インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
その後、鈴と一夏は一切口を聞かず顔を合わせても目を合わせ様とはしなかった。そして、五月に入りクラス対抗マッチが開かれる日の一週間前となったある日。
「一夏、そろそろクラス対抗戦の日が近付いてきたがどうだ?」
箒は一夏にそう質問をした。理由はキラによる過激な訓練による結果だが、現在ではその時の痕は残っていないほどに回復していた。
「まぁ、今は大丈夫だ。さて、今日もキラ達の訓練なんだろうな………」
この時の一夏の表情は遠い目をしていた。
「だ、大丈夫ですわ。ですから元気を出して下さい、一夏さん」
「おう、サンキューな。セシリア」
「い、いえ。そんな事はゴニョゴニョゴニョ」
セシリアは一夏に褒められた事が嬉しかったのか、最後の方は聞えなかった。
「で、そのキラ達は何処に行ったんだ?」
「そうですわね。今日は一回も見ていませんわね」
「もしかしたら何かあったんだろうか?」
一夏たちは疑問に思いながら教室に入って行った。
一方、キラ達はと言うとIS学園の地下施設に千冬と来ていた。
施設の内部は二重構造となっており、職員が居る方には対IS用に施されたガラスが張っており、反対にはISが優に50機は収容出来るのではないかと思うぐらいの広さを確立していた。そして、そこには無数の機体の残骸が一箇所づつに集められていた。
「さて、この機体について説明してもらおうと思う」
千冬は残骸達を見ながらキラ達に言った。
「…………判りました。ですが今日の授業は如何したら良いですか?」
「今日の授業は生徒指導教員権限でお前達は公休にしている。では、この機体についてを教えろ」
千冬の指示で最初にアスランが説明を始めた。
「はい。アンテナ一本の機体についてですが、この機体の型番は『GAT-01ストライクダガー』と言います。もう一機のアンテナ二本の機体の型番は『GAT-04ウィンダム』と言います。今後はダガーとウィンダムと言います。この機体の特徴は武装を換装することが出来る事です」
「待て。それではホークと同じコンセプトの機体ではないのか? だが、何故型番が違うのだ?」
今度はキラが説明を始めた。
「それについては僕から説明します。このダガーとウィンダムは連合製の機体です。反対にルナマリアの機体はザフト製の機体になります。また、ダガー、ウィンダム、インパルスには元々は一機のMSからなっています。その機体のは『GAT-X105ストライク』昔僕が乗っていた機体です。この機体が元でダガー、ウィンダム、そしてインパルスが出来上がりました」
「では何か? 元々は連合製の機体をザフト形に製造したと言う事か?」
「まぁ、そう言う風に思われても仕方が無いのですが、少し違いますね。インパルスが造られたのは、オプション装備の換装によって万能性を持たせていた『ストライク』を元に上半身、下半身、コックピットの三つで形成とされています。現在の状態では、そんなことは出来ませんが、MS時ではこれで僕は、一度撃墜されたことがあります。少し、話がずれましたが、従来の機体は、一回一回母艦に戻ってエネルギーを供給しなおさなければならなかったのですが、ルナマリアのインパルスについては違って、『デュートリオンビーム送電システム』、並びに格装備によって機体のカラーリングも変わるシステム『VPS装甲』と言った新しい技術が使われています」
「…………」
この説明で、千冬は黙ってしまった。
そして、今度はシンが説明を始める。
「では、話が凄く脱線していますが、戻して来て、『ダガー』『ウィンダム』の説明に戻ります。この機体の特徴は先程説明した通りです。ですが、このダガー達については『ストライカーパック』と呼ばれる物が存在してます。このモニターを見てください」
シンがそう言うと、モニターに書くストライカーパックが映し出される。
「まず始めに高機動として活用されていた『エールストライカー』です。このパックは現在では使われる事はありません。何故なら、このパックを使ったらダガーは持ち堪えても操縦者に負担が掛かります。これを使っていたのはキラさんですが、現在の機体からこのストライクに乗り換えたら機動性的にも、戦術的にも不利が生じます。次に、遠距離火砲支援パック『ランチャーストライカー』についてです。このストライカーは砲撃が主な武装となります。その為、動きながらでの砲撃は難しいです。そして、近距離ストライカーパック『ソードストライカー』です。このストライカーは近距離攻撃に重点を置いている為、中距離武装は左に肩に装備しているブーメランと左腕に装備しているアンカーだけです」
シンが説明している際、モニターでは各武装が映し出され細かく説明されて行く。千冬は聞き逃さぬと言った感じでモニターとシンの説明に真剣に聞いていた。
「では、次に一般的に『ダガー』『ウィンダム』が装備しているストライカーパックについて説明します。まず、このデカイ砲門が付いているストライカーですがこの装備の名前は『ドッペルホルン連装無反動砲』と言います。今回の襲撃に使われていた武装の一つになります。この武装は対艦攻撃を主に重点としています。しかし、この武装は使い辛さが仇となっていますが…………それはさて置き、次に『ジェットストライカー』についてです。この武装は両翼にミサイルを装備しており、エールストライカーの後継武装になります。最後に『マルチランチャーストライカー』についてです。この武装は一度説明していると思いますが?」
「ああ、そうだな。最初の頃に説明を受けているからこれについては良い。では、此処にはもうないが、あの三機についての説明を頼む」
「判りました。では、あの三機ですが、先に背部に二門の砲門とバズーカを持った機体は『GAT-X131カラミティー』と言います。次に鎌を持ち変形した機体は『GAT-X252フォビドゥン』です。最後に黒く変形を持った機体は『GAT-X370レイダー』と言います。この機体ですが、実を言うとまだ確証を持てない部分があります」
「ん? どう言う事だ」
「はい、あの機体はまだ実用化していない機体だと俺は思っています」
アスランはそう言った。
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