初投稿作品なのでまだまだいたる所もありますがよろしくお願いします。
「ほんとうにいっちゃうの?」
ある少女が寂しそうに言う。
「なんだよ、まき。さびしのか?」
少年は少女とは対照的に話す。
「べ、べつにさびしくないもん。」
「まったく、ほんっとにまきはいじっぱりだな」
「な、なによ。べつにいいじゃない!」
少年は少女におもしろおかしくいじり、少女は顔をトマトように真っ赤にして対応する。
この2人は幼いころからの友達である。出会いはとてもありきたりなもので、ただ家が隣同士ということであった。かといって隣同士といえ、必ずしも仲が良くなるとはいえない。だがなぜ、見送るまでの仲になったのか。少女が悪ガキにいじめらていたところを、少年が助けに行ったのがきっかけである。それ以来、この2人はかけがえないのない仲となった。
そんな2人が長い間、話している最中、少年を呼ぶ声が聞こえた。
「・・・おれ、いかなきゃ。」
「・・ねぇ、たくにぃ・・・」
「だから、なんだ・・よ」
少女は目に涙をためながら少年を見つめながら、
「また・・・あえるよね?」
少年はさっきとはうってかわって真面目に、でも笑顔で少女に話す。
「だいじょうぶ!またあえるよ。おれがおおきくなったら、ぜったいにあいにいくから。おとことおとこのやくそだ!」
「わたし、おとこのこじゃないよ!でも、やくそくだよ!ぜったいにあいにきてくれるよね?」
「だから、あいにいくっていってるだろ。ほら、こゆびだして。あれやるぞ。」
少女は言われるがまま小指を出し、少年の小指とからめて、
「「ゆーびーきりげんまん♪うそついたらはりせんぼんのーます♪ゆびきった♪」」
少年と少女が交わした大事な約束。いつの日か必ず会えると信じて・・・
「じゃあ・・・いってくる。」
そういい、少年は車に乗り込んだ。
少年の父親は、少年がシートベルトしたと同時に車を発進させた。
「じゃあね!たくにぃ‼︎」
少女は精一杯の声を出し、大きく手を振って、少年を見送った。
少年も車の中から少女が見えなくなるまで手を振った。
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「あれから、10年か」
現在、東京の秋葉原にある青年がいた。
「やっと、帰ってこれたな。この街に・・・」
あまりの懐かしさに思わず言葉をもらしてしまう。長いようで短かった10年間。まぁ、この10年でいろいろなことがあったからな。
そして、俺はポケットから1枚の写真を取り出した。
「約束は守ったぞ。真姫。」
写真を見つめ、そっとポケットにしまい、反対側のポケットからは少し変わったMDのようなもの取り出した。
「これからだ。これさえあれば、みんなを守れる。」
そのMDのようなもの握りしめながら俺は歩き出した。
ご精読ありがとうございました。
キャラクター等の紹介は後日で。
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