2016年…政治のことやらテロのことやら不安なところもありますが楽しんで過ごしたいです。
おいろけの術を伝授してもらってから早くも一年近くが経ち…
とうとう、やってきたぜ。中忍試験(木の葉崩し)
「…木ノ葉崩しは回避できなかったな」
だってさ、仕方ないじゃん? 9歳の子供に何ができるっていうんだよ。そりゃ転生物なら無双が定番だけど俺は、脇キャラとたいして変わらない身体能力なんだぞ?
「もっとスゴイ特典貰っとくんだった…」
よく考えたら猿飛家て作中でも結構死んじゃってるんだよな、ビワコとかヒルゼンとかアスマとか…。
チート無双になっても皆を守れる力を貰っていたら…
「木ノ葉丸、早く逃げろ!」
イルカ先生の呼ぶ声がしたので俺は顔岩の避難所に入った。里中から上がる煙……
木ノ葉崩しはもう始まっている。
顔岩には年寄りや子供など非戦闘員が避難していた。顔岩が狭いのか人が多いのかは分からないが、結構暑苦しい。
(爺ちゃん…)
俺は隙間から見える木の葉の里を見ながら先程の出来事を思い出した…。
「どこ行くんだよ」
「…木ノ葉丸、心配せずともすぐに帰ってくる。」
「父さんと母さんもそう言ってた」
「……」
「なぁ、ここにいてくれよ」
「儂は里長じゃ。里を守る役目がある」
んなこと言っても…ヨボヨボの爺さんに何ができるってんだ。相手は三忍の一人だっていうのに。
「70直前なのに?」
「仕方ないんじゃ。これでも火影なのだからのぉ」
「…それでも…っあ」
少し目を離すと爺ちゃんは老人とは思えない速さで去っていった。
「爺ちゃん!」
…クソォ、あまりに平和過ぎて後々のことをあまり真剣に考えてなかった。原作知識だって薄れてきているし、
「俺、何の為にここに来たんだっけ」
そもそも転生した理由なんてあったか?あの死神に言われたから転生したんじゃ…
なら別に原作通りに進めていけばいいのでは?猿飛ヒルゼンだって、元は架空の人物。助ける必要は特にないんじゃないか?
「(違う。そんなの関係ない…)」
例え架空の人物だとしても血の繋がっている祖父なんだ。助けないと…
「オレに…オレにできること…」
原作知識をフルに活かし行動すること。そして今、持っているある札。
火影vs大蛇丸の戦闘は止められなくとも、あの結界を…確か『四紫炎陣』だっけ。それをどうにかできれば、周りの暗部が動いてくれるはず。
そうと決まれば行動開始だ!
「影分身の術……後は頼んだぞ」
「オウ、任せとけ。気を付けろよ」
「分かってる。変化」
分身体にチャクラを渡し、本体が怪我をしても暫くは術が解けないようにする。
本体の俺は小さなネズミに化けて避難所を出る。
「(思っていたより酷いな…)」
燃える家屋に倒れている木の葉の忍。その中にはよく見かける忍もいた。助けたいけど今は余裕がない。
「(ごめん…)」
目を強く瞑って結界のある建物まで走る。薄い紫色の結界。原作ではかなり強力な結界だったが、俺には秘策がある。
「チュウ、チュッ(ここか)」
結界のある建物の屋根裏に着き、気配を消す。自意識過剰のように思えるかもしれないが、そこいらの暗部には見つからない自信がある。
「(屋根裏と屋根の間にも結界はあるのか?)」
試しに屋根を砕いてみるが結界は貼ってあり、侵入することは不可能だった。
「(期待はしていなかったけど、やっぱり無理か)」
ポケットに入れていた複雑な術式が書いてある札を用意する。
これは二代目の巻物にあったある程度の封印、結界を解除できる便利な札だ。
書き間違いが一文字あるだけでただの紙切れになってしい、また膨大なチャクラを必要とするので2年で1枚しか作れなかった。
「(解!)」
札を貼りチャクラを流す。
結界は一部しか破れなかったがその穴を通り中に侵入する。……まずいな、先代の火影がもう出ている。急がないと。
「チュウ…チュッチュ!(えっと…あいつでいいや)」
数人で発動する結界は丈夫だがその内一人でも意識を逸らすと結界そのものが崩れるという欠点がある。
俺は狙いをえっと…次…なんとか坊に定め豪火球を放つ。ネズミの状態なので威力は弱いが気を逸らすには充分だった。
結界は無惨に崩れ、音忍も分が悪いと思ったのか退いていった。が……
「火影様…」
「畜生、大蛇丸の奴!」
「木ノ葉はこれからどうすれば…」
「爺…ちゃん?」
結界が解けた時にはもう手遅れだった。
「……そんな」
どうして…
俺が火影岩の中で迷っていたから?
もっと足の速い動物に変化していたら?
木の葉崩しが始まる前に手を打っていたら?
あの時、爺ちゃんを無理矢理でも止めていたら?
時間に余裕があると思い込んで行動していたから?
(なんで爺ちゃんは…)
木の葉崩しが起こったのは…三代目が死んだのは誰の所為?
大蛇丸や音忍? それとも砂隠れ? 四人衆?
…どれも違う。
「俺の所為だ…俺が爺ちゃんを、三代目を木の葉の里を潰したんだ」
原作知識もあった。事前に行動できた。爺ちゃんに釘を打つこともできた。未来を知っているから…いや知っていたから楽観的に見すぎてた。
「…!? 誰だ!」
「チュウ…チュ(!? …一体ここから離れよう)」
「…?」
その場を離れ分身体のいる火影岩まで戻った。
涙の跡があるのを先生は気にしていたが、なんともないとだけ言っておいた。
オレってほんとにクズだ。
[ザァーーーーーーーーーーーー]
「……」
木の葉崩しの数日後に三代目と戦いで命を落とした忍達の葬儀が行われた。
「なぁ、木ノ葉丸……木ノ葉丸?」
「……」
次は失敗しない。原作知識だって書き留めておいた。
全ては無理でも大切な人は守る。
どんな手を使っても…ね。
「大丈夫か?」
「…うん」
イルカ先生が声を掛けていたのに気づかなかった。考えるのは後にしよう。
(ごめんな爺ちゃん。オレ次は失敗しないから)
「どこに行くんだ?」
「別に…」
葬儀が終わると火影邸に向かう。親族であるオレは残った方がいいのだろうけど、それはアスマ叔父ちゃんに任せとこう。
人がいない静かな通路を歩き目的の場所に行く。アニメだと木の葉丸が様々なトラップを仕掛け入れないようにしていた書斎だ。忍術書などを漁りに来たのだが…
「……ない」
目的の代物はなかった。猿飛一族の忍術書ならここにあるとおもったんだが…。
「封印の書が保管されてる所か?」
普段は厳重なトラップと暗部が直接見張っている木の葉で一番侵入が難しい巻物の保管室。幸いトラップのある場所は全て把握しているし、暗部も里の復旧作業などでいない。
「ラッキー」
猿飛一族の忍術書や二代目の秘術書をいくつか持っていく。ノートに書き写して直しておけば問題ない。
「ウェヒヒ」
それから数日は部屋に籠りっぱなしで忍術の印や新たな忍具の開発をした。忍具については、影分身を使い効率の良い生産方法を考えた。
チャクラはあまり多くないので忍具も使えるようにしておかないと。
「俺は最強主人公になる!特典に頼らずに!」
屋根裏にいた暗部の皆様に白い目で見られました。
とりあえず秘術の印なんかも書き写したし後は覚えてものにするだけ。
穢土転生?知らんがな。
その後色々あったらしくサスケさんが里抜けしてナルトの兄貴が修行の為に旅にでたりした。そろそろ二期が始まる頃だな。
あとオッパイの大きくて怖いオネエサン(BBA)が火影になりました。
短いので(主な)登場人物紹介
猿飛 木ノ葉丸
転生してから中二&Hな考えが多くなったこの作品の主人公。転生前は優等生(?)だったらしく、頭の回転は速い方…だと思う。自虐的になることが多く一時的にストレスを溜めてしまうことがある。
目立ちたがらない性格だが色々大変な奴等に目を付けられる。
あと自来也並みの変態。血断限界っぼい何かを使えたりする?
保有属性
火・風・水・雷・土・陰・陽
モエギ
本作のヒロイン。エビス班の紅一点であり木ノ葉丸のブレーキ役でもある。変態な奴にはとことん冷たい。
特に原作と変わった所はなく。いつも通りのモエギ様。
キレたら地面が砕ける程の怪力を使える。
保有属性
水・土・陽
ウドン
木ノ葉丸とモエギの幼馴染み。気弱な感じの子供だが実はかなりの変態だったりする。また物事を冷静に考えることができるので、エビス班の分析役を担当する。
保有属性
風・水・陽
エビス
むっつりスケベのエリート教師。ナルトを毛嫌いしていたが最近彼を見る目が変わってきた。部屋にはエロ本を隠し持っている。イルカ先生とはエロ本を交換しあう仲。
保有属性
火・水・土
話数を重ねる度に内容が酷くなってますね。しかもいつもより短い……本当に申し訳ない。
そして……お気に入り登録が100件を突破しました!
登録、評価をしてくださった皆さん、ありがとうございます。作者のテンションはMAXです!