インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏   作:武御雷参型

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10月9日にて改修を行っています。


第二十八話

「さて、一夏。今から強化訓練をするけど先に言うね? 舐めてたら死ぬよ」

 

「ッ!!?」

 

キラは低い声で一夏に忠告をした。反対に一夏はまさかあの温厚なキラがそんな事を言うとは思っても見なかったので驚いていた。そして、キラに尋ねる。

 

「キラ、それはどう言う事だ? ISには絶対防御が存在している。これを破る方法なんて無いだろ」

 

「まぁ、それが基本中の基本だけど………でも、一夏。こう考えてみて。もし、ISのシールドエネルギーが無くなったら、その時は絶対防御が発動するの?」

 

「…………」

 

キラの言葉に一夏は何も言えなかった。現にそうである。シールドエネルギーが切れてしまえば、ISも只の鉄屑にしかならない。

 

「さて、そろそろ訓練を始めないとこのアリーナを借りれる時間も限られてるからね。じゃぁ、行くよ?」

 

キラがそう言うと、ストライク・フリーダムは居なくなった。

 

「ッ!? 何処に行った……………グワッ!!」

 

一夏はキラの事を探しても見つからず、逆に攻撃を受けてしまった。

 

「ほらほら、一夏。そこに居てたら只の的だよ。動きながら考えれるようにしないと、これからの戦闘ではやってはいけないよ」

 

キラはそう言ういいながら動き回っていた。

 

「キラの機動が全く見えない。クッソォォォッ!!」

 

一夏はそう言うとキラに向かって我武者羅に突っ込んでいく。しかし、キラも冷静にそれを対処した。

 

「一夏、それは間違いだよ」

 

「えっ?」

 

キラが言った瞬間、一夏の周りにストライク・フリーダムのドラグーンが十機も滞空しており一夏を包囲していた。

 

 

一方、管制室ではアスラン、シン、セシリア、箒がモニターを通してキラと一夏の戦闘を見ていた。

 

「あれは、わたくしのブルーティアーズと同じビットですの!? それに数が違いますが………」

 

「そうだな。キラの場合は平行思考が出来ているから自身も動きつつドラグーンも使っている」

 

「ですが、あの数を操作するのにどれだけの能力が要るのですか!? わたくしでもやっと二機だけ同時行動が出来るようになったんですよ」

 

セシリアはキレ気味にアスランに言う。しかし、アスランはどこぞに吹く風のように気にしていなかった。

 

「まぁ、あれがキラだ。それに、もしさしで対決したら俺は負けるか引き分けかも知れないな」

 

「「ッ!!?」」

 

アスランの言葉に箒、セシリアは驚いていた。

 

「まぁ、順位的には一位はキラ二位は俺三位はシンだな」

 

「そうですね。デスティニーでもアスランやキラさんにはかないませんよ、ホント」

 

「ああ、そうだな。キラと互角で戦えるのはラウ・ル・クルーゼ隊長だけだな」

 

「ああ、キラさんを最後まで追い詰めたと言うパイロットですか? でも、最終的にはキラさんが勝ったんですよね?」

 

「だが、あの時はフリーダムも大破寸前だったしな。まぁ、ある意味で奇跡といった感じか?」

 

この会話について来れない箒達はラウと呼ばれた人間がどんな人物なのかを想像していた。

 

「一度、会って見たいですね。そのクルーゼ隊長を」

 

「それは難しいだろうな。なんせ、キラが始めて本気で手にかけた人だからな」

 

「「「ッ!!!」」」

 

箒達は始めて知った事に驚き、シンはキラが今まで不殺を貫いてきた事を知っていた。その為に驚きは隠せなかった。

その結果、管制室の空気は重く感じられるようになった。

 

「まぁ、なんだ。この話は横に置いて今は一夏の訓練を見ようじゃないか?」

 

「はい」

 

「そうですわね」

 

「ああ」

 

アスランの言葉で箒達はモニターに目を行かせた。そこではまさしく最終的な終わり方をしようとしている一夏が目に入った。

 

 

 

キラはドラグーンを自分の周りに滞空させた。一夏はキラの行動が全く判らずキラに尋ねることにした。

 

「なぁ、キラ。どうしてビットを戻したんだ? 簡単に俺を倒せるだろう?」

 

「そうだね。でもね一夏。圧倒的な力の前に君の行動が見たくてね。だから、これを凌いだら君の勝ち。凌げなかったら僕の勝ち。至ってシンプルな勝負だと思わない?」

 

キラはなんだか嬉しそうにそう言った。この時、一夏は背筋が凍るような感じになっていたと後日、回りに言っていた。

 

「ええ…………と、キラ? 何かするつもり?」

 

「うん。僕の機体、ストライク・フリーダムのワンオフアビリティーを発動しようと思ってね。だから、一夏。頑張って避けてね」

 

キラがそう言うと、キラの愛機ストライク・フリーダムが金色に輝き始める。そして、機体を包み込み一瞬にして輝きが消える。

 

「……………………………………」

 

この時、一夏は『絶望』と言う二文字の感じが頭の中で浮き上がっていた。

 

「これが、僕のストライク・フリーダムのワンオフアビリティーにして追加パッケージ。ミーティア装備ストライク・フリーダムだよ」

 

ストライク・フリーダムよりもデカイのが背後にあった。そして…………

 

「それじゃあ、逝って見ようか。一夏」

 

キラはミーティアに装備されているビーム砲、ミサイル、そして、ストライク・フリーダムに装備されているカリドゥス複相Ⅱビーム砲、クスィフィアスⅣレール砲、バラエーナⅡプラズマビーム砲、最後にスーパードラグーンで一斉射撃を行った。

 

「ハイパー・ハイマット・フル・バァァストォォォォッ!!」

 

この瞬間、一夏の負けは決定された。




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