インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
その後、爆煙が晴れるとそこには無残にも破壊を尽くされたストライク・ダガー、ダガーL、フォビドゥン、レイダー、カラミティーの姿があった。
ストライク・ダガーはコックピット部分が穴を空き、頭部が無い機体、片腕が無い機体、真っ二つになっている機体と様々な形へと成果てており、ダガーLも同じくであった。
しかし、フォビドゥン、レイダー、カラミティーの三機は違い、何とか動けれる状態を保っていた。
「クソッ!! 覚えてろよ!」
「クソックソッ!!」
「今回は負けたわけじゃないもんね!!」
三機はそう言うとイグニッション・ブーストを使ってアリーナからの脱出を試みようとした。しかし、上空から撃たれたビーム砲に飲まれ跡形も無く消滅した。そして、上空から一隻の戦艦が降下してくる。
「あの戦艦は!?」
キラ、シン、アスラン、ルナマリア、カガリには見覚えのある戦艦であった。
『お疲れ様でした、クルーゼ隊長』
「そこまで頑張ったつもりは無い筈だが?」
この声には聞き覚えがあった。そして、戦艦が着陸するとハッチが開き、そこから二人の人影が出てくる。
「久々ね、ルナマリア、シン」
「よう、久々だな。アスラン、シン、ルナマリア」
「「「グラディス艦長!!? そして………誰だっけ?」」」
「俺だよ、俺。ハイネ・ヴェステンウルフだよ!!」
死んだと思われていたタリア・グラディス、ハイネ・ヴェステンフルスの二人が出てきたのであった。
「どうして、貴方が此処に居るのですか!! また戦争をしたいのですか!!」
キラはそう言うとISを解除して拳銃をラウに構える。そこに丁度、千冬、一夏、箒、鈴、セシリアが来た所だったので、一夏がキラに制止の声を上げる。
「キラ!! どうしたんだ!!」
しかし、キラはその声を無視して構え続ける。その横からレイが銃を構え、ステラ、スティング、アウルは傍観。タリアも傍観に回った。そして、シンもルナマリアも如何したらいいのか判らず傍観側に加わり、アスラン、カガリもキラ同様に銃を構えた。一方のラウは両手を挙げて降参に意思をキラ達に見せる。
「貴方はまた、戦争をしたくて此処にいるのですか?」
「いや、違う。昔はそうであったが、今は改心してレイと共に生きようと思っている。それに、今はIS委員会直属の部隊の隊長だ。無闇な行動はしないさ」
キラは構えながらラウに質問し、ラウは両肩を軽く上げながら答えた。
「…………判りました。ですが、完全に信用したつもりはありません」
「良いだろう。それに、私も君と話がしたいと思っていたのだよ。キラ君」
キラは銃を懐に仕舞い、それに習ってアスラン達も銃を仕舞った。
「しかし、君の愛機も変わってしまったね」
「そうですね。昔の機体を使ったら直ぐに落とされてしまうと思いますよ」
「そうかね? それにアスランも元気そうだ。イザーク、ディアッカは元気にしているかね?」
「判りません。ですが、頑張っていると思いますよ。しかし、クルーゼ隊長。今の機体は………?」
アスランはラウに機体の事を質問する。
「すまないが、キラ君、アスラン。後で話がしたい。特に、君達にもだ」
ラウはそう言うと後ろにいるシン、ルナマリア、カガリを見る。
「それと、歌姫はいるかね?」
「此処にいますわ。クルーゼ隊長」
ラウの言葉にラクスが答える。しかし、一夏達はどうしてラクスが歌姫と呼ばれているのか判らず、頭を傾げていた。
「ん? 歌姫は話していないのかね?」
「ええ、今はまだ。それに、今は引退していますわ」
「そうか………私は君の歌声が好きだったのがな。少し残念だ」
「ですが、もしかしたら歌うかも知れませんわ」
「その時が来る日を待ち望んでいるよ」
ラウはそう言うとタリアの方へ歩いて行く。ラクスはキラの下に歩いていった。
「では、貴方方の事を教えて頂けませんか?」
千冬はキラ達の話が終わった所を見計らって声を掛ける。
「そうでしたね。改めて………IS委員会委員長直属部隊『FAITH』隊専属戦艦ガーティー・ルー艦長タリア・グラディスです」
「同じくFAITH隊IS部隊隊長ラウ・ル・クルーゼだ」
「同じくFAITH隊IS部隊副隊長ハイネ・ヴェステンフルスだ」
「FAITH隊IS部隊三番機スティング・オークレーだ」
「FAITH隊IS部隊四番機アウル・ニーダだ。よっろしく~」
「FAITH隊IS部隊五番機ステラ・ルーシェ」
タリア達は自分達の所属名を言いながら敬礼するが、スティング達はそのままであった。タリア達はザフト式の敬礼を行う。
「IS部隊? 聞いた事も無いな」
「当たり前ですわ。最近に出来た部隊ですから。それに総部隊長は現IS委員会委員長ギルバート・デュランダルですから」
「「「「「「!!?」」」」」」
この言葉にキラ達はビックリしていた。
「グラディス艦長。その言葉は本当なのでしょうか?」
「ええ、本当よ。それに、彼もまた改心しているわ。あなた達のお陰よ。ありがとう」
「いえ、自分は何も出来ませんでしたから」
キラはタリアの言葉にそう答えた。
「では、立ち話もなんですから、中に入ってください。御案内します」
「判りましたわ………艦は如何したら良いでしょう? このままでも結構ですか?」
「はい、大丈夫です。私どもの教師が見張りますので。では、どうぞこちらに」
千冬の後にタリア達が続き、キラ達、一夏達が続いていく。そして、中に入っていくと女子達の視線にアウル、スティング、ハイネは落ち着きがなくなってしまう。一方のラウはそれに全くと言って良いほどに無視を決め付けていた。
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