刻まれたHAPPY END   作:金森光琳

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そろそろ前書きに書くようなものが無くなってきました。
今回から一回の投稿字数を減らしました。
1区切りづつにして、なるべく定期的に投稿できるようにします。



前置きって大事だよね

 

 あの後、俺は先生に呼び出されて事情聴取を受けた。ありのまま、起こったことを話した。もちろん、能力については信じてもらえなかったが、先生の質問の内容にどこかとげとげしさを感じた。なんでも、落ちた柵が下にいた女子生徒に当たって、今は意識不明の重体らしい。そこで俺たちを疑っているようだ。それについては特に問題はないだろう。なぜなら屋上には他に生徒がいたわけだし、大声で痴話喧嘩(真実を話すのも面倒くさいのでそういう事にしておいた)を繰り広げていたわけだから、屋上にいた人全員が証人になってくれるに違いない。

 

 先生の質問攻めからようやく解放された俺は、教室へ向かう途中の廊下でずっと気になっていたことを思い出した。

 先ほどの予言の事。親友の死亡なんて重い予言は今まで一回もなかった。昨晩、別人格が話しかけてきたのはそのためか。

 もしこれが初めての予言だったら。俺は絶対に信じなかっただろう。悪い幻聴か妄想だと信じて疑わなかったに違いない。ただ、今の俺とあいつには信頼がある。小さい予言を繰り返し、実績をためていく。加えて昨晩の質問をすることで、その信用を自覚させる。今までの行動は全て、この日の為の準備だったとすれば。

 俺に宿ったのはあくまで魂だ、行動する肉体を持たない為、未来を知ったところで変えることはできない。だから、俺に託された、のか。死亡する人間に一番近い存在である、この俺に。予言を疑って誰も救えなくなることが無いよう、綿密な計画を用意して。

 予言では、親友達と言っていた。つまりは一人だけではない、もう一人いるのだ、今後死亡する予定の人が。勇斗、なのか。あいつの観察眼は鋭く、警戒心も強い。そんな彼が死ぬような出来事が起こるのか。なるほど、確かにそんな事故を防げるのは俺を置いて他にはいない。

 そして廊下での謎の眠気や、屋上での無意識の行動。誰かに身体を操られているような気分だった。あれは、なんだったのだろう。危険なクスリはやってないはずだけどな。盛られるような怨みも買ってないし。いや、前に勇斗に盛られたことあったわ。あの時は何がしたかったのだろう。でもそれとは関係ないと思う。

 

 疑問が尽きない。情報が少ない今、あれやこれやと考えていても仕方ないという結論に至った。わかったことは「とてつもなく不思議な事件に巻き込まれようとしている」ことだけだ

 死の淵に立ち、精神的に深いダメージを受けてしまったあかりちゃんは、親に連れられて早退することになった。

 俺はノートも写させてもらえず、屋上でのやりとりがすでに噂となって広まっており、教室に入ってからも質問攻めにあった。

 あまりにも騒がしく、非日常なのに、これが平和だと思える自分がいる。もしこのまま事件が終われば、HAPPY ENDなのに。

 

 ん?重症の子が一人いるって?そんなの俺の知ったことではないよ。

 




最近会ったことを一つ。

体育の授業で連続でハブられてから
「二人一組をくんで」が怖くなりました。
今まで都市伝説だと思っていたのに・・・
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