インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
その後、キラ達はガーティー・ルーの艦内でゆっくり過ごし目的であるIS委員会の極秘ドックに来ていた。そこには、現委員長であるギルバートが待っていた。
「やぁ、久しぶりだね。キラ君、アスラン、シン」
「はい、お久しぶりです」
ギルバートの言葉に代表としてキラが答えた。
「それで、織斑先生、一夏、箒に会わせたい人って誰ですか?」
「それはねこのh「ちぃぃぃぃぃぃぃちゃぁぁぁぁぁん!!」………」
ギルバートの後方からとある声が響き渡る。そして、その瞬間、千冬は横蹴りを決めた。
「やぁやぁ、久しぶりだね。ちーちゃん、いっくん、箒ちゃん!!」
そう絶賛行方不明である篠ノ之束がそこに居たのである。
「どうして、お前が此処にいる」
「えっ、だって此処だったら色んな研究もさせてくれるし、異世界の技術も学べるんだよ!! これに目が無い者はいない筈だよ!!」
この言葉に千冬は頭を抱えた。
「それで、君達がギルと一緒の世界の子だよね?」
「ええ、そうですが?」
束は千冬との会話を止め、今度はキラ達の方へと話しかけた。
「君達の事が興味あるんだよね? だからさぁ、名前を教えてよ」
「「「!!?」」」
束の言葉に千冬、一夏、箒の三人は驚いていた。
「ええ、良いですよ。まずは僕からですね。僕はキラ・ヤマトです」
「わたくしはラクス・クラインですわ」
「俺はアスラン・ザラだ」
「シン・アスカです」
「ルナマリア・ホーク」
「カガリ・ユラ・アスハだ」
キラ達は束に自己紹介をする。一方の束はキラ達の名前を聞いたあと、顔を俯かせ、ぶつくさ言っていたが直ぐに顔を上げた。その時の表情は嬉々としていた。
「なら、君はキー君だね。その隣がラーちゃん、アー君、シー君、ルーちゃん、ユー君だ」
束はキラ達に渾名をつけた。しかし、何故かカガリはちゃん付けではなく君付けであった。
「すまない、どうして私は君付けなのだろうか?」
「えっ? だって君って男の子でしょ?」
「断じて違う!! 私は女だ!!」
カガリはそう言って束に突っ掛かった。
「ふ~ん、そうなんだ。ならユーちゃんなら如何?」
「それなら良いです」
束は仕方が無いといった感じで提案を出し、カガリも同じく仕方が無と言った感じで応答した。
「話は付いたかな?」
ギルバートが話が終わった所を見計らってキラ達に声を掛けた。
「はい。申し訳ない。うちの生徒と幼馴染が」
「いえ、大丈夫だ。それでは皆さん。こちらに来て下さい」
ギルバートはそう言ってドックから出て行く。それに続いてキラ達も続いていった。
そして、ギルバート達はとある場所に来ていた。そこに書かれていたのは『IS開発部』であった。
「此処は?」
「此処は現在束君が主任としてとある機体の開発をしている場所だよ」
「束が主任!!?」
付いた場所についてキラが尋ねる。ギルバートは答えたが、その回答に千冬が驚いていた。また、一夏や箒さえも驚きを隠せなかった。
「そうだよ、ちーちゃん。それに、此処だったらやりたい放題だからね。結構やらせてもらってるよ」
「そのお陰で、此処の防御体制も万全だからね。こちらとしてもありがたいことだ」
ギルバートはそう言った。
「では、中に入ろう!!」
束の掛け声の下、IS開発部の扉が開く。そして、そこにあった物はなんとC,Eでザフトが使っていた機体だらけであった。
「「「「「「…………」」」」」」
これを見たキラ達は開いた口が閉じない状態であった。
「なんなのだ、あの機体は?」
「四歩足のIS?」
「戦車みたいなISまでもある」
千冬たちはそれぞれ思った感想を述べていった。しかし、キラ達にはこの機体がどう言う物なのかを知っているのでそこまで驚きは無かった。
全て待機状態ではなく、展開状態で置かれているので機体が丸見えなのだ。そこに置いてある機体はラゴォ、バクゥ、ザウート、ガズウート、ジオグーン、グーン、ジン、シンオーカー、ジンワスプ、シグー、ディン、ゾノ、ゲイツ、ゲイツR、ジンハイマニューバ、ザクシリーズ、グフ、バビ等様々な機体が置かれていた。
「懐かしいかね? キラ君達」
「そうですね。もう見れないじゃないかと思ってましたよ」
キラ達は嫌と言うほど見てきた機体である。しかし、いざ見れなくなると思うと少し寂しい気持ちになっていたが、此処でもう一度見れるとは思わなかったキラ達は嬉しそうにしていたのだった。
「でも、それだけじゃないんだよ。でも、此処からは一夏君、箒君、千冬君はそこで残っていてくれたまえ」
ギルバートはそう言うと、奥にある扉の方に向かって行く。そのことに疑問に思いながらもキラ達も続いて行く。残された一夏達はキラ達を見送っていた。
そして、扉を開くとそこには大きなドックが広がっていた。しかし、目の前のところしか見えず仕舞いであった。
「此処は?」
「此処は機密ドックだよ。此処には君達が慣れ親しんだ物が現在建造中だ」
ギルバートがそう言うとドック内の電気が入り、一瞬だけ視界が真っ白になる。キラ達は目を護りながら、徐々に慣れてきたのか護っていた手を退ける。そこにはある者は慣れ親しみ、ある者は敵として戦った戦艦『ミネルバ』がそこにあった。
「これって、もしかしてミネルバですか?」
「そうだ。原型では無く、改良を行っての建造中だ。この艦を行く行くは学園の警備用戦艦として着任させようと考えている。
シンの質問にギルバートは答える。その表情は、前の世界での表情ではなく、本当の議長としての表情であった。
「それで、艦長はどうなるんですか?」
「そうだね。そこで君達にお願いがあるんだ」
ギルバートのその時の表情は、何時のも無く真剣さながらであった。
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