インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏   作:武御雷参型

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10月9日にて改修を行いました。


第十七話

時間を巻き戻し、とある無人島に一つに組織が住んでいる。その組織の名前は亡国機業(ファントムタスク)と言われている。その組織が設立した時期は一説では第二次世界大戦時に設立されたと言われているが、本当かは定かでは無い。

 

その組織の中心となっているのはロード・ジブリールとムルタ・アズラエルの二人を中心に組織はなっており、その構成員は大抵が少女や少年である。この少年少女達は戦争孤児だったり孤児院に入っていた子供達である。しかし、どの少年少女達は目が虚ろでどれも焦点が合っていなかった。何故なら、その少年少女達は記憶という記憶が無くされており、尚且つ、薬漬けにされている子供達で、ファントムタスクの中に所属している大人達はこの子供達の事を『ドラッグ・チルドレン』と言われ最近では省略され『ドラチレ』とも言われている。

 

そして、ファントムタスクの建物の中にある部屋では研究員とアズラエル、ジブリールが居た。

 

「どうですか、この子供達は?」

 

「そうですね。どうも適正が強く制御もし難い所ですが、もう少ししたらこの子供もお二人の命令に誠実になるでしょう」

 

研究員の男はそう言う。そして、防音、防弾がされているガラスの前では何人かの少年少女達が機械を頭に被せられて、苦しそうに叫んでいた。しかし、アズラエル達には聞こえていない。

 

「それから、織斑夫妻から誘拐した少女についてはどうなっている?」

 

「それでしたら、こちらになります」

 

ジブリールの質問に答えた研究員は部屋に設置されているモニターに一つの映像を流す。そこには射撃訓練場で一人の少女が無心に男から渡された銃で人間の模型に向けて発砲している。しかし、どの弾も頭を打ち抜いており、模型がどんなに動いていても構わず撃ち続け十発中8発は何とか頭を捕らえているが、二発は体の一部を抜いていた。

 

「ほう、これは中々のものですな………」

 

「これは凄いではありませんか」

 

二人は少女に絶賛好評の様子である。

 

「で、この少女の名前はどうするのですか?」

 

「この娘のコードネームは(M)です」

 

アズラエルの質問に研究員はそう答える。

 

「(M)ですか。この小娘の元々の名前はなんでしたか?」

 

「この小娘の名前はマドカです。しかし、やはり織斑千冬の妹だけあって適正は高いものですな」

 

「そうですね。それにこの少女は空間認識能力も高いのでもう少ししたらあるミッションに参加できる筈ですよ」

 

研究員がそう言うと、二人は口の端を吊り上げて部屋を出て行く。

 

「しかし、それにしてもこうも良いものが手に入るものですな」

 

「そうですね。これもこの世にISなる物が流行り出してくれたお陰でもありますが、まぁ、それはさて置き今回の作戦には何を出しますかな?」

 

「今回は試験的に製作したダガーとウィンダム、それとダガーLを使いましょう。それとMも一緒に連れて行き、イギリスのBT兵器搭載機ブルー・ティアーズ二番機のサイレント・ゼフィルスの強奪に参加してもらいましょう」

 

広い部屋に二人がワイングラス片手に話し合っている。その時、扉がノックされた。

 

コンコン

 

「はい、どうぞ」

 

アズラエルがそう言うと、二人の女性が入室してくる。

 

「アズラエル様、ジブリール様。ご報告があります」

 

一人の女性が二人に報告書を提出しようとするが、どちらも受け取ろうとはしなかった。

 

「報告書なんぞ要りません。ですので簡潔に報告して下さい」

 

「何だとっ!! 折角スコールが作ったと言うのにそれを受け取ろうとはしないとはどう言う事だっ!!」

 

アズラエルの言葉にスコールとは別の女性が罵声を飛ばす。

 

「おっと、これは説明不足でしたね。失礼しました。報告書を出すという事は成功したと思っているから要らないと言っているのですよ。判りましたか、オータム?」

 

「………チッ!!」

 

アズラエルは子供をあやす様にスコールという女性に言う。反対にスコールは舌打ちを態と聞えるようにする。

 

「では、報告させてもらいます。アメリカの第二世代ISアラクネの強奪に成功しました。この作戦による負傷者は居ませんが、何機が被弾しました。反対にアメリカは死者十人、重傷者八人、軽傷者ざっと百人は居ると見ています。また、破壊したISは約200機はあると思っています。これが今回の作戦の報告です」

 

スコールが報告書を片手にアズラエル達に報告していく。

 

「そうですか、ですがこちらも何機が被弾したと言っていますが、どの機体が被弾したか細かく報告してもらわないと困ります。よって、今すぐに調べて来てください。話は以上ですか? では退出を……」

 

アズラエルがそう言うと、スコールとオータムは苦々しく部屋を出て行く。

 

「いやはや、アズラエル氏は厳しい方ですね」

 

ジブリールは楽しそうにアズラエルに言う。

 

「仕方がありませんか。こちらも被弾したとなると話は別です。資源が無限にある訳では無いのです。それに、ダガーやダガーL、ウィンダム等の機体は然程に金は喰いませんがあちらで製作されていた機体については結構な程に資金が消えていくのです。前回にIS学園に襲撃させた機体も手痛くやられて、修理費もバカにならないのです。そして、今回製作する機体も結構金を掛けているのですよ? 呆気無くやられてはこちらの資金も底を着いてしまいます」

 

アズラエルはジブリールに熱心な程に説明していくがジブリールはその話を横に流していた。

 

「そうですな。では早速、機体の製作をする様に工場に言いますか」

 

ジブリールはそう言うとイスに備え付けられている電話を取り、工場に電話を掛ける。

 

「もしもし、ジブリールです。これからある機体を製作して欲しいのです。ええ、設計図がある機体ですよ? 名前は

 

ストライク、デュエル、バスター、イージス、ブリッツ、カラミティ、フォビドゥン、レイダーとその機体の改修機であるストライクE、ブルデュエル、ヴェルデバスター、ロッソイージス、ネロブリッツ、ソードカラミティ、ディープフォビドゥン、レイダー制式型にハイぺリオン、カオス、アビス、ガイア、プロトセイバー、それからスローターダガー、デストロイ、ザムザザー、ゲルズゲー、ユークリット、ペルグランデをお願いしますね?では」

 

そう言うとジブリールは受話器を置く。

 

「あの機体達を製作するのですか? 予算は大丈夫でしょうか?」

 

「大丈夫です。世界中に女尊男卑に反対する男や国家などが沢山ありますからね、その国家から巻き上げればいいのです」

 

「そうですね。まぁ、我々の目的は………」

 

「「青き清浄なる世界の為に」」

 

そして、これから世界は混沌の中に巻き込まれていくのであった。




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