インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
その後、キラ達は学園に戻ると各自の部屋に戻って行った。しかし、一夏と箒の部屋に麻耶が来ていた。
「お二人にはお引越しをして頂きますね?」
「「………はっ?」」
真耶の言葉に一夏と箒は何が何やらで判らず、可笑しな声を出してしまう。
「えっと、先生。どちらが引越しなのでしょうか?」
「決まっています。篠ノ之さんです」
「えっ? 私ですか?」
「はい、そうですよ。漸く部屋の調整が出来ましたので、引越しをするようにと織斑先生からです」
「………」
この言葉に箒は何も言えなかった。
「判りました。直ぐにですよね?」
「そうですね。早くの方が良いですね。なんだったら手伝いましょうか?」
「いえ、先生のお手を煩わせる訳には行きませんので、待って頂ければありがたいです」
「では、私は入り口で待っていますね」
真耶はそう言うと部屋から出て行く。
「さて、少し寂しくなるな」
「そうだな。でも、何時でも来たら良いじゃないか?」
「フッ、そうだな。さて、早くしようか。山田先生を待たせるわけには行かないからな」
そして、一夏はベット上にある物だけを箱に詰めて行き、箒は箪笥内の物や細々した物を箱に詰めて行く。そして、作業は十分で終わったのだった。
「では、私は行くな」
「ああ、また来いよ」
「ああ」
箒はそう言うと部屋を出て行く。そして、大きな部屋に一人となった一夏は少し寂しくなった。
コンコン……
しかし、唐突に扉がノックされたので一夏は《誰かな?》と思いながら扉を開ける。そこには先程出て行ったばかりの箒が立っていた。
「箒? 如何したんだ?」
「そのだな………」
箒は恥ずかしそうにモジモジしていた。
「一夏、もし、今度ある学年別個人トーナメントで優勝したら………」
「お、おう」
「私と付き合ってもらう!!」
「…………はぁっ!!?」
箒の言葉に一夏はビックリしていた。しかし、何を勘違いしたのか、一夏は「おう」と答えてしまった。しかし、これを見ていた女子生徒がいるとは、思っても見なかったのだった。
翌日、一夏は幼馴染である五反田家に来ていた。そこで弾と一緒にゲーム『IS/VS』をしていた。
「おい、一夏。招待券はないのか?」
「ブフッ!! ある訳ねぇだろうが」
「ないのか? なら作れ!!」
「無理言うなァァァァァッ!!」
弾の言葉に一夏は叫んでツッコミを入れる。しかし、弾は止まらずに言葉を続けて行く。
「だってよ、お前から来るメールを見てたらさ、凄いハーレムじゃん!!」
「どこが!!?」
「………ハァ~」
一夏のツッコミに今度は弾が呆れて溜息をついてしまった。しかし、その瞬間に部屋の扉が蹴破られた。
「お兄、ご飯だって言ってるじゃ……な…い」
弾の妹である蘭がそこにいた。
「い……一夏さん!!?」
蘭はそう言うと今の自分の格好を見る。そこにはラフな姿をしている自分しか写らず、恥ずかしくなるなり直ぐに自分の部屋に戻っていたのだった。
「なぁ、あれってなんだったんだ?」
「さぁ? (今晩、蘭に殺されるな)」
弾は内心ビクつきながら言葉を濁らす。
「それよりもさ、早く飯を食いに行こうぜ!!」
「おう、そうだな。今日はなんだろうな?」
「今回もあの甘ったるいカボチャの煮つけじゃねぇのか?」
一夏達はそう言うと下に降りて行くのだった。
一方、キラ達は全員で買い物に来ていた。
「今日は買いすぎたね」
「そうですわね」
「まぁ、たまには良いんじゃないのか?」
「そうだな」
「明日からまた学校ですしね」
「ああ、また訓練か………」
上からキラ、ラクス、カガリ、アスラン、ルナマリア、シンの順番で言った。
「そろそろお昼だしあそこの食堂で食べない?」
「そうだな。丁度、混んでもいなさそうだしな」
キラとアスランの速攻会議で決まり、六人は五反田食堂に入って行った。
そこには一夏、弾、蘭が昼食を摂っている最中であった。
「あれ? キラにアスラン、シンにルナマリア、ラクス、カガリじゃん。如何したんだ?」
「一夏、今日はレゾナンスで買い物ついでの寄ったんだ。それで、一夏の友達?」
「ああ。そうだ弾や蘭に話してなかったな。ISを動かしたキラにアスラン、シンだ」
「初めまして、キラ・ヤマトです。よろしくね?」
「アスラン・ザラだ」
「シン・アスカだ。よろしくな」
「カガリ・ユラ・アスハだ。これでも女だ。間違えるなよ」
「ルナマリア・ホークよ。よろしくね」
「ラクス・クラインですわ。よろしくお願いしますわね」
「あっはい。五反田弾です。よろしく願いします!!」
「妹の蘭です。よ、よろしくお願いします!!」
キラ達が纏うオーラに押されてしまう弾と蘭であった。
「キラ達も一緒に如何だ?」
「そうだね。御一緒させてもらおうかな? 良いかな?」
「あっはい!! どうぞ!!」
一夏の提案にキラ達は少し引き気味であったが、一夏の目が希望で溢れていた。それに答えてしまうキラ達であった。
「なら、野菜炒め定食を六つで」
「あいよ」
キラの注文に弾達の祖父である厳がすぐに調理を始めた。
「そうだ、蘭。進路は決まったのか?」
「あっ、はい。IS学園に行きます」
「「!!?」」
「「「「「「…………」」」」」」
蘭の言葉に一夏、弾は驚きの余り言葉が出ず、キラ達は黙って事のなりを見守る事にした。
「おい、待てよ。蘭。急に言っても試験とかあるんじゃないのか!?」
「それはこれで問題なし!!」
蘭がそう言うと、一枚の紙を取り出す。そこに書かれていたのは、なんと無料で出来るISの操縦ランクが書かれていた。
「おいおい。まさかのA判定ですか」
これを見た一夏はそう呟いてしまう。
「これで、問題ないですよね? 一夏さん」
「ああ、大丈夫だが………」
一夏はそう言うとキラ達の方を見る。それに吊られて弾、蘭の二人も一緒に見る。
「ふぅ、蘭さんでしたわね?」
「あっ、はい」
ラクスが蘭の名前を確かめるように尋ねる。
「IS学園に入学するのは良いのですが………あなたは、人を殺す勇気はありますか?」
この言葉に五反田食堂は一気に空気が凍った。
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