インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏   作:武御雷参型

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こうして無事に六十話を迎えられました。皆様のお陰です。ありがとうございます。

そして、今回の話ですが、もしかしたら読者の皆様にとってはがっかりしてしまう事になってしまっているかも知れません。ですが、もう少し付き合って頂けるとありがたいです。目標としては後二、三話ぐらいまでには、紛争偏を終わらせます。


第六十話

ロゴス艦隊の旗艦であるH44型戦艦のブリッジでは目の前で起きた事が判らず、指示が出せなくなっていた。

 

「艦隊司令、敵に委員会からの援軍が到着、また敵の未確認ISにより我が艦隊が所有するMSISが全滅しました」

 

「……………」

 

この報告には艦隊司令もブリッジに居た人間誰もが言葉を失っていた。

 

『此方、航空母艦艦隊です。委員会のISにより空母艦隊の半分が大破または撃沈されました!! どうしたr』

 

この通信後、後方にいた空母艦隊旗艦であるミッドウェーを始めとする航空母艦艦隊が爆発を起こし沈没して逝った。

 

「司令、これ以上の戦闘は我々の同士の損害に繋がります。ましてや、これ以上戦闘を続けても何も生まれません!!」

 

「………だが、だからと言って止める事は出来ないのだ!! 残っている艦隊に通信を繋げろ!!」

 

「りょ、了解!! 通信開きます」

 

艦隊司令はモニターに映っている艦長達を見ながら次の指示を出していく。

 

「わが艦はこのまま敵艦隊に向けて突撃をする。他の艦は援護を行え!! それと、残存するMSIS部隊も収容するように、以上!!」

 

そう言うと一方的に通信を切り、ブリッジに居る者達に指示を出した。

 

「これよりわが艦は敵艦隊に向けて突撃を行う。それに伴い…………総員退艦を命じる。これは艦長命令だ。直ぐにかかれ!!」

 

司令はそう言うと艦長席に座り敵艦隊のみを見ていた。他の者達は司令に何を言っても動かないと見て、艦内放送を使い、退艦命令を出したのであった。

 

 

 

 

一方、時津風はプロトセイバー+11を駆り、戦艦の駆逐に当たっていた。

 

「クソっ!! 如何してまだ戦闘を続けようとするんだ!!」

 

機体内部でそう言うが、通信を開いていない為、誰にも聞こえる事は無かった。

 

「如何言う事だ……………あの艦から続々と人が海に入っていく…………」

 

『此方フレイです。時津風司令ですね? これよりあの艦の動きを見ます。もし播磨型の方に向う事になった場合はすぐさま、撃沈させてください』

 

「了解です」

 

そう言うと時津風はMAからMSに変形し、滞空しH44型戦艦を見守る。すると、H44型戦艦がまた動き出し、艦隊に向けて突撃をしようとしていた。

 

「マズイッ!!」

 

時津風はそう言うとプロトセイバーを駆りH44型戦艦に向けて砲撃を放つ。そして、H44型戦艦は中央部をやられて、真っ二つになり、その巨体をゆっくりと深海へと沈めて行った。

他の艦船はと言うと、旗艦がやられ、敵わないと考えたのか、両端に別れ時津風艦隊を通す形になっていた。

 

「これはどう言う事でしょうか?」

 

『さぁ、でも私達はこの戦闘で勝利を収めたという事かしらね………すぐに委員会の方に向かいます。貴方も旗艦に戻り指揮を取ってください』

 

「了解しました。それと、千歳型のどちらでも良いので着艦してください。エネルギー補充を行いますので」

 

『判ったわ。では、私達は千歳に着艦させてもらうわね』

 

「はい、ではまた後ほど」

 

そう言うと時津風は自分の旗艦であるバラウールの後方ゲートから機体を入れていった。

 

 

その後、時津風艦隊は全ての艦船が集合し委員会に向って航行していったのであった。

 

 

 

 

その頃、キラ達は一旦地上に降り立ち、委員会からの援軍との顔合わせが行われ様としていた。

 

「キラ、トールと言うと………」

 

「…………うん、僕とアスランが戦っている時に戦闘機が来てアスランは、イージスのシールドを投げたよね?」

 

「ああ」

 

「そのパイロットが、トールなんだ……」

 

「えっ?」

 

キラの言葉にアスランは言葉を失う。自分が殺めてしまった人物と会っても良いのかと。そう考えてしまう。

 

「アスラン、君はトールに会い難いかも知れない。でも、これからは味方として戦うんだ。だから、きちんと話をしよう。ね?」

 

「………ああ」

 

アスランがそう答えると、ザクが四機、そしてかつてアスランが使っていたセイバーに似た機体が降りてきた。

 

「久しぶりだな、キラ」

 

「うん、生きてたんだね…………トール」

 

キラがそう言うと目の前の機体が量子変換され、そこに現れたのはキラの嘗ての友であり、アスランに殺されてしまったトール・ケーニッヒが現れる。

 

「正直、俺も如何して此処にいるのか偶に疑問に思うよ………でも、キラともう一度会えたことには嬉しく思っている」

 

「うん、僕も同じだよ。それと、トール。君に紹介したい人がいるんだ」

 

キラはそう言うと後方にいるアスランを紹介する。

 

「トール。彼がアスラン。アスラン・ザラ。そして、僕の幼馴染でもあり、一度は死闘をして………」

 

此処まで言うとアスランがキラを制した。

 

「此処からは俺が言う。キラ、ありがとう。俺の名前はアスラン・ザラだ。そして………元イージスのパイロットだ」

 

「ッ!!?」

 

この言葉にトールは固まってしまう。そして、手をきつく握り締めていた。

 

「…………正直、俺は貴方を許せない。俺を殺した人間だからってのもあるが、如何してキラと話が出来なかったんだ!! もっと平和的に話が出来たんじゃないのか!!」

 

トールは怒鳴りながらアスランの胸倉を掴みながらそう言う。

 

「あの時は………俺はザフトが正しいと思っていた。でも、結局は違った。俺は今までも気づくことが遅かった。だから、その後もキラとは戦闘をしてしまった。でも、もう俺は間違わないつもりだ。でも、それとこれは話が別だ。貴方は俺の事を許さなくても構わない。それほどの事を俺はしてしまったんだ。でも、俺はキラと、キラ達とまた戦いたい。だから………俺と一緒に戦ってください!!」

 

アスランはそう言うとトールに頭を下げてお願いをするのであった。




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