インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
その後、キラ達の死闘は激しさを増し、イージスのブレードがストライクの左腕を切り落とす。ストライクは反対の右腕に持っているビームサーベルでイージスの顔を捥ぎ取った。
そして、イージスは可変機に変形しストライクに拘束した瞬間にPS装甲が落ちアクティブモードに切り替わる。
そして、イージスは自爆し、ストライク共々爆発した。此処で、映像はストップする。
『…………………』
部屋の中は静まり返っていた。誰も話を出来る状態ではなかった。
しかし、此処で話し出したのはキラであった。
「この後、僕はジャンク屋のロウさんに助けられてプラントに渡った。そこで、ラクスともう一度再会をした」
「逆に俺は海岸で倒れている所をカガリに助けられた。そして、ザフトに戻った」
キラとアスランは静かに話すが、その声には悲壮感が含まれていた。
「お二人は………」
その時に山田先生が話し始めたので全員が山田先生を見る。しかし、その顔は涙でグチョグチョになっていた。
「お二人はプラ………ント……で再会……された………のですか?」
涙を流していても、しっかりとした声だが、それでも途切れ途切れで尋ねた。
「そうですね。僕達は再会できませんでした。僕はラクスの元で療養していましたし、まだその頃はオーブに居ましたからね」
「まぁ、直ぐに再会しましたが、それまでに沢山のことがありました」
「まぁ、話を続けますが。その後、僕はラクスの元に来られたクライン派の人からある情報を貰いました」
「それがオペレーション・スピットブレイク。そこは連合が所有する基地でアラスカにあるんですが、その基地にはとんでもない兵器がありました」
アスランがそう言うと、モニターの映像が再開する。
そこには白亜の戦艦がビーム砲を撃っていたりしているが、それでも攻撃を辞めないザフト軍が居た。白亜の戦艦は勇猛に戦い、傷付いて行く。それでも白亜の戦艦は攻撃の手を緩めなかった。
映像は切り替わり、宇宙に変わった。そこには紅い服に身を包むキラと私服姿のラクスが基地内部を進んでいる映像であった。
そして、二人がある扉の前に来ると、一人の兵士にラクスが頷くと、カードリーダーに兵士が持っていたカードを読み込ませる。すると、扉はゆっくりと開きラクスとキラは扉の中に入っていく。
そして、真っ暗な部屋から一転してライトが全体的に付くと、そこには一機のMSが主を待っているかの様に立っていた。
そこで、映像がストップした。
「ヤマト、あの機体はお前の乗っている機体に似ているが?」
真っ先に織斑先生がキラに尋ねた。
「織斑先生、あの機体は似ているんじゃないのです。正式名称はZGMF-X10Aフリーダム。今の機体はさっきの機体、フリーダムの後継機に当ります」
キラが織斑先生の質問に答える。
「じゃあ、ザラ君の機体も………」
「はい、そうです。元となった機体は居ます。正式名称はZGMF-X09Aジャスティス。今の機体は後継機に当ります」
山田先生の質問にもアスランも答える。
「それはまた今度にします。さて、話の続きですが僕はあの機体、フリーダムに搭乗して地球に降下しました。その後、ラクスはスパイ容疑を掛けられて逃走することになってしまいました」
「俺は、反対に傷がもう治り掛けたので、ザフトに戻る事になりました。そして、シャトルで戻っている最中にフリーダムとすれ違いました。その時はまさかキラが乗っているとは思っても見ませんでしたが………」
アスランがそこまで言うと、映像がまた開始される。
今度は白亜の戦艦が一機のジンにブリッジを攻撃されようとしている所だった。そして、ジンが持つ重突撃機銃が火を噴く瞬間、機銃は一つのビームによって潰され、それを確認しようとして上を見たジンは首のところを切られ、挙句の果てには蹴飛ばされてしまった。
そして、白亜の戦艦のブリッジに八枚の羽を広げたフリーダムが立っていた。その姿は正しく天使の様であった。
しかし、フリーダムは腰に装備されたレール砲、羽に収容されているビーム砲、自身が持つビームライフルを縦横無尽に撃っていく。撃たれていくビーム砲はザフトの主力MSの武装のみを破壊していく。
だが、フリーダムはビーム砲による攻撃を辞め、ビームサーベルによる近接攻撃に切り替えた。そして、無残にもその攻撃を喰らった機体は武装のみを破壊されていく。
すると、一機のMSがフリーダムにビームサーベルで攻撃をしようとした。その機体はアサルト・シュラウド装備をしたデュエルであった。
デュエルのビームサーベルをうまく切り落とすと、今度はコックピットのある腹部にビームサーベルを向けるが、機動を態と外して両足を切り落とし、蹴飛ばした。デュエルはそのまま仲間の機体に助けられて帰投して行った。
その後、アラスカ基地は地下に埋め込まれていたサイクロプスを発動し、ザフトは壊滅までは行かないが、それでも大ダメージを受けてしまった。
そこで、また映像が止まる。
「お前達が居た世界はこんなにも酷かったのか…………」
織斑先生は、自分達が平和な世界に生きている事を知った。
「そうですね。しかし、これからが本当の地獄のようでした………」
そして、キラ達は概のことを織斑先生達に話し、一旦解散した。解散時の時刻は8時を回っており、食堂も終了していたのでキラ達は自身の部屋で作った料理を食べて、明日に備えて就寝するのであった。
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