インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
セシリアは驚いていた。
「それ………は……どういう…………ことですの?」
「まぁ、急に言われたら驚くのは仕方が無いね。まあ、今言える事はイギリスのブルーティアーズⅡ型の二番機である『サイレントゼフィルス』が何者かによって強奪された事だね。まだ、その情報は来ていない様だけど、もうじき知らせが来るんじゃないかな?」
キラはそうセシリアに説明をした。
「どう………して」
「?」
「どうしてそう言う情報を持っていますのっ!?」
セシリアは怒鳴りながら言う。しかし、キラ達は全く気にしていなかった。
「それは教えられない。でも、クラス代表決定戦で襲撃して来た機体があったよね?」
「………はい」
「あの機体は僕達の機体じゃないと勝てない。それが一夏の白式のワンオフアビリティーでも勝てないね」
キラはセシリアに言うが、セシリアは開いた口が閉じない様である。
「それに、あの機体は現状としてはある組織が関与していると思っている」
「それはどの組織ですの?」
「………恐らく、亡国機業だろう」
「そ………んな………」
「おいっ!! 大丈夫か!?」
セシリアは崩れ落ちそうになるがシンがなんとか支えたので、倒れる事はなかった。
「そう言うことだ。だが」
「………」
「俺達はこの場所をなんとしても護り、絶対に誰も死にはさせない」
アスランの目には決意が秘められていた。セシリアはアスランのはじめて見る目に少しドキッとしたが、セシリアには片思いの一夏が居るので恋に落ちることは無い。
「まぁ、そう言うわけだから。それと、セシリアはどうして此処に来たの? 部屋とは反対の場所のはずだけど?」
「ええ、そうですわ。少し落ち着かせてくださいな」
セシリアはそう言うと深呼吸を深くする。
「…………ふう、もう大丈夫ですわ。申し訳ございません。で、話なのですが、どうやってキラさんはビットを動かしていますの?」
「そう言うことか。うーん。特に考えた事は無いね。それに僕の機体はセシリアの機体とは違ってビットとは言わない」
「? どう言う事ですの?」
キラの説明でセシリアはよくわかっていないが、元はMS。ISとは違い、操作が難しいのは当たり前でドラグーンを使えるのはキラとラウが代表的である。ついでにレイも。
「まぁ、説明するけど立ち話もアレだから、僕達の部屋においで。そこで説明するから。あっ、でも一夏にも説明した方が効率がいいよね?」
「そうだな。一々、同じ説明をするのも面倒だからな。此処はいっその事しておいた方がいいだろう」
キラの後にアスランが言う。
「すまないが、セシリア。一夏も呼んできてくれないかな? それと箒も一緒にね?」
「判りましたわ。では、これにて」
セシリアはそう言うと一夏達を呼びに行った。
「さて、これからどうした物かな? 現状としてはこの機体はまだ第一移行しかしていないから、もしかしたら二次移行もあるかもしれないね?」
「そうですね。でも、その時は俺達の機体はどうなるのでしょうか?」
「どういうことだ?」
シンの言葉にアスランが質問をする。
「いや、考えても見て下さい。俺達の機体はメサイヤ戦のあとに改良を施されているじゃないですか」
「そうだな。俺の機体は武装が増えたが」
「僕の場合は、前のフリーダムの武装を搭載してるから余計に操作が難しくなっているけどね」
キラ達は自分の機体を思い出しながら言った。
「そうです。でも、もし、二時移行した場合は、武装が増えたり、変化したりするんじゃないですか?」
「「あっ!!」」
シンの言葉にキラ達はあっとなる。
「まぁ、その時はそのときにしよう。まだ、二次移行するとは決まっていないからね」
「そうだな。その時に考えたらいいじゃないか。シン」
「はい」
「まぁ、先に一夏に僕達の機体の事を教えないと先は進まないね」
「ああ、早く部屋に戻るか」
「はい!」
そう言うとキラ達は部屋に戻っていく。
そして、亡国機業は、最終段階まで進んでいた。
「アズラエル。もう少しでこの機体が完成するな」
「ええ。漸く完成しました。ですが、何処で実験するのですか?」
ジブリールとアズラエルは広い部屋でワインを飲みながら作戦を建てていた。その前に設置されているモニターには一機の機体が映し出されていた。機体の周りでは作業員が忙しく機体のチェックを行っているところである。
「もう少しでIS学園で対抗戦があるだろう? その時にこの機体とダガー、ウィンダム、カラミティー、レイダー、フォビドゥンを向かわせようと思う。もう少しで調整が済みますからね。それに、あの忌々しき者共を殺して、この機業を出しましょう。そして、篠ノ之束が開発した機体よりもこちらの機体の方が強く、誰でも扱える事を示せば、この機業の名前を変えましょう」
「ほう、どのように変えるのですか?」
アズラエルは先が気になるようで尋ねる。
「それは、ロゴスです。正式名称は……………武装開発企業ロゴスです」
そう言うとモニターにロゴスのロゴマークが映し出される。
「さて、この夢を、只の夢に終わらせないようにしなくてはいけません。でも、その前にはあの五月蝿いハエ共を消さなくては」
「そうですな。では、武装開発企業ロゴスを完成させれるように」
「「乾杯」」
そして、二人はワイングラスを小さく当てる。
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