とある人形が見た幻想   作:血濡れの人形

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今回は戦闘多めです


第十八話(冬の章3)

それは、ドールがフェンリルを倒してから、数時間たったころのある森の上空、

 

「それじゃあ、フェンリルも倒されたんだ」

 

「あぁ、だが、これで分かったことがある」

 

「わかったこと?」

 

「あぁ、いま、この世界には光の戦士が二人いる」

 

「あぁ、そのことね」

 

「さすがに、二人を相手にするのは骨が折れそうだな」

 

「でもさぁ」

 

「どうしたんだ?」

 

「おんなじくらい強いのが、この場所はうじゃうじゃいるよ?」

 

「それに関しては問題ないだろう」

 

「どうして?」

 

「ある人物が、そのことを知っているからだよ、なあ、紫」

 

「あら?いつからばれてたのかしら?」

 

「はじめっから聞いてたんだろう?」

 

「さぁ、どうかしらね」

 

フフフ、と、紫は笑みを浮かべる。

 

「はぁ、まあいいだろう、それで?何の用だ?」

 

「あら?何か用があるとでも思ったのかしら?」

 

「お前は無駄なことはしないだろうからな」

 

「それもそうね」

 

「それで?なんのようなんだ?」

 

「いえ?そろそろ何かしてもいいと思ったのよ」

 

「してるさ、だが、さすがにそろそろ動かないとヤバイな」

 

「仲間もひとりやられてるしねぇ」

 

「それじゃあ、貴方たちにもそろそろ異変をやってもらおうかしら」

 

「ふむ、それなら、次の春まで待ってくれ」

 

「わかったわ、それじゃあ、その時に」

 

そうして、紫は隙間に戻って行った。

 

「次の春が楽しみだ」

 

「そうだねぇ」

 

そうして、二人もどこかに消えて行った。

 

~翌日~

 

「ふわぁ~」

 

「おはようございます、霊夢さん」

 

「おはよう、ドール」

 

「さてと、今日は何をしますか?」

 

「いつもどうりでごろごろしてればいいんじゃない?」

 

「そうですね、それじゃあ、そうしますか」

 

そういって、こたつの中に入ろうとすると、

 

「おい!ドールはいるか!?」

 

「・・・なんだよ、あっき」

 

「ちょっと手伝ってくれ!」

 

「何をだよ」

 

「フランがひま死しそうなんだよ!」

 

「は?」

 

「フランが、ここ最近何もないから暇だぁ、て言って大変なんだよ!」

 

「はぁ」

 

「大体なんだよ!あのフランの能力は!」

 

「面白いからいいだろ?」

 

「面白くないよね!?なんだよ!壊したところからどんどん侵食していくって!」

 

「あれ、フランが任意で変えられるんだぜ?」

 

「それで?来てくれるよな?」

 

「はぁ、いいこと教えようか?」

 

「なんだよ」

 

「なんで紅魔館から話さなかった?」

 

「あ・・・」

 

「さては・・・忘れてたな?」

 

「うぐっ」

 

「はぁ、まあいいだろう、そんじゃ行くぞ?」

 

「あ、あぁ」

 

「それでは行ってきますね、テレポ」

 

「えぇ、いってらっしゃい」

 

そうして、二人は紅魔館に行ったのだった。

 

~紅魔館~

 

「フランは?」

 

「あぁ、おそらくあそこだろう」

 

そう、ドコンドコンと音のする方を指さす。

 

「そんじゃ、いってくるかな」

 

~紅魔館内部~

 

「・・・これはひどいな」

 

そこには、そこらじゅう穴だらけの風景が広がっていた。

 

「フラン、いるか?」

 

「あれ?ドールだ!」

 

「どうしたんだ?こんなところで」

 

「何もやることがなくて暇なんだよぉ」

 

「そんじゃ、俺と遊ぶか?」

 

「ほんとに!?」

 

「あぁ、それで、何で遊ぼうか」

 

「弾幕ごっこしようよ!」

 

「あぁ、いいよ?」

 

「ほんと!それじゃあ、いくよ?」

 

「あぁ、それで?残機とスペルカードは?」

 

「残機は五、スペカは少し多めの九でいいかな?」

 

「あぁ、わかったよ」

 

「それじゃあ」

 

「あぁ、もうオッケイだぜ?」

 

「それじゃあ、こっちから行くよ!」

 

「そう来なくっちゃねぇ」

 

そうして、二人は弾幕を撃ち始める。

 

ドールは、剣や盾、弓や銃で戦う。

 

たいして、フランは丸い球を出して戦っている。

 

「弾幕って、これで消せるのかなぁ」

 

そういって、持っていた盾(イージスの盾)を投げる。

 

「案外消えるもんだなぁ」

 

すると、その盾に当たった弾はきれいさっぱり消えていった。

 

「この調子で、ここの弾幕すべて消そうか」

 

そうして、だんだんと弾幕を消していき、

 

「いやぁ、案外うまくできるもんだな」

 

「えぇ、こんな風に全部消されるのは初めてだよう」

 

「さてと、そんじゃ」

 

「禁忌『クランベリートラップ』」

 

「偽装『フォーオブアカインド』!からの、四大妖精『ウンディーネ』、四大妖精『シルフ』、狂気『ルナテックドール』」

 

と、四人になった後に、三人はスペルカードを発動させる。そして・・・

 

「神話『神軍の使い手』」

 

残りの一人は、謎の軍を召喚した。

 

「アハハハハ」

 

と、一人が笑い、そして、フランの目の前に巨大な弾幕が発生し、

 

ピチューン

 

「え?」

 

次に後ろから、

 

ピチューン

 

「え?え?」

 

最後は全方位から、

 

「・・・どうすればいいの~」

 

ピチューン

 

「続いては・・・」

 

そういって、ポーチをあさり、

 

「必殺『LED』」

 

「なに~、そのスペルカードはー」

 

「ん?これはだな」

 

そして、フランの周りに弾幕が出てくる。

 

「うわっ」

 

さらに、フランに向けて弾幕が放たれる。

 

「え?なによこれ」

 

それを避けようとしたが、その弾幕はアミュレット効果がついているのか、フランを追尾して、

 

「うっ、秘弾『そして誰もいなくなるか?』」

 

そうして、フランは消えた、が、

 

「覚悟はいいか!」

 

「え?」

 

「そら!いくぞ!?」

 

いきなり、フランの目の前に謎の軍が現れ、

 

「!?」

 

フランの姿が見えるようになり、そのまま・・・

 

ピチューン

 

「うぅ、最後のが本当に訳が分からないよぅ」

 

「あはは、さすがにあれは無理だったか」

 

「そっちなんて残機を減らさないってどうなのよぅ」

 

「まぁ、こんなもんだ、それで?どうする?」

 

「どうするって?」

 

「まだやるかどうか」

 

「やる!絶対倒してやる!」

 

「それなら・・・あっき?そこにいるんだろ?」

 

「くっ、ばれていたか」

 

「お前がやってやれよ?」

 

「なんでだよ」

 

「お前に勝てないのに俺に勝てるとでも?」

 

「こいつはひでえや」

 

「そんじゃ、やってやれ!」

 

「はぁ、じゃあ、残機は五、スペカは十」

 

「スペカの数が多いな」

 

「あぁ、少し試したいことがあってな」

 

「そうか、そんじゃあ、俺は離れてるぞ?」

 

「あぁ、そうしてくれ」

 

~ドール移動後~

 

「さてと、やりますかね」

 

「もう大丈夫なの?」

 

「あぁ、こい!」

 

「それじゃあ、禁忌『クランベリートラップ』」

 

「おっ?それなら・・・黒魔法『フレア』」

 

フランは、四角形を描くように弾幕を撃ち始める。

 

「ふむ・・・」

 

だが、あっきはその弾幕を…

 

「え?」

 

吹き飛ばした、それも、すごく巨大な爆発によって。

 

「次は・・・神話『ある英雄の魔法使い』」

 

「ん?」

 

次の瞬間、あっきはものすごい勢いで炎を出し続ける。

 

「え?」

 

「これにプラスして…」

 

そして、強風が吹き、

 

「えぇ?」

 

風に乗ってフランの方へ広範囲に炎がいき、かわしきれずに・・・

 

ピチューン

 

「さすがに一つしかけずれないか・・・」

 

「うぅ」

 

「まだまだだな・・・」

 

「えぇ」

 

「禁呪『アルテマ』」

 

「うぉい!しょうがねえなぁ」

 

ドールの声がかかったかと思うと、周りの風景が変わった。

 

「え?え?」

 

「ほら、いくぞ?」

 

そして、フレアのときよりも広範囲の爆発を起こした。

 

「うわぁ」

 

ドールは能力を使いその攻撃をふせいだが、フランはというと・・・

 

「きゃあ!」

 

ピチューン

 

「次は何にしようかな♪」

 

「あっきは楽しそうだなぁ」

 

「まぁな、さてと、異界『ヴォイドゲート』」

 

「またえぐいのだすなぁおい」

 

「あはは」

 

あっきの後ろには、黒い球が出てくる。

 

「なにそれ」

 

「ん?」

 

その中から、両手に剣を持つ白いモンスターが出てきた。

 

「フフフ、まだ出てくるよん」

 

それに続くように、空に浮かぶオレンジ色の球体のような物たちがでてきた。

 

「ボム!」

 

オレンジ色の球体は、そのまんまフランに突っ込んでいき、

 

ボン

 

「わわっ」

 

フランは、すごくギリギリのラインで回避する。

 

「アーリマン」

 

次に、巨大な目の化け物がフランに向かって石を飛ばしてくる。

 

「え?」

 

さっき僕を回避したときに少しバランスを崩していたのか、回避ができず・・・

 

ピチューン

 

「効果は切れたし、次行くぞ~」

 

「うぅ」

 

「覚醒『ある魔法使いの夢』」

 

「秘弾『そしてだれもいなくなるか?』」

 

フランは、先ほどと同じようにきえた、否、消えようとした。

 

「なんで消えられないのよ!」

 

「ん?フランの動きを止めてるからじゃない?」

 

「ほへー、またすごい魔法だなぁ」

 

「そうだろ?召喚『プチメテオ』」

 

「ありゃ、フランよ、ご愁傷様だ」

 

フランはドールのセリフに突っ込んで、

 

「どういう意味!えぇ!?」

 

驚いた、なにせ、空から少し小さめの、でも、普通の人と同じサイズの石が降ってきたのだから。

 

ピチューン

 

「やりぃ」

 

「うぅ」

 

「次は・・・召喚『シャントット』」

 

「おいバカやめろ!」

 

「え?え?」

 

すると、フランの目の前に小さな女の子が現れ、一言

 

「わたくし、ぶちぎれましたわ!」

 

次の瞬間起こったことは、誰にも理解できなかったという。

 

~それから数分後の紅魔館フランの部屋~

 

「とりあえずこれで修理は出来たが…」

 

「ん、ん~」

 

「あれ?フラン、目が覚めたのか?」

 

「うん、あの後の事はよく覚えてないけど・・・」

 

「まぁ、それは俺もそうなんだが・・・」

 

「まぁ、そうだよね・・・」

 

「さてと、俺はもう帰るよ」

 

「うん!」

 

~博麗神社~

 

ドールは二人の人影を見つけた。

 

「霊夢さんと…あれは紫さんか?」

 

「あら?ドールじゃない」

 

「どうしたんですか?」

 

と、霊夢に話しかけると、紫が

 

「少し試してほしいのよ」

 

と、いってきた。

 

「試すって、何をですか?」

 

「あなたがどのくらい強いのかをよ」

 

はぁ、と、ドールは溜息をつき、

 

「試すって、なにでですか?」

 

「それはもちろん」

 

「私よ」

 

「えぇ」

 

「何か不満でも?」

 

「また弾幕ごっこですかぁ~」

 

「えぇ」

 

「はぁ、めんどくさいですし、残機は一で良いですか?」

 

「わかったわ」

 

「スペカは十で良いわ」

 

「ほんとですか…ありがとです」

 

「それじゃ、始めるわよ!」

 

「裏の符『闇の戦士』」

 

次の瞬間、今まで赤が基本的な色だったのが、ところどころ黒くなっている。

 

「召喚『エクスカリバー』」

 

すると、今まで持っていた剣(エクスカリバー)と同じ剣が作り出され、

 

「召喚『極イフリート』、結晶『闇のクリスタル』」

 

火を纏うドラゴンのようなものが現れ、ドールの目の前には黒い結晶が出来上がる。

 

「偽装『フォーオブアカインド』」

 

ドールが四人に増え、

 

「呪い『いくおくの呪詛』」

 

「狂気『ルナテックドール』」

 

「禁呪『人形の末裔』」

 

「呪詛『すべてを呪った人形』」

 

「さっきっから思ったけど…さすがにいっきに九枚はひどくない?」

 

そういって、霊夢はスペカを取り出すが・・・

 

「能力『切り離す程度の能力』」

 

「え?」

 

スペカが消えた、そう、落としたわけではなく、消えたのだ。

 

「行きますよ♪」

 

数秒後、ピチューンという音と共に霊夢は倒されたのだった。

 

「きゅ~」

 

「それで、こんなんで満足ですかねぇ」

 

「えぇ、十分よ」

 

「それじゃあ、僕はもう寝ますね」

 

そうして、気絶してしまった霊夢を運びながら、ドールはねに行ったのであった。




どうでしたか?それなりにはうまくできたと思いたいです。
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