ドライブが終わり、次はゴースト。
ドライブは後半で一気におもしろくなってね、よかったですよ。ドライブチームは1年間お疲れ様でした。
ゴーストはどうなるか、楽しみです。
それと、みなさんは劇場版ラブライブのBD予約しましたか。
僕はBDかコンセレのガタックゼクターのどちらかを買おうか迷ってます。えっ⁉︎多々買えって?お金がないんですよ。
「初めまして。本間拓人です。変な時期に転入してきましたが、よろしくお願いします。」
俺は新しいクラスで自己紹介してる。なんか最近ずっと自己紹介してるような気がする。まぁ引っ越してきたから当然なんだけどな。
「なんかあの転入生かっこよくない?」
「えー、意識高い系みたいでヤダなー。」
「あれ絶対俺様系だよ。イケメンだからいいけど。」
「なんかいい男じゃない。嫌いじゃないわ。」
女子からの評判はまずまず・・・ていうか1人だけ男いなかったか⁉︎寒気がしてきたよ。
「それじゃあ、本間は窓側の1番後ろの席に座ってくれ。」
「あ、はいわかりました。」
簡単に自己紹介を済ませ、席に着く。
そして授業が始まり、バックから勉強道具をだそうとした時。隣の方から消しゴムが転がってきた。こっちの方にきたので、とりあえず拾うと、
「あ、ごめんなさい。それ私の消しゴムなの。」
声をかけられた。
「あぁ、そうなのか。はいこれ。」
「ありがとうね。私は綺羅ツバサ。よろしくね、本間君。」
そのツバサという人はウィンクしながら挨拶をした。綺羅ツバサねぇ。ここは苗字で呼ぶの普通なのだが、綺羅さんと呼ぶのは違和感を感じるな。とりあえず名前で呼ぼう。
「こちらこそよろしくな。ツバサさん。」
「あら、女子にいきなり名前で呼ぶのね。」
ツバサは少し驚いた様子だ。
「いや、綺羅さんだとなんか新世界の神みたいで嫌かなって思って。」
「そういうことね。それなら名前で呼ばれるほうがいいわね。心遣いありがとう。それならあなたのことも名前で呼んでいいかしら?それとさんはいらないかな。」
「わかった。ツバサ。」
ツバサはニッコリと笑った。とりあえず友達はできたかな。
「おい、綺羅と本間。騒がしいぞ。」
少々うるさかったのか先生に注意されてしまった。クラス全員の視線がこちらに集中する。やばい、悪い意味で目立ったかも。少し不安になった。しかしこの不安はもっと大きくなる。
俺はこの視線に違和感を覚えた。女子からの視線は問題はなかったが、男子の目線だ。なんというか、敵視されてる感じがする。
やばいな。本当に目を付けらたかも・・・
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授業終わり、俺は転入生恒例の質問責め(主に女子)を受けている。
「どこから来たの?」
「留学って本当?」
「彼女とかいたの?」
「あなた、彼氏いたの?」
あまりの質問の量に混乱して返答ができない。
そうと困っているとツバサが助け船を出してくれた。
「あなたたち。拓人が困ってるでしょ。」
ツバサの一言に女子が一歩退く。
「悪いな。ツバサ助かったよ。」
「いいわよ。困った時は助け合いでしょ。それに・・・。」
ツバサは俺の顔を覗き込んで言った。
「あなたは何か持ってそうだしね。」
思わず。血の気が引いた。もしかして俺がライダーシステムの装着者ってバレたのか⁉︎俺は心の中で焦った。
「それはどういう意味だ?」
ツバサははぐらかしながら言う。
「さぁね。」
うーん。煮えきらない返し方だな。
「おい、そこまで言ったら教えてくれよ。」
「午後になったらわかるわよ。」
午後?まさか午後にオーガが現れるのわかって・・・んなわけあるか‼︎
心の中で一人漫才をしていると、取り巻きの女子が聞いてきた。
「本間君?ツバサさんとはどういう関係?」
「関係?いや友達かな?」
友達だよね。こっちが一方的に友達だと思ってたらやだよ。
すると、他の女子が少し強気で、
「ツバサさんと友達?はぁ⁉︎馴れ馴れしくそんなことよく言えるね。」
ですよねー。一方的に友達って言ってすみませんでした。
「いいえ。私と拓人はれっきとした友達よ。ね、拓人。」
女子たちはツバサが言うならしょうがないみたいな雰囲気になる。よかった。危なくぼっち街道を行くところだった。
「でもあんた。本当のツバサさんのこと知らないの?」
「そんな、顔見知りでもなかったのに知るわけないだろ。」
俺がこう言うと女子が呆れたような表情を浮かべた。そして取り巻きの女子がいきなり説明してきた。
「ツバサさん。いえ綺羅ツバサは・・・」
「スクールアイドルの頂点に最強の・・・」
「アイドルグループであるA-RISEの・・・」
「「「リーダーなのよ!!」」」
へぇー。あのA-RISEねぇ。・・・A-RISE?って、あーあの。花陽が好きなアイドル。
「まじかよ・・・。知らなかった。」
「一応ね。自分で言うのも何だけど、知られてなかったことは少し驚いたわ。でも、まだまだってことよね。」
「へぇー。まだまだだなんてねぇ。頂点にいるんだからもっと高慢なことを言うかと思った。」
少し皮肉を込めて言うと、ツバサは語りだした。
「いいえ。私達はまだ道の途中。頂点に立っても、もっとダンスと歌を磨いていきたい。」
ツバサの目はいつの間にかやる気に満ち溢れていた。こいつはかなりストイックだな。
「ましてやアイドルなんだから限界なんてないわ。人々を楽しませるのに限界なんてあると思う?。」
「・・・ないな。逆に限界なんていらないよな。」
ツバサはフッと笑った。俺が何か持ってるってこいうことか?
「あの、俺も話に混ぜてくれないかな?」
すると、横から真面目そうな男子が話しかけてきた。
「あら三原君。どうしたの?」
「いや、なんか楽しそうに話てるの見てたら、入りたくなったしね。後こいつがね・・・」
その三原というやつは隣の大男を指差した。
「初めまして。本間君。あたしの名前は和泉 京火。あなた近くで見るとやっぱいい男ね♡嫌いじゃないわ。」
こ、こいつはさっきからいる・・・オカマじゃないか。なんでくんだよ。そんな俺の思いも知らず三原も挨拶をした。
「俺は三原 修也。よろしくな。」
三原からは握手を求められたが、俺は和泉の存在感と変な動きに呆気にとられ、それどころではなかった。
三原は俺の様子に気づいたようで、
「あぁ、和泉は悪いやつじゃないから大丈夫だよ。こいつのダンスは学園内でもトップレベルの実力なんだぜ。」
三原、俺はそんなもんどうでもいいんだよ。ガチムチでオカマって・・・今、投げキッスされた。
死にたい。そして三原は俺にあることを提案した。
「あっ、そうだ。本間、昼休みに和泉とこの学校の施設とか案内するよ。ツバサさんもどうかな?」
「ごめんなさいね。昼休みはミーティングがはいっていて。」
そうなのか、スクールアイドルの頂点も大変だな。
「そうだよね。事情も知らないで聞いてごめんね。」
「別に気にしてないから大丈夫よ。それよりそろそろ授業が始まるわよ。」
「まじかよ。じゃあ昼休みにな。忘れんなよ本間。」
「わかってるって。」
俺はいつもより大きな声で返事をした。
「後でね、本間君。元気なあなたも嫌いじゃないわ。」
「・・・」
だが、その元気も無くなったのは言うまでもない。
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そして、昼休みは約束どうりに三原たちにUTX学園を案内してもらった。
100人以上を収容できるダンススタジオやレコーディングスタジオ等、かなり充実した施設ばっかだ。
途中で三原が屋上で昼食をとろうと提案して、和泉と俺はそれにのった。そして、三原と和泉は昼食を買うために食堂に向かった。
俺は弁当(手作り)を持っていたので、2人を待つことにした。立っているのも疲れるからとりあえず席に座ると、ある男子生徒から、
「おい、お前‼︎食堂でメシ食わないのならそこどけ‼︎」
と怒鳴られた。なんなんだこいつ。少しあたりが強くないか。少し座ったくらいでねぇ。
まぁ、これ以上関わるとめんどくさそうなので退くことにした。すると、その男子生徒が俺のことに気づいたようだ。
「てか、お前。今日から転校してきたやつだろ。ダンス留学してきたって聞いたけど本当か。」
すると、他の男子生徒たちが10人ほど集まり、俺を囲む。
実は俺って結構な有名人?まぁそうだろうな。全国でもトップレベルの実力がある人たちが集まるところに、唐突に入ってくる人なんて目立つに決まってるか。
「本当だけど。それがどうした?」
別の男子生徒が答える。
「そうか。どうりで調子に乗ってるわけだ。」
「は?」
・・・こいつは喧嘩売ってんのか。
「転校生はいいよねぇ。入るの簡単だし、初めから期待されて。俺たちなんかコーチに目をつけられるように大変な努力してるのによぉ。」
「お前は幸せもんだよな。吐き気がするくらいね。」
つまりこいつらは俺を妬んでるのか。醜いな、まったく。ダンスなんて踊れればいいじゃないか。踊るのに地位も上手さも関係ない・・・とか言ったら大変なことになりそうだからやめとこ。
「おい、転校生。ちょっとこっちに来い。この学園について色々教えてやるからよ。」
これは挨拶とか言われて、ボコボコにされるやつか。どこの不良漫画だよ。まぁ最悪こいつらをぶっ潰せばいいんだけど、そんなことしたらこの学園に居られなくなるうえに、ライダーシステムの剥奪に待った無しだ。ここは丁重にお断りでいこう。
「ごあいにく、さっきまで友達と学園内を案内してもらってね。もういいんだ。」
「ごちゃごちゃ言ってねぇで来い‼︎」
この男子生徒が声を荒げ、食堂にいる他の生徒たちもこちらに注目する。
これはだめだな。話を聞く耳がないな。よし、バレないように潰すか。
退学と剥奪を覚悟して、ついていこうとすると、
「拓人く〜ん。お待たせ♡」
和泉が現れた。このタイミングで来るか。
まったく、不運なやつだ。しかし、ここで予想外のことが起こった。俺を囲んでいる男子が和泉を見るやいな、慌てて俺の周りから離れる。
「あいつ、和泉を引き込んだとは。」
「和泉と争うのは分が悪い。ここは逃げるぞ。」
そう言って男子たちはどっか行ってしまった。
「拓人君?今の男の子たちは誰?もしかして浮気?」
「なわけねぇだろ。なんというか・・・まぁ、ライバル的な?」
「あら、そうなの。イケメンに囲まれる拓人君も嫌いじゃないわ。」
「・・・」
これは男子は逃げるに決まってるな。
そして、和泉と話していると三原も戻ってきた。
「悪い。待たせた。」
「別にいいよ。それより早くしないと昼休み終わるぞ。
「あぁ、そうだな。」
俺たちは急いで屋上に向かった。
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「うん。やっぱ太陽の下で食べるご飯は美味い‼︎」
三原がご飯食べながら言う。そういえばこうやって誰かと一緒に食事をするなんて久しぶりだな。去年まで友達いなかったし、なんか学生って感じがする。こんな生活がずっと続けばいいのに。そんな他愛もないこと考えていたら、
「あら、あなたたち。屋上でお昼なんていいわね。私たちもご一緒してもいいかしら。」
いつの間にツバサが俺たちの正面に現れた。そして、ツバサの後ろには泣きぼくろがある女子とおっとりとして女子がいた。
「あら、英里奈ちゃんにあんじゅちゃんじゃない。ARISE総出で何の用なの?」
「え?ARISE総出って、この2人が。」
「そうよ。私は優木あんじゅ。よろしくね。クラスは違うけどあなたと同じ2年生よ。」
「そして、私は藤堂英里奈だ。同じく2年生だ。よろしく。」
優木あんじゅに藤堂英里奈。優木さんは見た目どうりにおっとりしていて、他の2人に比べてスタイルがいい。一方の藤堂先輩は知的で年上な感じがする。
「俺は本間拓人。こちらこそよろしくな。あんじゅに英里奈。」
俺はあんじゅと英里奈に軽く自己紹介をする。すると、俺が女子と話してるのがあまり心地よくないのか突然、和泉が話にはいってきた。
「ちょっと〜‼︎本間君を独占するなんてずるいわよ。というか、さっきのあたしの話聞いてた?」
本当にこいつはブレないな。あまりの発言に3人ともどんな反応するか思った。・・・普通に笑ってる。みんな和泉のキャラわかってんのか。
そしてツバサが和泉の質問に答えた。
「そうね。実は拓人君を探してたの。」
「俺を?なんで?」
「いや、ダンスの動画を見せようと思って。1度くらい見とかないと午後のレッスンについていけないでしょ。」
そう言ってツバサはスマホを差し出した。午後のレッスン・・・忘れてた。そういえばUTXの時間割は午後はダンスとか歌の練習だっけ。それで午後はレッスンだから昼休みのうちにある程度の振り付けを確認しとけってことね。
「そっか、悪いな。わざわざ屋上まで来てくれて。」
「いいのよ。それにあなたのダンスも見てみたいしね。」
ツバサは楽しそうに言う。そっか、さっき言ってた「午後になればわかる」ってこういうことか。
あいつは俺を試している。転入生の俺がどれほどの実力を持っているのかを。
いいね、こういう感じ。燃えてくる。
「じゃあね、拓人君。レッスンの時に会いましょ。」
捨てゼリフを吐き、ツバサは屋上を後にしようとする。俺はツバサに返事をしようとしたが、雰囲気が気まずくなっていることに気がついた。
「どうしたの、あんじゅに英里奈。早く行くわよ。」
すると、英里奈が呆れたように言う。
「ツバサ、人の話を聞いてたか?」
「え?」
そして、衝撃の一言が飛び出す。
「今日はダンスのレッスンないぞ。」
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時は進み。放課後。
結局、英里奈の言ってたとうり、レッスンはなかった。聞くところによると、コーチが音楽番組のバックダンサーを務めるらしい。その番組の準備のためらしい。
・・・まさかツバサにあんな一面があったなんて。あの後、顔を真っ赤にして恥ずかしがってておもしろかったな。トップアイドルって聞いてたからしっかりした人かと思ってたけど、少し抜けてるところがあるんだな。ツバサも1人の女子だと思うとなんだか安心する。
そんなことを思い、俺はヘルメットをかぶり、バイクにエンジンをかけ、駐車場の出口に向かう。
そういえばアイドルの話で思い出したけど、真姫たちにダンスを教えるって約束したけどどうするか。
いや、やる気はあるんだがあいつらがどこの学校か聞くの忘れちまったからな。とりあえず神田様に向かうか。
そして、駐車場の出口に着き、横から車が来ないか確認するため左をむく。するとそこに見覚えのある人がいた。あれは真姫と凛と花陽ちゃんかな?
俺はヘルメットをとると、声をかけようとすると、凛が俺に気づいた。
「あー‼︎たっくん、久しぶり‼︎」
凛が元気よく挨拶をする。
「よぅ。久しぶりだな。どうしたんだ?そろいにそろって。」
「どうしたって、たくにぃがダンスを教えてくれるって言ったじゃない。」
真姫が呆れたように言う。
「あぁ、覚えてるよ。ちょうど今から神田様に向かうところだったんだ。」
「それじゃあ、少し危なかったですね。今日は学校で練習なので。」
花陽が安心したように言う。
「そうだったのか。とりあえず、みんなの学校に向かうか。」
そう言って、俺たちはみんなの学校に向けて出発した。
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学校に向かいながら、俺はμ’sのことについて聞いた。
みんなの通ってる学校は国立音乃木坂学院といい、かなり歴史がある女子校なのだとか。
しかし、そんな学校でも入学希望者が少なくなり、今年の1年生はわずか1クラス。廃校の危機に瀕している。
そこで穂乃果たちが廃校を阻止するためにスクールアイドル、μ’sを結成し、入学希望者を集めようと奮闘している。
真姫と凛と花陽はμ’sのパフォーマンスを見て、感化されて加入したと言っている。
「なるほど。そんな理由があったのか。そういえば曲とかはどうしてるの?」
「実はね真姫ちゃんが作曲してるんだよ。あとね、海未ちゃんが作詞でことりちゃんが衣装を作ってるにゃー。」
真姫が作曲か。そういえば真姫はピアノ習ってて、何回かあいつの演奏を聴きに行ってたな。
「へぇー、真姫って作曲もできるのか?すごいじゃないか。」
「別に頼まれたからやっただけだし。」
真姫が髪の毛を弄りながら言う。
歌もだいじょうぶそうだけど、
「あとは振り付けか。」
「はい、振り付けは頑張って私たちで一緒に考えていて・・・。」
曲から振り付けまで自分たちでこなすなんて、なんだかんだすごいな。
あとは振り付けとか言ったけど、俺は少しだけアドバイスするだけでいいかな。
「まぁ、俺も協力するからだいじょうぶだと思うけど。でも1度くらいは見ておかないとわからないな。」
「そうですよね。きっと穂乃果先輩たちも待ってるので急ぎましょう。」
「そうね。急ぎましょ。」
真姫が素っ気なく答える。あれ?真姫ってこんな素っ気ないよな。どうしたんだ。
「どうした?真姫、具合でも悪いのか?」
「べ、別になんいもないわよ。」
真姫が髪を弄りながら目線をそらす。ほらなんかあるじゃないか。
俺が真姫にもう一度聞こうとすると、凛が真姫の状態に気づいたようで、話にはいってきた。
「もしかして真姫ちゃん、妬いてるの?」
凛が衝撃の一言を言う。その言葉はどうやら的を得ていたらしく、真姫が激しく動揺する。
「は、はぁ〜⁉︎べべべつに、妬いてるとか、イミワカンナイし。だいたいなんで、たくにぃなんかに妬くとかアリエナイ‼︎」
「でも、たっくんとかよちんが話している時、すごい羨ましいそうに見てたにゃー。やっぱ真姫ちゃんってたっくんのことすk「凛‼︎これ以上言ったら許さないわよ‼︎」
「わー、真姫ちゃんが怒った。にげるにゃー。」
「ちょっと待ちなさーい。」
「おい、車に気を付けろよ。」
からかった凛が怒った真姫に追いかけられる。しかしまったく追いつかない。まるで、ペットに振り回せれる飼い主だ。
俺と花陽はポツンと取り残される。
「・・・あいつらって仲いいな。いつもあんな感じなのか?」
「まぁ、あんな感じで。」
そうなのか。
あの不器用な真姫に友達か。昔は俺くらいしか友達がいなかったのに。
本当に恵まれたな、友達に。
呆れと安心が混じり、思わず笑ってしまう。
「どうしたんですか?」
「いや、なんでもない。それより、これからも真姫のことよろしくな。」
「任せてください。だって真姫ちゃんは花陽の大事な友達ですから。」
花陽は笑って答える。本当に花陽はいい子だな。
そして、俺たちは真姫と凛を追いつくように走ろうとしたが・・・
「きゃぁぁぁぁ‼︎」
突然悲鳴が上がった。この声は真姫と凛か?俺は花陽と声がした方向に向かった。角を曲がり、そこに尻もちをついた真姫と凛がいた。
「真姫‼︎凛‼︎どうしたんだ‼︎」
2人はまったく反応しない。2人の様子は何かおそろしいものでも鉢合わせたかのように怯えていた。
おそろしいもの?まさか・・・
「た、たくとさん・・・」
花陽が声を震わせながら俺を呼ぶ。俺は花陽の方を向くと、花陽も2人と同じ様子で、でも、あるものに指を指している。
おそるおそる振り返る。そこには普通ではない光景があった。
人型の何かが浮いていた。いや、浮いはない。ぶらさがっている。電信柱からひものような垂らし、逆さまにぶらさがっている。
その何かはずっとこちらを見ている。
「・・・オーガ。」
そう、こいつがオーガ。俺、UTXの敵。いや、人間の敵。久しぶりに対面したせいか、一気に恐怖が体に流れ込む。だが、反対に高揚もしていた。まるで、子供が新しいゲームを買ってもらい、プレイする前のように。
いや、落ち着け。今はこの3人を逃すことが先だ。俺は真姫と凛の腕を引っ張り、無理矢理立たせる。
「3人とも、はやく逃げろ‼︎」
声を荒げ、逃げるよう促す。しかし、逃げることに気がついたのか、オーガはこちらに飛びかかってきた。
「まずい‼︎」
すかさず、3人を押し出したり。その瞬間、オーガが地面に着地。間一髪だ。だが、オーガは諦めず3人を襲おうと立ち上がる。俺は後ろからオーガを羽交い締めにするが、相手は怪物。大人でも足止めできないのに、 俺が足止めできるはずがなく、片手であしらわれてしまう。
「グァッ‼︎」
地面に叩きつけられてしまい、体が思うように動かない。
そうこうしてるうちに、オーガは何事もなかったかのようにジリジリと3人との距離を縮める。一方の3人は足が震えて、立つのがやっとのよう。
オーガはそこに目をつけ、口から糸を吐いた。その糸は花陽の首に巻きつき、花陽を引っ張る。
「かよちん‼︎」
「花陽‼︎」
真姫と凛は糸を引きちぎるため花陽を引っ張るが、糸の強度が強く、一向に引きちぎれる様子はない。
その中、花陽は首に糸を巻きつけられているため呼吸ができず、苦悶の表情を浮かべいる。
「だ、だれか・・・た、助けて・・・」
花陽が弱々しく呟く。
「かよちん‼︎やだ‼︎死んじゃダメ‼︎」
「花陽‼︎もう少し頑張って‼︎」
真姫と凛は必死になって助けている。
このままじゃ、花陽どころか真姫と凛まで失っちまう。
あの時がフラッシュバックする。
カラフルな景色がモノクロに変わる。笑顔だった人が必死に助けを求め、そのまま息絶える瞬間。
俺の身代わりになった人。飛び散る鮮血。覆い被さる人。
・・・こんな思いはもうしたくないし、させたくない。俺は変わった、戦える‼︎ここで立ち上がれなきゃ、今日まで生きてきた意味がない‼︎
自分を奮い立たせ、ゆっくり立ち上がる。
「た、たくにぃ?」
俺は上着からフォースドライバーを手に持ち、お腹にあてる。ドライバーが腰に巻かれる。そして、ポケットから変身用RD、フォースディスクを取り出し、ドライバーのカバーを開ける。そこにディスクをセットし、カバーを閉じる。
《Disk On》
ドライバーにディスクが読み込まれる。
「行くぞ、オーガ。これが人間の反撃の始まりだ‼︎」
「変身‼︎」
《Install》
ドライバーの音声と共に周りからアーマーのようなものが現れ、俺に装着される。
《Lord Rider Force》
全身は白く、銀色のライン。真っ赤な複眼。ひたいにV字のオブジェ。胸にはディスクかたどったようなマーク。
「キュシュヒュ」
オーガがこちらに気づいた。そして花陽を離し、臨戦態勢をとる。
そして、俺は名乗った。理事長にもらった名前を。
「俺は仮面ライダーフォース‼︎さぁ、オーガ。俺のパフォーマンスに魅入られな‼︎」
いやーやっと変身したー。
ともあれ、更新遅くてすみません。受験生なんであまり時間がなくて、休憩時間にチョコチョコやってる感じでね。
後、次回予告をバリバリ無視してすみません‼︎
だって、懺悔ってなんか違う感じがして・・・