インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏   作:武御雷参型

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10月9日にて改修を行っています。


第二十五話

「なら、次に俺から良いか?」

 

「いいよ」

 

今度は一夏が挙手したので質問をさせる。

 

「なら、キラ、アスラン、シン、ルナマリア、カガリは自分の専用機があるのにラクスは無いんだ、可笑しくないか?」

 

一夏の質問は尤もである。しかし、これはこの世界においての話である。C.Eの世界ならばプラント最高評議会議長自ら戦場に立つ事は、滅多に無い。と言うか、そもそも無い。

 

「そうだね。その事だけど、ラクスの場合は管制士がしっくり来るんだよ。それにラクス自身もその方がいいって言っていたしね。もう一つ加えつけると、僕自身がラクスを戦場に立たせたくない。たったこれだけの理由だ。こっちの方が本音なんだけどね………」

 

キラはそう言うと頬を搔く。一夏達は何と無くではあるが納得したようである。

 

「で、他には無いのか? 今なら、答えれる部分だけでも答えるぞ」

 

「なら、今度は私からいいかしら?」

 

「おう、いいぞ。で、誰の機体についてを知りたい?」

 

鈴が質問をするようである。

 

「なら、全員の機体についてなんだけど、どうして実践使用が見直されてるビーム兵器を使用しているのかしら?それに、ビーム兵器はエネルギーを物凄く喰うから、忌み嫌われて居る筈。でも、そんな素振りも見せず、また、ビームサーベルまでも装備している。じゃぁ、この動力は何処から来ているのかしら?」

 

「「「「「「……………」」」」」」

 

鈴の質問にキラ達は答えられない。何故なら、セシリア、鈴は共に国家代表候補生である。動力源は核という事を言ってしまったら、この世は忽ち戦場と化すであろう。キラ達VS全国家という戦争が。もし、そうなればいくらコーディネーターであるシン、アスラン、ルナマリア、ラクスはしんどい。それにナチュラルであるカガリはもっとしんどい。ましてや、スーパーコーディネイターであるキラ自身もしんどい。それに機体の調整や整備などもしないといけないので、戦争になった場合はキラ達は速攻で、国々を壊滅状態に陥る事が出来るが、もし万が一に長期戦になるのであれば、ミネルバかアークエンジェル、エターナル、クサナギの同盟艦隊が居れば話は別であるが、話を戻して、キラ達は少し会議をする事にした。

 

「で、どうしますか? キラさん。あのままじゃ絶対に聞き出そうとしますよ。もし話しても国に伝えないように言うかしないと、戦争になってしまいますよ」

 

「そうだな。シンの言うとおりだ。キラ、此処はお前に任せる」

 

「………判ったよ。一応何とかしてみるよ。でも、余り期待しないでね?」

 

キラがそう言うとアスラン達は頷いた。

 

「ごめんね。少し、話をしていた。で、動力源についてだけど、このことは織斑先生の許可が無いと答えられない。これがどう言う事かは鈴にも判るよね?」

 

「…………」

 

鈴の顔は真っ青になっていた。それもそのはず、鈴は昔っから千冬のことが苦手で一回睨まれただけで固まってしまう程である。だから、これ以上、余計な詮索をして自分の首を絞めるのは真っ平ごめんである。だから、鈴は激しく上下に首を振った。

 

「これ以外に、何か質問は無いかな? 無かったらもう部屋に戻った方が良い。もう少ししたら織斑先生が見回りに来るからね」

 

この言葉が聞いたのか、誰も挙手する事が無かった。

 

「じゃぁ、これでお開きにするね。それじゃぁ、もし織斑先生に見つかっても僕達の部屋に居たといえば、見逃してくれるから。それじゃぁ、お休み」

 

そう言うと一夏達は部屋に帰っていく。そして、部屋に残ったキラ達はまた、会議を始める。

 

「それで、今回、色んな世界の事を調べてみたけど、特におかしな国をしているのはそこまでなかったよ。でも、一つの国家が少し黒いかな?」

 

「その国家は何処なのだ、キラ?」

 

カガリはそう尋ねる。前回の襲撃に使われた機体はオーブ開放戦に使用された機動兵器に似ていた為、ある意味で因縁のある機体である。

 

「その国家は………ドイツだ」

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

このことにアスラン達は声が出なかった。

 

 

 

 

 

 

そして、亡国機業が本拠地として置いている研究所の一室に六人の少年少女が居た。しかし、その少年少女達はハイライトが消えており生気が全く見えなかった。

 

「さて、君達にはこの機体の確保をして貰いたいのです。それと、なるべく、死者は出さないようにしてください。では、機体の情報のプリントを渡しますので頭に叩き込んで置いてください。では、別命があるまで待機して置いてくださいね」

 

アズラエルはそう言うと、部屋から出て行く。そこには、片手に抱いて猫をあやすジブリールが待ってた。

 

「これで奴らの事が判りますね」

 

「そうですね。大金を叩いて製作したGATシリーズが何処まで通用するかが問題ですが、まぁ、デストロイも出るのです。それなりの戦果は果たしてくれるでしょう」

 

「ええ、これで我等の野望はまた一つ進んだ。ギルバートの野望は上手く行かせない様にしないといけませんが、デストロイがあれば大丈夫でしょう」

 

「では、部屋に戻りましょうか? ジブリール」

 

「ええ、もっとゆっくりと話をしましょう」

 

そう言うとアズラエルとジブリールは肩を並べて歩いて行く。

 

 

 

 

そして、とある海域では一隻の戦艦が航海していた。その艦のブリッジにはザフト軍の白服を着た女性が艦長席に座っており、副艦長席にはまた同じ白服を着た男性が座っていた。

 

「艦長、間も無く委員会のドックに到着します。交信を行いますがよろしいですかな?」

 

「ええ、お願い。それにしてもその席よりも此処の方がいいんじゃないの?ラウ」

 

「いえ、私は元MSパイロットです。そこにはあなたが座るべきですよ、グラディス艦長」

 

「にしても、まさか因縁のあるこのボギーワンの艦長をする事になるなんてね。でも、この戦艦の名前はガーティー・ルーだったわね。駄目ね。まだ、ちゃんとした名前を言えないなんてね」

 

そう、タリアが乗っている戦艦は地球連合軍特殊部隊ファントムペインの旗艦「ガーティー・ルー」の艦長をしている。そして、ザフト軍では最強であったラウ・ル・クルーゼもこの艦の副艦長をしていた。

 

「にしてもさぁ、どうしてこんな航海をしないといけないのさぁ?」

 

「それはステラも同意する」

 

「おい、お前達。少しは口を慎めろ。エクステンデットじゃなくなったからって自由じゃないんだ。これからはもう破壊をしなくても良いんだ。それを喜べよ」

 

「でもよぉ、スティング。アビスを早く起動させて遊びたいぜ」

 

「私も。ガイアを遊ばせたい」

 

「おいおい。俺もそれを考えてるけど。もう少ししたらドックに付くんだ。そこで許可を貰って遊ぼうじゃないか」

 

「オッケー。じゃぁ、無事に帰れることを願っていますかね」

 

「「…………」」

 

この会話にタリアとラウは何も言えなかった。




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