それと独自設定があります。
真新しい部屋に太陽の光が差し込む。
俺はその光に気づき、目を開ける。
ふと、時計を見ると8時を過ぎていた。
「もうこんな時間か。」
ダラダラと布団からでる。支度をしようとダンボールから荷物を出す。
真姫達と別れた後、結局は迷って7時ごろに家に着いた。
本来ならば荷物は家の外に置かれて、全て自分で運ぶはずだった。
しかし、大家さんが勝手に俺の家を開けて、荷物を運ばせたらしい
まぁ、本当に運んだだけだっけど、大家さんが家を開けてくれなかったらと思うと・・・悲鳴をあげるところだった。
後で大家さんにお礼を言いに行かないと。
とまぁ、いろいろ昨日のことを思い出しながら支度をする。
そして、ダンボールから制服を出し、着替えてある場所に向かった。
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「へぇー。結構な大きさだ。」
ある場所とはこれから俺が通う学校、UTX学園。
新設の学校で20階以上ありそうだ。入り口には大きなディスプレイがあり、どちらかと言うと商業施設に見える。
秋葉原駅の目の前に通学もしやすく、こりゃみんな入りたがるわけだ。
「ここに通うのか。」
さっそく校舎内に入ってみると、いきなり、自動改札が目にはいる。
セキュリティもしっかりしているようだ。
とりあえず、受付の女性に用件を伝えて中に入れさせてもらった。
その後、受付の女性に待つようにと言われ。
3分後、エレベーターからスーツを着た女性が現れた。
「本間拓人さんですね。理事長がお呼びですので、こちらについてきてください。」
そう言われ、俺はその女性と一緒にエレベーターに乗った。
そして、エレベーターが最上階について、右に曲がって突き当たりまで歩く。するとそこには、大きな扉があった。
そして、スーツ女性がドアをノックした。
「理事長。本間さんをつれてきました。」
すると中からどうぞと声が聞こえた。
「それでは、失礼します。」
その女性は扉を開けて、俺を中に入れた。そこには、いかにも偉い人が座りそうな椅子に座る男性がいた。
「君が本間君だね。私は立木 甚兵衛。この学園の理事を請け負っている。よろしくね。」
「本間拓人です。こちらこそよろしくお願いします。」
この人が理事長か。理事長というから、白じいさんが出てくるかと思ったけど、そうでもなかった。少し白髪が混じっているが30〜40代ほどの見える。
そういろいろ考えていると、理事長が話しかけてきた。
「そうだな、立って話すのもなんだし、そこのソファーに腰掛けてくれないか。」
「はい。わかりました。」
言われたとうりに俺はソファーに座った。ものすごく柔らかく、座り心地は良かった。
「君はコーヒーは飲めるかい?」
「え?まぁ一応。」
「そうか。矢島君。そこのコーヒーメーカーからコーヒーを淹れてくれ。」
理事長はスーツの女性を矢島と呼びをコーヒーを淹れされて、こちらに持ってきた。そのコーヒーを一口だけ飲んだ。
「昔からコーヒーが好きでね。結構こだわっているんだけど、口にあったかい?」
そんなことを言われたら美味しいとしか言えないじゃないか。
そう思ったが、普通に美味しいかったからお世辞を言う必要はなさそうだ。
「はい。とても美味しいです。」
「そうか。ならよかった。」
理事長は微笑んだ。そして、俺に質門してきた。
「ところで君はどうしてこの学校に来たか理解しているかい?」
「ダンスの腕を見込まれて留学しに来た・・・というのが表向きの理由ですね。」
「そうか。理解しているなら話は早い。」
そう言って理事長は足元に置いてあったアタッシュケースを机に置いた。
「最近、この東京ではある生物よる被害が増加している。ある生物とは・・・オーガ。」
ドクン。この名前を聞いた瞬間、体が反応し、脈をうった。
「ありとあらゆる生物を捕食し、取り込む。そうやって成長、いや進化する生物。」
心の中から何かが湧き出る。その時俺は気付いた。これはあの時から抱いていた復讐心だと。
「まぁ、オーガについてはあっちで一通り説明されてると思うけど。」
オーガは一方的に俺達の大切なものを傷付け、時には奪う。そんなやつらが憎い。
「おーい。本間君。」
だから俺がオーガの大切なもの、命を奪う。例えどんなに理解されなくてもやり遂げてみせる。
俺以外にあんな思いをさせないために。
「本間拓人君。聞いてるかい?」
「あ、はい。すみません。ちょっと考え事をしてて。」
しまった。理事長の話を聞かないなんて、とんだミスだ。
「いや、別にいいんだけどね。すごい怖い表情をしてたから。」
「そ、そうでしたか。」
まじか。思わず顔にでちまったか。
「・・・話を戻そう。そんなオーガをどうにかしたい。そのために設立された組織。それがこのUTXだ。」
「そして、UTXはついにオーガに対抗するためのシステムを作り上げた。」
そう言いいながら、アタッシュケースを開けて中の物を見せた。
ケースの中には角が少し丸まった長方形の物があり、真ん中の丸が透明になっている。
その横には昔はよく見かけたMDのような物があった。
「これがライダーシステム。君にはこれを使ってオーガを倒して欲しい。」
そうだ。俺はそのためにこの街に戻ってきた。ケースから長方形のような物を取り出す。これがライダーシステムなのか。訓練はしてきたが実物を見るのは初めてだ。
「君が持っているのはライダーシステムの本体であるフォースドライバーだ。使い方は教わったかい?」
「いえ、まったく。」
「そのドライバーをお腹にあてると勝手にベルトが巻かれる。そして、ドライバーのカバーを開けてこのディスク、ライダーディスクを入れれば変身できる。どうだ簡単だろ。」
こんなんで変身できんのか。なんだかんだUTXってすげーな。
「これからは君がそのドライバーを自由に使っていい。だけど必ず守って欲しいことがある。」
「それはなんですか?」
「まず一つは、私欲のために使わず、オーガを倒すためにと誰かを守ったり助けたりするために使うこと。」
そんなことわかりきってる。力は使いようってやつだろ。
「二つ目、なるべく人前では変身しないこと。これは君のプライバシーのためだ。」
確かに。俺も変身しなきゃ普通のただの学生だしな。下手にバレるとやっかいだし。
「まぁ、そんなところかな。」
そろそろ終わりそうかな。そういえば気になることがあったな。聞いてみるか。
「そういえばUTXはなんで学校なんか設立したのですか?」
これを聞いた理事長は何か難しい顔をした。そして、口を開いた。
「一応、国から正式に認められているんだが、あまりに表向きにできない組織でね。支援団体が現れないのが実情なんだ。そこで社会貢献のため学校を設立することで、評判をあげる。そんな理由かな。」
うーん。なんか引っかかるところもあるがいいか。
「それじゃあ、時間も時間だし、ここで終わりにしようか。」
「はい、今日はありがとうございました。」
俺はお礼の挨拶を述べて、アタッシュケースを持って部屋を後にしようとすると、理事長が言い忘れがあったらしく、呼び止められた。
「そうだ、本間君。君はバイクの免許は持っているかい?」
「えっと、一応・・・」
「なら帰りに地下の駐車場によるといい。君専用のバイクがあるはずだ。」
「それはありがとうございます。」
ちょうどよかった。簡単な移動手段が欲しかったところだったし。電車とかに乗ると必ず迷うからな。
「それと、変身した時はこう名乗るといい。」
「仮面ライダーってね。」
「仮面・・・ライダー?」
俺にはなんでそう名乗れと言ったのかわからなかった。
まだライダーはわかる。でも仮面ってどういうことだ。まぁ、よくわかんないけど悪くはないし。いいかな。
「なら、使わせていただきます。」
「そうか。・・・三島君。彼を駐車場に。」
「わかりました。」
「それでは失礼しました。」
そして、三島さんに連れてかれて理事長室を後にした。
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拓人を見送り、理事長室に戻ってきた三島に立木は聞いた。
「三島君。君は彼のことはどう思ったかい?」
「本間さんのことですか?それなら、正義感に燃える青年に見えましたが。」
「そうか・・・」
立木を窓の方を向き、呟いた。
「本当ならば、大人がやらなければならないのに。」
「死ぬなよ。拓人君。」
次回、仮面ライバー‼︎
新しい学生生活の始まり
「本間拓人です。よろしくお願いします。」
新たな出会い
「私は綺羅ツバサ。よろしくね。」
進展する仲
「それじゃあ、たっくんと一緒にお出かけにゃー」
「ちょっと凛、待ちなさいよ。」
しかし、あいつらは現れる
「あれは・・・オーガ⁉︎」
そして、決意した。
「オーガは・・・殲滅する‼︎」
少年は剣をふるうことを。
「変身‼︎」
次回 「初陣」
「さぁ、懺悔は終わったか‼︎」
初の次回予告笑
今さらながら、ドライブの映画を見に行きました。
個人的には歴代の中でも上位のおもしろさだと思いました。