インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏   作:武御雷参型

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10月9日にて改修を行いました。


第二十一話

「で、婚約者とはどうなったんだ?」

 

「そうでしたわね。婚約者の方はキラのお姉さん? と現在付き合っています。ですので、これで均等を保っているのですが、前まではキラと、婚約者の間に大きな溝がありましたわ………」

 

「どう意味だ?」

 

「お互い護る物があるからそれを決して手放そうとはしなかった。ですので(MSで)戦い、どちらかが墜ちるまで戦いましたわ」

 

「そうか………キラもその婚約者にも(ラクスを盗る為に)戦ったんだな」

 

「そうですわ。しかし、キラは負けてしまいました。その所為か、キラは生きる希望も持てない状態まで墜ちました。しかし、わたくしは新たな剣(MS)を渡しました」

 

「ま、待て。では、ラクスは婚約者までもを裏切ってまでキラの味方をしたのか?」

 

此処までの会話で限界が来たのか、カガリは腹を抱えて笑いを堪えていた。ルナマリアも何とか保っている状態である。

 

「そうですわ。それからわたくしは婚約者のお父様に狙われる事になりました。そして、婚約者の人は直ちにキラを(厳密にはフリーダムを)もって帰らすように命じられました。そして、キラの殺害も許可されていました。

 

「なっ…………」

 

箒が驚くのも仕方が無い。友を殺せと言われているのである。逆にそれが簡単に出来る人間は早々居ないであろう。

 

「ですが、わたくしの婚約者は逆にキラの味方をして下さりました。それからは幾度もの戦いに勝ちました。そして婚約者の方はお父上とお話をする為に一度帰りましたが…………お父上からは見放され逃げる事になりましたが、その際にわたくしのお手伝いをして下さっている方々に助けてもらいました。そして、わたくしの元に来られてそこでもお父上からの刺客が来ましたが、その時にキラが駆けつけてくれたのが幸いで、直ぐに刺客たちを瞬殺してしまいました。それからが本当の地獄でしたわ………」

 

「プッ………クク…………アハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」

 

此処でもうすでに限界を超えてしまったカガリが腹を抱えて笑い始める。

 

「カガリ、どうしてそんなに笑う。ちっとも面白くは無いではないか。それか真剣な話だぞっ!!」

 

箒はそんなカガリに対して怒るが、カガリは勿論、ラクスも笑う。

 

「ど、どうしてそんなに笑うのだ!! ええいっ、訳を話せっ!!」

 

箒も限界を超えたのか、カガリに突っかかる。

 

「ハハハ………ふぅ、いやぁしかし笑ったな。此処まで笑えたのは何時位からだ?」

 

「さて、ですが、久々にカガリさんが笑っておられるのを聞きましたわ」

 

「そうですね。ですが、そろそろ箒にも説明してあげないと」

 

箒の事を空気状態にして楽すとカガリは話すが、ルナマリアのツッコミで頭を冷やした二人は真相を話す。

 

「さて、箒。ラクスが言っていたキラの姉だが、それは私だ」

 

「………はあッ!!!??」

 

箒の驚きっぷりも凄いが、此処で箒は思い出した。カガリが付き合っている人間を…………

 

「待て。もしかしてラクスの元婚約者はまさかアスランか?」

 

「はい、そうですわ」

 

「…………」

 

此処まできてしまうともう声が出ないようである。しかし、もし何も知らない人間がこの話を聞いて正常居られるであろうか?否、絶対にありえない。そう、ありえないのである。

しかし、箒の目の前でそう言うことが起きていたのである。誰もが自分は正常化? と思うほどである。

 

「さて、箒さん。そろそろ出ないと一夏さんが待っていますわよ?」

 

「ハッ!! そうだ、早く着替えなくては………」

 

そう言うと、箒も着替え始めた。しかし、セシリアはと言うと…………

 

「どうやってキラさんはピットを使っているのでしょうか? 一回聞いてみるのも良い経験ですわよね」

 

キラのところに行こうとしていた。そして、角を曲がろうとした時、キラ、シン、アスランの三人の声がした。

 

「これからどうした物だろうか?」

 

「まぁ、考えていても仕方が無いですよ? キラさん」

 

「そうだな。今は帰れる事を第一に考えないといけないな。それに、聞いた話だと、IS委員会でも新たなISをロールアウトするらしい」

 

「どういうことだ? アスラン」

 

「まぁ、委員長がデュランダル議長だと言う事がさっき判明した」

 

「(どういうことですの? 委員長のことを知っているというのは?)」

 

セシリアはキラ達三人の話をもう少し聞く事にした。

 

「でも、議長はメサイヤと共にレイ、グラディス艦長と逝かれたってキラさんから聞きましたが………」

 

「そうだ。その場に俺も居たからな。最後の伝言をラミアス艦長にも伝えてある。しかし、もしかしたらグラディス艦長やレイも生きている可能性があると言う事も頭に入れておいた方がいいだろう」

 

「そうだね。もしかしたらまたデスティニープランを出されたら此処では通用しそうで怖いからね」

 

「そうだな。もしそんな事があれば俺達で潰す必要があるが、その前に………セシリア。そこに隠れているのは判っている。さっさと出て来い」

 

アスランはそう言うと曲がり角に向かってオーブで正式採用されている拳銃を取り出して構える。キラもシンも同じくザフトで正式採用されている拳銃を構える。

すると、両手を挙げてゆっくりとセシリアが出てくる。

 

「さて、何処まで聞いた?まぁ、愚問だな。最初っから聞いていたんだろう?」

 

「………はい。ですが貴方方はIS委員長に面識があるのですか?」

 

「…………それについては何とも答えられない。まだ確証が無いからな」

 

「ですが、先程のお話を聞いていましたが、そんなことをすれば貴方だけではありません。カガリさんやラクスさん、ルナマリアさんはどうなるのですかっ!!」

 

セシリアはキラ達が自分勝手に動いていると言う風に思ってしまったのであろう。最後の方は声を荒げて言っている。

 

「まぁ、セシリアがそう思うのは仕方が無いね。でもね、僕たちにも護る物がある。それは一人づつ違う。これはセシリアさんも判るよね?」

 

「はい」

 

キラに諭されるセシリアは何故だか父親に注意を受けている子供のように見える。

 

「それで、俺達は今の世界は崩壊に近付いている様に見えるんだ」

 

「えっ? それはどういうことですの?」

 

「まだ、これについては話すことができない。だけど、これだけはいえることがあるよ」

 

キラは最後にこう言った。

 

 

 

「もう、この世界は戦争を始めようとしている」と




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