とある人形が見た幻想   作:血濡れの人形

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彼女は願う。これ以上、彼が苦しまないようにと


紅き終焉を呼ぶ魔王の再来

~博麗神社近くの森~

 

「しろまに続いてあっきまで、こんな短時間でやられるなんて、こんなに早くこられても困るし」

 

そう言って、りょうかは能力を使って、神竜や朱雀などを呼び出す。

 

「全員、足止めお願いね」

 

りょうかがそう言うと、召喚したものたちは頷き、そのまま移動していった。だが、

 

「一瞬とは・・・一体だれが?」

 

黒い剣が見えたので、おそらくドールが召喚したものだろうが、

 

「うん?どうやらもう来たみたいね」

 

そういいながら、りょうかはいつでも戦えるように構える。

 

「りょうかさん、そこを通してもらえますか?」

 

「断らせて貰うわ」

 

そこから、青年といざやが現れる。

 

「そういうとは思いましたが、ならば自力で通らせていただきます!」

 

そう言って、いざやは剣を構える。

 

「・・・なめるなよ小娘」

 

そういうや否や、りょうかは自信のリミッターを全て解除する。

 

「さぁ、仲間の恨みと、紅き魔王の再誕祝いだ、世界よ絶望するがよい」

 

といって、りょうかは菊一文字を取り出す。

 

「十分間耐えて見せろよ?」

 

「十分?」

 

いざやが疑問そうに首をかしげている間に、りょうかの体がぶれる。

 

ガキン

 

そんな音とともに、いつの間にか迅真がいざやの前でりょうかの剣を防ぐ。

 

「へぇ、このくらいなら防いでくるか、なら、私も本気をだそう・・・ついてこいよ」

 

そういった直後、りょうかは消えた、否、迅真の目でも追い付けないような速度で移動した。

 

「なっ」

 

迅真は思わず驚くが、その間にりょうかは迅真に数億発攻撃を与える。

 

「クハッ、反射が発動しない!?」

 

そう言いながら、迅真は地面に手をつく。それを見て、りょうかは動きを止める。

 

「それじゃあ、とどめでもさしておくとしますかっ!?」

 

りょうかがそう言って、剣を降り下ろそうとした瞬間、りょうかの腹部から一本のナイフが出てくる。

 

「・・・誰かしらね、そこにいるのは」

 

といって、りょうかはナイフを引き抜いたあと、木の方へ投げる。

 

ズカシャッ

 

そんな音とともに、辺りに生えていた木々が消し飛ぶ。

 

「あぶなっ!」

 

すると、ギリギリ回避したのか、咲夜似の少年?が出てくる。

 

「ツルギさん!?」

 

いざやが驚く。

 

「ほう、小僧どもはかなりやってくれるな」

 

そう言って、りょうかは剣を構える。

 

「汝ら、人類に最後の試練を与えよう。アジダカーハ、退廃の風、今こそ契約に従い姿を現せ」

 

りょうかがそう言うと、三つ首の白いドラゴンと、虹色の風が出てくる。

 

「退廃の風・・・なんか強くなったな」

 

そう言いながら、りょうかはツルギの方へ剣や弾幕、ナイフやクナイを投げる。

 

「言っておくけど、その弾幕達は全部消さないと死ぬから」

 

ツルギがそれを見て避けようとしている時に、りょうかがそういう。

 

「はぁ!?」

 

ツルギは驚きつつも、とりあえず弾幕をかわそうとして、横に飛ぶ。

 

「残念だけど、全方向からうってるから、かわす事は出来ないわよ?」

 

次の瞬間、ツルギの叫び声が聞こえ、弾幕がなくなった場所には、先ほどツルギの使っていたナイフが落ちていた。

 

「次はもう一人の方だけど・・・あら、退廃の風達頑張りすぎてて、なんか剣までなくなってる」

 

「ちょ、ま、ふざけるなし!ダーインスレイヴまで喰われたんだけど!なんなのあれ!?」

 

りょうかがそんなことを言っている間に、迅真は全力で逃げていた。

 

「いいこと思い付いたっ!」

 

迅真はそう言うと、そのままりょうかに突っ込む。

 

「退廃の風を使って私を倒そうって?残念だけど無理よ」

 

迅真はそのままジャンプして回避する。そして、りょうかにあたりそうになった時、りょうかは右手をあげたあと、

 

「退廃させし風よ、弾丸へと姿を変え、逃げる敵を穿て!」

 

即座に銃を取りだし、退廃の風を素材にして弾丸を作り出す。

 

「風よ!仲間を援護し、敵に裁きの鉄槌を!」

 

その銃から打ち出された弾丸は、風をまとい光速を超える。

 

「ちょっと待てぇぇ!」

 

迅真がそんな風に叫んでいるので、とりあえず一枚の羽を突き刺して、そのまま気絶させる。

 

「ふう、さて、あとはいざやだk」

 

そう言って、りょうかがいざやの方へいこうとする、りょうかの体が光だし、そのまま薄くなっていく。

 

「もう十分たっちゃったか、しょうがない、あと二組、あなた一人で頑張りなさい」

 

そう言って、りょうかもこの世界から消失した。

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