インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏   作:武御雷参型

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新たな話を入れましたので書き直しました。




第四十九話

一方、ザフト軍の旗艦であるミネルバ級一番艦『ミネルバ』内ではラクス、キラ、アスラン、カガリ、シン、ルナマリア達に加え、ジュール隊の隊長であるイザーク・ジュール、エルスマン隊隊長のディアッカ・エルスマンがミーティングルームに集まっていた。

 

「さっき、確認したんだけど、一夏達がこっちに向ってきている」

 

「どう言う事だ?」

 

キラが端末を見ながら言い、イザークが質問した。

 

「この艦隊が見られたことだ。ましてや、あいつらはISを兵器と見ていない」

 

シンはそう言って苦い顔をした。

 

「待て、キラ。もしかしてそいつらって俺たちで言うMS乗りなんだよな?」

 

「うん、そうだよ」

 

「なら、その危険性も判っているんじゃないのか?」

 

「それがね、全く判っていないんだ」

 

『………………』

 

この言葉にはイザーク、ディアッカの両方は絶句してしまったのであった

 

 

 

 

 

一方の、一夏達は予定していた時間よりも二時間も遅れて艦隊を見つけた。

 

「織斑、前方900mに艦隊を発見………なんだ、あの艦達は」

 

ラウラは初めて見る艦隊に驚いていた。それもその筈である。ラウラが考えていた艦隊とは、海上を航行する艦だと考えていた。しかし、現実はそんなに甘くは無かった。

 

「どうして艦が浮かんでいるのだ!!」

 

「知らねぇよ!! でも、あそこに俺達が考えている物以上があるんだろうな」

 

一夏はそう言って艦隊を見つめる。

 

「織斑、艦隊から二機の反応………デュエル……バスター? なっ!!? 速い!!」

 

ラウラがそう言うと前方から緑の粒子が入ったビームが流れてくる。

 

「ッ!! 何処にいる!!」

 

『こちらはザフト軍旗艦ミネルバ所属MS部隊ジュール隊隊長のイザーク・ジュールだ。IS学園所属ISに通達する、お前達は艦隊に近過ぎている、即刻転回してもらいたい。それをしなければお前達を攻撃する権限を委員会より貰っている。直ぐに転回せよ。これが最後だ。猶予は二時間後である。それまでに転回しなければ………撃ち落す』

 

そう言ってイザークは忠告をした。しかし、一夏達は転回する処か、真っ直ぐに艦隊に向かっていた。

 

 

 

一方、イザークとディアッカは一夏達の行動をモニターから見ていた。

 

「バカか、あいつらは!!」

 

「だな。キラ達が言う事も言えているな」

 

『イザーク、一夏達はこっちに向ってきているのか?』

 

すると、アスランが通信を入れる。

 

「ああ、如何するんだよ」

 

『イザーク、ディアッカ。悪いんだけど、一夏達を攻撃して。それと、手加減してね』

 

「何故だ、キラ!! あいつらが持っている力は本来の力じゃないんだぞ!!」

 

『だからだよ』

 

「なに? どう言う事だ」

 

イザークはキラが言っている言葉が判らず、質問した。

 

『一夏達に本来の力の使い方を教えるという事だよ。守る為には何かを犠牲にするしかない。これを判っていない一夏や他の皆は何も護れず死ぬ』

 

「「………」」

 

『僕達はそれを防ぎたい。でも、一夏達のは判っていない、いや、この世界の誰もが判っていない事なんだ』

 

「それを俺達が教えろと言うのか?」

 

『………』

 

イザークの質問を答えられないキラは黙ってしまう。

 

「はぁ、判った。本来ならばこの役はアスランなんだがな」

 

イザークは折れたのか、キラの提案に乗る事にした。

 

『ごめんね』

 

「まぁ、良い。では、もう少しで二時間経つ。でも、あいつらは引こうとはしない。なら、実力行使だな。イザーク・ジュール、デュエル改出るぞ!!」

 

「ディアッカ・エルスマン、バスター改出るぜ」

 

イザークとディアッカはそう言って一夏達の攻撃を開始した。

 

 

一夏達は前方から来る二機を見て驚愕した。

 

「なんだあの機体は………」

 

一夏はそう呟く。二機のISはキラ達の機体と同じくフルスキンの機体であった。

 

『時間を過ぎたので攻撃を行う。織斑一夏…お前はISで何がしたい』

 

「如何言う事だ?」

 

『言葉の通りだ。貴様はその力で何を手にしたい』

 

「………」

 

この質問に一夏は答えられなかった。否、答えられないのだ。

 

「(俺はこの力で何がしたいのだろうか………最初は千冬姉の名前を守りたかった。それからは俺の家族を……そうだった)俺は………俺は手に届く人を守りたい。仲間を、家族を。それが俺がしたいことだ!!」

 

『ほう? では、それでも何かを犠牲にしないと守れないこともあるだろう? 例えば………命とか』

 

「んなっ!!? どう言う事だ!!」

 

『何も判ってないな………何かを守ると言う事は、敵と戦えば敵の命を取らなければならない事だってある。それを貴様は出来るのか?』

 

「そんなことはやってみn『バカか、貴様は?』なに!?」

 

『やってみないと判らない? 寝言は寝て言え!! そんな考えでは誰も守れないぞ!!』

 

「ッ!!? なら、お前はそう言う覚悟はでk『出来ているの決まっているだろうが!! それにキラもアスランもシン達もそうだ』………」

 

イザークの言葉に何も言えなくなってしまう一夏であった。しかし、その時、箒が声を張り上げた。

 

「一夏!! 男なら……男なら如何しようかと考えないのか!!」

 

「ッ!!?」

 

この激励に一夏は目覚めた。

 

「(そうだ………俺は守られるだけじゃなくて守れるようになるって考えたんだった)箒、サンキュー。俺は、その覚悟は無い」

 

『なに?』

 

「だが、俺は人の命を取らずに守る!!」

 

『………なら、貴様にその覚悟を持たせてやる!!』

 

イザークはそう言うとデュエルのビームライフルを鈴に向けて撃つ。鈴は箒を抱えている為、龍咆しか使えない状況である。しかも、ビームライフルと龍咆ではビームライフルが勝ってしまう為、対抗手段が無いのである。

 

「止めろぉぉぉぉ!!」

 

一夏の頭の中で何かが割れた音が聞えた。その瞬間、一夏はクリアになった。そして、一夏は鈴の前に出ると、雪片弐型でビームを斬った。

 

『ほう……それでビームを斬るとわな』

 

イザークは少し驚いていた。キラやアスラン、シン、カガリ、ラクス達はSEEDと呼ばれるものを持っている。これは誰もが持てる力ではないことはイザークは知っている。それを一夏が使えるということに対して驚き半分、呆れ半分である。

 

 

 

一方、キラ達も艦内のモニターで一夏の事を見ていた。

 

「まさか………一夏がSEEDの力を持っているなんて」

 

「そうだな。でも、不可能ではなかっただろう?」

 

「まぁな。でも、ここぞと言うところで発揮したな、アイツ」

 

「うん。これからが楽しみだよ」

 

キラ達は一夏の成長に歓喜していた。




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