孤独が嫌いな修行馬鹿   作:ヴァニフィア

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イルカ先生も含めてですが、
改めて原作キャラの
口調や性格が違う可能性が
あることを注意しておきます。
少しですが新しくこの回で出ますので…


班結成編
第十一班


「あ、もうみんな揃ってるね〜。」

 

「いや、だから遅いですって…」

 

ルルトさんは今日も軽く1時間は遅れてきた。

うーん…大丈夫なのかな…イルカさんは…

 

……………

 

「サヨリ、十一班の担当は誰だった?」

 

「あれ?イルカさんは知ってたりしないの?」

 

「ああ、色々決まりがあるんだ。」

 

「えっと、二裏ルルトって女の人で…」

 

「⁉︎」ガタン!ゴトン!

 

「イルカさん⁉︎どうしたの?」

 

「あ、い、いや、なんでもない。…なんでも…」

 

「ルルトさんのこと知ってるの?」

 

「あ、ああ。まあ知ってるが…

いや、あの人が…?」

 

「何かテストみたいなのが

あるって言われたんだけど

アドバイスとかあったりしないかな…

私、すごく不安なんだけど…」

 

「アドバイス…まあテストのこととかは

よく知らないからアドバイスはできないが、

一言だけ言っておく…死ぬな。」

 

「へ?」

 

「死ぬな。」

 

「…」

 

……………

 

って言われたんだけど、どうしてだろ?

全然危険な人じゃないような気がするんだけど…

 

「えっと、じゃあ昨日の紹介の順番で

特技を見せてもらおうかな〜。

はじめはアキラ君からお願いね。」

 

「…先生、アカデミーの成績は見てないの…?」

 

確かに成績を見れば

特技とかもけっこうわかるはずだね。

特にアキラ君とか投擲はずば抜けてるし。

 

「ちょっと無くしちゃって…

多分家の中にはあるから心配しないで〜。

個人情報は漏れないはずだから〜。」

 

…いや、あれけっこう大事なやつだよね?

 

「えっと、じゃあ俺から。

俺の特技は物を投げることで、

手裏剣とかクナイなら

狙えばだいたいのところに投げられる。」

 

「ほむほむ…じゃあそこから

あの木に10本ぐらいクナイをさしてみて〜。」

 

「それぐらいなら…」シュシュシュ!

 

おお、さすがアキラ君。

綺麗に縦一列に刺さってるね。

 

「おー、コントロールはすごいねぇ〜。

ただ、スピードがあまりなかったから

もう一回やってみて〜」

 

「わかった。」

 

「…アキラ君はあっちの

二人と恋人だったりするのかしら〜?」

 

「ぶふっ⁉︎」シュ!

 

ルルト先生はいきなり何言ってるの⁉︎

アキラ君も体勢崩してるし…

あ、でもちゃっかりと木には当たってる…

 

「いや、え?どうしてそんなことを…」

 

「気になっただけだよ〜。」

 

「あの二人とはそんなんじゃなくて

ただの友達ですよ。あー…ヨミはちょっと

俺を嫌ってるのかもしれないけど

まあ俺は友達だと思ってるよ。」

 

「そっか〜。…じゃあ、とりあえず

これで一旦終わりで、次は…」

 

ドォ…ン

 

「っ…!」

 

「うわっ!なんの音⁉︎」

 

「あー、あっちの方はカカシさんが

使うって言ってた演習場の方だったかしら〜。

ずいぶんと楽しそうね〜。」

 

カカシさん…?あ、第七班だったっけ?

ナルト君と昨日の帰り道に偶然

会った時に言ってたような…あ、そっか。

さっきの音って多分サスケ君のあの術か。

サスケ君も第七班ってナルト君が言ってたし。

 

「はい、じゃあ次は〜ヨミちゃん!

ヨミちゃんの特技は?」

 

「…頭を使うことならだいたいは…」

 

「頭を使うことか〜…

私じゃどのくらいかわからないわねー…

あ!十分ぐらい待っててね〜。」

 

あれ?ルルト先生どこ行くんだろ?

待っててって言われたけど…

…あれ、ルルト先生って待ち合わせというか

そういうのに時間通り来たことあったっけ…

 

ーーーーーー

 

「はーい、お待たせ〜。」

 

あ、時間通りに来た。

 

「あ、ルルト先生…と、誰ですか?」

 

「この人は、第十班の担当上忍の、アスマさんよ。

将棋が趣味って聞いてたから連れてきたのよ〜。」

 

「あれ?第十班のテストはもう終わったのか?」

 

「ああ、ウチの班はな。

それでこの人に呼ばれたんだが、

将棋をすればいいのか?」

 

「ええ、この子とお願いね〜。」

 

「…よろしくお願いします…」

 

「あー…ルルトさん、手加減とかは?」

 

「無しでお願い。一応テストだから〜。

まあ負けてもそれでおしまいじゃないから

そこまで緊張しないでね〜。」

 

将棋が趣味の先生か……趣味でやってて

勝てるほどヨミちゃんって弱くなかったような…

 

……………

 

「…」パチン

 

「…」パチン

 

うーん…どっちが押してるんだろう…

私は頭を使うの苦手だからなぁ…

あんまり状況とかわからないや。

 

「ヨミちゃん〜。

アキラ君とサヨリちゃんって

将棋の駒で例えるなら何かしら〜」

 

「…駒としては考えたことはないけど

例えるならアキラは香車、サヨリは歩兵…」

 

「へぇー…サヨリちゃんは歩兵なんだ〜。」

 

歩兵って一番弱い駒だったよね…

ヨミちゃんの私の評価はどうなって…?

 

「…歩のない将棋は負け将棋…

私が考える作戦にはサヨリがいないと

大部分は破綻する…だからサヨリは歩兵…

欠けてはならない存在…」

 

今ヨミちゃんがいいこと言った!

 

「分かってるな。

歩兵がないと将棋じゃ負けたも同然だ。

っと、王手だ。」パチン

 

「…」ニヤリ

 

あ、ヨミちゃんが笑った…

 

ーーーーーー

 

「…」

 

「…」

 

「おーい。ヨミー、終わったのかー?

ってなんだこれ⁉︎どうやったら

こんなことになるんだ⁉︎」

 

アキラ君、見てた私でもわからないよ…

アスマさんの駒が全部取られてる状況なんて…

こんな状況にするなんて

取るだけじゃなくて、

相手を詰みにさせないようにも

動かさないといけないはずなんだけど…

 

「…少しは自信があったんだが…

あの時に桂馬を動かしておけば…」

 

「…無駄…その時は飛車を回した…」

 

「…ははっ、こりゃ完敗だな。

笑うしかねえや。よっと…

あ、ルルトさん、もう行っても大丈夫か?」

 

「うーん、大丈夫だよ〜。ありがとう〜。」

 

「…もっと強い相手を知りませんか?」

 

ヨミちゃん、それはかなり失礼だと思う。

 

「そう言われたら俺の立つ瀬がないな。

…もしかしたらウチの班のやつも強いのかもな。

頭がキレるやつがいたんだ。」

 

「…」キラキラ

 

ヨミちゃんの目が輝いている…だと…⁉︎

 

「じゃ〜ね〜。」

 

そうしてアスマさんは背中を向けながら

手を振って帰って行った。

…なんかシブい人だったな…

 

「じゃ、次はサヨリちゃんの番ね〜。

サヨリちゃんは何が得意なの〜?」

 

「あ、私は体を動かすのが得意です!

だから戦うことがあってもある程度は

なんとかできる自信はあります!」

 

「…ふーん…戦うことが、ねぇ…」

 

…?雰囲気が変わった?

 

「ルルト先生?いったいどうし

 

ゴッ!

 

ッ…ハ……」ザバァ…ン

 

いったい…何が起こって…⁉︎

なんで私は川の中に…?それにお腹が…痛い…

 

「ぶはっ!ゲホッ…

ハァ…ハァ…いったい…何が…?」

 

「戦うことができる?この程度の蹴りも

避けれないのに?笑わせるわねぇ…」

 

「う………う……」

 

今の…ルルト先生の蹴り…?

動きを見るどころか気配もわからなかった…

 

「いいかしら?忍の世界では慢心した

馬鹿な人から死んでいくのよ。

今のあなたみたいにね。

アカデミーから出たばかりで、

そんなことを言っていると、本当に死ぬわよ。

だから…

あなた、死なないうちに忍をやめなさい。」

 

「う……そん…な、こと……できるわけ…」

 

「そうよねぇ。あっちにいるヨミちゃんなら、

このテストは全員通るか、

全員落ちるかしかないって

気がついてるでしょう。

昨日そういう話もしたんでしょう?」

 

「だか、ら…私は、あきらめ、られない…」

 

「テストが私に打ち勝つことでも?」

 

「…私が…ここで、諦めたら…

二人、の夢、は遠ざかる…

そんなことになったら、

私は…私をずっと…許せない…だから…

たとえ、勝てなくたって…戦う…!」

 

戦うぐらいはするかもとは思って

色々仕込んではきたけど、もう

とっておきを使っちゃおう。

きっと、それでもどうにもならないけど…

 

「口寄せ、チの巻…」

 

「…?巻物を上空に…何をする気かしら?」

 

「口寄せ!32式エクスブレイド!」

 

「…!巨大な剣⁉︎くっ…!」

 

ドゴォ…ン

 

「…ふぅ…これはすごい威力ね。

…でも、それだけね。」

 

ハァ…やっぱり避けられちゃうか…

まあ、この技、威力はあるけど

出てき方があからさますぎるんだよね…

例の記憶の中では何故か敵は動かないし、

そりゃ、動けるなら避けれるよ…

 

「…だめ、か…」

 

「…はい、みんなしゅーごー!」

 

あ、なんか戻ってる…

 

「全員、合格〜!おめでと〜。」パチパチ

 

「…え?でも、私負けて…」

 

「私はもしもの話をしただけだよ〜。

アカデミーから出たばかりで上忍に勝てたら

誰でも忍者になれるからね〜。それに、

私が欲しかった答えを

みんな出してくれたしね〜。」

 

「欲しかった答え?なんのことだ?」

 

「みんなはそれぞれをどう思ってるのか、

それを確かめたかったの〜。

ほら、関係のない質問とかしてたでしょ〜?」

 

「それじゃ…なんで私だけあんな目に…」

 

だってルルトさんがなんか

おかしくなったのって私の時だけだったし…

 

「みんなそれぞれのことを大事に思ってたし〜、

聞くだけじゃあれだから最後のサヨリちゃんで、

行動を起こせるか

見せてもらおっかな〜って思ったの。

それに戦えるって理由もなく思ってたし〜、

とりあえずレベルを教えてあげたほうがいいかなー

って思ったのもあったの〜。」

 

…でも、あれ、確かめるとか教える以前に

私、死にそうになったんだけど…

 

「あ〜、でもサヨリちゃん、大丈夫だった〜?」

 

「え?」

 

「私〜、あの状態になると手加減できなくなるの。

一応靴は硬くないやつを履いてきたんだけど…」

 

「…」

 

なんか…イルカさんの言ってたことが

わかったような気がするよ…

 

「とにかく、これで第十一班始動だね〜。

明日から、さっそく任務とか受けるから

今日はゆっくり休んでね〜。

じゃあ解散、お疲れ様〜」

 

「え⁉︎もう解散なの⁉︎」

 

「え〜。だって私眠いし〜…」

 

「「「おい…」」」

 

まだお昼ぐらいなんだけど…

まあとにかく、忍者になれたんだ!

今度こそ気合い入れて頑張っていこう!

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