とある人形が見た幻想   作:血濡れの人形

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フランのお話

~紅魔館~

 

「そう言えばフラン、ドールのどこら辺に惚れたんだ?」

 

ルナテックドール特製アイスを食べているフランに、あっきが疑問そうに聞く。

 

「・・・いきなりどうしたの?」

 

フランが口にくわえていたスプーンをテーブルの上におき、あっきの方を見てそう言う。

 

「いやなに、ふときになっただけだよ、機嫌を損ねてしまったなら謝ろう」

 

あっきの言葉を聞き、フランは再びアイスを口のなかに入れた後、

 

「そうね、長くなるかもしれないし、咲夜、紅茶持ってきてくれる?」

 

「わかりました」

 

フランの言葉に、いつのまにかいた咲夜はお辞儀をした後、再び姿を消す。

 

「それで、どこに惚れたか、だったかしら?それにたいしては、私を救ってくれた、助けてくれた事かしら」

 

「・・・助ける?」

 

フランの言葉に、あっきは首をかしげる。

 

「そう、あれは、あなたがここに来てから数週間たった時に、私が拐われた時の話よ」

 

「そんなことがあったの!?」

 

そんなあっきをスルーし、フランは昔のことを懐かしむように話始める。

 

~回想~

 

私が人里に遊びにいったときに、たまたま買い物に来てたドールとあってね。

 

「あっ!ドールと霊夢だ!」

 

「あれ?こんなところで何してるんだ?」

 

それに気がついたドールが、こっちの方を向いてくるんだけど、

 

「ドール、それより先に、色々と買わないと」

 

って、遮ってきたんだけど、

 

「まあいいんじゃないかな?そだ、団子食う?」

 

ていって、そのままみたらし団子を差し出してきてね。

 

「食べるー!」

 

「あれ?でも、確かそれが最後だったわよね?」

 

私がそれを食べるのと同時に、霊夢がそんなことをいってきてね。

 

「まあそうだけどな、後で買うし、いいだろ?」

 

そういった後、ドールが団子屋の方に歩き始めてね。

 

それを追いかけていったら、後ろから捕まって、なにもできないまま拐われちゃってね。

 

「あれ?フランのやつどこいったんだ?」

 

最後にそんな声が聞こえたところで、意識が途絶えて、次に目をさましたら、小さな小屋に入れられてたの。

 

「親分!つれてきやした」

 

「うっせえ!叫ばんでも聞こえるわ!」

 

そんな声と共に、奥の方からなんかムキムキのおっさんが出てきてね。

 

「・・・おい、俺が捕まえてこいっていったのは巫女服をきたやつだったよな?誰だこんなのつれてきたのは!」

 

「「「すいやせん!」」」

 

おっさんが叫んだのにたいして、近くにいたのが全員謝って少しうるさかったんだけど、

 

「しょうがねえ、そういう趣味のやつには売れるか・・・おい、こいつを売りにいくぞ」

 

ていう声に、思わず頭の中が真っ白になっちゃってね、

 

その間に、またなにか薬の臭いでもかがされたのか、意識を失っちゃってね。そしたら、

 

バタン

 

て音と、

 

「フランここか!」

 

ていうドールの声が聞こえた気がしたんだけど、気がついたら紅魔館にいたし、実際に覚えてるのはここまでだから、

 

詳しくはドールにきいて。

 

~回想終了~

 

フランは話終わると、咲夜の待ってきた紅茶を飲む。

 

「なるほどな、そんなことがあったとは」

 

「それじゃあ、もう用件はすんだ?」

 

「あぁ、さてと、一仕事してきますかね」

 

フランが疑問そうにあっきに聞くと、あっきは立ち上がってそういう。

 

~後日~

 

「あぁ、それのことなら、全員地面に埋めたあと、先の方からゴリゴリけずっていったら、

 

そのまま意識を失いました」

 

フランとそんな会話をしたあと、その事をドールに話すと、気絶したあとのことをそう話した。

 

「・・・けずった?」

 

「おう!詳しくは言えんがな!」

 

あっきの疑問そうな声に、ドールは笑いながらそういう。

 

「ドール!あーそーぼっ!」

 

気がつくと、いつのまにかいたフランが、ドールに抱きつきながらそういう。

 

「おういいぞ?それで、何して遊ぶ?」

 

「ん~、弾幕ごっこ!」

 

「よしわかった!そんじゃ、おれはいくわ」

 

そういって、フランとドールは外に出ていった。

 

「・・・ドール、せめてその時連絡欲しかったな」

 

あっきのそんな声に答えるものがいないので、少し残念な気持ちになったが、

 

そのまま仕事に戻るあっきなのであった。

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