね〜。」

 

私の特技、か…やっぱり戦闘みたいなのかな…

忍者になれる最低ラインを越えれてるのかな?

 

「…サヨリ、ちょっと。

…不本意だけどアキラも。」

 

「どうしたの?」

 

「…このテスト、全員で合格する必要があるはず…」

 

「え?なんで?合格率三分の一ってことは

チームから二人落ちる可能性が高いってことだと…」

 

「…私たちの班分けは多分に相性を考慮されてる…

きっと他の班もある程度はバランスがある。

…アカデミーでの班分けでそこまであわせておいて

わざわざもう一度バラけさせる理由はない…」

 

「へぇ…なるほどな。

それじゃあ受かればセット合格、

落ちればまとめてさようならってことか…」

 

「…アキラにしては上出来。」

 

そういうことか…じゃあ私、

二人のためにも、もっと気合いを

入れてかないとね!




補足的に三人の成績について

サヨリ…中の下、体力はトップクラス。
しかし他ができない。

ヨミ…中の上、勉学は頭一つ抜けている。
しかし体力があまりない。

アキラ…中の中、体力は平均の少し上の方で、
投擲に関しては天才的で追随を許さない。
しかし勉強はかなり苦手。下から3、4番ほど。
ちなみにアキラより下の勉学成績者は
ナルト、サヨリ、
時々シカマル(猛烈にやる気がない時)。

こんなかんじで、
かなり尖った成績になってます。
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