仮面ライバー 守れ!女神たちの夢!   作:シママシタ

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受験終わったー!大学も決まって遊びまくるぜ‼︎
というわけでお待たせしました。
約2ヶ月ぶりの更新です。


捕獲

私はハンバーガーショップから出て、穂乃果先輩と海未先輩と一緒に帰り道を歩いている。

私は今、とても憂鬱だ。というのも、あのたくにぃの一件からたくにぃとはほとんど口を聞いていない。いや、聞けない。今のたくにぃは私が思っていたたくにぃとは何かズレていて、なんだか別の人のように思えた。

昔のたくにぃは優しくて、いつも私を守ってくれたり、いろんな所に連れてってくれて…。でも、今のたくにぃは…が変だ。

 

「オーガをぶっ倒すため。」

 

たくにぃの戦う理由。私はこの言葉にいろんなことを感じた。一つはたくにぃがそんなことを言うはずがないということ。

二つ目は、何かの負の感情を感じたこと。たくにぃからなぜこんことが感じられた「真姫?どうしたのですか?」

 

「ゔぇぇ⁉︎別に何でもないですよ…」

 

唐突に海未先輩から声をかけられびっくりしてしまった。どうやら、相当思い詰めてたようだ。

 

「そうですか。でも、今日は本間さんとあまり、いや殆ど話してなかったですね。」

 

「そういえば、穂乃果もそう思った‼︎」

 

ギクッ。どうやらたくにぃと話さなかったことが、相当不自然だったらしい。

 

「べ、別に、何にもありません。」

 

先輩達に心配をかけないために、何もないことを装った。が、海未先輩にバレバレだった。

 

「真姫、私たちは仲間です。何かあるのなら、相談に乗ります。私たちに言えないのならば、凛や花陽にでもいいです。とにかく、私たちを頼ってください‼」

 

海未先輩が真剣な表情で私の目をじっと見つめる。私は感づいた。海未先輩は試していると。私がμ'sメンバーを信用しているのか。そして、海未先輩自身が私に信用されるべき器何かか。そう目で訴えているような気がした。

私は大きく息を吐いた。どうやら、私の負けのようだ。

 

「なんか、違うです、たくにぃ。小さいころといろいろ変わっていて…。すごい酷いとわかってるんですけど、本当にたくにぃなのかなって思っちゃって…」

 

ポツリポツリと本音を言葉にする。私の思いを、悩みを、包み隠さず吐き出した。吐き出した後に思った。先輩達は私を軽蔑するだろう。だから、言えなかった。でも、誰か相談したかった。

私は海未先輩を一瞥する。海未先輩は先ほどと変わらぬ表情でうつむいている。そして、海未先輩は口を開いた。

 

「…そうですね。確かに、穂乃果が真面目になったら、びっくりしますね。」

 

「それって、穂乃果が真面目じゃないみたいじゃん⁉︎」

 

海未先輩は冗談(?)を交えて答え、名誉を侵害された穂乃果先輩はそれに対して反論した。…確かに海未先輩の言っていることは理解できる気がする。いや、できる。

 

「真姫。本間さんは真姫が見ていない間に、色んなことを経験したはずです。そして、何か変わるきっかけがあったのでしょう。良いこと、悪いことも必ずその人の糧になるとお父様に言われていました。」

 

「そう…ですよね。」

 

確かにと理解はした。それなら、たくにぃも何があったか言ってくれればよかったはずだ。思い返してみる。そういえばたくにぃと再会してから、あまり思い出話も会っていなかった間の話もしていないことに気がついた。

たくにぃが家に上がった時に聞けばよかったと思った。

 

「ねぇねぇ、だったら直接、たっくんに聞いてみればいいんじゃない?」

 

穂乃果先輩が1つの案を出す。

 

「ゔぇ?」

 

「だって、そうじゃないとたっくんも困っちゃうよ。真姫ちゃんの様子が変とか思っちゃて。」

 

たくにぃに直接に聞く?確かにそれが最善の方法だろう。しかし、改めて思うと、何だか怖くなってしまう。

 

「そうですね。1度ゆっくりと話し合ってみるのも1つの手だと思います。

 

海未先輩も穂乃果先輩の意見に賛同する。…そうよね。

 

「わかりました。明日、たくにぃと話してみます。ありがとうございます。」

 

穂乃果先輩と海未先輩は安心したように笑った。そうよ、一歩踏み出さなきゃ。だいじょうぶ。たくにぃなら答えてくれると、自分に言い聞かせた。

 

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「確か、この辺でいいんだよな。」

 

μ’sメンバーと別れた後、UTXからオーガの目撃情報を受けた。俺はこの雨の中、颯爽とバイクを駆り、目撃現場へ急いだ。その目撃現場とは、少し広めで木が生い茂った公園。当然、雨のため人はいない。この前のように、変身するところを見られる危険性はないし、オーガを倒すのに専念できる。

 

「とりあえず、どこに…」

 

言葉を呑む。探そうと公園内に足を踏み入れた瞬間、周りからゾロゾロとオーガが現れる。目視だけで5体のオーガ。だが、おそらく他のところに身を隠しているやつもいるだろう。

アントオーガ。アリの性質を持つオーガ。オーガの中でも最弱の部類に入る(それでも、パワーは人間の数倍あるが)。しかし、他のオーガとは違うやっかいさがある

1つは数。奴らは、基本的に5体以上で行動することがわかっている。たとえ、1体が弱くても、囲まれたりすれば不利になる。

2つは拠点。オーガは巣や縄張りを作る。普通のオーガのものは獲物を貯蔵したりと、人間的に言えば家や蔵の役割に近い。しかし、アントの場合は工場と言ったほうがいいだろう。アントは巣に獲物を貯蔵する以外にも、アントオーガを生む場の役割がある。そのため、巣を破壊しなければ、無尽蔵にアントオーガが生まれ、たちまち対処に手間がかかる。

 

「はやく、処理しないと。」

 

複数戦は初めてだ。上手くやれるかどうか不安になる。いや、上手くやらなくてはいけない。そうでなければ、オーガの殲滅なんて夢のまた夢だ。

上着の裏ポケットからドライバーを取り出し、腰に巻く。

オーガを殺し尽くす。人々を、μ’sを、真姫を守るために。

 

「変身‼︎」

 

《Lord Rider Force》

 

周りから白銀の鎧が現れ、俺の体にまとわりつき、仮面ライダーフォースとなる。

 

「さあ、おれのパフォーマンスに魅入られな‼︎」

 

決め台詞を吐き、オーガの群れに突き進む。

 

「ガガガ‼︎」

 

アントも臨戦態勢にはいる。

 

「はぁっ‼︎」

 

まず最初に俺がアントの1体に跳びながらパンチを喰らわす。すると、周りのアントが群がってくる。俺は慎重に回避しながら、ダメージを与えていく。

 

《Lord Power》

 

強化されたキックとパンチでアントを仕留める。アントが爆発する。すると、爆煙から新たなアントが現れる。

 

「はっ、キリがないな。」

 

およそ倍の数のアントがこちらに向かってくる。

 

「なら使ってみるか、これ。」

 

《Lord Weapon》

 

回避しながらウェポンディスクをロードすると、手元に両刃剣、フォースセイバーが現れる。俺はフォースセイバーで、アントを斬りつけていく。

 

《Lord Speed》

 

目にも止まらぬ剣戟。斬りつけて、斬りつけて、斬って、斬って、斬、斬、斬。一気にアントを倒す。

回りからアントがいなくなり、巣に向かう。すると目の前から、アントが迫ってくるのが確認できた。

フォースセイバーを変形させる。刀身が2つに分かれて、ラジオのアンテナのような感じで短くなる。そして、取っ手を90度に曲げ、レールガンのような銃形態になった。

アントに狙いを定めて、トリガーを引く。銃口から弾丸が放たれ、アントに直撃。2発あてたところでアントは爆発した。

 

「これはいい。」

 

トリガーを引き続け、アントを倒す。それを繰り返す。数分ほどでアントの巣に着いた。

見た目はアリの巣。だが、違うのは大きさ。人が入れるほどの大きさで、ここからオーガが出てくると思うと、ゾッとする。

 

《Lord Poison》

 

右手から生成される毒を霧状にし、巣の中に流し込む。巣の中からアントの呻き声が聞こえる。数分後には呻き声も聞こえなくなった。これで大方片付いただろう。後はUTXの特殊部隊の人たちに任せよう。

変身を解き、UTXに処理のために連絡をして、帰宅の途についた。

…ただ、俺は後に、ミスを犯していたのを知る。

1つは変身を解いた瞬間をある人物に目撃されていたこと。

2つめは巣を支配していた女王が生きていたことを…

 

-----------------------------

 

にこは部室の前で硬直する。まさか、部室の前でこいつらに会うとは…

 

「もしかして、あなたがアイドル研究部の部長さん⁉︎」

 

高坂が驚いた様子でにこに話しかける。散々、解散しろなどと嫌がらせをしても引き下がらず、むしろ部室にまで来るなんて思いもよらなかった。

いい加減にしなさいよ。にこのゆういつの場所まで盗られるなんてたまったもんじゃないわよ。

腕をブンブンと振り、こいつらとの距離を取る。この瞬間、素早く部室に入り、鍵を閉める。これであいつらも入ってこれない。愉悦に浸る。

ドンドン。ドアが叩かれる。そんなことをしたって開けるわけないでしょ。

 

「部長。はやく開けなさい。お母さんが悲しむぞ。」

 

「にこは何も悪いことしていないわよ‼︎」

 

あの本間という男が刑事ドラマのようなセリフを発し、思わずツッコんでしまう。

 

「そうか…なら…ほら部長、出てきなさい。ゲームやらパソコンばっかしてないで、たまには仕事でも探してきなさい。」

 

「にこを引きこもりニートみたいに言うな‼︎」

 

「えっ⁉︎」

 

「えっ⁉︎じゃないわよ‼︎」

 

本間ってやつ。こんなキャラだったの?イマイチキャラクターが掴めない。いけない、このままじゃ、変なペースにのまれてしまう。そんな危険?を察知し、とりあえず窓から中庭に出る。

 

「捕まえたにゃー‼︎」

 

後ろからガチッと星空に捕縛される。しまった、先回りという可能性はにこの頭にはいってなかった。

 

「さぁ、観念するにゃ‼︎」

 

思いどうりになんてならないわよ。星空の細い腕の中で必死にもがき、脱出に成功。おそらく凹凸のない体型だったため、スルッと腕から逃れられたのだろう。…自分で凹凸のないって言って悲しくなったとか思ってないわよ。

逃げてる最中、アルパカ小屋に身を隠すため、小屋に浸入した。これで巻けると思った。しかし、

 

ベロン

 

とアルパカに舐められ身震いをする。ちょっと、このスーパーアイドルのにこに許可なく、舐めるなんて…あっ、だから、ギャー‼︎

その後、にこはあられもない姿を晒しているところ、星空に捕まったのは言うまでもない。

 

 




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