とある人形が見た幻想   作:血濡れの人形

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永夜抄
第二十八話(長い夜にて)


~博麗神社~

 

「ドール」

 

ドールが自分の部屋でのんびりしていると、霊夢が急に部屋に入ってくる。

 

「何かな?」

 

ドールが疑問そうに聞くと、霊夢は、

 

「異変よ」

 

と、短く答えたのだった。

 

「ふむ、それって、今出てるつきに関連してるのかな?」

 

「そうよ、いまいざやが居るから折角だしいざやに解決してもらおうと思うのよ」

 

「それじゃあ、俺は偵察かな?」

 

「さっすがドール、それじゃあ、お願いね」

 

それを聞いてドールは即座に出かける準備をする。

 

「それじゃあ、行ってくる」

 

「えぇ、それと、これが終わったら、ね?」

 

それを聞いて、ドールは、それがなにかをわかっているように、

 

「あぁ、計画は順調だしな」

 

と、答えるのだった。

 

~付近の森~

 

「さてと、村の方で情報を集めるかな」

 

そう言って、ドールが村の方に飛んでいこうとすると、

 

「そこのお前!」

 

と、後ろから声をかけられる。さらに、

 

「止めようよ~チルノちゃん」

 

と、その声をかけた者を止めようとする声と、

 

「そうだよ、今日は僕の番だしね」

 

という会話が聞こえてきた。

 

「チルノ?」

 

そう言って、ドールが後ろを向くと、急に弾幕が飛んでくる。

 

「一体なにが・・・聖竜『フレースベルク』」

 

すると、ドールの目の前に一匹の竜が現れ、白いブレスを吐く。

 

「へ?うわぁっ」

 

ピチューン

 

「はぁ、どうしたのかな?」

 

「くっ、不意討ちにあわせて来るなんて!」

 

「もしかして、俺を倒したかったのかな?」

 

そう言って、ドールがスペルカードを構える。

 

「か、勘弁してください!」

 

そう言って、いきなり頭を下げる。

 

「あ、なら俺は先に進ませてもらうわ」

 

「はい、急に弾幕うってすみませんでした」

 

「いや、そのくらいなら問題ないよ」

 

と、ドールが言うと、あいては、

 

「それと、一応名前はリグル・ナイトバグです」

 

そういったあと、一礼し、そのままチルノ逹と一緒に帰っていったのだった。

 

「さてと、俺も偵察を再開するかな」

 

そう言って、ドールはまた村の方に飛んでいったのだった。

 

~村へと続く森~

 

「さてと、そろそろ村につくかな?」

 

そう言って、ドールが村の方に飛んでいくと、途中で一人の人の様なものが見えた。

 

「あれは・・・人か?って、んなわけないか」

 

と、ドールが動きを止めると、むこうもこっちに気がついたのか、こちらに向かってくる。

 

「気づかれたか」

 

すると、あいては、急に話しかけてくる。

 

「ちょっと待ってー!」

 

「・・・待ってるよな?」

 

と、ジトーっとあいてを見ると、

 

「いや、あの、その、さっき自称作家さんが台本を渡してきて・・・」

 

「台本って・・・」

 

どんなだよ・・・なんてドールが思っていると、

 

「まあいいわ、こんな夜中にどこにいくの?」

 

「異変解決のための偵察かな」

 

「へぇ」

 

そう言って、あいてはドールをじろじろ見てくる。

 

「何かな?」

 

「いや、あなたは人間?」

 

その疑問にたいして、ドールは少し考えたあと、

 

「ふむ、そうとも言えなくもないかな?」

 

「どういうこと?」

 

「種族の話だよ、俺がもといた世界だと、俺はララフェル族って言われてたんだよ」

 

それを聞いて納得したのか、あいては一言、

 

「私が鳥目にしてあげる!」

 

と言って、弾幕をうとうとして、

 

「残機とスペルカードの枚数は?ついでに名前も」

 

というドールの言葉に遮られてしまった。

 

「あう、残機は二、スペルカードは一で、名前はそっちから名乗ってください!」

 

「はいよ、ちなみに名前はブラッディドールだ」

 

それを聞いて、あいては自分の胸元に手をおいたあと、

 

「私はミスティア・ローレライ、皆からはみすちーとか呼ばれてるわ」

 

「そか、それじゃあみすちー、ものは相談なんだが」

 

そう言って、ドールはミスティアに近づいていき、

 

「ここは平和的に解決しようじゃないか」

 

「どういうこと?」

 

と、ミスティアが疑問そうに言っているのにたいし、

 

「そうだな、みすちーの願いをひとつだけ聞くから、今日は帰ってくれないか?」

 

「・・・ふむ、それなら悪くないかも」

 

「それと、準備期間もあるから、今のうちになにがほしいかいってくれ」

 

それにたいして、ミスティアは少し考えたあと、

 

「そういえば、屋台をやってみたいな~、て、最近思ってたんだけど」

 

「ふむ、じゃあ、そのための器具一式でどうだ?」

 

「のった!」

 

「うっし、そんじゃ、俺はこの辺で」

 

そう言って、ドールは闇のなかに消えたのだった。

 

「え、えええええぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

その時、森の方から大きな悲鳴のような声が聞こえたとか。

 

~村 上空~

 

そこに、一人の女性がいた。

 

「何だったんだ?あの声は・・・」

 

そんな事を呟いていると、いきなり、

 

「あの、ここにあった村って知りませんか?」

 

と、後ろから声をかけられる。

 

それに驚いて、女性が身構えると、そこには一人の少年の様な者がいた。

 

「・・・誰だ?」

 

「あぁ、これは失礼、僕はブラッディドール、博麗神社に住んでるよ」

 

「そこまでは聞いてないが・・・」

 

「それで、異変解決のための情報を集めに来たんだけど・・・」

 

そう言って、ドールが考える仕草をすると、

 

「ここにあった村なら隠したよ」

 

と、女性が言ってくる。

 

「隠した?ならしょうがない、代わりに、え~っと」

 

「上白沢慧音だ」

 

「あぁっと、けいねさん、なにか知ってることはないか?」

 

それを聞いて、けいねは考える仕草をしたあと、

 

「あっちだ」

 

と言って、竹林の方を指さす。

 

「なるほど、そんじゃ、あとはいざやに任せるかな」

 

ピク

 

「今ドール、いざやっていった?」

 

「ん?あぁ、いったけど」

 

そう言って、ドールがけいねの方を向くと、

 

「そう、それで、今はどこにいるの?」

 

「博麗神社かな」

 

「神社に?なぜ?」

 

ドールは教えていいものかと考えたあと、

 

「実は・・・」

 

~数分後~

 

「なるほど、いざやが博麗の巫女に・・・」

 

「ま、俺はこの辺で」

 

「あぁ、またなって、もういない・・・」

 

それから、少し空を見上げたあと、

 

「一体なんだったんだ?」

 

と、呟いたのだった。

 

~博麗神社~

 

「戻ったぞ?」

 

「あら、意外に速かったわね」

 

「あぁ、相手は竹林の方にいるそうだ」

 

それを聞いて、霊夢は、

 

「竹林?て言うことは、紫に聞いた迷いの竹林ってやつかしら」

 

なんて呟いていた。

 

「まぁ、今はられているのは結界みたいなものらしい」

 

「あら、それなら解除出来そうね」

 

そう言って、霊夢は部屋の外に出ていく。

 

「さてと、それじゃ、異変解決頑張れ、いざや」

 

「え!?もしかして私一人で行けとか言いませんよね!?」

 

「まさか、外に助っ人を待たせてるよ」

 

それを聞いて、いざやは少しホッとしていた。

 

「ほら、入っていいよ」

 

そう言って、ドールがよんだあと、外から入ってきたのは、ルーミアだった。

 

「そんじゃ、俺は休憩してるから」

 

「ちょっと!なんであんたは動かないのよ!」

 

「偵察してきたから」

 

それを聞いて、ルーミアは少し考えたあと、

 

「なら、偵察してきた内容を言うべきじゃないか?」

 

「あぁ、発生源は竹林の方だ」

 

「なるほど、それじゃあ、いざや、行くぞ?」

 

と、ルーミアがいざやの方を向くと、いざやは両手を左右にピシッっと伸ばした状態で、

 

「りょうかいなのだ~」

 

と、言い、外に飛んでいったのだった。 

 

「さてと、そんじゃ、俺は風呂入ってのんびりしてるかな」

 

すると、鳥居のしたに何者かがいることに気がつく。

 

「おや?言っておくが、賽銭箱はそこだぞ?」

 

と、ドールが言うと、相手は、

 

「奴霊夢はどこだぁ~」

 

何て言ったのを聞いて、ドールは一言、

 

「奴霊夢?うちにはそんなのはいないな」

 

「なに?奴霊夢がいないんだとぉ?」

 

「もしかして、霊夢の事を言っているのか?って、んなわけないか」

 

「そうだぁ、そいつの事だ」

 

それを聞いて、ドールは目を細めて、

 

「へぇ、面白くない冗談だ」

 

と、最大まで声を低くして、少量の殺気をだす。

 

「冗談?そんなわけないだろう」

 

「そっか、ついでに、名前だけは聞いてやる。そのあと消すから、早くしろ」

 

「ブロリーです」

 

「わかった。そんでブロリー、覚悟を決めろ」

 

そう言って、ドールはブロリーの前にゆっくりと移動する。

 

「邪竜『ニーズヘック』、こい、何よりも紅き剣よ」

 

その言葉とともに、ドールの近くに黒い巨大なドラゴンと、紅い剣が作り出される。

 

「貴様は普通に殺しはしない、絶望しながら死ぬがいいっ!」

 

「絶望するのは貴様だぁっ!」

 

そう言って、、二人は距離をつめる。

 

「死して呪縛から解き放たれよ。紅き雨は空染めて、黒き道は未来を染める。その力の本質を見よ!」

 

すると、空から紅いドロリとした雨が降ってきて、ブロリーの目の前は黒くなにも見えなくなる。

 

「まず視覚、次は・・・」

 

「なにも見えなかろうとも!」

 

そう言って、ブロリーは気をよんでドールの方へ弾を飛ばす。

 

「紅き精霊、その姿を見たものは、耳を失うだろう」

 

ザシュ

 

すると、ブロリーの耳が切れる。

 

「聴覚、次は・・・嗅覚だ」

 

そう言って、ドールは紅い剣を投擲すると同時に、近くに近づき鼻を潰す。

 

「次は感触、じわじわと失って消えるといい」

 

「なんだt「声は・・・しゃーなし、せい」っ!?」

 

ドールは首もとに向けて膝蹴りをくらわす。

 

「それでは、今宵の宴はここまで、次会うことはないだろう」

 

そう言って、ドールはブロリーを土に埋め、

 

「ふぅ、そんじゃ、風呂入るかな」

 

そう言って、何事もなかったかなのように神社の中へ入っていったのだった。

 

~???~

 

「ただの劣化品ではやはり倒せないか・・・あぁいい、次の駒は・・・」

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