それは、ドールがフェンリルを倒してから、数時間たったころのある森の上空、
「それじゃあ、フェンリルも倒されたんだ」
「あぁ、だが、これで分かったことがある」
「わかったこと?」
「あぁ、いま、この世界には光の戦士が二人いる」
「あぁ、そのことね」
「さすがに、二人を相手にするのは骨が折れそうだな」
「でもさぁ」
「どうしたんだ?」
「おんなじくらい強いのが、この場所はうじゃうじゃいるよ?」
「それに関しては問題ないだろう」
「どうして?」
「ある人物が、そのことを知っているからだよ、なあ、紫」
「あら?いつからばれてたのかしら?」
「はじめっから聞いてたんだろう?」
「さぁ、どうかしらね」
フフフ、と、紫は笑みを浮かべる。
「はぁ、まあいいだろう、それで?何の用だ?」
「あら?何か用があるとでも思ったのかしら?」
「お前は無駄なことはしないだろうからな」
「それもそうね」
「それで?なんのようなんだ?」
「いえ?そろそろ何かしてもいいと思ったのよ」
「してるさ、だが、さすがにそろそろ動かないとヤバイな」
「仲間もひとりやられてるしねぇ」
「それじゃあ、貴方たちにもそろそろ異変をやってもらおうかしら」
「ふむ、それなら、次の春まで待ってくれ」
「わかったわ、それじゃあ、その時に」
そうして、紫は隙間に戻って行った。
「次の春が楽しみだ」
「そうだねぇ」
そうして、二人もどこかに消えて行った。
~翌日~
「ふわぁ~」
「おはようございます、霊夢さん」
「おはよう、ドール」
「さてと、今日は何をしますか?」
「いつもどうりでごろごろしてればいいんじゃない?」
「そうですね、それじゃあ、そうしますか」
そういって、こたつの中に入ろうとすると、
「おい!ドールはいるか!?」
「・・・なんだよ、あっき」
「ちょっと手伝ってくれ!」
「何をだよ」
「フランがひま死しそうなんだよ!」
「は?」
「フランが、ここ最近何もないから暇だぁ、て言って大変なんだよ!」
「はぁ」
「大体なんだよ!あのフランの能力は!」
「面白いからいいだろ?」
「面白くないよね!?なんだよ!壊したところからどんどん侵食していくって!」
「あれ、フランが任意で変えられるんだぜ?」
「それで?来てくれるよな?」
「はぁ、いいこと教えようか?」
「なんだよ」
「なんで紅魔館から話さなかった?」
「あ・・・」
「さては・・・忘れてたな?」
「うぐっ」
「はぁ、まあいいだろう、そんじゃ行くぞ?」
「あ、あぁ」
「それでは行ってきますね、テレポ」
「えぇ、いってらっしゃい」
そうして、二人は紅魔館に行ったのだった。
~紅魔館~
「フランは?」
「あぁ、おそらくあそこだろう」
そう、ドコンドコンと音のする方を指さす。
「そんじゃ、いってくるかな」
~紅魔館内部~
「・・・これはひどいな」
そこには、そこらじゅう穴だらけの風景が広がっていた。
「フラン、いるか?」
「あれ?ドールだ!」
「どうしたんだ?こんなところで」
「何もやることがなくて暇なんだよぉ」
「そんじゃ、俺と遊ぶか?」
「ほんとに!?」
「あぁ、それで、何で遊ぼうか」
「弾幕ごっこしようよ!」
「あぁ、いいよ?」
「ほんと!それじゃあ、いくよ?」
「あぁ、それで?残機とスペルカードは?」
「残機は五、スペカは少し多めの九でいいかな?」
「あぁ、わかったよ」
「それじゃあ」
「あぁ、もうオッケイだぜ?」
「それじゃあ、こっちから行くよ!」
「そう来なくっちゃねぇ」
そうして、二人は弾幕を撃ち始める。
ドールは、剣や盾、弓や銃で戦う。
たいして、フランは丸い球を出して戦っている。
「弾幕って、これで消せるのかなぁ」
そういって、持っていた盾(イージスの盾)を投げる。
「案外消えるもんだなぁ」
すると、その盾に当たった弾はきれいさっぱり消えていった。
「この調子で、ここの弾幕すべて消そうか」
そうして、だんだんと弾幕を消していき、
「いやぁ、案外うまくできるもんだな」
「えぇ、こんな風に全部消されるのは初めてだよう」
「さてと、そんじゃ」
「禁忌『クランベリートラップ』」
「偽装『フォーオブアカインド』!からの、四大妖精『ウンディーネ』、四大妖精『シルフ』、狂気『ルナテックドール』」
と、四人になった後に、三人はスペルカードを発動させる。そして・・・
「神話『神軍の使い手』」
残りの一人は、謎の軍を召喚した。
「アハハハハ」
と、一人が笑い、そして、フランの目の前に巨大な弾幕が発生し、
ピチューン
「え?」
次に後ろから、
ピチューン
「え?え?」
最後は全方位から、
「・・・どうすればいいの~」
ピチューン
「続いては・・・」
そういって、ポーチをあさり、
「必殺『LED』」
「なに~、そのスペルカードはー」
「ん?これはだな」
そして、フランの周りに弾幕が出てくる。
「うわっ」
さらに、フランに向けて弾幕が放たれる。
「え?なによこれ」
それを避けようとしたが、その弾幕はアミュレット効果がついているのか、フランを追尾して、
「うっ、秘弾『そして誰もいなくなるか?』」
そうして、フランは消えた、が、
「覚悟はいいか!」
「え?」
「そら!いくぞ!?」
いきなり、フランの目の前に謎の軍が現れ、
「!?」
フランの姿が見えるようになり、そのまま・・・
ピチューン
「うぅ、最後のが本当に訳が分からないよぅ」
「あはは、さすがにあれは無理だったか」
「そっちなんて残機を減らさないってどうなのよぅ」
「まぁ、こんなもんだ、それで?どうする?」
「どうするって?」
「まだやるかどうか」
「やる!絶対倒してやる!」
「それなら・・・あっき?そこにいるんだろ?」
「くっ、ばれていたか」
「お前がやってやれよ?」
「なんでだよ」
「お前に勝てないのに俺に勝てるとでも?」
「こいつはひでえや」
「そんじゃ、やってやれ!」
「はぁ、じゃあ、残機は五、スペカは十」
「スペカの数が多いな」
「あぁ、少し試したいことがあってな」
「そうか、そんじゃあ、俺は離れてるぞ?」
「あぁ、そうしてくれ」
~ドール移動後~
「さてと、やりますかね」
「もう大丈夫なの?」
「あぁ、こい!」
「それじゃあ、禁忌『クランベリートラップ』」
「おっ?それなら・・・黒魔法『フレア』」
フランは、四角形を描くように弾幕を撃ち始める。
「ふむ・・・」
だが、あっきはその弾幕を…
「え?」
吹き飛ばした、それも、すごく巨大な爆発によって。
「次は・・・神話『ある英雄の魔法使い』」
「ん?」
次の瞬間、あっきはものすごい勢いで炎を出し続ける。
「え?」
「これにプラスして…」
そして、強風が吹き、
「えぇ?」
風に乗ってフランの方へ広範囲に炎がいき、かわしきれずに・・・
ピチューン
「さすがに一つしかけずれないか・・・」
「うぅ」
「まだまだだな・・・」
「えぇ」
「禁呪『アルテマ』」
「うぉい!しょうがねえなぁ」
ドールの声がかかったかと思うと、周りの風景が変わった。
「え?え?」
「ほら、いくぞ?」
そして、フレアのときよりも広範囲の爆発を起こした。
「うわぁ」
ドールは能力を使いその攻撃をふせいだが、フランはというと・・・
「きゃあ!」
ピチューン
「次は何にしようかな♪」
「あっきは楽しそうだなぁ」
「まぁな、さてと、異界『ヴォイドゲート』」
「またえぐいのだすなぁおい」
「あはは」
あっきの後ろには、黒い球が出てくる。
「なにそれ」
「ん?」
その中から、両手に剣を持つ白いモンスターが出てきた。
「フフフ、まだ出てくるよん」
それに続くように、空に浮かぶオレンジ色の球体のような物たちがでてきた。
「ボム!」
オレンジ色の球体は、そのまんまフランに突っ込んでいき、
ボン
「わわっ」
フランは、すごくギリギリのラインで回避する。
「アーリマン」
次に、巨大な目の化け物がフランに向かって石を飛ばしてくる。
「え?」
さっき僕を回避したときに少しバランスを崩していたのか、回避ができず・・・
ピチューン
「効果は切れたし、次行くぞ~」
「うぅ」
「覚醒『ある魔法使いの夢』」
「秘弾『そしてだれもいなくなるか?』」
フランは、先ほどと同じようにきえた、否、消えようとした。
「なんで消えられないのよ!」
「ん?フランの動きを止めてるからじゃない?」
「ほへー、またすごい魔法だなぁ」
「そうだろ?召喚『プチメテオ』」
「ありゃ、フランよ、ご愁傷様だ」
フランはドールのセリフに突っ込んで、
「どういう意味!えぇ!?」
驚いた、なにせ、空から少し小さめの、でも、普通の人と同じサイズの石が降ってきたのだから。
ピチューン
「やりぃ」
「うぅ」
「次は・・・召喚『シャントット』」
「おいバカやめろ!」
「え?え?」
すると、フランの目の前に小さな女の子が現れ、一言
「わたくし、ぶちぎれましたわ!」
次の瞬間起こったことは、誰にも理解できなかったという。
~それから数分後の紅魔館フランの部屋~
「とりあえずこれで修理は出来たが…」
「ん、ん~」
「あれ?フラン、目が覚めたのか?」
「うん、あの後の事はよく覚えてないけど・・・」
「まぁ、それは俺もそうなんだが・・・」
「まぁ、そうだよね・・・」
「さてと、俺はもう帰るよ」
「うん!」
~博麗神社~
ドールは二人の人影を見つけた。
「霊夢さんと…あれは紫さんか?」
「あら?ドールじゃない」
「どうしたんですか?」
と、霊夢に話しかけると、紫が
「少し試してほしいのよ」
と、いってきた。
「試すって、何をですか?」
「あなたがどのくらい強いのかをよ」
はぁ、と、ドールは溜息をつき、
「試すって、なにでですか?」
「それはもちろん」
「私よ」
「えぇ」
「何か不満でも?」
「また弾幕ごっこですかぁ~」
「えぇ」
「はぁ、めんどくさいですし、残機は一で良いですか?」
「わかったわ」
「スペカは十で良いわ」
「ほんとですか…ありがとです」
「それじゃ、始めるわよ!」
「裏の符『闇の戦士』」
次の瞬間、今まで赤が基本的な色だったのが、ところどころ黒くなっている。
「召喚『エクスカリバー』」
すると、今まで持っていた剣(エクスカリバー)と同じ剣が作り出され、
「召喚『極イフリート』、結晶『闇のクリスタル』」
火を纏うドラゴンのようなものが現れ、ドールの目の前には黒い結晶が出来上がる。
「偽装『フォーオブアカインド』」
ドールが四人に増え、
「呪い『いくおくの呪詛』」
「狂気『ルナテックドール』」
「禁呪『人形の末裔』」
「呪詛『すべてを呪った人形』」
「さっきっから思ったけど…さすがにいっきに九枚はひどくない?」
そういって、霊夢はスペカを取り出すが・・・
「能力『切り離す程度の能力』」
「え?」
スペカが消えた、そう、落としたわけではなく、消えたのだ。
「行きますよ♪」
数秒後、ピチューンという音と共に霊夢は倒されたのだった。
「きゅ~」
「それで、こんなんで満足ですかねぇ」
「えぇ、十分よ」
「それじゃあ、僕はもう寝ますね」
そうして、気絶してしまった霊夢を運びながら、ドールはねに行ったのであった。
どうでしたか?それなりにはうまくできたと思いたいです。