インフィニット・ストラトス~英雄達此処に集う~番外編、コラボ偏 作:武御雷参型
海中を一隻の潜水艦が航行していた。その潜水艦の名前は伊401、旧大日本帝国海軍が造った潜水艦であり、終戦後、アメリカによって破壊されたが、篠ノ之束監修の元、利根川重工と山本重工の二社で近代化改装されて就航していた。
その伊401のブリッジに六人の男女がいた。艦長席に座っているのが織斑千冬、副長席には山田真耶、火器管制にはアスラン・ザラ。ソナー席にはラクス・クライン。機関管制席にはカガリ・ユラ・アスハ。操舵士にルナマリア・ホークがいた。
「織斑先生、もう間も無く電磁波が発生した海域に到着します」
「そうか………ヤマト、アスカは機体を展開後待機、ザラ、お前はこのままで何時でもいける準備だけしていてくれ」
「判りました」
ラクスの報告で千冬は的確に指示を出していく。昔は戦争は起こる筈が無いと思っていた千冬と真耶であったが、戦争がいざ始まると、そう言う事が言えなくなり弟である一夏や教え子である生徒達を戦火に巻き込んでしまった事が悔いてしまっている。しかし、ギルバート委員長によって改心され、現在ではこの伊401の艦長を務めるほどになった。
「織斑先生、織斑君達は大丈夫でしょうか?」
「なに、あいつ等はあいつらでやっていけるさ。なんたって私の弟だからな」
「そうでしたね。それにしても、まさかギルバート委員長があんな事を言うとは思いませんでしたね」
「ホントだ。束の奴も一枚絡んでるだろうしな………まぁ、それはまたの機会にしよう。さて、クライン。海上の状況は如何だ?」
真耶との会話を千冬はやめ、ラクスに現在の状況を尋ねる。
「はい。現在の海上の状況ですが………電磁波の影響は無いですね。至って平穏です。それに、海中にもロゴスの潜水艦の反応はありませんし」
「そうか…………了解した。ホーク、艦を浮上させろ」
「判りました。401浮上します!」
そう言うとルナマリアは舵を引く。すると、401は船首を上に上げ海上を目指して行った。
所変わり、電磁波が起きたとされる海域には二人の男女が漂っていた。一人は二十代の男性でもう一人は十代の女性であった。
そして、二人は如何して此処にいるかも知らずに寝ているのであった。
「ん………恵!! おい、大丈夫か!!」
「…………カオスサイン? あれ? 私達って如何して此処にいるんだっけ?」
「判らない………俺達がここにいる事になった経緯が判らない。それに此処が何処だかも判らない」
恵の言葉にカオスサインは何も言えなくなる。それ以前に、二人共、如何して此処にいるのかもわからない状況であった。
すると、海中から一隻の潜水艦が浮上し、潜水艦の入り口から一人の女性が現れる。
「おい、そこの二人!! 今すぐこっちの来い。少し聞きたいことがある」
「如何する? 行った方が良い思う?」
「そうだな。もしかしたら俺達が此処に来た理由が判るかも知れないしな。判りました。今からそちらに向います」
そう言うと二人は潜水艦の方へと泳いで向って行き、艦内に案内されるのであった。
「まずは自己紹介からだな。私の名前は織斑千冬。この潜水艦伊401の艦長をしている」
「私は山田真耶です。この潜水艦の副官をしています」
先に千冬と真耶が自己紹介を行う。
「俺はアスラン・ザラ。火器管制をしている」
「私はカガリ・ユラ・アスハ。この潜水艦の機関管制をしている」
「わたくしはラクス・クラインですわ。ソナーを担当しています」
「私はルナマリア・ホーク。操舵士をしてるわ」
順に自己紹介をしていく。
「では、次に俺達ですね。俺の名前はカオスサインです」
「私の名前は砂式院恵です」
次にカオスサイン達が自己紹介をする。
「遅くなりました」
すると、艦橋に二人の男性が入って来る。
「あれ? 君達があの海域にいた人達だね? 僕の名前はキラ・ヤマト」
「俺の名前はシン・アスカだ。よろしく」
そう言うとキラ達が自己紹介を行う。
「それでだ、如何してお前たちはあの海域にいた?」
千冬は真っ先にそれを聞いた。
「判りません。俺達も何時の間にか此処にいましたし、それに俺達の搭乗していた機体が無いですが知りませんか?」
カオスサインはそう言って千冬に尋ねる。
「すまない。あの海域を調べたが、お前達しか見つかっていない………だが、お前達からISの反応が出ている」
千冬は二人にそう言った。
「その、すみません。ISって何ですか?」
「やっぱりか…………」
恵の言葉に千冬は頭を抱えた。
「それについては僕から説明するね。ISとは正式名称インフィニット・ストラトス。通称、IS。大体の機体は2mから3mぐらいの機体で、まぁ、口で説明するよりこの画像を見て」
そう言うとキラはモニターに機体情報を載せる。その機体は日本の量産機である打鉄であった。
「これがIS。所々にしかアーマーが無い機体で、それを補う為に搭載されているのがシールドエネルギー。これで搭乗者の命を守ってるんだ………」
しかし、キラは前回起きた戦闘での被害を考えてしまい口を閉ざす。
「機体の説明は後にして、まずはお二人の健康状態を調べる事にしましょう。ヤマト君達はカオスサイン君を。砂式院さんは私に付いて来て下さい」
そう言うと真耶は艦橋から出て行き、その後をキラ達とカオスサイン達が続いて行ったのであった。
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